記録ID: 120784
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ハイキング
ヨーロッパ
初Zermatt3 マッターホルンを眺めながら、初めてのスイス山小屋へ
2011年06月24日(金) 〜
2011年06月25日(土)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,095m
- 下り
- 1,780m
コースタイム
※ルートはフリーハンドで書いたので(汗)ざっくりしたイメージです。スミマセン!
1日目:12:30シュワルツゼーパラダイス→13:30スタフェルアルプ→16:30シェーンビェールヒュッテ
2日目:7:30シェーンビェールヒュッテ→エーデルワイスの道経由でGabelhorn(3392m)→12:15トリフト→14:40ツェルマット
1日目:12:30シュワルツゼーパラダイス→13:30スタフェルアルプ→16:30シェーンビェールヒュッテ
2日目:7:30シェーンビェールヒュッテ→エーデルワイスの道経由でGabelhorn(3392m)→12:15トリフト→14:40ツェルマット
天候 | 最高の晴れ!ときどきガス でも文句なしのお天気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
シュワルツゼーまでロープウェイで下山し、そこからトレック。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※当日の日記を加筆して掲載しています。 まずはロープウェイ、ギュイーーーン!で、3883m。Matterhorn glacier paradiseへ。氷河の上をわたるロープウェイは圧巻で、思わず凝視してしまいました。 晴天にガスが舞う中、頂上へ。 今までマッターホルンの周りで踊っていたガスが一気に晴れ、360度 青い空が広がっていました。 到着してまず気になったのは、隣のヤマ。ブライトホルン、4164m。 青い空と白い山。2色しかない世界が眼の前に拡がっていたのです。 私も行きたいナ、雪上登山、したいナ・・・ ザイルをつけて登っている方に思わず呟いていました。すると「あと一人ならスペースあるよ、行く?」と憧れのスイスの山岳ガイドさんが答えてくれました。 頂上までは2時間位。行きたい!!でもヒュッテの到着が遅くなってしまうし、ピッケルがないし・・・現実に戻り、「次回必ず!」と答えました。 で、もう一度360度見渡します。 マッターホルンだけでなく、スイスのアルプスが全て見渡せる世界、そして遠くにモンブラン!絶叫せずにはいられませんでした。 「ひゃ〜! きゃ〜! わ〜〜っ!!」 こんな感じです(笑)。 頂上を堪能後、シュワルツゼーパラダイズまでギュイーン下降し、ここからスタッフェル経由でシェーンビェールヒュッテへ。 スタッフェルまでの道は、危険箇所なくハイキングとして歩けます。スタッフェルからシェーンビェールヒュッテまでは特に危険箇所はありませんが、登りが続き、それなりの体力を要します。 ちょっとしたガレ場もあります。すれ違ったハイカーは7-8名でした。 今日のマッターホルンは終始ご機嫌で、ずっと笑顔で私を見守ってくれました♪ ちょうど、マッターホルンを回遊する感じで、左から正面、右、マッターホルンを左手に眺めながら、その形が刻々と変化するのを楽しみました。 そしてついにヒュッテ到着! ガイドブックでは寝袋持参とありましたが、このヒュッテには布団が標準装備されていました。ヒュッテにより異なるのかもしれません。写真内でも記載しましたが、ほとんどの方がSAC(スイスアルパイン協会)のメンバーで、特典としては、ヒュッテが割引になること等あります。誰でもメンバーになれるそうなので、よく行かれる方は、メンバーになるとお得&様々な情報が入手できるかもしれません。 ここからは、マッターホルンの背中とその背後に潜むDentd'Herensダンテホー 4171m(としか私には聞こえなかったのですが、正しい名前の読み方をご存知の方は教えてください)が見られます。この山がまたカッコ良いのですっ! そして、陽の沈む前の少し個性的なマッターホルンと、その向こう(左)にモンテローザ。 少しだけ、赤く染まってくれました。 ヒュッテでは、ドイツ人、フランス人が13名程度宿泊しており、私は大学生&遊学中のドイツ人クライマー2人 ダニエル&マティアスと盛り上がりました! 