【北海道で生き物探訪】幌尻岳は40�卻發い堂叱�に終わるの巻
yamahiro
- GPS
- 312:00
- 距離
- 47.5km
- 登り
- 2,051m
- 下り
- 2,018m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
PM・・・サロベツ原野
（�＿璽汽蹈戰銚玉郤�然探勝路、�▲汽蹈戰銚鏡顕岷燹�
■2日目：AM…サロベツ原野
（�ヽ�沼周辺、�▲汽蹈戰銚鏡顕岷燹↓�下サロベツ原野自然探勝路）
ベニヤ湿原
PM…メグマ湿原
■3日目：AM…大雪山銀泉台（待機、天候改善せず登山は中止）
PM…層雲峡、富良野（ファーム富田）
■4日目：幌尻岳（途中で撤退：所要時間12時間18分）
イドンナップ山荘発2:37-いこい橋ゲート3:29-奥新冠ダム6:19-
新冠ポロシリ山荘6:54-渡渉地点7:23-見晴らし台（記録なし）-
新冠ポロシリ山荘10:49-いこい橋ゲート14:08-
イドンナップ山荘着14:55
■5日目：AM…大雪山銀泉台周辺
PM…大雪山姿見周辺
| 天候 | ■1日目（旭川→大雪山姿見→サロベツ原野→稚内）：   →  ■2日目（稚内→サロベツ原野・ベニヤ湿原→稚内→士別）： → ■3日目（士別→大雪山銀泉台→富良野→幌尻岳）： →  ■4日目（幌尻岳→浦河）： ■5日目（浦河→大雪山銀泉台→大雪山姿見→旭川空港）： |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
飛行機
  車での移動は約1800�劼砲發覆蠅泙靴拭� |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●幌尻岳の新冠コースは、アップダウンのある林道歩き18�劼留�復と 新冠ポロシリ山荘と頂上との間の標高差1300m弱の区間に分けられ、 行って帰ってくるとフルマラソン並の距離と急登とを同時に味わえます。 今回、途中で引き返してしまったので、その味は歩いている最中は 猛暑の汗で大変しょっぱく、最後はほろ苦いものとなりましたが・・・ ●今回歩いた範囲での危険個所というと、 新冠ポロシリ山荘から渡渉地点までの間の高巻き道と、 地図にヤセ尾根と書かれている個所でしょうか。 前者にはロープがありますが、雨の日・直後は泥でかなり滑るので足元注意 今回朝は大変滑って少々ビビりましたが、 午後に戻る時には少し乾いて危なく感じなかったので、 天候などによって状況が変わりそうです。 後者は左右に木々があるので気がつかなければスルーしてしまいますが、 よろけて足をとられでもしたら左右の谷底に落ちます。 いずれも元気な時なら慎重にいけば大したことはないと思うのですが、 このコースは行程も長く、疲れて気が抜けていると（今回の私・・・） 大事故に繋がり兼ねない場所ではないかと感じました。 ●その他、上部には雪渓もあり、今年は7月初旬まで ピッケル・滑り止めが必要だったそうで、 滑落事故も起きていたようです。 【参考】 ■幌尻岳新冠ルート最新情報（旅人宿ふかふか亭） http://fukafukatei.dreamlog.jp/archives/4241540.html ■一般的な注意事項など（新冠ポロシリ山岳会） http://poroshiri.info/information.html ●林道の区間は、自転車・原付などの使用は禁止。 また、持って出る水分の量と長い行程における消費ペースには 十分配慮した方がよいかもしれません。 （特に前半の林道で後のことを考え過ぎて水分補給をケチったのが 今回の敗因の一つであるような気もするので、 林道区間でも適度な水分補給に注意した方がよいかも） ●このコースは歩く人の少ない静かなルートとして 何年も前から狙っていたのですが、最近急に人気がでてしまい、 新冠ポロシリ山荘もかなり混んできているようなので、 宿泊を予定される方は事前に要確認です。 （定員オーバーで宿泊不可の日もかなり出てきている模様） 【参考】 ■避難小屋ポロシリ山荘の利用許可状況 http://poroshiri.info/custom.html ●最後に、この区間はヒグマさんも出るようです。 今回熊鈴2つに、夜明け前はラジオを鳴らして歩きましたが、 みなさま、ご注意くださいませ。 |
写真
12年前の同じ日に訪れて以来の大雪山。
6:30始発のロープウェイに乗りました。
小雨がぱらつく中、ギンザンマシコ（銀山猿子）という赤い鳥の探索開始。
●チングルマ
（稚児車）
雨の中で、こんなにふてくされてやる気のないチングルマを見たのは初めて。
■キセキレイ♂
（黄鶺鴒）
標高の高い所にもいるのね。
■ノゴマ♂
（野駒）
2年前の利尻山以来の再会。
ギンザンマシコに会えず。
雨が強くなったので撤退。
◇下サロベツ原野自然探勝路
天気予報がイマイチなので、層雲峡方面は諦めて、道北に移動して湿原巡りを開始。
◇下サロベツ原野自然探勝路
幌延ビジターセンターからパンケ沼まで続く片道約3キロの探勝路を往復。
◇下サロベツ原野自然探勝路
●エゾカンゾウ
（蝦夷甘草）
◇下サロベツ原野自然探勝路
●トキソウ（朱鷺草）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ジュウジナガカメムシ
（十字長亀虫）★初
◇下サロベツ原野自然探勝路
●ノハナショウブ
（野花菖蒲）
◇下サロベツ原野自然探勝路
●ヒオウギアヤメ
（檜扇菖蒲）
◇下サロベツ原野自然探勝路
●ヒオウギアヤメ
（檜扇菖蒲）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■マキノセンニュウ
（牧野仙入）★初
目の前に登場。
◇下サロベツ原野自然探勝路
■マキノセンニュウ《初》
（牧野仙入）★初
とても元気よし！
◇下サロベツ原野自然探勝路
■コヨシキリ
（小葦切）
湿原のあちこちにいて
◇下サロベツ原野自然探勝路
■コヨシキリ
（小葦切）
色々な声で鳴きます。
◇下サロベツ原野自然探勝路
■コヨシキリ
（小葦切）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■コヨシキリ
（小葦切）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ノゴマ♂
（野駒）
標高の低い所にもいるのね。
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ウグイス
（鶯）
珍しく枝先に出ていました。
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ノビタキ♂
（野鶲）
よだれかけマークが可愛い。
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ノビタキ♀
（野鶲）
もしかして幼鳥かも。
◇サロベツ原生花園
■シマアオジ♂
（島青鵐）★初
お目当ての鳥に会えました！
◇サロベツ原生花園
■シマアオジ♂
（島青鵐）★初
夕方で暗いのでピントを
◇サロベツ原生花園
■シマアオジ♂
（島青鵐）★初
会わせるのが厳しいのですが
◇サロベツ原生花園
■シマアオジ♂
（島青鵐）★初
ドタバタと虫をキャッチ。
稚内港北防波堤ドーム。
この日は結局、旭川から300�勸幣總�って稚内で宿泊。
