大常木谷（下駄小屋沢〜竜喰谷下降）

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月10日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 9.4km
• 登り: 600m
• 下り: 599m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:20

9:00 大常木谷下降点
9:40 9:40 大常木谷出合
16:20 宿泊地

2日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:40

8:20 宿泊地
13:00 大常木谷下降点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一之瀬林道、看板のある大常木谷への下降点に駐車（2台駐車可）。林道にはその前後にもいくつか駐車スペースがある。

コース状況／危険箇所等

会所小屋跡は広くて平らな快適ビバークサイトだが、立ち木がないのでタープは張りにくい。

その他周辺情報

帰りに温泉「のめこい湯」がある「道の駅たばやま」に寄ろうとしたが、満車で駐車するまでに時間がかかりそうだったので諦めた。

写真

9/9 8:57

下降点の駐車スペースにある看板。

9/9 9:07

駐車スペースから急斜面を100mほど下降する。

9/9 9:13

一之瀬川本流に降り立ち、下流に向かう。

9/9 9:38

大常木谷出合。

9/9 10:04

すぐに現れる5×8m滝。倒木の上を渡って越えるGesso。巻きは右から。

9/9 10:09

午前の柔らかな日差しが谷に差し込んできた。

9/9 10:11

9/9 10:18

五間ノ滝8m。

9/9 10:24

釜の右側をへつり、水流の右脇を登る。

9/9 10:32

ゴルジュが続く。

9/9 10:36

ナメ小滝。

9/9 10:39

水が透明で美しい。

9/9 10:43

次々と現れる小滝を越えていく。

9/9 10:47

緞帳のような岩。

9/9 10:52

奥秩父らしい森と水の風景。

9/9 11:19

千苦ノ滝25m。

9/9 11:54

左岸の踏跡を辿って高巻くが、途中でルートを間違えて上に行き過ぎたので懸垂下降しながら戻る。危険なトラバースのところにはロープが張ってあった。食い込んでますね。

9/9 12:43

山女淵は泳いで突破。

9/9 13:05

切り立ったゴルジュをさらに進む。

9/9 13:05

早川淵は右岸を水に浸かりながら。

9/9 13:09

きれいな淵や釜がたくさん。

9/9 13:41

巨木と枝沢。

9/9 13:44

早川淵を越えた辺りから竿を出してみる。

9/9 14:42

モミジ沢が合流する辺りにいい淵があった。尺ヤマメが飛び跳ねていたので竿を出すが……。

9/9 15:06

5m＋7m2段の不動滝。下段は右から簡単に登れる。上段は左を巻き気味に登り、落口へ懸垂下降。立ち木にシュリンゲが乱打された懸垂支点あり。

9/9 15:20

降ります。

9/9 15:21

不動滝の上流も小滝が続く。

9/9 15:27

テン場を探しながら小滝を快適に越えていく。

9/10 6:28

御岳沢を越えた辺りの左岸でビバーク。タープ＋シュラフカバーでゴロ寝。

9/10 6:28

残念ながら山女魚は釣れなかったが、豚汁・白飯・ソーセージその他でゴージャスディナー。

9/10 8:23

テン場に朝陽が差し込む。2日目スタート。

9/10 8:34

ほどなく会所小屋跡。ここで遡行打ち切り。

9/10 8:48

大常木林道。

9/10 9:02

けっこう怖い橋もいくつか。

9/10 9:09

