飯豊連峰〜夏山ロングで大石から川入まで

2017年08月24日(木) 〜 2017年08月28日(月)

• GPS: --:--
• 距離: 41.7km
• 登り: 3,520m
• 下り: 3,245m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:10

8:50 東俣彫刻公園
10:50 10:50 林道終点
12:00 カモス峰

2日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:40

10:40 カモス峰
12:30 12:30 権内ノ峰
13:50 13:50 千本峰
15:20 15:20 前朳差岳
16:20 朳差岳

3日目

• 山行: 2:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:20

9:40 朳差岳
11:00 11:00 鉾立峰
12:00 12:00 大石山の分岐
12:00 飯豊山

4日目

• 山行: 11:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 11:20

5:00 飯豊山
16:20 切合避難小屋

5日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:10

4:50 切合避難小屋
4:50 4:50 種蒔山
4:50 4:50 三国岳
10:00 御沢登山口

・スマホ電池保全のためGPS アプリで
　ログ取得せず
　計画からの転用のため目安時間
・宿泊地
　1日目：カモス峰下550m付近ビバーク
　2日目：杁差避難小屋
　3日目：門内小屋
　4日目：切合小屋テン場

天候

1日目・2日目：大雨、暴風、雷
3日目：曇り・暴風
4日目：晴れ時々曇り
5日目：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：バスタ新宿−新潟ST−越後下関ST−東俣彫刻公園(タクシー)
復路：川入−山都ST−会津若松ST−バスタ新宿

コース状況／危険箇所等

・コースはよく整備されています
・剣ヶ峰は岩場が続きます

その他周辺情報

・会津若松駅近くの「富士の湯」
　400円でいろんなお風呂を楽しめます

写真

8/24 5:25

初めての新潟駅

8/24 5:47

初めての白新線

8/24 6:44

初めての羽越線

8/24 7:33

初めての米坂線

8/24 7:49

越後下関から予約しておいたタクシーに

8/24 8:27

来ました
ロングの始まり！

8/24 8:35

さあ！

8/24 8:36

メジロアブが多いというレコを見て虫除け帽子持参

8/24 8:41

ポストに投函して出発
…とたんに雨脚が強く

8/24 9:02

沢は大増水
白く泡立ってきました

8/24 10:54

第2橋をわたる頃は更に雨が強く

8/24 13:15

急登の途中で小さな沢発見
雨水豊富

8/24 13:37

ラジオでは前線の影響で大雨洪水警報発令
行くか引き返すか迷ってるうちに雨脚が更に強く
この時点でかなり体力を使っている
でも引き返しても林道も落石危険
登っても尾根では落雷の危険
結果ビバーク
標高550付近

夕方には就寝
断続的に風雨にさらされる
翌朝4:30ごろ閃光で目が覚める
すぐに雷鳴
多分1km範囲以内
生きた心地がしない
ほどなくバケツをひっくり返したような大雨

8/25 8:19

雨が上がった
朝食のリンゴ
ホントに美味しい

8/25 9:53

撤収
腹をくくって登ることにしました

8/25 10:00

さあ
2日目
もう腹はくくっています
目指すは川入

8/25 11:04

最近の天気予報と災害情報はスゴイ
NHKラジオ聞きっぱなしと地図があれば判断出来る

8/25 11:39

やっと、やっとカモス峰

8/25 12:35

トンボ
君は何を見てんの？

8/25 12:57

今回の山行
この辺までが一番辛かった…

8/25 13:17

雨上がりはみどりが美しい

8/25 13:21

そしてお花たちが励ましてくれます
大好きなツルリンドウ

8/25 13:21

名前知らず
ウツボ系？

8/25 16:27

前杁〜

8/25 16:45

オヤマリンドウの紫

8/25 16:45

ミヤマコゴメグサ

8/25 16:49

杁差への最後の登り

8/25 17:26

池塘もしっとり〜

8/25 17:26

あと少しです?