◇サロベツ原生花園
前日に続き再訪。晴れなら
利尻島が見えるらしい。
【2日目】サロベツ原野��◇サロベツ原生花園
■オオジシギ♂
（大地鴫）
♂が雷のような音を立てて急降下を繰り返す「ディスプレイフライト」をする珍しい鳥が飛んでいるのを見つけて、暫く眺めていました。真中の黒い点は証拠写真。
◇サロベツ原生花園
■オオジシギ♂
（大地鴫）
♂が雷のような音を立てて急降下を繰り返す「ディスプレイフライト」をする珍しい鳥が飛んでいるのを見つけて、暫く眺めていました。真中の黒い点は証拠写真。
◇サロベツ原生花園
■ノゴマ♂
（野駒）
至近距離に飛来！
◇サロベツ原生花園
■ノゴマ♂
（野駒）
どアップで！
◇サロベツ原生花園
■ノゴマ♂
（野駒）
関東甲信越では会えないので
◇サロベツ原生花園
■ノゴマ♂
（野駒）
うれしいねえ！
◇移動中
こんな形をしたお菓子、
あったなあ〜。
名前が思い出せない・・・
■ノゴマ♂（野駒）
◇下サロベツ原野自然探勝路
赤い喉元が目立ちます。
■ノゴマ♂（野駒）
◇下サロベツ原野自然探勝路
大口開けて囀ってます。
■コヨシキリ（小葦切）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■オオジュリン♂（大寿林）
◇下サロベツ原野自然探勝路
◇下サロベツ原野自然探勝路
■サトマダラヒカゲ
（里斑日陰）
◇下サロベツ原野自然探勝路
■ヒメウラナミジャノメ
（姫裏波蛇ノ目）★初
次にオホーツク海側のクッチャロ湖の近くにあるこの湿原にやってきたのですが、何とヒグマ出没で湿原に入れず！
この日は、稚内から野寒布岬を回って日本海沿岸を南下し、東に移動して今度はオホーツク海沿いを北上して本土最北端のここに到達。
この日の予報は雨のち午後遅く晴れだったので、銀泉台の登山口に昼前から車を停めて様子をみていたのですが・・・
雨は止んだものの強風が収まらず撤収し、こちらに寄りました。
翌日の予報が漸く晴れになったので、幌尻岳登山口に向かうことにしました。その前に腹拵え。
【4日目】幌尻岳《イドンナップ山荘→いこい橋》
銀泉台から380�勹薪召靴禿仍蓋�に到着。
イドンナップ山荘を2:37に出発して18�劼領啼司發�を開始。
《イドンナップ山荘→いこい橋》
銀泉台から380�勹薪召靴禿仍蓋�に到着。
イドンナップ山荘を2:37に出発して18�劼領啼司發�を開始。
《いこい橋→奥新冠ダム》
林道が18�劼箸垢襪函△海海泙任�8�劼�2時間ちょっとかかっています。
《奥新冠ダム→新冠ポロシリ山荘》
湖面の青の感じがなかなか。
《奥新冠ダム→新冠ポロシリ山荘》
次の3�劼僚衢廚�47分。
《奥新冠ダム→新冠ポロシリ山荘》
■キタキツネ（北狐）
真前から歩いてきて・・・
《奥新冠ダム→新冠ポロシリ山荘》
■キタキツネ（北狐）
平然と横を通過。
《奥新冠ダム→新冠ポロシリ山荘》
■キタキツネ（北狐）
「コンちゃん！」と呼んでみたら、この顔。
《山荘→高巻き道》
巨大な蕗の雨露攻撃を受けてびしょびしょになりました。
《高巻き道》
左を振りかえると高巻き道の取り付き場所。雨後で足元の泥が結構滑りました。
《渡渉地点》
山荘からここまで1時間弱かかっていますが、地図の標準CTは40分。う〜ん、何故だ？・・・
【4日目】幌尻岳《渡渉地点←→見晴らし台》
この後は急登。気温も急騰。何故か気分も調子も上がらず、写真を撮る元気も枯渇。途中から足が上がらなくなり、最初に標識があった見晴らし台で撤退。
付近に咲いていたゴゼンタチバナの花が何故かとても印象に残っています。
4
《渡渉地点←→見晴らし台》
