岩手遠征その2 岩手山撤退顛末記 逃げるは恥だが役に立つ
岩手県
aideiei
体力度について
- GPS
- 03:24
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 826m
- 下り
- 804m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:20
| 天候 | 晴れ→曇り→豪雨・雷 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
|
写真
4合目・・・ここで気づく・・・。空気がざわめいている様子を・・・その後聞こえる・・・雷の音を・・・。とたんに悩み始める私・・・。
とたんに悩み始める私・・・。
で、気象庁のHPを開く。盛岡少し北が岩手山だから、青森や岩手から秋田方面に伸びる雨雲がこちらにかかってくるかもしれない・・・。これを見て私は5合目を飛び出した。
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30分経ってみる、南の方にも雨雲がやってきた。申し訳ないがこれを見ると撤退だ。登山口で、tsuiさん、niiniさんらと会い、難しかろうということも伝えたが、結局グループは山頂まで登られたそうで、天気は回復したとのこと。
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登山口で、tsuiさん、niiniさんらと会い、難しかろうということも伝えたが、結局グループは山頂まで登られたそうで、天気は回復したとのこと。
でも、いいんです。盛岡観光に努めます。まずは、温泉、焼走りの湯。天然温泉だ。単純温泉であるのでやさしいお湯である。なお、下山途中でデジカメが調子が悪くなりここからは携帯電話撮影になる。
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で、焼走り溶岩流である。1600年代から1900年代にかけて何回かに分けて噴出した溶岩流。なお、岩手山は火山の影響か2004年まで登山規制がかかり、山頂まで登れなかったのである。
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これ、実は教育記念像・・・。戦前に水泳学習で溺れた児童を助けるために命を落とした女性教師をモチーフとしているが・・・。妙にセクシーだ。
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南部利祥中尉の像、日露戦争で学友（後の大正天皇）の前に立ちはだかり戦死したことで強度の英雄として銅像ができた。上部の銅像は大東亜戦争時に供出されて今は台座だけが残る。
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はい、レンタカーを返し、駅に到着しました。盛岡三大麺冷麺、ここで食べます。辛さ増しの激辛にしてみたが辛いとは思わなかった。
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感想
昨日の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1249836.html
（岩手遠征その1 名峰「姫神山」に登り、その後盛岡付近を楽しむ。）
私は早起きし、自動チェックアウト機にてホテルをチェックアウトした。二日酔いもない、朝食は途中の牛丼屋で食べよう、車を走らせる。たまたま見つけたすき家で朝食、かくして登山口に着く。天気は晴れ、準備をそそくさとすましGPSを入れ登山口を後にする。
最初は火山灰の道、そこそこ急な道である。登山者に追いついて抜かし、私よりも早い登山者には抜かれる。70台の地元のおじいちゃんが半分駆けながら私を抜いていった・・・。そういう人、いろんな山に結構いるんですよね。
0．5合、1合・・・2合・・・3合・・・このころであった。汗が異常に噴き出てきたのである。風が生ぬるく湿度が高くなったのだ、その兆候を雨とは思わずさらに登る・・・4合目・・・一瞬周りが明るくなった。
12秒後ぐらいに轟音に包まれた、まるで戦争中、敵弾が近くで爆発したような音が響いた・・・落雷である。
4合目と5合目の途中で、風が寒くなり私はトレーナーを1枚着た。そして5合目でもう一度ピカ・・・・・・ドドドーン、バリバリパリパリ・・・。着弾である、思わず「衛生兵！！前へ！！」と言いそうになってしまった。
