仙丈への変わりルート・小仙丈沢遡行
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,628m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:10
天候 | 7/15 曇り 7/16 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
出発が遅かったこともあって、運よく第2駐車場に停められた。 相乗りタクシーはバスの70円増し。ロングワイドのハイエース。1200円 北沢峠からのバスも同様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢の下部で結構大きな雪渓ありました。(1つはくぐる) 小仙丈カールラストの詰めは、池ノ谷ガリーくらい崩れる感じ。 |
その他周辺情報 | 天笑閣600円 ここまで降りてくればそれほど…混んでました。(´;ω;`)ウゥゥ |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
7/15 嫁の友達家族が来るから家から出て行ってほしい(これってどうです?)という要望だったため、無理にでも出かけなくてはならず、このところ毎週出かけていたことから疲労感があったため、近場で勝負したいと思っていた。
深く考えていたわけではなく、ヤマレコの記事で北岳の花がよさそうだったので、変わりルートの扇沢〜小太郎山経由で行ってみようと思っていた。しかし以前から思っていたのは、同もヌメっていて暗くてラスト藪とどうしても行ってみたいとは思えない沢だった。そこでふと頭によぎったのは岳人BNで見た小仙丈沢。正直、大きな滝が2個とパンチがなさそう…でもラストがカールでお花畑に出られるとあってはこちらしかないでしょうと訪れることに決定。
家から近い分、出かける時間が遅くなりがち。そして忘れていたのは連休だったこと。高速に乗るまでも混んでいて芦安のバス便に間に合うかどうか…遅かった分、芦安Pは第2駐車場に空きが出ておりラッキーだった。ギリギリ、最終便のタクシーに乗ることができた。運転手によれば連休中は昼を過ぎると混みはじめ、臨時便は出るものの結構並ぶことになるそうだ。
広河原で泊まろうか北沢峠で泊まろうかいろいろ迷ったが、林道を歩きながら決めることにした。暗くなっても歩けるのが林道のメリット、荷物が軽かったからよかった。野呂川出合から両俣方面に進むと、眼前に一本の沢が見えた。どうもこれが目的の沢らしいが、稜線がすぐそこにあり思いのほか傾斜がある感じだ。情報では小仙丈沢に入ってすぐの場所にBSがあるらしかったが、出合に着いた時間からどれほど沢を歩くのかが不安だったので、出合の橋から少し下った河原を整地して泊まった。
/16 出合いすぐにある鉄の堰堤を越えるとすぐに左岸に見事な平坦地が…ものの10分。ここにすればよかった。この先、倒木がやけに多いと思っていると雪渓が出てきた。なんでこんな下に⁇長さは200mくらいか?雪渓は結構厚く、右岸側を進んだが右岸の方がよかった。河原に戻るとまたすぐにブリッジが…抜けた先が滝状に見えたのでくぐる。30m位か?出口の小滝風を越えると、幅広の河原を埋め尽くす雪渓が…
ちょっと敗退かな?なんて思いつつも先へ進む。ここは土砂や倒木で結構汚れた雪渓で、亀裂がわかりにくかった。気付いて右岸から左岸へ移動。
先には滝が見えている。結構立派で空も開けており気分のいい沢だ。右のルンゼから巻き越す。さらに10分程度で大滝。かなり下部から見えていたが直近からの眺めが一番いい。左に二条の流れが見えるが、この間の岩から一番左の流れに移り、最後は頭上の灌木利用で右岸から乗り越える。越えると傾斜の緩い河原になり、トラバースして本流に戻る。雪が解けたばかりなのかヤブなしのダケカンバ帯だ。そしてこの先からカールっぽい地形の中を登る。ダケカンバ新緑と足元が黄色系の花の咲く河原を登るのは気分良し。右岸から二本の流れが交わるところで休憩。
小滝が続き、さらに足元に花の数が増え、とても雰囲気が良い。期待していなかっただけにすごいのを見つけた感じだ。そのうち二俣状になり、上部を見てつい左の流れに入ってしまったが、Pからの派生尾根にでるようで、少し登ると右が正解だと気づきハイマツの中をトラバース。ガスるとわからなくなりそうだ。純粋に太い流れをたどると、正面に傾斜の強いハイマツ帯が見えるが、この右下をトイ状の滝が流れており正解だと再認識。ここから再び小滝群がある。ダケカンバがかぶってくると水流が細くなり、開けたゴーロの中に湧水がある。ここが水枯れ、キンキンでとてもおいしい水だ。記録では再び水が出てくるとあり、確かに出てくるが雪渓が解けた水が直に流れている感じで、あまりきれいではなかった。
源頭雪田を登り切るとカールの底に出る。登山者がものすごく多い。大きな岩の上で休憩するが、結構目立つらしい。このカールも雪解けして間近のようで、花は咲いていなかった。ここからがケモノ道なのか踏み跡なのかをたどり、ザレザレの急傾斜を岩を目指して登り、登山道に合流する。仙丈小屋への分岐に荷物をデポ、結構来ているようでよく考えるとPに一度しか登っていなかったため、とりあえず向かう。
頂上道標はあまりに人が多すぎ写真撮影渋滞。人の多さにがっかりしてPにタッチだけして戻る。小仙丈付近からの甲斐駒はなかなかだが、仙水峠までのあの落ち込み具合にびっくりした。なるべく早めのバスに乗りたいがために急ぎ目で北沢峠着。マイクロは満席、広河原からはタクシーを選択。格好がファンキーな運転手で、さらに運転までもがファンキーだった。下山後の温泉もかなり混んでいて、もう少し離れたところまで我慢すればよかった。
連休は家でじっとするのが一番!でもいい沢だった。もう少しでバイケイソウが満開かな?
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