この後は急登。気温も急騰。何故か気分も調子も上がらず、写真を撮る元気も枯渇。途中から足が上がらなくなり、最初に標識があった見晴らし台で撤退。
付近に咲いていたゴゼンタチバナの花が何故かとても印象に残っています。
《奥新冠ダム》
ダムに北電関係と思われる4台の車が止まっていて、後から林道で追い越されました。
《いこい橋←奥新冠ダム》
■オオチャバネセセリ？
（大茶翅セセリ）
コンデジしか
《いこい橋←奥新冠ダム》
■ミヤマカラスアゲハ
（深山烏揚羽蝶）
持参しなかったので
《いこい橋←奥新冠ダム》
■ミヤマカラスアゲハ
（深山烏揚羽蝶）
林道にいた蝶たちを撮る
《いこい橋←奥新冠ダム》
■エゾシロチョウ
（蝦夷白蝶）
チャンスを逃したのが残念。
【4日目】幌尻岳《いこい橋←奥新冠ダム》
あと残り8�辧�雪渓の水場に届かなかったので、3．3ℓ持って出た水分がゴールまで持つように調整しつつひたすら歩きます。
《いこい橋←奥新冠ダム》
あと残り8�辧�雪渓の水場に届かなかったので、3．3ℓ持って出た水分がゴールまで持つように調整しつつひたすら歩きます。
【4日目】幌尻岳《奥新冠発電所ゲート》
ゲートは左右二つあります（この時は左は空いていました）が、出発時には向かって右に進むのが正解です。お間違いのなきよう・・・
《奥新冠発電所ゲート》
ゲートは左右二つあります（この時は左は空いていました）が、出発時には向かって右に進むのが正解です。お間違いのなきよう・・・
【4日目】幌尻岳《イドンナップ山荘》
残念ながら林道歩きの下見で終わってしまいました。トホホ・・・この後車で林道を40�勸幣絮薪召掘�更に50�勸榮阿靴娠魂呂能蒜顱�
2
《イドンナップ山荘》
残念ながら林道歩きの下見で終わってしまいました。トホホ・・・この後車で林道を40�勸幣絮薪召掘�更に50�勸榮阿靴娠魂呂能蒜顱�
《銀泉台登山口》
最終日は浦河から帯広を経て再びここまでやってきました。移動距離は約260�辧�
《銀泉台登山口》
今日も暑いね〜
本当にここは北海道なのか？
《コマクサ平←→奥の平》
■ウスバキチョウ
（薄翅黄蝶）★初
国の天然記念物、かつ環境省
《コマクサ平←→奥の平》
■ウスバキチョウ
（薄翅黄蝶）★初
レッドリストの準絶滅危惧種
《コマクサ平←→奥の平》
■ウスバキチョウ
（薄翅黄蝶）★初
ここまで会いに来たので
《コマクサ平←→奥の平》
■ウスバキチョウ
（薄翅黄蝶）★初
出てきてくれてありがとう！
《コマクサ平←→奥の平》
■ダイセツタカネヒカゲ
（大雪高嶺日陰）★初
何やら忍者のような風体
《コマクサ平←→奥の平》
■ダイセツタカネヒカゲ
（大雪高嶺日陰）★初
動き方も実に地味ですが
《コマクサ平←→奥の平》
■ダイセツタカネヒカゲ
（大雪高嶺日陰）★初
天然記念物&準絶滅危惧種
【5日目】大雪山銀泉台〜《コマクサ平←→奥の平》
■ダイセツタカネヒカゲ
（大雪高嶺日陰）★初
燕岳で会ったタカネヒカゲはハイマツ仙人と呼ばれるようですが、こちらはハイマツ忍者と勝手に命名
2
《コマクサ平←→奥の平》
■ダイセツタカネヒカゲ
（大雪高嶺日陰）★初
燕岳で会ったタカネヒカゲはハイマツ仙人と呼ばれるようですが、こちらはハイマツ忍者と勝手に命名
《コマクサ平←→奥の平》
■カラフトルリシジミ
（樺太瑠璃小灰蝶）★初
初モノに続けて会えて最高！
《コマクサ平←→奥の平》
■コヒオドシ
（小緋縅）
この蝶は北海道の山で
《コマクサ平←→奥の平》
■コヒオドシ
（小緋縅）
よく会います。鮮やかな色が
《コマクサ平←→奥の平》
■コヒオドシ
（小緋縅）
目を楽しませてくれます。
《コマクサ平←→奥の平》
■カッコウ
（郭公）
突然飛んできて
《コマクサ平←→奥の平》
■カッコウ
（郭公）