携帯電話を取り出し気象庁のHPで雲の様子、解析雨量・降水ナウキャストなどを見る。大きな雨雲が岩手県と青森県の境から秋田県に向かって伸びている、しかも色が赤ということは1時間で50�舒幣紊旅覬�となっているようだ。これからその雨雲が盛岡の北側にある岩手山付近にかかる可能性がある。
さあ、ここでの判断だ・・・。8合目小屋まで逃げ込めばそこで雨をやり過ごせる、その後に登頂するか・・・。それとも濡れるのを覚悟して下山するか・・・。選択だ。
レンタカーを返す時間は決まっている、新幹線の時間も決まっている、月曜日は仕事だ、岩手山は稜線歩きもあるのだ、でもせっかく岩手山の5合目までやってきたのだ・・・。
5合目で情報収集を行った結果、撤退することとした、雨はまだ降っていない。雨合羽もある、でも落雷の危険性、豪雨で小屋停滞の可能性を考えるとこれ以上登る気にはならなかった。
いったん下ると決めてからは速い、頭の中にはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に使用された星野源の「恋」がかかり、ガッキーのダンスが頭に浮かぶ。そしてしばらくして、雨が降り出した。雨合羽を着るのも面倒くさくどんどん下る、車に戻れば着替えはいくらでもあるのだ。
そしてまたピカ・・・頭の中で秒を数え始める、6秒で着弾、轟音が鳴り響く。雷が鳴ってから音は1秒で344m進む、つまり6秒で聞こえたということはそれを掛け算し約2km近くでの落雷ということである。思わず「〇〇上等兵負傷！！衛生兵前へ！！」と言いそうになったがやめた・・・。
雨から逃げる、雷から逃げる、これから登る人も結構いたが止めて戻る人も結構いた。
下山した時、そこにはA食堂で何度もご一緒になり、ヤマレコでも相互フォローしているtsuiさんがいた。向こうから話しかけてこられた。「あれっ？aiさん？？」「あれっ？tsuiさん？？」
そして同行メンバーをご紹介していただきました、niiniさん、tropperさん、coroncarinさんでした。しかしながら、雨がまた降ってきたためいろいろ話はできず、車に戻りました・・・。（立場を変えたら、私が車に戻るのを見送られた？？）無事に山頂に到着できて良かったです。
最後の言葉は「じゃ！！またA食堂で！！」でした・・・。岩手県の山の登山口で、東京都高尾駅北口の食堂の名前が出てくるとは・・・。反省します。
10時台に戻ってきたので、まずは温泉です。近い温泉というといくつか出てきたが「焼走りの湯」を選択して車で向かう、少々熱めのお湯で長いことは入ることができない、しかも露天風呂がない。入浴時間は短めになり、ここで「焼走りラーメン」なるものを食す。
この地域では岩手山の火山のイメージで激辛ラーメンを「焼走りラーメン」という名前で売り出している。しかし、まだまだ甘い、本当の激辛を目指すなら、激辛の中のうまさを目指すにはまだまだだなとも思った。そして、そこで唖然・・・デジカメが動かない・・・よってここから携帯電話撮影になります。
そして観光だ。昨日使った博物館4館周遊券が1館分余っています。そう、啄木記念館で買っていたのです、7つの博物館のうち4つまで入ることができるチケット、昨日に石川啄木博物館、原敬記念館、盛岡先人記念館の3館に入場していましたので、このチケットであと1館入場できるのです。そこで私は「もりおか歴史文化館」に焦点を当て、岩手公園を目指したのです。
この博物館だけではなく岩手公園自体を再訪したいと思っていました。（日本百名城登城の時に一部は見ていた）
博物館は、盛岡藩南部氏の歴史、秘蔵品など盛りだくさん、そして常設展入り口にある江戸時代の庶民の風景映像が素晴らしかった。江戸時代の庶民から見た感想などをアニメーションで表現している、じっくり座って見てしまった。
その後、岩手公園（盛岡城址）を散策し、給油してレンタカーを返した。駅ビル「フェザン」内の冷麺店で盛岡冷麺を食べ、新幹線の時間までアルコールをたしなむ。新幹線内、東京駅からの横須賀線グリーン車でもアルコールで祝杯を挙げ、自宅に戻って来た。
今回のレール&レンタカー＋ホテルという方式は結構使える。土日に使うとしても、拠点となる街近くに登りたい山が2つあるかどうかだ。そしてその一つは土曜日に到着してからレンタカーを借り登山口に到着できる山だ。もう一つは日曜日の朝一でとりつくことができよう。そういう都市があるかどうか確認していきたいと思った。
そして、今回の岩手山は5合目で撤退であった、この判断、正しかったかそうでないか検証が必要だとも思った。自分が持っている情報、装備、条件、撤退するという判断は正しかったのかどうか、いろいろ考えていきたいと思う。
