(過去レコ)白砂山⇔上ノ倉山 〜野反湖からピストン〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,954m
- 下り
- 1,935m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 12:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白砂山へ行って来た人の話では、今年は残雪が多いという。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白砂山まで、GWには大概トレース有り。 白砂山〜上ノ倉山間は急斜面はなく、アイゼンは要らなかった。 ※ 上信越三県の厳密な国境は白砂山頂上ではなく、約150m東側の佐武流山への稜線分岐点。 |
写真
感想
【山行記録投稿=2017年07月02日】
国内で最大の流域面積を持つ利根川水系と、国内最長の河川・信濃川水系の一大支流である中津川の源流域の中央分水嶺には、2000m超の山が6座ある。その内、平ヶ岳に次いで高いが、登山道のない上ノ倉山(2108m)へ行ってきた。
ネット上の多くの山行記は、ヤブこぎに終始する縦走か、三国スキー場からの往復。今月中旬、日白山へ行った帰りに三国スキー場まで下見に行こうとしたが、プリンスホテルから車で2〜3分入った所から奥は除雪されていない。
昨年のGWに、野反湖から白砂山経由で佐武流山へ日帰りした際、次回は白砂山から上ノ倉山へも行ってみたいと思った。
白砂山から上ノ倉山まで、大きく湾曲した一本の尾根が伸びており、好天なら迷うことはなく、佐武流山と同程度の時間でピストンできるだろうと思えた。
前日(4月28日)、地元の役場に聞くと、残雪は例年より多いという。昨年は、白砂山の手前に灌木のヤブが出ていて、少々歩きにくかった。昨年、佐武流山はアイゼンは着用しないで済んだので、今回は持って行かなかった。
白砂山の先で佐武流山へ左折する分岐までは若干のトレースはあったが、直進する上ノ倉山方面へは全くない。風が非常に強く、数日前に降ったパウダースノーがシュカブラを現出している。
稜線の最低鞍部と1982m峰手前の約100m区間、その他何箇所かにヤブが出ていたが、低木のシャクナゲやササが主体で、膝から下の浅いヤブ。岩稜ではないが尾根が細くて強風のため、灌木に掴まってカニの横這いという状態。
白砂山から先には、目印や道標の類は一切見当たらない。上ノ倉山にも見当たらないが、前方に高い山はなく高度計で上ノ倉山頂上にいることを確認する。
展望は360度。雲の全くない快晴で勿体ないほどの貸し切りの絶景を堪能する。苗場山と谷川連峰しか見えない佐武流山よりはるかに素晴らしい。
帰路、堂岩山を過ぎ、水場の標柱の下部で、道が分からなくなる。下りで『く』の字に曲がるべき所を、真っ直ぐ下ったようだ。雪面のトレースを何の疑いもなく追ったのがミス。あちこち彷徨って30分程度のロス。広い尾根で、トレースの先達も迷ったのだろう。
下山して、登山靴を脱いでいると、長野ナンバー(レンタカー)の初老の単独行が、「お疲れ様でした!」と言って話しかけてきた。
明日、白砂山へ登るが、雪の状態はどうかと聞く。水場の下で迷ったことを話し、ヤバいと思ったら早目に引き返した方がいいですよとアドバイスを差し上げる。
白砂山だけなら登山道があるので、無雪期にすればいいのに、と思う。
前年の佐武流山山行より、休憩込みで1時間20分長い山行だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する