カッコーカッコーと
《コマクサ平←→奥の平》
■カッコウ
（郭公）
猛烈に鳴きだしたので
《コマクサ平←→奥の平》
■カッコウ
（郭公）
驚きました。
《コマクサ平←→奥の平》
■カヤクグリ
（萱潜）
名前のとおり、ハイマツの
《登山口←第一花園》
■カヤクグリ
（萱潜）
中を出たり入ったり。
《銀泉台登山口》
もう暑い暑い！
左手に水場あり、手足・顔を洗えて生き返りました。
初日に会えなかったギンザンマシコが諦めきれずに再訪しました。
天気の思わしくなかった12年前には見ることができなかった風景。
■ノビタキ♀
（野鶲）
餌を咥えて何やら騒々しい。
■ノビタキ♂
（野鶲）
近くに巣があって警戒させちゃったかな・・・
御免なさい。
●チングルマ
（稚児車）
遊歩道を外れて裾合平方面に
●チングルマ
（稚児車）
向かってみると、そこには
感想
●2003年から歩き始めた日本百名山の登頂が
2年前の利尻岳で95になったものの、
去年は初めて1年間で一つもピークを踏めず。
残り5つのうち、南アルプスの4座以外では、北海道で一つ残った幌尻岳。
去年も色々と模索したのですが、仕事で忙しくて延期。
●今年は少々早めに予約をとり、
北海道滞在期間を5日間、最もコンディションの良い日を幌尻岳に充て
残りは北海道でしか会えない野鳥や蝶、植物などに会ってこようとの
目論見で臨みました。
【会いたかった野鳥・蝶】
★野鳥：ギンザンマシコ（銀山猿子）・・・大雪山旭日岳
シマアオジ（島青鵐）・・・サロベツ原野
ツメナガセキレイ（爪長鶺鴒）・・・サロベツ原野
ノゴマ（野駒）・・・大雪山、サロベツ原野など
★蝶 ：ウスバキチョウ（薄翅黄蝶）、アサヒヒョウモン（朝日豹紋）
ダイセツタカネヒカゲ（大雪高嶺日陰）
・・・何れも大雪山
●ところが、仕事の方が思うように片付かず、
レコも6月11日の上高地を上げたきり。
事前のトレーニングも不足し、
渡航直前と、北海道に着いてからも登山自体諦めようかとも悩みました。
加えて、天気予報も最悪で、当初は初日〜4日まで曇か雨。
ただ、3日間クーラーを利かせたレンタカーを走らせて
殆ど歩かないでいると、流石に体が疼いてきてしまいました。
途中から4、5日目の予報が晴れに切り替わったので、
4日目に幌尻岳にトライしてみることにしました。
●前日宿泊した士別から、大雪山銀泉台〜旭川〜富良野〜新冠と車で移動し
イドンナップ山荘には夜の1時頃に到着。
少々仮眠して3時前に出発。
標準CTで5時間50分の林道を4時間20分弱といいペース。
ところが、新冠ポロシリ山荘から先の渡渉地点までCTで40分のはずが、
1時間近くも要しおかしいなと思いつつ急登に差し掛かると、
予想外に体が重く、歩が前に進みません。
結局、見晴らし台まで登った時点で戦意がなくなり、
わざわざ休暇をとって出かけた北海道で事故でも起こして
周囲に迷惑をかけてもまずいと思い、戻ることにしました。
●敗因は、何よりも事前の準備不足。
それと、当日北海道は沖縄よりも気温が高い程の猛暑だったようで、
結構アップダウンがあった林道で、無意識に水分をケチった為か
本チャンの登山道で脱水症状になってしまったのかもしれません。
また、3日間涼しい車の中で座っている時間が長かったこともあってか、
体が余計に鈍ってしまったことも関係したように思えます。
いずれにしても、万全な態勢で臨めなかったこともあって、
素直に諦めて、今回は「下見」だったんだと気持ちの整理も付けました。
●一方の生き物探訪の方ですが、
レンタカーを最大限活用して、
旭川→稚内→大雪山→新冠→大雪山→旭川と約1800�劼梁膂榮阿鮃圓辰新覯漫�
念願の赤い鳥、ギンザンマシコには、
大雪山姿見に二度出かけたにも拘わらず会えず、