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parsleycandyさん、初めまして、aideieiと申します。コメントありがとうございます。
盛岡は観光に力を入れていると感じています。私は歴史や自然が好きなのでそういう観光については盛岡は充実しています。何度も来ている街ですがまた何度も来たくなってしまいます。
aideiei@群馬でした。
早めの撤退判断は、決して間違ってなかったと思います。
また次回、晴天の下 頂上を目指せばいいではないですか
うまくいかなかった山行のほうが、最近は心に残ります(笑)
cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
こういうこともあるんですね。登山口では全く雨の気配はなかったのです。
岩手山は高山植物が有名なので、植物に興味があるやつは今じゃないでしょう、と山に叱られたと思うことにしました。
aideiei@群馬でした。
おこんばんは〜🎵
雷鳴が聞こえたら撤退！懸命な判断だと思います。
確か岩手山は、4合目くらいから溶岩で低木しか生えていなかったかと。ましてや8合目では完全に森林限界を超えます。
よって、雷の中を登り続けるのは自殺行為だと思います。
その後、晴れたようですが、撤退のご判断は正解だったと考えます。
これからも安全登山で楽しみましょう！
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
追伸、写真の冷麺はぴょんぴょん舎の冷麺ですか？
kazu5000さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
前日の予報では雨の確率は0％でした。それでも、こんな感じになってしまいました。
良かったのは気象庁のHPをすぐに確認できたこと。技術の進歩を感じました。
でも、気象庁の観測データが手に入ってもそれを活用できないことですね。気象予報士の資格の勉強しようかなあ。
なお、冷麺はフェザン地下にある冷麺屋さんなのでぴょんぴょん亭ではありません。申し訳ないっす。
aideiei@群馬でした。
aiさん
やめる(撤退)の決断は、勇気がいると思います。
でも撤退で正解だったと思います。
また、リベンジの楽しみができましたね。
それにしても岩手県の山でtsuiさん他の皆様にに会われるとは驚きました。
hamburg
ＨＢさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
姫神山と岩手山は夫婦でしたが姫神山が早池峰と不倫したので岩手山が激怒し噴火した、という伝説があります。ひょっとして前日に姫神山に登ったので岩手山が激怒したのかもしれませんね。
高山植物が有名なので来年夏に再訪したいですね。
aideiei@群馬でした。
aideieiさん、こんにちは。
雷での撤退は残念でしたね。
でも、山の雷は怖いですから
無事下山が第一、お疲れ様でした。
実は先週、TVで「宮沢賢治の食卓」というドラマをまとめてみたところで
ドラマ内容はもちろん、岩手の素敵な風景写真も紹介され
すっかり脳内が「岩手週間」になっていました。
そんなところに「岩手レコ」が複数登場して
すっかり岩手でいっぱいです
前日に一山登れてよかったですね。
きれいに岩手山も見えていましたし
レール＆レンタカー、便利ですね。
私は車の遠出が苦手なので、今後参考にしたいと思います！
sumihiyoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
盛岡近くに登りたい山二つあり、土日晴れの予報、行ってしまいました。まあ観光も充実していたので良かったと思いたいですね。
東北６県、どこも見どころ多いですが、岩手の旅は唄があります。和歌としての唄、詩としての唄。漂う雰囲気が好きなのです。
岩手旅行、おすすめです。
aideiei@群馬でした。
aideieiさん こんばんはー
いやー 先日は びっくりしました
山から くまさん ならぬ aideieiさんに であーあーたー
で。これが 道志や 丹沢 ましてや 高尾あたりだったら さもありなん、という感じですが まさか 岩手山でばったりとは。
じつは 我々も 盛岡駅から岩手山に向かう途中の 雨で
登山口までの道で 大雨。登山口では 小降りになったので様子見て、と思ってました。
だんだん小降りになって かっぱ きて いけるとこまで行こうかとスタートしたところでaideieiさんとの 遭遇です。
お話 伺って、他の方にもお話うかがって いけるとこまでと 思ったわけですが、 雷の気配あったら 帰ることにしてました。
