山開きの北岳へ

コースタイム
26日 肩ノ小屋8:45-10:50白根御池小屋11:20-12:54広河原
天候 | 25日 曇り時々小雨 稜線ガス+風 26日 ガスのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
コンビニは何件かあります。 芦安駐車場は去年よりやや広くなっており、仮設トイレも設置。 夜間の芦安駐車場への道は、シカが飛び出てくることがあるため要注意!! 80キロぐらいの重さと角があるため、車は廃車、角で大けがする危険もあるとのこと。 バス、タクシーの時刻表は南アルプスNETからご確認ください。 一番早いのは芦安を5:10発のタクシーですが、出発時間前に定員なると、すぐに出発してくれます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはバスタクシーを降車したところにあるインフォメーションセンターの2階と、広河原山荘の入り口にあります。 インフォメーションセンター内にはトイレもあります。 去年の同じ時期に比べ、登山道に雪はまったくありません。 はしごも何箇所か設置されており、白根御池小屋まではベンチも設置、ちょうど休憩にいいですよ。 稜線で風が強い日は注意が必要です。 温泉は八田村にある旭温泉 いいお湯です! お値段600円 |
写真
感想
キタダケソウを見るのは今年で3回目!
今年は雪が少なく、肩ノ小屋の雪かきも早い段階で終わってしまったと聞いていました。
お天気は雨予報で、キタダケソウまでたどり着けるか心配でした。
出発数日前に、上高地までの道で土砂崩れのニュースも聞いていたため、あの林道ももしかして、と思いながら出発。
勘違いで集合時間が30分遅れ、始発のタクシー目指し、朝食もおにぎり買ってすぐ出発。
芦安駐車場に着くと、すでに先発のタクシーが出発。
あわてて準備し、出発を待つと、なんと虹が!!
しばらくすると、虹の上にもう一つ虹。
先行きいいことあるかなっと期待も膨らみます。
広河原にはたくさんの登山者が準備したり、出発したり。
その中に、以前北岳でお会いしたことのあるお父さんが。
思わず声を掛けると、自分よりもっと有名人がと北岳登頂170回以上の記録を持つ、塩沢さんを紹介してくださいました。
なぜか肩ノ小屋のバイトさんと間違われましたが、途中まで一緒に行きましょう行っていただき、そうすることに。
さすが塩沢さん、顔が広いため、すれ違う芦安クラブのかたや、遭対協の方とあいさつを交わす。
みなさんは山開きのため、準備していたようでした。
さあ出発!
途中で、ギンリョウソウが咲いていて、去年は気付かず、登るのに必死だっただねっと話しながら、ゆっくり登ります。白根御池小屋コースは去年歩いてから私たちのお気に入りコースになっています。
沢音を下に聞きながら、樹林帯のなかを静かに歩ける。時々吹く風に揺れる木々の音、気持ちいいです。木々の間から、鳳凰の稜線が徐々に近くなってくるのも好きですね。
そうしているうちに、急な登りを終え、後は比較的なだらかな白根御池小屋への道が続きます。小さな沢を渡り、樹林帯を抜けると目の前に吊尾根が。
白根御池小屋に到着です。
いつも明るい笑顔で出迎えてくれる、支配人さんの奥様。疲れが吹き飛びます。
残念ながら、ガスで頂上だけでなく、バットレスも見えない。
トイレはやはりとてもきれいで、お水も天然水でおいしい。
軽く昼食をすませ、肩ノ小屋目指して出発です。
いつも御池小屋から上を見上げてしまう。先行者がぐいぐい登っている姿が見えます。私たちもがんばるぞ!
草すべりのあたりで、太古の音が聞こえてきます。
開山祭で、地元の中学生が太鼓をたたいているとか。
太鼓の音に後押しされながら、ぐいぐい登ります。
花も少し増えてきました。
やがて二俣からの合流地点に着く。
去年はここからアイゼン装着して、稜線にでましたが、今年は全く登山道に雪はなく、すいすい!?登ります。雪解け水のためか、稜線あたりから、登山道がやや小川のようになっています。先週までは、雪があり、肩ノ小屋の方が雪かきをして登山道を出してくれたようです。
稜線に出た途端、強風で、からだが風で持って行かれそう。
帽子にレインウエアを着こんで、肩ノ小屋へ。
オヤマノエンドウやハクサンイチゲ、キバナシャクナゲが咲いています。
ガスの中から肩ノ小屋が見えた時は、ほっとしました。
中に入ると、いつものスタッフの方の顔が。
ココアとカレーライスをいただき、しっかり腹ごしらえ。
キタダケソウを見に再び出発!
風は強く、ガスで何も見えない。
タカネマンテマはここに咲くんだよと教えていただき、山頂へ。
キタダケソウが咲く、北岳山荘へのトラバースルートへは、風が強く、先輩はギブアップ。1株見たところで、引き返してきました。でも、この判断が良かった。
帰りは両俣への分岐あたりで雷が鳴り始め、急いで小屋へ戻ります。
小屋へ戻り、後はのんびり。
夜は肩ノ小屋の歴史を聞き、先代の想いや、現オーナーの二代目、そして三代目と受け継がれているんだなと、それを支えているスタッフの方々の想いなど、素敵なお話を聞くことができ、また北岳の魅力が増えました。
朝はガスなので、小屋でゆっくりして後ろ髪引かれながら下山です。
登りではあまりゆっくり写真を撮れなかったので、その分遊びながら下山しました。
思っていたより疲れを感じず、下りてきてしまいました。
広河原山荘で、山梨日日新聞社の「歩きながら覚える 北岳の高山植物」1000円で購入しました。
区間を区切って、見られる花と時期が書かれており見やすいですよ。
橋から振り返ると、なかなか見れなかった北岳山頂付近も顔を出していて、またおいでっと行っているようでした。
帰りの林道からは、北岳、間ノ岳、農鳥岳と稜線がきれいに見えました。
また来ま〜す!
下山後開山祭のお話を聞く機会がありました。
開山祭では蔦を斧で切って、その間を通って開山ということでした。
開山祭では、芦安の御婦人方がそばを作って、地元の桃やさくらんぼも無料で振る舞ってくれるため、ぜひみなさんお越しくださいとのことでした。
来年は開山祭に出席してから登山開始で、のんびり2泊3日かなあと決めました。
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