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記録ID: 122512
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ハイキング
道南

真っ白しろ、展望なしの雄鉾岳

2011年07月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:18
距離
8.0km
登り
853m
下り
852m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:25 登山口
08:45 マクンベツの滝上 渡渉点
09:07 銀山沢出合
09:40 カナケ沢出合
10:17 水場
10:40 壁下
11:00 ルンゼ出合
11:17 下の平
11:25 海見平
11:40 山頂着
12:10 山頂発
13:32 カナケ沢出合
14:30 登山口
天候 曇りのち一時晴れ
でも上のほうは終始ガス
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八雲ICから日本海側、熊石にぬける国道277を熊石方面に向かいます
ピリカベツトンネルを抜けて間もなく、鉛川温泉おぼこ荘へ向かう道を左に入ります
おぼこ荘の前を通り過ぎ、林道を2Kmほど走ると登山口に着きます
駐車スペースは適当に分散させて数台分かな?
トイレと登山ポストがあります。
またその少し奥に、郵便局を改造した、おぼこ山の家があります。
丸い赤いポストがかわいい。
コース状況/
危険箇所等
・ここしばらく続いていたエゾ梅雨模様の天気のせいか、沢の水量はやや多いのかもしれない
・水はかすかに濁りが残っていました
・この山の昔を知る人たちは口をそろえて荒れた荒れたと言っていますが、地元の方のルート維持の努力のおかげで、
 特に悪場、危険個所もなく、かえってワイルド感を堪能できる楽しいルートになっています
・カナケ沢出合で、左に折れて本流を離れることになりますが、この地点を見逃さないように注意が必要
・頂稜を下るときに、ルートが直角に左に折れるところで、直進するような沢型があるので迷い込まないように注意
・沢歩きは、私はサンダルで通しましたが、流れの中をざぶざぶ歩いたほうが早い場面も多く、渓流靴があるといいかもしれません。
・沢登りではないのに渓流靴はもったいない気もするので、ホームセンターで安く売られているスパイクつき地下足袋を試してみようかな?
登山口の案内板。とても詳しい
2011年07月18日 08:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 8:26
登山口の案内板。とても詳しい
マクンベツの滝の看板
2011年07月18日 08:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 8:37
マクンベツの滝の看板
マクンベツの滝 落ち口?
2011年07月18日 08:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 8:38
マクンベツの滝 落ち口?
最初の渡渉点
2011年07月18日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 8:44
最初の渡渉点
サンカヨウの実。なんかおいしそう…食べれるの?
2011年07月18日 08:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 8:49
サンカヨウの実。なんかおいしそう…食べれるの?
大岩、倒木がごろんごろんした河原を進む
2011年07月18日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 9:07
大岩、倒木がごろんごろんした河原を進む
カナケ沢は落ち着いた渓相
2011年07月18日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 9:16
カナケ沢は落ち着いた渓相
水場の看板はあれど、水場はいずこに?
2011年07月18日 10:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:09
水場の看板はあれど、水場はいずこに?
ガスの切れ目から岩壁が・・・現れません
2011年07月18日 10:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:21
ガスの切れ目から岩壁が・・・現れません
エゾカンゾウ終わりかけ
2011年07月18日 10:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:26
エゾカンゾウ終わりかけ
見えない。。。
2011年07月18日 10:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:33
見えない。。。
岩壁基部
2011年07月18日 10:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:39
岩壁基部
トラバース道から
2011年07月18日 10:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:40
トラバース道から
トラバース道から
2011年07月18日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 10:54
トラバース道から
ルンゼ出合
2011年07月18日 11:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 11:00
ルンゼ出合
ルンゼは白いガスの中にまっすぐ突きあげていく
2011年07月18日 11:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 11:09
ルンゼは白いガスの中にまっすぐ突きあげていく
頂上からの絶景(泣)
2011年07月18日 11:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 11:25
頂上からの絶景(泣)
一瞬なにか見えた!この後デジカメがお亡くなりに なりました(泣泣泣
2011年07月18日 12:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 50, Canon
7/18 12:03
一瞬なにか見えた!この後デジカメがお亡くなりに なりました(泣泣泣
撮影機器:

感想

蚊取り線香を腰からぶら下げて出発。
銀山沢を右下に見ながらしばらく沢と並行な道をたどり、まもなく道は沢に降ります。
真新しい赤ペンキに導かれて右岸をすすみ、小さく高巻いて沢に戻ったところにマクンベツの滝の看板があります。
滝の落ち口の少し上をまず一回目の渡渉です。

水深は深いところでヒザくらいでした。
私はここでビブラムソールのサンダルに履き替えて渡渉しました。
この後も何度も渡渉がありそうなので、そのままサンダルでいくことにします。

その後も適当にルートを選びながら河原を登っていきますが、要所要所にピンクテープがあり、高巻き個所にはしっかりした踏み跡があるので進みあぐねてしまうようなところはありませんでした。

やがてオボコ沢の出合に出ますが、これからたどるオボコ沢が直進していて水量も多く、左から流れ込む銀山沢のほうが支流に見えます。

さらに小さな高巻きを交えつつ、河原を石伝いに、また時には流れの中をざぶざぶと登っていくと、カナケ沢出合に到着します。
カナケ沢は左手(右岸)から流入する小さな支沢で、この地点を見逃さないように注意が必要です。
注意を促すように沢の分岐の木の枝にピンクテープが数本ぶら下がっていました。
このあたりまで来れば雄鉾岳の岩壁が見えるのではないかと思ったのですが、上流方面は真っ白いガスで覆われてなにも見えません。

カナケ沢に入るとこれまでとは渓相が一変して、苔むした岩の続く急流になります。
沢が小さいので少し狭い感じですが、落ち着いた雰囲気の気持ちのいい沢です。

やがて「水場」とかかれた大きな看板に至りますが、どこが水場なのかよくわかりませんでした。
沢水ではないと思うので、湧水があるのだとは思うのですが。。
ここでサンダルを靴に履き替えました。

ここからは流れを離れ、正面の岩壁に向かっての急登になります。
ガスが流れて時々壁が姿を現しますが、全貌が見えることはとうとう最後までありませんでした。
この壁は何本か登攀ルートが拓かれているらしいので、できればそのいくつかは探してみたかったのに、残念。

壁の基部に達したら、そこからは壁下を南に向かってトラバースします。
夏草のかなりうるさいトラバースを終えると、そこからは頂稜に向かって一直線に伸びる薄暗いルンゼを直登していきます。
要所要所にフィックスロープが設置してあって、これは特に下りでありがたいです。

ルンゼを登りきって頂稜に出るとそこは広い平地になっていて、海見平という名がついています。
ここからは、日本海と太平洋が両方見えるということなのですが、日本海も太平洋もただひたすら真っ白けでした・・

頂稜は小さなアップダウンがあったり沢型があったりと、結構複雑な地形になっているようです。
笹のトンネルを抜け刈りわけ道をたどると、鉄柱が1本立った刈り払いの小さな広場に着き、ここが頂上です。

真っ白しろで眺望ゼロです。
ガスが流れて一瞬北西方向の山並みが見えたのですが、同定できませんでした。

頂上は虫がぶんぶんうるさかったので、「カップヌードル+セイコーマート100円お惣菜シリーズ[ざんぎ]乗せ」 を食べて、そそくさと下山しました。

下山後、おぼこ荘の露天風呂でのんびりくつろぎました。
お尻を蚊にくわれた。

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