キナバル山

- GPS
- 29:14
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 3,484m
- 下り
- 3,487m
コースタイム
ティンポホンゲート10:25-15:35ペンダントハット
【2日目】
ペンダントハット2:40-3:55サヤサヤ小屋4:10-5:50ロウズピーク6:15-?ヴィアフェラータ起点-ビアフェラータ終点11:25-11:40ペンダントハット12:10-15:40ディンポホンゲート
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
【事前】
・個人手配をした方が安上りなので、いろいろとインターネットで調べてみたが、今回はツアー会社に頼むことにした。BorneoTrailsさん。日本人の担当者がいて、手配や質問は、日本語でOK。
・これも迷ったけれど、アクティビティー「ヴィアフェラータ」にも参加することにした。
※「ヴィアフェラータ」(イタリア語で「鉄の道」)とは、ワイヤーロープやはしご、歩道や吊り橋のように固定された設備が整っている登山コースのこと。キナバル山のコースは世界で最も標高の高い所にあり、ギネスブックにも認定されている。
・料金は一式2500RM(約63,000円)。それ以外に使ったのは、下山後のジュースとビールくらい。
【1日目】
・前日はコタキナバルに宿泊。ピックアップの時間は7時。それまでにパッキング、チェックアウトを済ます。登山に不要な荷物は宿に預かってもらった。
・その後、他の客のピックアップのため何軒かのホテルを回り、キナバルへ向かう。朝のうちは晴れていて、道中、山の形もくっきり見える。キナバル山はゴツゴツして、かっこいい。
・公園本部到着は9時半頃。その頃には雲がかかってしまい、キナバル山は全く見えなくなってしまった。
・公園本部での手続きは旅行会社の現地スタッフがやってくれる。紙へ記入し、入山許可証と弁当を受け取る。ガイドの引き合わせを受け、公園のミニバンに乗車してティンポホンゲートへ向かう。
・ゲートでチェックを受け、10時半頃、登山開始。
・延々と樹林内の急な登りが続く。
・30〜60分毎に休憩所がある。トイレと東屋とゴミ箱がある。途中の休憩所でもらった弁当で昼食。
・上から降りてくる人たちは、みんな雨具を着ている。上の方は雨なのかと心配していたら、案の定、途中から雨が降り出してくる。
・雨の中ひたすら歩き、15時半頃にようやくペンダントハット小屋に到着。所要約5時間。結構疲れた。
・ヴィアフェラータの説明会は16時から。着ているものは濡れてしまっていたので、風邪をひかないように急いで着替えを済ませる。
・小屋では水、お湯が自由に使える。インスタントコーヒーやティーパックも置いてある。冷えた体に温かい紅茶はありがたい。
・説明会ではコースの概要や、ハーネル、カラビナの使い方のレクチャーを受ける。ヴィアフェラータではちょっと特殊なカラビナ・ワイヤーが使われている。
・途中休憩を挟んで19時頃説明会終了。結構、長かった。
・夕食は、別の小屋ラバンラタへ移る。
・食堂から外を見てみると、雲がとてもきれい。
・夕食はビュッフェスタイル。品数もいろいろあって、味もよかった。売店を見たらビールを売っていたけれど25RM(約630円)と高い。頑張って担ぎ上げたビールを飲む。
・ペンダントハットに戻る。翌朝も早いので早目に就寝。
・夜半、雨が強くなってくる。
【2日目】
・朝1:30起床し、簡単に朝食を済ます。
・あたりはまだ真っ暗。満月。月明りが心地よい。
・2時半に小屋前のゲートが開き、登山開始。
・しばらくは樹林内の急登。登り始めてすぐの急登はやっぱりつらい。
・30分強登った所に展望台がある山麓の村々の明かりが点々と見える。休憩。
・樹林帯を抜け、階段を上るとスラブ帯に入る。
・すぐにサヤッサヤッ小屋。チェックポイントでのチェックを受ける。
・その先もスラブ帯。真っ暗なので、周囲が全く見えないが、延々と続く。途中ロープ場もある。雨で濡れて滑りやすい箇所もあり、慎重に進む。
・斜面を登りきると、頂上が見えてくる。そこから先は道もゆるやかで気持ちよく歩ける。
・空も少しづつ明るくなってくる。雲も晴れてきた。
・6時前、頂上到着。すでに人がたくさん。残念ながら、着いた時にはまた雲が広がってしまっていた。日の出も見れず。
・ほんの何度か雲も晴れ、キナバル山頂付近のゴツゴツした岩や崖を見ることができた。迫力ある。
・少し下ってヴィアフェラータ開始地点でガイドと合流。
・ヘルメット、ハーネス、ロープを準備して7時20分、ヴィアフェラータ開始。ヴィアフェラータに必要な装備は、ガイドが起点まで担ぎ上げてくれている。
・今回は客3人ガイド1人の4人パーティー。なぜか私が先頭を行くことになってしまった。
・始まって早々、急な斜面を岩盤に打ち込まれたステップを頼りに下りていく。ガスのせいで下が全く見えず、ロープで確保されているとは言えやっぱり怖い。
・トラバースでは、ロープにもっと体を預けるように言われる。その方が楽なのは頭では分かるが、なかなか怖くて中途半端になってしまう。
・慣れてくると、どんどん楽しくなってくる。
・途中、吊り橋やロープ橋もある。とても緊張したが、やっぱり楽しい。
・9時半頃、ようやく樹林帯まで下りてくる。装備を解いて一休み。それまでの間、休めるような場所もなかった。
・しばらく樹林内を歩くと、下方に小屋が見えてくる。そこから直接下りられるのかと思ったら、今度はヴィアフェラータで登山道まで登らなかればならないみたい。
・登りは怖くはないが、体力的に結構しんどい。
・最後のガケを登り、11時頃、無事ゴールに到着。たっぷりと3時間半、十分に楽しめた。
・小屋に向けて下る。雨のせいで道もぬかるんでいて、下りも結構しんどい。
・11:40、小屋に到着。ここまでで十分、一日を満喫した気分。これからまだティンポホンゲートまで歩かなければならないと思うと気が重い。
・小屋で遅めの朝食。荷物をまとめて13時前に出発。
・ひたすら下って約3時間、16時前にティンポホンゲートに到着。
・ゲートから公園本部へは車で移動。
・下山が思ったより遅くなってしまったので、車はどうなっているのか心配していたけれど、タクシーを手配してくれていたみたい。
・弁当を受け取り、ビールとジュースを買って、タクシーの中で食事しながら帰路につく。
天気が悪く、展望はほとんどきかなかったけれど、大スラブ帯や初のヴィアフェラータをたっぷりと楽しめました。
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