8/25 17:29

ミヤママツムシソウ

8/25 17:29

ミヤマアキノキリンソウ

8/25 17:29

タッチ

8/25 17:30

ガスガスですが
まだましです

8/25 17:30

ハクサンフウロ
このピンクいいなあ〜

8/25 17:35

トモエシオガマ

8/25 17:41

やっとお日様が

8/25 17:42

杁差〜

8/25 17:42

ミヤマナデシコ

8/25 17:45

もうフラフラですか
やっと見つけた小屋〜
元気が出ます

8/25 18:16

クリアなお天道様
夕陽が美しい

8/26 10:42

小屋はお一人様でした
当たり前か…

8/26 10:42

青空だあ

8/26 10:43

空気も乾いてきた

8/26 10:43

3日目

8/26 10:45

ハクサンシャジン振り返ります

8/26 10:46

振り返ります

8/26 10:48

アザミ
良い色です

8/26 10:51

見えてきました

8/26 10:55

大きなマイマイ

8/26 11:12

結構辛かった
この登り

8/26 11:18

鉾立峰

8/26 11:28

この山並み
いいでえ〜

8/26 12:15

オトギリ

8/26 12:33

大石山

8/26 12:45

ヨツバヒヨドリ

8/26 13:22

杁差を振り返る
とても良い山容

8/26 14:07

頼母木小屋を振り返る

8/26 14:09

ホシガラスでしょうか？
ハイマツの実のキッチン

8/26 14:27

タッチ

8/26 14:27

頼母木山

8/26 14:32

草の葉が真横に流れるほどの暴風
20m吹いています

8/26 14:32

吹いてますが良い眺めです

8/26 15:27

どこを見ても緑の尾根

8/26 15:28

サイコーです

8/26 15:33

地神山

8/26 15:34

ヤマリンドウが多かった

8/26 15:38

ヤマハハコ

8/26 15:58

飯豊温泉の集落でしょう

8/26 16:09

1,500mあたりで立派なハイマツ

8/26 16:11

胎内

8/26 16:25

オンタデ

8/26 16:27

コケモモ
すっぱい

8/26 16:29

タカネヨモギ

8/26 16:31

胎内山

8/26 16:36

あと少し

8/26 16:55

今夜は小屋泊
門内小屋

8/27 5:08

朝の美しい光

8/27 5:13

静かな1日のはじまり

8/27 5:14

良い

8/27 5:18

山頂の祠

8/27 5:18

門内岳

8/27 5:19

北股へ続く道のりはクリア

8/27 5:20

4日目は期待がもてます

8/27 5:21

門内小屋を振り返る

8/27 5:59

門内岳を振り返る
こちらも良い山容です

8/27 6:30

きました北股岳
今回中間地点と位置付けた山です

8/27 6:34

そして大日も見えてきました

8/27 6:42

この道は素晴らしい

8/27 6:49

クガイソウ

8/27 6:50

ベールをまとった大日

8/27 6:52

御西も薄雲がかかる

8/27 7:13

ヒメウスユキソウ
今回初めて見た種

8/27 7:28

北股を振り返る
これも気持ちの良い眺めです

8/27 7:42

カイラギ岳

8/27 7:42

烏帽子から北股と門内

8/27 8:11

いく先に龍が！

8/27 8:24

これが典型的な飯豊の山並みなんですね
「飯豊はイイでえ！」

8/27 8:28

イブキトウキ

8/27 8:28

ピンクのオンタデ

8/27 8:29

トリカブト

8/27 8:30

ミヤマキンポウゲ

8/27 8:33

ニガナ

8/27 8:34

ミヤマアキノキリンソウ

8/27 8:37

チングルマ

8/27 8:37

ニッコウキスゲ

8/27 8:38

