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Yamareco

記録ID: 1182782
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ハイキング
箱根・湯河原

箱根・台ヶ岳/仙石原高原のススキ原で背景となる山

2017年07月02日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
1.9km
登り
124m
下り
140m

コースタイム

出発13:30−登り口(車止め)13:35−台ヶ岳頂上14:20〜14:50−登り口15:20−ゴール15:25
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小涌園で国道1号線から県道734号線に入って大涌谷へ向かう。桃源台から上がってくる県道735号線と合流したら大涌谷へ左折。数十m程進むと右手に脇道があるので、ここに入れば広い路肩に駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
県道735号線との合流地点から県道734号線を小涌園方向に少し戻ると、「国有林前」のバス停。さらに数十m戻ると、県道脇に車止めで塞がれた小広場がある。ここが登り口。
登り口から台ヶ岳頂上まで往復した。この間、登山道は無く、微かな踏跡や獣道が途切れ途切れにあるのみ。これを拾いながらハコネザサの藪をかき分けて登る。道標やテープ類は無い。危険個所も無い。
県道脇に車止めで塞がれた小広場(廃道となった林道?)がある。ここが登り口
2017年07月02日 13:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:33
県道脇に車止めで塞がれた小広場(廃道となった林道?)がある。ここが登り口
車止めから10m程で笹藪に行く手を遮られるが、左手の笹の中に踏跡があるので、ここに入る
2017年07月02日 13:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:35
車止めから10m程で笹藪に行く手を遮られるが、左手の笹の中に踏跡があるので、ここに入る
緩やかに登って行くと、数分で何本も杭を打った空地に出た。何の杭なのかしら?
2017年07月02日 13:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:37
緩やかに登って行くと、数分で何本も杭を打った空地に出た。何の杭なのかしら?
明瞭な踏跡は杭が打たれた空地まで。その先に薄い踏跡が笹藪の中にあったが、途中で消え、後は笹をかき分けながら進む
2017年07月02日 13:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:43
明瞭な踏跡は杭が打たれた空地まで。その先に薄い踏跡が笹藪の中にあったが、途中で消え、後は笹をかき分けながら進む
緩く降りると平坦地になる。車止めから廃道となった林道(?)を真っすぐ進めば、ここに来られるかもしれない
2017年07月02日 13:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:44
緩く降りると平坦地になる。車止めから廃道となった林道(?)を真っすぐ進めば、ここに来られるかもしれない
車止めから300m程で平坦部が終わる。ここからは急斜面となって、笹藪の中を登る
2017年07月02日 13:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:55
車止めから300m程で平坦部が終わる。ここからは急斜面となって、笹藪の中を登る
写真のように、できるだけ笹藪の無い処、薄い処にルートを求めるが、ごく限られて、大半は笹をかき分けなければならない
2017年07月02日 13:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:58
写真のように、できるだけ笹藪の無い処、薄い処にルートを求めるが、ごく限られて、大半は笹をかき分けなければならない
写真の中央、木の右の笹藪の中に、薄い踏跡か獣道がある。分かりますか? 断片的なこれらの踏跡を拾いながら進む
2017年07月02日 14:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:01
写真の中央、木の右の笹藪の中に、薄い踏跡か獣道がある。分かりますか? 断片的なこれらの踏跡を拾いながら進む
頂上から南東に伸びる幅広い尾根の方が傾斜は緩そうなので、右へ巻きながら登る。でも相変わらず笹藪の連続
2017年07月02日 14:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:12
頂上から南東に伸びる幅広い尾根の方が傾斜は緩そうなので、右へ巻きながら登る。でも相変わらず笹藪の連続
写真のように笹が切れて明瞭な踏跡が現れるとホッとする
2017年07月02日 14:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:13
写真のように笹が切れて明瞭な踏跡が現れるとホッとする
傾斜が緩まり、台地状の頂上部に入った感じだが、笹藪は途切れない
2017年07月02日 14:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:16
傾斜が緩まり、台地状の頂上部に入った感じだが、笹藪は途切れない
頂上と思われる最高地点に着いた
2017年07月02日 14:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:19
頂上と思われる最高地点に着いた
山名板が木に打ち付けてある、とのことで、笹をかき分けながら、あちこち探したが見つからなかった
2017年07月02日 14:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:47
山名板が木に打ち付けてある、とのことで、笹をかき分けながら、あちこち探したが見つからなかった
三角点は最高地点の北西寄りのはずだが、これも不明だった。その近くの空き地でコーヒーブレイク
2017年07月02日 14:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:49
三角点は最高地点の北西寄りのはずだが、これも不明だった。その近くの空き地でコーヒーブレイク
頂上台地の北寄りに行くと、仙石地区らしい街並みが木の隙間から垣間見られた
2017年07月02日 14:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:51
頂上台地の北寄りに行くと、仙石地区らしい街並みが木の隙間から垣間見られた
さあ降りよう。頂上台地の笹藪をかき分けながら、上りのルートを戻る
2017年07月02日 14:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:52
さあ降りよう。頂上台地の笹藪をかき分けながら、上りのルートを戻る
頂上台地の東南端から大涌谷の設備が木の間越しに見える。左手前の建屋がロープウエイの駅。その右側に駐車場の車が見える
2017年07月02日 14:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:56
頂上台地の東南端から大涌谷の設備が木の間越しに見える。左手前の建屋がロープウエイの駅。その右側に駐車場の車が見える
大涌谷の上部と、その上に聳える冠ヶ岳。崩壊地の下部には黒卵を売っていた建屋があるが、今でもそこまで行けるのかしら
2017年07月02日 14:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:56
大涌谷の上部と、その上に聳える冠ヶ岳。崩壊地の下部には黒卵を売っていた建屋があるが、今でもそこまで行けるのかしら
笹の急斜面を降りる。廃道となった林道らしき平坦部に降り立つために、何の特徴も無い斜面を右に巻き気味に下る
2017年07月02日 15:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:02
笹の急斜面を降りる。廃道となった林道らしき平坦部に降り立つために、何の特徴も無い斜面を右に巻き気味に下る
時々藪の中に薄い踏跡を見つけるが、獣道だったら、ルートが合っている保障にはならない
2017年07月02日 15:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:05
時々藪の中に薄い踏跡を見つけるが、獣道だったら、ルートが合っている保障にはならない
急斜面を降り切った。ここから裾を右に巻いて行くが、これだけ明瞭な踏跡を見つけるとホッとする
2017年07月02日 15:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:12
急斜面を降り切った。ここから裾を右に巻いて行くが、これだけ明瞭な踏跡を見つけるとホッとする
往きに通った平坦部に出た。やれやれ一安心
2017年07月02日 15:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:13
往きに通った平坦部に出た。やれやれ一安心
そのまま平坦部を進もうかと考えたが、右寄りの笹藪に上り気味の踏跡があったので、これに入る
2017年07月02日 15:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:14
そのまま平坦部を進もうかと考えたが、右寄りの笹藪に上り気味の踏跡があったので、これに入る
この踏跡を辿ると、案の定、直ぐに杭が打たれた見覚えのある空地に飛び出した
2017年07月02日 15:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:16
この踏跡を辿ると、案の定、直ぐに杭が打たれた見覚えのある空地に飛び出した
この空地から2, 3分で、車止めのある登り口まで戻った。あとは県道を200mほど歩けばゴール
2017年07月02日 15:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 15:18
この空地から2, 3分で、車止めのある登り口まで戻った。あとは県道を200mほど歩けばゴール
翌日、明神ヶ岳の頂上手前から見た神山(左、頂上は雲の中)と台ヶ岳(右)。神山の下が大涌谷
2017年07月03日 12:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/3 12:22
翌日、明神ヶ岳の頂上手前から見た神山(左、頂上は雲の中)と台ヶ岳(右)。神山の下が大涌谷
同じ地点から見た台ヶ岳のアップ。右下の裾野に、薄緑色したススキ原の上部が見える
2017年07月03日 12:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/3 12:23
同じ地点から見た台ヶ岳のアップ。右下の裾野に、薄緑色したススキ原の上部が見える
撮影機器:

感想

箱根の仙石原高原は、秋になると全面に渡ってススキの白い穂がたなびき、多くの観光ポスターや写真で紹介されている。このススキ原の背景となっている山が台ヶ岳である。
駒ヶ岳や神山などの箱根山中央火口群の脇にある寄生火山の一つである。

有名なススキ原は台ヶ岳の北裾野にあり、こちらから登れば、頂上まで標高差は400m近くある。しかしこの山の南側は神山に繋がっていて、両峰間の峠を通り抜ける県道734号線から登れば、標高差は僅か120m程である。しかも県道からの直線距離は500mもない。

今回は、この南側のルートを往復した。ただし、登山道は無い。途切れ途切れの踏跡や獣道を拾い、山腹を覆っているハコネザサをかき分けながらの登降であった。

頂上への急斜面では、頂上に直接突き上げる南斜面を直登するよりも、頂上部から南東に伸びている幅広い尾根を登った方が、少しは傾斜が緩まって楽である。このためには、平坦部が終わって急斜面にさしかかったら、右へ右へと巻きながら登って行った。

ただし、こういうルート採りをすると、同じ道を下る時のルート探索が大変だ。頂上部の南東寄りから東向きに降り始めるが、そのまま降りると平坦部には出られず、谷に入り込んでしまう。右に巻き気味に降りながら、徐々に南に向きを変えなければならない。
藪の薄い処を探し、藪の中に途切れ途切れにある踏跡や獣道を拾いながら、かつ、少しずつ方向を修正しながら下るので、かなり神経を遣う。僅かな距離だが、平坦部に降り立った時にはさすがにホッとした。

今回採ったルートは標高差も距離も少ないので、結果的に上り50分、下り30分程で往復できた。簡単に登れた割には、ルート選定に気を遣い、緊張感を維持しながら下る、といった、短時間の中に充実感を味わえた山行でした。

とは言っても、台ヶ岳は短時間で往復できる山なので、この登行だけを目標にすると、あっけなく終わって、物足りない印象が残ってしまうでしょう。
むしろ、行がけの駄賃として、何かのついでにこの山に登る、という程度に考えれば良いのではないでしょうか。

毎年、昔の山仲間と温泉に入りながら旧交を温めている。今年は小涌園でこれを実行した。
厚木の我が家から小涌園までは1時間程で着く。そこで、我が家を昼頃出て、この台ヶ岳に登ってからホテルに回った。それでも4時には着いて、のんびり温泉に浸かってから酒宴を楽しめました。

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