恵庭岳
- GPS
- 07:18
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,121m
- 下り
- 1,111m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第2展望台からは、とても危険なので、自粛を求める標識あり。 |
写真
感想
恵庭岳は以前から急峻で崩落の危険がある山と聞いていたので行くことがない山だと思っていた。
近年、第2展望台から進む山頂までは立ち入り禁止から自粛へと変わったらしいこと又、投稿などをみても山頂まで行っている人が多いことなどからこの山への思いに火がついてきた。
相方も当然行きたくてバタバタしていた。
登山日和の当日、不安や多少なりとも罪悪感が頭をよぎる中、車内ではいつもより会話が進まなかった。
私たちが登山口に到着したのは午前8時で既に駐車場は満車になっていて、丸駒温泉へと進む分岐側の路肩に駐車を指示された。
「恵庭岳ってこんなに登山者が多いんだね」不安や罪悪感が少しだけおさまったような気がした。
標高300メートルあたりの登山口から、500メートル手前までは、比較的緩やかな斜面を登って行くが、それから1000メートルあたりまでは「これでもか」というくらい急峻な登りが続いてる。
そこを登りきると第1展望台にたどり着き、眼下には支笏湖が開けて見えてくる。
見上げると上部にそびえるトンガリの主峰を目の当りにする。
そこから、第2展望台へは特に危険ヶ所もなく楽に進むことができた。
実はこの時点でも山頂へのアタックはまだ半信半疑で迷いが続いていた。
休憩中、近くにいた方が以前山頂への登頂をしていてその状況を教えてくれた事又、山頂まで行かなくても、「少し進むと更に眺望が良くなるよ」などのアドバイスを受け、もう少し先に進んで見ようと決断をした。
しかし、進む登山道は岩場のすぐ下を通り過ぎて行くために崩落の不安もある。
相方も一緒に進んでいったが、途中で断念し展望台で待機することにした。
そこからは一人になりさらに不安になったが、その反面山頂に対する気持ちはもう止まらなくなっていった。
無心とはこのようなことをいうのだろうか、もうそのことしか考えることができなくなっていった。
主峰の右側を巻いていきながら一旦くだり、再び登りきると案内板のある西峰との分岐にたどり着く、そこは支笏湖への展望が開けた稜線上になり一息つくことがでた。
さらに案内板に従い主峰へと進んでいく。
山頂直下辺りからは、脆そうな岩場がいくつもあり歩く場所も限られてくる、最後の登りは比較的シッカリとした岩場に太めのロープが取り付けられていて思いっきり身体をあずけそのほぼ垂直な岩場を登りきることが出来た。
達成感と恐怖が入りまじり、今までにない感情が身体を震わせた。
そこからの展望はもう言うまでもない!!
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