9/10 9:35

シナノキのタルを乗っ越す。

9/10 9:53

きれいな森の斜面。

9/10 9:53

地形図とにらめっこしながら沢筋を探す。

9/10 10:17

下駄小屋沢を下ると、ほどなく竜喰谷が見えてきた。

9/10 10:18

竜喰谷、曲り滝10m下の左岸に飛び出した。ここから竜喰谷を下降。

9/10 10:20

曲り滝はガイドブックに10mと記されているが、どう見てももっとあるよな〜。

9/10 10:38

階段状8×10m滝はロープを出した。

9/10 10:44

階段状8×10m滝を下から。

9/10 10:58

末広がりの10mナメ滝は慎重に。

9/10 11:07

精錬場ノ滝。

9/10 11:29

右岸を懸垂下降。

9/10 11:32

滝下にはひっくり返った木がぶら下がっていた。

9/10 12:01

幅広5m滝の落口。前方に竜喰谷出合の滝が見える。

9/10 12:05

幅広5m滝はなかなか美しいスダレ状。

9/10 12:07

竜喰谷出合の滝中段。右端を辿って登るが、この下には地獄が待ち構えているのでスリップ厳禁。

9/10 12:13

出合の滝中段を右岸から。左は一之瀬本流。

9/10 12:14

本流を渡渉して急斜面を上がる。

9/10 12:15

一之瀬林道に出ました。

撮影機器：

Nikon 1 AW1 ニコン

感想

Luigi

8月のクソ暑い日にこのエリアに泳ぎに行こうと思っていたが、とうとう天気が良くてクソ暑い週末がやってこないまま9月になってしまった。そろそろ行かないと泳ぐ気力がなくなる季節になるので、焦って大常木へ。今回は竿も持参して一泊二日ののんびり遡行なので気がラクだ。

駐車スペースから急斜面を下降して一之瀬川本流に降り立つ。水量はけっこう多い。本流を20分ほど下ると、左から大常木谷が合わさってきた。最初の倒木のある5×8m滝、Gessoは倒木渡りにチャレンジし何とか渡り切った。千苦ノ滝25mは左岸高巻き。踏跡を辿るがかなりの急傾斜で怖い。ルートをミスッてかなり上まで上がってしまったので、懸垂下降で降りて踏跡に戻る。崖っぷちのトラバースがイヤなところだが、ロープが張ってあるので安心。山女魚淵は泳ぎで突破、水が冷たい。早川淵を越えてしばらく行くと大きなプール状の淵があり、尺モノの山女魚が何度も飛び跳ねている。上からだと魚影もはっきり見え、竿を出して粘るが、とうとう釣れなかった。

不動滝を越えた先で、我々が釣りをしている間に抜かされた先行5人パーティがビバークしていたので、さらに先まで足を延ばし、御岳沢を過ぎた辺りの左岸をテン場に。この沢は他にもビバーク適地は多数あった。今回はタープのみのゴロ寝。焚火と酒と豚汁・白飯・ソーセージ・その他のツマミで盛り上がる。夜は周囲から鹿の啼き声がウルサイくらいに聞こえてきた。

2日目は、当初テン場にと目論んでいた会所小屋にて遡行打ち切り。会所小屋跡は石積みの広くて平らなスペースがありビバークに最適だが、周囲に立ち木が少ないのでタープ張りは辛いかも。ここから大常木林道尾を辿ってシナノキのタルを目指す。林道とは名ばかりの踏跡で、断崖に朽ちかけた橋がかかっていたりしてなかなか楽しい。

シナノキのタルを乗っ越して笹薮がうるさい反対側の斜面を下る。ほどなく沢筋となり下駄小屋沢を下ると、竜喰谷の曲り滝10mの下に出た。直下の階段状2段8×10m滝はロープを出して。精錬場の滝も右岸巻き道を懸垂下降。空中懸垂となり、ぶら下がって遊ぶ。幅広5m滝まで来たら、一之瀬川本流の竜喰谷出合の滝が見えた。

出合の滝は中段で竜喰谷が出合うが、水量ドバドバで下段に吸い込まれそうな感じで迫力があった。上段の左岸ぎりぎりをへつり気味に登るが、滑ったら地獄の釜に吸い込まれそうでスリリングだ。一之瀬川本流を渡渉し、急斜面を這い上がると一之瀬林道に出た。林道を辿り、スタート地点に戻る。