特に 稜線歩きの 雷は致命的ですから。
手元の 当日の天気 予報は午後から 雨あがる でしたので
上りましたが 途中雨が上がり、雷の気配も なかったので 5合目まで到達。その後6合目7合目と稜線にでても 雨が上がったままでしたので8合目の小屋までいきましたところ 完全に雨が上がりました。
山の天気 ってむつかしいです。
その後も 雨の 気配は ほとんどなく 下ることができました。
下りでは 団体さんっぽい 初心者の方々もいました。
次は ちゃんと 眺望が良く 雨の心配ないときに チャレンジしたいです
tsui
tsuiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
あんなところで鉢合わせでは、本当にクマがおりてきたかと思われたでしょう。でも、その後登ったtsuiさん達はご無事だったようで何よりです。早出を基本としていますので朝一から登りましたがそれが仇となることもあるようですね。
実は本日、リベンジして岩手山ではなく他の百名山登ってきました。台風の影響を考えた人が多かったのか、本当に人が少なったです。
明日の日曜日は台風接近ということで家に引きこもってレコ書きの予定です。
家から一歩も出なくても大丈夫なように、ビールと焼酎と、ストロング缶・・・冷やしておきますぜ・・・。
aideieiでした。
aiさん 山は逃げません＠＠っていちも思って登ってるmuttyannです＠＠
でも、tsuiさん御一行との出会い、すっごい偶然ですね＠＠
岩手山は、山容も大きいですから、無理は禁物ですね、、。
でも綺麗な、印象ある山ですよね、、。
安全第一で！！
でわ、、また、、あさかわで、、
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実は山に取り付いてからの撤退って、人生で2回目です。1回目は大菩薩峠から滝子山まで縦走をしていたが、時間が足りなくなり米背負峠から甲斐大和駅に降りたこと、そして今回ですね。後に天候が回復したのですが、今回の判断は良かったかなと思います。
山で知り合いにばったり・・・なかなかないですよね。過去には、仙丈ケ岳で仕事上の過去のお客さんに出会ったことがあるくらいですかね。
またA食堂で作戦会議しましょう。
aideieiでした。
初めましてのネイティブ・モリオカンです。
冷麺は辛いのを食べたいのであれば「別辛」を頼まなければなりません。
これは、辛みが別容器できます。
辛味が足りなければ追加可能です。
ネイティブはカクテキを別注文もしますが。
次回、是非それでチャレンジを。
gogo55さん、初めまして。こんにちは、コメントありがとうございます。
岩手盛岡、本当にいいところだなと思っています。文化あり歴史あり自然あり、特にじゃじゃ麺が好きで行くたびに食べています。岩手以外ではほとんど食べられませんから・・・。
冷麺は関東の焼き肉屋でも食べられるんです、で、私は激辛好きですので冷麺でも一番辛い物を頼んだんですが、自分の辛味耐性が強すぎるのか、辛みを感じませんでした。フェザン地下1階の冷麺屋では「激辛が一番辛い」ということでそれをオーダーしたのですが・・・。
辛みを別に頼めるのであればそれもいいかなと思いました。カクテキもいいですね。多分来年夏に岩手山再訪を企画すると思われます、その時にまた冷麺を食べたいと思います。じゃじゃ麺の次ですが・・・。
本当、岩手は旅をしていて面白いところです。
aideieiでした。
スイマセン・・・これも遅コメですm(__)m
山中での雷は・・・平地で聞くよりかなり怖いと感じますね。
それに実際に危ない！
雷だけでなく、雨でのスリップや濡れての体温低下などの影響もあるので、「見切り千両」だと思います。
後になって晴れたとか、雨のままだったとかはあくまで結果論ですから、その状況ならその時に何をすべきか・・・ですよ。
焼け走りの湯、拙者も行ってみたい温泉の一つです。
半袖隊長、こんにちは。コメントありがとうございます。
怖がりなもので、雷が鳴り、落雷が何度かあり、さらに雨雲が来襲する予報を見ての撤退ですね。実際の撤退から１週間ほどたって冷静に考えてみると、あの場面では仕方なかったと思えるようになり悔しさはなくなりました。
まあ、命あってのものだねですね。
今後も山にはたくさん登ると思いますが、冷静な判断をしていきたいと思います。それにしても、携帯の電波が入ること、気象庁の観測データが簡単に手に入ることで遭難が少なくなってほしいと思っています。
aideieiでした。
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