武尊山 【川場谷野営駐車場〜不動岳/恐怖で震えた背すり岩:前武尊でリタイア】
- GPS
- 08:49
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 871m
- 下り
- 870m
コースタイム
07:40 登山開始
08:10 不動岳方面分岐
08:50 旭日小屋ルート分岐
10:40 カニのよこばい
11:10 背すり岩
11:15 不動岳 着
:30 発
12:45 前武尊 着
13:50 発
14:40 天狗尾根分岐
16:05 不動岳方面分岐
16:45 駐車場着
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・不動岳ルートはかなりの危険・難所あり ・鎖場・ロープの箇所が多数ある為、グローブ必須 (普通の軍手は滑るので、内側にゴムがついているものが良い) ・登山道にクマの糞と思われるもの複数箇所があった クマが生息していると思われる、且つ登山道に現れる為、クマ鈴等準備 |
写真
感想
今日は高速1000円最終日
お天気が比較的良さそうな方面で100名山は・・・・と、考えた結果
「武尊山」を目指すことにしました。
武尊山へのアプローチはいくつもあるにも関わらず、あまり人気のない=難しいルートである
「川場谷野営駐車場」からの不動岳を通る『旭小屋コース』を選択してしまいました。
ヤマレコの記録や本などを見ても、「鎖場あり」「岩稜」「健脚者向き」などと謳ってありましたが、
「せっかく周遊コースがあるのだから、往路・復路は違うルートを通りたいな」という単純な理由で、
往路は旭小屋コース、帰路は川場野営場コースと決め、出発しました。
最初の分岐までは至って普通の登山道でした。
しかし不動岳方面への分岐を過ぎてすぐ、状況は激変しました。
斜度がキツイ、ぬかるみが酷い、なぎ倒された木がコースを阻む、1歩を踏み出すにも苦労を要する高い段差、
急な斜面を全身を使って進まなければならない難所が多々あり、大変険しいルートでした。
特に怖かったのが、不動岳手前にある「カニの横ばい」と「背すり岩」です。
ここは両方共に鎖場ですが、「カニの横ばい」はその名の通り、鎖を頼りに数m横に進みます。
そしてその後は、木の根を足場にしながら、大岩の上部に鎖をつかみながら登っていきます。
しかし、大岩の下は見るのも恐怖な断崖絶壁です。(怖くて見なかったけど^^;)
やっとの思いでカニの横ばいを登りきったところに待ち構えているのが「背すり岩」
これもまたかなりの難所。
こちらは鎖を頼りに大岩を降りるのですが、オーバーハング気味に岩が飛び出ている為、
リュックがその岩に当たり、方向転換すら容易にできません。
岩に気を取られていると、体が絶壁側に反れてしまうため、危うくバランスを崩して・・・
という怖い想像が頭をよぎります。
そうならない為に、体をかがめ岩にしがみつき、まさに背をすりながら体の向きを変えなければならず、
本コース一番の難所であると感じました。
絶対に鎖だけは離さないとしっかりと握り、半べそをかきながら岩肌を降りてきました。
前武尊についたのは、川場谷野営駐車場を出発してから約5時間後!!!!(遅っ!)
武尊山頂まで行って戻ってくるのは無理だろうという判断で、泣く泣く登頂を諦める事にしました。
前武尊で会ったトレランの男性の話によると山頂はとても賑わっていたとか。
でも川場谷野営駐車場コースで見かけたのは往復路併せても5組です。
きっと山頂にいた多く方は他のルートから登頂されたのでしょう。羨ましい・・・
昼食後は川場野営場コースで駐車場へ戻ることにしました。
リタイヤするのは初めての経験です。
悔しいのと、残念な気持ちと、悲しい気持ちとがいっぱいで、諦めの悪い私でした。
実は途中、登山道でクマの糞らしきものを数箇所見かけました。
登山道にあるということは、クマもここを歩いている。
特に不動岳エリアは山が険しいため、クマですら登山道を使わざるを得ないのかもしれません。
とにかくこの山にはクマがいる・・・と先週の恐怖が再び蘇り、絶対に夕方の歩行は避けたいという思いから、
なんとか諦めることを決心しました。
帰路も以外に厳しい道のりでした。
登りで2時間半と表示してありましたが、下りで2時間45分もかかってしまったくらいですから・・・
(私たちが極端に遅いのかも)
駐車場の少し手前で、朝不動岳分岐点で一緒になった男性に追いつかれました。
その男性は不動岳ルートを通って前武尊まで3時間半、その後武尊山登頂し、下山されたそうです。
まさに私たちが計画していたコースを歩ききっていました。
でも前武尊から先も苦難の連続だったようで、大変お疲れのご様子でした、
その姿を見て、私には到底制覇しきないコースだということを悟り、リベンジは別ルート決定だな〜と思いました。
今回はとても悔しい思いをしましたが、いつか絶対武尊山頂に立ちます!
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