伊吹山 〜僕は夏にどれだけ冷やし,どれだけ水を飲むのか? 反省のための山行〜
コースタイム
7:54 一合目
8:16 二合目
8:47 三合目
9:17 五合目
9:55 七合目
10:46 伊吹山山頂
11:22 出発
11:50 八合目
12:13 六合目
12:27 五合目
12:47 三合目
13:08 二合目
13:26 一合目
13:49 登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴンドラが動いているかよく聞かれますけど,一合目から伊吹山ですし。 ゴンドラ乗ったことが無いので。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は歩いている人が多いので,迷うこと無し。 二合目から三合目はスキー場の道やら,三合目にあるロッジへの道が分岐するが,登山者についていけば何とかなる程度。 一合目まで,二合目から三合目までのちょっと以外木陰はないので,直射日光が襲ってきます。 五合目以上で風は涼しいですが,夏山の強烈な日差しでガンガン日焼け。 日中登る方は熱中症対策を。 |
写真
感想
夏山の中で,5〜6時間活動した時,僕は一体どれだけの水分補給をするのか?
考えて行動した経験がありませんでした。
以前はペットボトルで飲み物を持って行っていた&買っていただけでしたし。
意識して考えたことがありませんでした。
今計画している田の原から入って王滝コースで木曽御岳,仙丈ケ岳や甲斐駒,諸々のコースで5〜6時間行程の山に行って,どのぐらいの水を用意すればいいか,を確認しに伊吹山に。
山に復活した3月には思いもよらなかった「訓練」山行です。
当日はハイドレーションに2.5リットル。
予備に0.5リットルのペットボトル。
氷結お茶0.5リットルで,伊吹山に参戦。
1)ちょっとでものどが乾いたら飲む。
2)山行終了時に残量を見る。
3)後先考えずに飲む。
をルールに登ってみました。
足りなくなっても,伊吹山なら山頂&五合目で買えば水分調達できますし。
伊吹山の特徴として,5合目までは近所の低山と一緒。
熱中症に気をつけながらと思って登ってみると。
5合目以上は風が吹いて涼しいものの,前日の乗鞍岳に似た日差しの強さ。
4合目ではずした熱中症予防の冷却タオルをもう一回持ち出して。
高度があがって気温は低くなってるでしょうし,風もありますが,快晴の今日は肌が焼けて暑い。
バテない様に一定のペースで上がってみて。
行けるぞ・・・。と思いきや。
周囲の人が引くほどの発汗。
かわいらしい山ガールちゃんが引いてます,っていうか笑われています。
くぅぅぅ・・・。
汗は止まらない。
結果,登り3時間強で,1.5リットル消費。
いつもの小屋で中華そばを頼み食べてる間,吸汗即乾素材の能力を超えた汗は本当にジャーって感じで滴り落ち。
ここでも水分補給として,第3のビール350mlを足していますが。
登りきった時のシュワッはやめられません。
結果的に,水2.5リットルでは足りず,0.5リットルのペットボトル水の追加分で終了。
計3リットル。
多分,気温が低いアルプスとデラアツの伊吹山では同じでないでしょうし,もっと少ない消費量でしょうと考えられますが。
最大量は予測できる訳で。
伊吹山は登っている間も,降りている間も,ドカンとした夏空と高度感,琵琶湖の美しさ,とにかく眺望がきれいです。
素敵なお花は咲いてますし。
でも,日差しからは逃げられません。
登山口〜1合目,2合目前後ぐらいは木陰がありますが,あとは直射日光の餌食。
とにかく暑いです。
<反省点>
ア)発汗量からの衣服の濡れを見誤る
自分の発汗量を把握してませんでした。
とにかく,ものすごい汗。
カーゴパンツの横ポケットにiphone入れて,写真やら記録やら録ってましたが。
無理です。
ビショビショです。
電子機器は水濡れ事故です。
今回は花の写真や風景をとりながらと思ってましたが,iphoneをザックの
ポケットに入れたら写真をとる気が無くなって。
ザックをおろして写真撮ってたら先に進めませんし。
もっと手軽に楽しめる方法を考えなければ。
イ)発汗の結果,下腿(ふくらはぎ)に違和感
ハイドレーションにはミネラルウォーター。
ものすごい発汗で,体内の塩分は限りなく放出しました。
降り切って車の中で冷房で汗が落ち着いた結果,全身塩だらけ。
すごくきめ細やかな塩が全身&服に付着。
下腿がずっとつりそうでつらずに済んだ感じの違和感は多分これが原因。
対策は必須。
ウ)行動食
間食する習慣がありません。
ちょこちょこ,何か食べるのではなく,朝昼晩で食べるのが当たり前で。
朝食べたから,で登って行動食は普段とりません。
GWの山行でも問題ありませんでしたが,今回は山頂近くで結構な空腹感が。
イ)の問題含め,行動食を入れることも考慮すべきだと思いました。
エ)UV対策
とにかく日焼けがすごいです。
前日の乗鞍岳も合わせて。
真っ黒というより真っ赤になってます。
夏山の日差しに対する対処は考えなければ。
気温や風で忘れてましたけど,とにかく焼けますね。
でも長袖Tシャツは暑いし。
さらに,坊主頭です。
熱中症対策でキャップかぶってと思いながら。
逆にキャップ他,頭に装着すると装着した部分は顔と違い白く終わります。
結果,日常生活では「常に頭に白い水泳帽をかぶったヒト」になっちゃいます。
どうしましょ。
こればっかりは,対策が見つかっていません。
<収穫>
1)反省点が見つかる
レイヤードにしても,携行する水分にしても確認できました。
気付いていなかった&忘れていた問題点も確認でき。
計画を具体的に見直せます。
2)目的をもった山行
「登りたい」→「登る」だけだった山行が変わりました。
今回は「確認をする」山行でしたが,目的を持つことが楽しみを増やすことに
気付きました。
3)確認ができた
目的を達成しまして充実感満点。
首の後ろは既に日焼けがむけてヒリヒリしてますが。
4)どえらい夏空満載
歩いていかなければ見れない景色。
歩いていかなければ飲めない酒。
歩いていかなければ食べれない味。
雨天雨天の楽しみがあるのかもしれませんが,「地球は青かった」って言葉が
感じられるような青い空はやっぱり感動モノでした。
あ〜〜〜,楽しかった。
いろんな反省点を気付き,夏のアルプスにいよいよ参戦。
山中でお目にかかる先輩方。
よろしくお願いします。
読んでる可能性はありませんでしょうが・・・。
6〜7合目あたりで。
ベテランぽい高齢の女性が熱中症で座り込んでました。
5〜6人で行動されて,皆でその女性に氷結お茶で冷やしたりしていたので,そのままに立ち去りましたけど,心配しております。
13時ごろの2合目前後で頬を真っ赤にしながら登ってる山ガールの女子。
無理かもよ,と言いましたけどご無事でしたか?
13時半ばぐらいでスキー場の登りをフラフラしながら頑張ってた森ガール的な彼女さんとまじめなイケメンくんのカップルさん。
「危ないかもよ?」って言った僕の言葉を受けて,彼氏が「行けるとこまで行くんだ」って頑張る彼女さんに,「ベテランの方が言っているんだから」って諭してたけど,僕はベテランじゃありません。
皆様も,熱中症にはお気を付け下さい。
さて,反省点をどう解消するか・・・。
なにはともあれ,充実した山行でした。
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