ツメナガセキレイ、アサヒヒョウモンにもお目にかかれませんでしたが、
喉の赤いノゴマと、初対面のシマアオジ、マキノセンニュウ、
蝶では、何れも天然記念物のウスバキチョウとダイセツタカネヒカゲに
会うことができ、一定の成果はあがりました。
●また、久しぶりにたくさんの高山植物にも会えたりと、
仕事に没頭していた日常から思いっきり離れて、
自然を堪能することができました。
滞在期間中、天候がイマイチで移動時間も長かった為、
欲を言えば、幌尻岳以外の北海道の野山を歩く時間がもっととれれば
よかったのですが、
今回の経験を機に、次回いつになるか分かりませんが、
再び北海道で遊ぶチャンスをモノにしたいと思いました。
※なお、仕事だなんだとここのところずっと平日ドタバタしていて
普段拝見させて頂いていた方々のレコにお邪魔できていないのが
心残りなのですが、折を見て訪問させて頂きます（汗）
また、事前に幌尻岳のレコ等で参考にさせて頂いた皆様、
ありがとうございました！
※以下は鳥達との初体面（自分で初めて写真に収めた日）の履歴(最近のもの)です。
（★〜★★★は、真木広造(2013)『名前がわかる野鳥大図鑑』永岡書店に
記載されている希少度（★が多いほど「出会うために努力や経験が必要」）
を記しました。
■2017年7月10日 ※今回追加
◎マキノセンニュウ★★★ （北海道/下サロベツ原野自然探勝路）
◎シマアオジ★★★ （北海道/サロベツ原生花園）
◎ノゴマ♀★★★ （北海道/ベニヤ湿原）
■2017年5月20日
◎エゾムシクイ★★ （栃木/裏男体林道）
■2017年5月14日
◎サンコウチョウ★★ （長野/八ヶ岳周辺）
■2017年5月14日
◎オオルリ♀★★ （長野/塩嶺御野立公園）
■2017年4月30日
◎ハイタカ★★ （長野/軽井沢野鳥の森）
■2017年2月28日
◎オジロワシ★★ （北海道/石狩川河口）
■2017年2月27日
◎キバシリ★★★ （北海道/札幌市西岡公園）
■2017年2月26日
◎シノリガモ★★★ （北海道/小樽港）
■2017年2月26日
◎クイナ★★★ （東京/水元公園）
■2017年2月11日
◎ヤツガシラ★★★ （群馬/つつじヶ岡公園）
■2017年1月28日
◎ミサゴ★★ （千葉/手賀沼）
■2017年1月22日
◎ハヤブサ★★ （栃木/渡良瀬遊水地）
■2017年1月7日
◎コミミズク★★ （栃木/渡良瀬遊水地）
■2016年12月18日
◎オオマシコ★★★ （埼玉/埼玉県民の森）
こっそり拍手
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yamahiroさん、お久しぶりです〜
幌尻は残念でしたが、大雪のお花畑、富良野のファーム富田、たくさんの鳥たち・・・ と、リフレッシュできた５日間だったのではないでしょうか
しかし、1800km移動って、相変わらず欲張り過ぎです
ワタクシも昨秋、学生時代以来久々に大雪を訪れましたが、やっぱり次回は７月にお花畑の中を歩きたいですね
百名山はおっさんも94座でストップしたままですが、残り6座はすべて九州ですので、引退後にでもまとめてノンビリと・・・
と、うっちゃってます
やっぱり、北海道や東北の山々の残雪＆お花畑に惹かれてしまいます
長旅お疲れさまでした〜
追伸
おっと、肝心なことを忘れてました
これでしょ？
https://www.glico.com/jp/product/snack_biscuit/collon/
FREさん、こんばんは！
幌尻、FREさんはさっさと片付けられて、
行動力が違うなあ〜と思っていました。
私めもようやく登山口まで到達することができたのですが、
