森吉山と奥森吉滝めぐり
天候 | 雨、曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
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コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはなし。熊に要注意。しっかりとした虫対策が必要。 |
その他周辺情報 | 3日目の滝めぐりのあと杣温泉に立ち寄りましたが、蛇口から水が出ませんでした。 2日目は藤里町の元湯和みの湯と阿仁前田駅舎内の温泉に入りました。 |
写真
感想
山の日の3連休は、かなり前から秋田県の森吉を考えていた。
桃洞沢を遡り、赤水沢を下る周回コースを辿ってみたくて、森吉山ネイチャー協会にガイドを頼んでいたのだ。
だが、どうにも天気が悪く、沢に入る予定であった12日はまさに本降りの雨となりそうなので、ガイドから止めましょうと連絡が入る。
翌日は何とかなりそうだったのだが、ガイド自体が盆の行事で気が進まないようなので、断ることにした。
結果的に初日は森吉山。2日目は藤里町の白神関連の施設を見て近くの温泉をハシゴし、3日目に一人で桃洞滝と赤水渓谷を散策することになった。
2日目は天気が悪いので、大館能代空港からレンタカーを借り、そのまま阿仁ゴンドラに向かう。このコースなら半日で森吉山を往復できる。
森吉山は花の百名山にもなっているほど花の多い山だが、8月の半ばでは種類はない。だが、小オニユリらしき花がところどころ咲いている。紫色はシャジンの仲間か。
駐車場は車が多かったが、ゴンドラはがらがらだ。食堂も暇そうである。
だが、さすがに登山道は多くの人が登っていた。子供連れやグループも多い。
森吉山はいかにも東北の山らしい優美な秋田美人峰である。山頂からの展望もよいが、今日はあまり遠くの山は見渡せない。
少しヒバクラ岳方面に行くと誰もいなくなったが、そのかわりニッコウキスゲの群落となっていた。
真下の山人平も心和む光景で行ってみたいが、時間も気になるし目立つ花はなさそうなので見下ろすだけにしてもとの道を帰る。
森吉避難小屋の裏手にある神社や、ご神体ともいわれる冠岩を散策しながらゴンドラに戻って、宿となる森吉山荘に向かった。
翌日は朝から雨。行くところもなく車を走らせ、藤里の施設を見てから温泉を2カ所ハシゴして宿に戻った。
最終日の飛行機は6時だから時間はある。朝食をとって、クマゲラ保護センターまで車を走らせる。
大雨ではないが、どんより曇っていて、他に車もなく誰もいない。
暗いブナ林は熊が出てきそうなので、鈴を大きく鳴らし、ときどき大きな声を出しながら進む。
桃洞と赤水との分岐までは30分ほど。そこから10分ほど進めば桃洞滝だ。
実に見事な造形で、しばし見とれる。
左岸のマタギステップを辿って滝の上に出るが、この先はロープが必要になるから今日はがまんだ。注意しながら元に戻ってしばし休憩。
分岐まで戻り赤水渓谷へ。こちらは舗装道路に水が流れているようなすばらしいU字渓谷だ。
沢靴に履き替えて景色を眺めながらのんびりと遡る。秋はすばらしい景色だろう。1時間ほどで右手の本流に入ってしばし進めばウサギ滝である。
本当は桃洞沢からぐるりと回ってこの滝を懸垂下降する予定だったのだが、見るだけでも満足できる。ただ今日は少し水量が少なく、ウサギの形がはっきりしない。
帰りも広い沢をゆっくりと楽しみながら下って車に戻った。
途中であった人は男性一人。お互い物好きだと笑うが、ヤマレコを見ていたら、僕の入る2時間前に一人で赤水に入っていた女性がいたらしい。
熊が出そうな時刻に女性一人で入るとはなかなかの強者のようです。
しかし森吉の虫どもは強烈だ。2日目に車に乗ろうとしたら羽アリが集団で車のありとあらゆるところを覆っている。ドアのゴムやワイパーにもびっしりである。
宿の露天風呂はアブがやってきて刺してくるし、桃洞滝へのブナ林ではヤブ蚊かヌカカに服の上から刺される始末。足も刺されて真っ赤である。
秋田の山に行くときは虫に要注意である。
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