イブキトラノオ

8/27 8:38

ヨツバシオガマ
最近東北の種はキタヨツバシオガマと呼ばれてるようですね

8/27 8:42

このピンクにはキュンと来る！
ハクサンフウロ

8/27 8:43

ウメバチソウ

8/27 8:46

そして下越の山並み
彫りが深い

8/27 8:53

ツルリンドウ

8/27 8:56

オヤマリンドウ

8/27 8:57

シロニガナ

8/27 9:06

向こうには泣く子も黙るダイクラ尾根

8/27 9:11

池塘も美しい

8/27 9:12

いつも名前を忘れてしまう

8/27 9:17

ミヤマクルマバナ
初めて同定出来た

8/27 9:18

イワイチョウ

8/27 9:19

ウサギギク

8/27 9:22

モミジカラマツ

8/27 9:34

御手洗ノ池

8/27 9:38

ノイチゴ
沢山いただきました
酸っぱくて美味しい

8/27 9:42

御西へ

8/27 9:43

フデリンドウ

8/27 9:44

綺麗な紫

8/27 10:06

シャープなスミレ

8/27 10:17

天狗の庭

8/27 10:38

ツルリンドウ

8/27 10:42

ハクサンフウロ

8/27 10:44

ミヤマコゴメグサ

8/27 11:08

少し雲ってきた

8/27 11:52

フデリンドウ群生

8/27 11:57

ニガナ群生

8/27 12:06

ハクサンフウロ群生

8/27 12:45

イイデリンドウ
今回出会いたかったお花

8/27 13:09

一等△飯豊山

8/27 13:13

やっとここまで来ました！
残念ながら本峰ではガスが取れず期待していた稜線美を拝めず
先を急ぐ

8/27 13:26

ダイクラ尾根
熟達者向きのこの尾根は険しくも美しい

8/27 14:04

切合小屋まで目指します
ガスが切れるとキレイな青空

8/27 15:06

御秘所の岩場

8/27 15:42

チングルマ

8/27 16:30

切合小屋のテン場

8/27 18:25

本峰をバックに夕景

8/28 4:01

さあ5日目
最終日です

8/28 4:38

種蒔山

8/28 4:45

ところどころ岩が増えて来ました
目指す三国山

8/28 5:06

御来光

8/28 6:00

三国小屋下から岩場が続く剣ヶ峰
なかなか楽しい

8/28 6:09

竜の背の様にうねる岩場

8/28 6:36

ヨツバヒヨドリ群生

8/28 6:48

そして最後の下り
長坂を川入へ

8/28 8:01

マッシュルームのような大きなキノコ
食べられるのかなあ？

8/28 8:13

急坂を下る途中大きな休憩場所が3ヶ所

8/28 8:41

ここのブナの林は幼木が多い

8/28 8:56

到着しました
御澤の登山口
大雨の大石からよく来れました

8/28 9:10

新しいノボリ
野営場からは林道をバス停まで

8/28 9:14

バス停までの間も綺麗なお花たち

8/28 9:14

キミズヒキ

8/28 9:15

オオイヌノフグリ

8/28 9:15

ミゾソバ

8/28 9:18

キツリフネ

8/28 9:19

ツリフネソウ

8/28 9:26

キク科の仲間でしょうか

8/28 9:26

ツキミソウ

8/28 9:28

小さな秋を見つけました

8/28 9:30

白いヒメハルジオンは草原に映える

8/28 11:25

川入からはバスで山都駅まで
そして山都から会津若松まで
初めての磐越西線

8/28 11:57

会津若松ではアカベコが出迎えてくれました

8/28 14:30

駅近くの日帰り温泉でゆったり
そしてクールダウン
切合のテン場で一緒だった同年代の男性ハイカーと色々山話で楽しい時を過ごします

8/28 15:45

さあ新宿に戻ります
駅前の白虎隊の像
歴史を感じます

8/28 15:46

何か心に響きました
「ならぬことはならぬものです」