徒労に終わってしまい、がっくりです
やっぱり、北海道はいいですね。
それも大雪山は最高ですね
でも、FREさんがよく歩かれる新潟、東北方面も魅力的ですね。
ここんところ、あまりダイナミックな動きができないのですが、
FREさんのレコ、参考にさせて頂きます
おっと、それと、お菓子の件、
そうです、ばっちりです！
さすがですね〜
最初「懐かしい菓子」のワーディングで検索したのですが、すぐに出てこず・・・
それでも別の懐かしい奴がいろいろでてきて結構面白いです
コメント、ありがとうございました
yamahiroさん、こんばんは！
しばらくレコ無いな〜と寂しく思っておりましたが、長期休暇を取り北の大地だったんですね
幌尻岳登頂はならず残念ですが、北の大地の花々と貴重な鳥の写真、じっくり見させて頂きました。
サロベツや大雪など、そう今から40年ぐらい前毎年のように訪れました。
ちょうど”のんびり走ろう北海道”なんていうキャッチフレーズで北の大地ブーム。すっかり乗っかりまして
ちょうどバックパッカーとかのブームだったり、色々なスタイルの旅人がいて楽しかったな〜。
青春の思い出ですね
少しだけ山も登りましたけど、、、。また行きたいな〜
今回はちょっと残念な結果でしたが、まだまだ人生長い！のんびり行きましよう
お疲れさまでした
teru-3さん、こんばんは！
そうですね、ここのところずっと平日バタバタしており、
土日は疲れて、ぼちぼち高尾山などを歩いても
レコ書こうと思うと次の週末が来てしまうという状態で
どうも落ち着かなかったのですが、エイヤと休みをとって遠出をしてきました
そうですが、teru-3さんはサロベツなど何度も訪れたんですね。
やっぱりいいですよね〜北海道
いやはや、今回は移動ばかりで滞在時間も短く、
どれもこれも不完全燃焼に終わってしまったので、
私もまた行きたいです
夏のこれからの時期は、昆虫など小動物がたくさん出てきて、
自然観察が一層楽しくなりますが、
teru-3さんが発見してレコに掲載されるものには興味深いものも多いので、
引き続き参考にさせて下さい
コメント、ありがとうございました
yamahiroさん、こんにちは。
なんと、私は12日から14日まで灼熱の帯広周辺の
ガーデンを中心にウロウロしていました
12日はサホロリゾートに泊まったため、ニアミス
というほどではないですが、遠くない場所に
いたかも
幌尻岳は残念でした。そんな時もありますよね。
大雪周辺は見通しが効くのでよいのですが、幌尻岳
だとやはりヒグマが気になります。ツキノワグマとは
まったく違いますからねえ。クマ牧場などで見るたび
に戦意喪失？（登山意欲減退？）します。
大雪山やトムラウシ山は何度かテント泊で縦走したことがあり、
銀泉台やチングルマの海の写真を拝見すると思い出します
チシマツガザクラ、また見たいなあ。
なんにしても、しっかりリフレッシュ出来て
良かったです
youtaroさん、こんばんは！
おお、そうでしたか！
12日は旭川方面から幌尻岳に向かう際、登山口に向かうか、
諦めて新得や占冠、トマム辺りで宿をとって遊びに切り替えるか
悩みながら車で南下していました。
諦めていたら本当にニアミスしていたかもしれませんね
しかし、13日も暑くて参りましたが、
翌14日は朝方に帯広を通過したら本当に灼熱でしたね〜
車のラジオで今帯広が日本で一番暑いと聞いて思わず笑ってしまいました
大雪やトムラウシは本当にいいですね〜
天気さえよければ山の中でいくらでも遊んでいたいくらいと
今回改めて思いました
ヒグマは羅臼岳で一度面会しており、あの恐怖感は忘れられず、
今回も夜が明ける前に出発したときには、