彼らは平山ユージを知っていました!が、ユージの発音が難しいらしく、一緒に発音練習しました。 そして、ドイツ語で山は男か女か?を聞いてみました。 なんとドイツ語では、男、女、性別なし、の3つに分かれるそうです。 代表的なヤマを教えて!というと、 男性 アイガー 女性 ツークシュピッツェ(ピッツェがつくと女性だそうです) 性別なし マッターホルン とのこと。 へ〜っ!! じゃ私はやっと恋人に会えたような気持ちだったのに、男でも女でもなかったのね、残念っ!な、でも楽しい夜でした。 また、日本では山岳部のことを、ワンダーフォーゲル部って呼ぶところもあるんだよ、というと驚愕していました!ドイツでも年配のヒトしかこの呼び名は使わない、と。通常のトレッキングとも少し意味合いが異なるようです。略して、ワンゲルだよ!というと驚き2倍に。ダニエルとマティアスは、ワンゲルの発音、バッチリ!になりました(笑)。 翌朝もマッターホルンは美しく、さくっと下山、のつもりが、登山道、分岐でひっかかった文字は、Edelweissweg エーデルワイスの道!? この道を選ぶと、下山時間が1時間半遅くなる。でもガイドブックにも花マーク。これは登りでも行くしかない!と決意。 行ってみたら・・・ 至福のトレッキングロードがそこにありました。 Gabelhornまでの3時間半の間に、すれ違った人は、3名だけ。 右手にはずっとマッターホルン。足元にはお花畑が途切れません。 エーデルワイスはあともう少しで開花、という感じでしたが、咲いたら圧巻!エーデルワイスの絨毯、間違いないです。 想像し、心の中で「次回ね!」と誓い、ヤマをおりました。 《山小屋の予約》 これがなかなかドイツ語のwebしか見つけられずちょっと手こずりましたが、SAC(スイスアルパイン協会)のHPから予約できます。シェーンビェールヒュッテ(Schonbielhutte)検索後のアドレスをコピペしましたが、検索画面にしか飛ばなかったので↓からアクセスして検索してください。 スイス国内の山小屋の予約: Hut information→key word(例えばZermatt)を入力した方が検索しやすいです http://www.sac-cas.ch/sektionen/monte-rosa/index.php.html?id=1&L=3 予約はe-mailで。 Hut guardian Biner-Perren Yolanda Biner Fredy Bielti, 3920 Zermatt 027 967 40 57 / 079 639 41 28 [email protected] 私はビール、水、ポストカードの購入をして、2食付きで75フランでした。 |
写真
撮影機器:
感想
初めての山小屋泊。
どこに行くかはずいぶん悩みました。私のまわりにスイスアルプスの山小屋に泊まった知り合いは皆無。自分のレベルにあった所かどうかもわからず、ちょっと手こずりました。
(ヤマレコの皆さんに相談すれば良かったです!)
出来るだけ、静かに、山歩きが出来るところ。
そこで、「スイスアルプス 山歩き 花紀行(市原芳夫署)」を購入。
この本の中で、静かにお花を楽しめる山域、とあったので、シェーンビェールを目指すことにしました。
日本の山小屋はこちらの影響も受けているのかな?と思う節がいろいろとあり、とても面白かったです。
フレンドリーな皆さんとの語らい。
私はすっかり、日本のヤマの親善大使(笑)。
世界中、どのヤマにいっても、ヤマという共通語があることは素晴らしい!
スイスでもそれを体験できた喜びは想像以上でした。
また、今度は違う山小屋に行ってみたいな☆
そして、皆さんも、もしスイスに行かれることがあれば、ぜひ、山小屋体験をオススメします。
最高の夜、そして朝が皆さんを待っています!
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コメント
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こんばんは。
マッタ−ホルンの写真が素晴らしいですね。
以前、NHKの特集で見て登ってみたくなりました。
実現は?ですが・・・。
それにしてもいろいろなお花 があるんですね。
スイス固有の花ですか。日本と同じですか。
お花を見るだけでも楽しそうですね。
こんばんは!