8/28 17:07

バスの車窓からの夕景
東北の山並みは美しく
そして空は大きかった〜

また来たいと思います

撮影機器：

TORQUE G01 au 京セラ

Optio WG-2 ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツx3 Tシャツx2 ズボンx2 靴下x3 下着x2 グローブ ダウン上下 雨具上下 ゲイター 日よけ帽子 下山後着替え（ズボン・長袖シャツ・Tシャツ・下着） 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 食糧 ガスカートリッジ コンロ シェラカップ ライター 地図（25000分の1地形図・山と高原地図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ AMラジオ 予備電池（単3ｘ2・単4ｘ3） 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 虫除けスプレー ハッカ油 ロールペーパー 保険証 スマホ（GPS記録・電子地図アプリ） スマホ充電池（合計30000mAh）時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント（ステラリッジ#1） テントマット シェラフ（ダウンハガー#3） シェラフカバー ナルゲン水筒（1.5Lx2・0.8Lx1） 虫除け帽子

備考

・前日の天気図をチェックせず入山し大雨と暴風、雷にさらされる
・天気予報からすると本来は入山を控えるべきだった
・朝鮮半島から南下する前線は要注意

感想

ちょっこうさん

■1日目
夜行バスと朝一のローカル線
タクシーを乗り継いで登山口に
出発してすぐに雨が降り始めた
次第に大雨となり第2橋を渡るころにはずぶ濡れ
土煙が立つほどの大雨となり途中ビバーク
標高550mあたり
登山道、谷あいの風よけ適地を選びテントを張る
正午ころから前線の影響で断続的に大雨と雷
雨が上がった合間に途中で見つけた小さな沢
というか、大量の雨水の通り道で水汲み
17時には就寝

■2日目
朝方、近くに落ちた雷で目が覚める
生きた心地がしない
ラジオで大石ダムの林道に倒木あり、とのこと
ラジオでは色んな気象警報や避難指示が出ている
それでも前線は南下する見込みのため登る決心をする
雨がおさまりテントを撤収
水分を吸った荷物はずっしりと重く
100m登る毎20分休むペース
10:00に登りはじめて17:30に杁差避難小屋到着
清水を汲んでやっと一息
夕陽も出て心の中が明るくなる

■3日目
今日も朝方からずっと暴風雨
晴れるのを待って10時前に出発
これは正解だった
やっと雨のない道行きに
頼母木ではじめて人と話す
小屋番さんの御夫婦、気さくな方
「あなたなら5時までに門内着くよ」
「門内に連絡しとくね」
そこから門内まで前線の名残で結構な暴風が続く
小屋番さんの言う通り5時ごろ門内到着
この夜も強風
ところで頼母木も門内も4G、便利！

■4日目
晴れのち曇り
疲れてきてるが晴れると気分は軽快
門内から頼母木、カイラギ、御西まで
良い天気に恵まれる
素晴らしい稜線で何度も何度も
来た道を振り返る
本峰からはガスで残念だったが
何とか切合まで来れた
これで明日は最終日
長いようで結構短かったなあ〜
ロング縦走では、特に下山前は
下りたくない気分になる

■5日目
3:00起き
テントも乾いた
靴も乾いてきている
食糧も減ってやっと身軽になってきた
最終日、川入に下る道
剣ヶ峰は岩が尾根伝いに突き出している
荷物が軽くなり、三点支持の下りが楽しい
地蔵岳下の清水を汲んで急降下する
下山後、切合のテン場で隣だった男性と
会津若松の日帰り温泉に
歳も同じくらい、山の話で
ゆったりお湯に浸かり
昼ごはんを食べて帰京


＞
以上、メモ帳の日記から転載
初めての下越、山形、福島の山
前半は辛い山行となりましたが
東北の緑の美しい山並みと優しい空気感に
すっかりファンになりました

今回、大日が未踏
いつかまた戻ってきます