先行者が２名出て行って後でも、怖かったです
コメント、ありがとうございました
yamahiroさん、こんばんわ。北海道遠征、お疲れさまでした！幌尻岳は残念でしたが、手間の掛かる山だし、無理しなくてよかったのではないでしょうか。北海道の百名山巡りは始めると山だけ、となりがちですが、しっかり観光も取り混ぜ、花も鳥も盛りだくさんな５日間、贅沢な時間の使い方だと思います（＾＾）
yamaonseさん、こんばんは！
そうですね、翌日は東京に戻らなければならないこともあったのですが、
若い時のように気合いと根性で乗り切れず、戻ってきました
仰る通り北海道は山だけで帰ってきてしまうのが勿体ないですね
ところで、先週相方と一緒に野反湖の回りを一周した後に赤城自然園を訪れたのですが、
入場時間の最終が3:30で残念ながら入れませんでした
年内にまた機会を見てお邪魔しようと思います
コメント、ありがとうございました
yamahiroさん こんにちはヽ(^。^)ノ
いやいや相変わらず何とも
すんばらすぃレコで感動してしまいました
＞敗因は、何よりも事前の準備不足・・・等ありますが
それでもこれだけの情報満載のレコは
そうお目にはかかれません！
このころ北海道は猛暑でしたし、また次回最高のコンデションで
望まれること期待しております。
「下見」イヤイヤとんでもありません！ 凄いレコです！
幌尻岳は大切にとっておくのも良いのではと思ってしまいます。
無理せず安全に！これが一番ですからね(*^^)v
百名山巡りだけでなく、野鳥に花に観光に！
本当にいつも感動させていただいております
今回もありがとうございました <(_ _)>
beelineさん、こんばんは！
山の中の生き物達に興味を持ち始めてからというもの、
気がつくと足がとまってファインダーを覗いているし、
一方で山は登らにゃいかんし、
どっちを優先するか、バランスをとるのが難しいですね
両立できた時はとても楽しいのですが、
土の地に写真ばかりとり過ぎて、
余裕のないウィークデイに収拾がつかなくなったりと
最近結構あべこべなことをやっています
幌尻岳は大切にとっておく・・・
そうですね・・・ただ、再挑戦しようという意欲が
未だに湧いてこないのが困りものです
が、beelineさんにも勇気づけられて、
めげずに再挑戦してみようと思いました。
ただ、再びあの林道を歩くかどうかについては、
もう少したってから考えようと思います
コメント、ありがとうございました
yamahiroさん、お久し振りです。
自分も6下旬+7下旬に北海道に遠征してきました。
本当は1回で多方面に訪問したい所ですが、時間的に許してもらえずです。
ただ天気には恵まれたかな、と思います。
今回のyamahiroさんの遠征は、
自分なら悔しくて仕方ない所ですが、ある意味流石です。
でも、即効でリベンジマッチ計画してたりしませんか？
ちなみに自分も来年幌尻岳は行く予定ですよ。
drunkさん、こんにちは！
幌尻岳に臨むまでにかかった年月・費用と
不本意な形で下見しかできなかったことのギャップ・ショックが大き過ぎて、
仕事の方も落ち着かない為、暫くヤマレコ断ちしておりまして、
お返事遅くなり申し訳ありません
その後も土日に野山を歩いてはいるのですが、
どうもピーク目指して「登ろう」という気が起きず、
次の目標も定まらず
来年のいい時期にまとまった休みがとれるかどうかも分からず、
即効・・・にも程遠い状態であります
drunkさんは来年ですか、折角の機会ですので、
是非是非、有意義な山行になさってください
コメント、ありがとうございました
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