今siriusさんの日記を読ませて頂いていて、夏の長期縦走プランに生拍手していました
写真お褒め頂きありがとうございます☆
これぞ、the被写体力 です
siriusさんなら登れると思います、マッターホルン!ガイド付きツアーもありました
お花、また反応いただいて嬉しいです
全く同じ種類は意外に少ないのですが、それでもあります。類似していて異なっているのが多いですね。
ユニークなのはユキノシタの仲間とオキナグサの種類と数の多さ!
お花の名前なんてわからなくても、siriusさんみたいなタフなヤマの先輩がお花に目を向けてくれるだけで、私、幸せ です。
またレコってくださいね。
楽しみにしています
Tamiさん、こんにちは。
ずいぶんと長い距離を歩かれていますね。私もいつか回ってみたいですが、大変そうです。今回でブライトホルンもマッターホルンも私にとっては登る山ではなく眺める山だという事実を確認しました。
岩登りはやめて30年以上、高度に弱い体質、年令による体力の衰え。グレッシャーパラダイスで高度障害を感じましたし、30数年前のエベレスト街道でも4000m越えで高山病になりました。
25日はツェルマットに同時存在していたのですね。お会いできなくてざんねでした。
こんにちは!
25日はwakaさんもツェルマットだったんですね
入れ違いだと思っていました
私もお会いできなくて残念でした
下山後すぐに電車に乗ってしまったので、いずれにしてもお会いできなかったかもですが、いつか日本のオヤマで会えることを楽しみにしています
私も実は高所は少し怖いです
怖がりだと、慎重に歩くから、かえって安全ですよ、と慰めて頂きました。
確かに2日目の距離は結構ありました。
でもお天気&条件が良いと楽しく歩けるので頑張れました
またコメント頂けると嬉しいです
Tamiさん、こんばんは。
マッターホルンを巡る1泊2日の充実山行でしたね
足を進めると徐々に変化していくマッターホルン、
それに空いていたというヒュッテまでの道、
静かで、何か目の前の景色を独占しているようで、
贅沢な時間ですね
また「エーデルワイスの道」、この名前に惹かれるのは仕方ありません。
花が咲いていれば最高だったでしょうが、いいトレッキングルートですね。
私もスイスの山小屋に泊まってみたい。
料理も美味しそうだし、ゆったりしていそう。
アーベンロートとモルゲンロート、最高でしょうね
ところで小屋は予約なしで?
宿泊費は60SFぐらいですか?
こんばんは!
いつも温かいコメント、本当にありがとうございます
Hut情報!!!こんな大事なことを記載するのを忘れてスミマセンでした ↑のその他周辺情報に追記しました!
ご質問に感謝!です。
(エラソーに書いていますが、実はドイツ語の出来る知り合いに予約代行してもらいました )
そうなんですよ!お食事が意外に(笑)美味しくて嬉しかったです。
スープ、メイン、デザートまでありました
アーベンロートandモルゲンロート、本当に最高ですね
エーデルワイスの道、今度は開花している時期に訪ねてみたいです いつか叶うといいなぁ〜
お初です♪
サングラスではっきりとはわかりませんが、素敵な笑顔だったのでコメさせていただきました。
スイスへ行けるなんて幸せですね?羨ましいです(^.^)
きっと、一生の財産だと思います。
感動をありがとう(^^)v
初めまして!
コメントありがとうございました(^^)
サングラスしててよく分からないので、UPしてみました(笑)
恥ずかしいので、正面写真はほとんどナシてすf^_^;)
苗場山、イイですね!
行きたいなぁと思いながらまだ行けていません。
お花楽しませて頂きました
Tamiさん、素敵な山行記録ありがとうございます
マッターホルンのいろいろな表情が見えて、
自分が歩いたような気分になりました
こんばんは!
少しでも雰囲気が伝わればな〜と思ってUPしたので(^^)
daizさんにそう言って頂いて嬉しいです☆
また皆さんに楽しんで頂ける様なUPが出来たらな、と思います(^^)
いつもありがとうございます
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