北西尾根(上水晶谷左岸尾根)から御在所岳へ
- GPS
- 16:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,226m
コースタイム
根の平峠・コクイ谷分岐(9:50/10:40)〜1066mピーク(11:30/11:35)〜尾根を間違え1066mに戻る
(12:10)〜1155mピーク(12:30/12:35)〜モニュメントの広場(13:00)〜望湖台・山上公園(13:20/13:50)
〜兎の耳(14:40)〜四の渡し(15:00/15:10)〜裏道登山口(15:30)
天候 | 曇り後(9時頃)終日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根取付きから1066mピークまでは急傾斜が続く 道は無いので常に尾根筋を外さないような意識が必要と感じた。 1155mピークが近づくと尾根の雰囲気も穏やかになる。 |
写真
感想
今年の4月、望湖台から北西尾根(上水晶谷左岸尾根)を眺めて以来気になっていた。
御在所岳山頂から上水晶谷左岸まで延びる尾根を歩いた記事を目にして、増々気になっていたが
今日やっと都合がついたので出掛ける事にした。
初めての、しかも道も無いマイナールート。余裕を持って行動したいと少し早めに家を出る。
裏道で七の渡しに出ると立派な木の橋が流失している。どうやら台風6号の影響らしい。
応急処置の心細い木橋を渡り藤内小屋へ向かう。
小屋から兎の耳の河原に出て振り返ると、天気が良くなる気配か盛んにガスが上昇し、
幻想的な景色が広がっている。 そんな中を国見峠を目指して行くが何を勘違いしたのか
国見尾根に向かうガレ場に入ってしまった。予定していないコースなのに何故だろう?・・・
20分ほどのタイムロスで誰もいない国見峠に到着。
小休止の後、荒れた上水晶谷を下る。
靴を濡らして源流部を下り、わずかに広がった谷の右岸に付いたかすかな踏み跡をを辿る。
数本の枝谷を横切り小台地に出ると地獄谷出会いとなる。
(雪が消えた地獄谷を見ると左岸寄りに登路らしき踏み跡がよくわかる。)
徐々に谷幅も水量も大きくなりやがて、轟音を響かせる豪快なナメを過ぎるとコクイ谷・根の平峠の
分岐指標に出会う。指標に従い左岸に渡ると杉峠に通じるいい道に出る。
その道が尾根を越えて延びているが、その尾根が今日目指す北西尾根であることは間違いない。
これから続く長い登りに備えて、左岸河原で早めの昼食タイムにする。
北西尾根に取りつく前に、今一度地図で位置と方角を確認する。
尾根に正対して正面から取り付くが、最初からきつい登りだ。 しかし尾根の様子は下生えも無く、
疎林のため意外に歩きやすい。
道は無いがわずかに歩かれたような気配がする尾根筋を忠実に辿る。
幹や枝の助けを借り、時には四つん這いになっての急登で一気に高度を稼ぐ。
樹間から時々覗く釈迦ヶ岳?や国見岳との高度を比較しながらの登りが続く。
登りはきついが、陽差しは疎林の葉でガードされ、谷から吹き上げる風が通り爽やかに感じる。
やがて痩せた顕著な尾根筋が丸みを帯びて、やや西向きを変えると1066mのピークに出る。
展望は無いが、腰を降ろす小さなスペースは有るのでザックを外して小休止をとる。
地図を見ると距離はまだ1/3の地点だが、ほぼ高度は上げてきたのでもう長い登りはなさそうだ。
腰を上げて次のピークへ向かうが、来た方向へ直進したので西へ延びる尾根に入ってしまったようだ。
しばらく行くが人が歩いた気配が全くせず、磁石で方向確認し間違いに気づいた。
再度1066mピークへ登り返し、地図で確認すると目指す尾根はほぼ南向だ。
緩やかに下りわずかに登ると、むき出しの足元に急にササが現れる。緑に変わった尾根が
突然開けると平坦地の西に雨乞岳が展望できる。
北西尾根に入って初めて空が開けた開放的な場所になる。多分この付近が1155mピークだろう。
これでルートは間違いないと確信できた。
尾根の雰囲気も穏やかな感じになる。
更に徐々にササの緑も濃くなり、おかげで微かではあるが踏み跡が明瞭になって、向かう先には望湖台の岩場も
見て取れる。 やがて丈の伸びたササのブッシュを抜けると見慣れたモニュメントの裏に飛び出る。
北西尾根を歩ききった!!
早速、望湖台へ向かい岩場から気持ちの良い風に吹かれ、今日辿ってきた尾根を展望する。
気になっていた尾根を歩ききった満足感に浸り小休止タイムを楽しんだ後、のんびりと裏道から北谷の風を感じながら下る。
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