富士山(須走口ルート)



- GPS
- 23:00
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,826m
- 下り
- 1,812m
コースタイム
12:40[須走口五合目]-14:30[新六合目]-15:20[本六合目]-16:40[七合目]-17:40[本七合目]見晴館泊
【2日目】
23:40[本七合目]-00:10[八合目]-00:30[本八合目]-1:10[九合目]-2:45[山頂]5:40-7:20[剣ヶ峰]-
8:20[須走口下山道]-8:55[九合目]-9:10[本八合目]-9:25[八合目]-9:45[本七合目]-10:10[七合目]-10:40[本六合目分岐]-11:05[砂払五合目]-11:40[須走口五合目]
天候 | 1日目:曇り時々雨一時雷雨 2日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:須走口五合目発登山バス→御殿場 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
山登りを始める切欠となった富士山。
丁度一年前、ツアーに参加しながらも高山病により本八合目でリタイア。
一年間山に登り続け、ひとりでもリベンジを果たすつもりでしたが賛同者が集まり、
7人で富士登頂を目指すことに。しかも主催者として。こんな事になろうとは一年前は夢にも思いませんでした。
山はほぼ初めてというメンバーもいる中、練習登山も含めて3ヶ月を準備に当てましたが、
天候が悪ければ全てが台無しに。しかし皮肉なもので予報は雨。一時雷。ひどすぎる。
須走口から登り始めると予報通り雨、そして雷が。日本の天気予報ってすごいね。
足元には濁流が流れ、ここから先は隠れる所も無い。真剣に下山を考えます。
大げさかもしれませんが、6人の命運を預かっていると思えば、必要以上に慎重になってしまいます。
皆の意見も聞き、ここは六合目まで登って様子を見ることに。
これが当たり、六合目からは雨脚も弱まってきます。
よし。行こう。
今夜の宿、見晴館まで順調に辿り着きます。具合が悪くなるメンバーもいない。
頭痛薬が効いているのかも。準備は大切だと改めて感じます。
食欲もあり、全員カレーをたいらげる。頼もしいなぁ。去年の僕は高山病で死んでたよ。
眠れない仮眠をとり、御来光を拝める事を信じて山頂を目指し、深夜に出発。
ここでも雨に降られます。天候が好転する保障は無い。唯でさえ寒い山頂で、さらに雨に降られれば危険すら伴います。
歩きながら何度も小屋まで引き返すべきか考えました。
本八合目で吉田口の登山者と合流すると、一気に賑やかになります。雨も霧に変わり、雲も切れてきました。メンバーの体力も問題無い様子。
よし、全員で山頂を踏もう。
登山道の道端では登山者が大勢座り込んでいます。中には死体と見紛うばかりの動かない人も。
そんな中を全員が土を踏みしめながら登っていきます。
正直なところ、誰かが何らかの理由でリタイアするのではないかと思っていました。自分かもしれないですし。
その時どうするべきかも考えて。
でも結果、誰も欠ける事なく山頂に登頂し、御来光を拝み、好天のお鉢巡りを堪能する事ができました。
いや、本当に良かった。これ以上は無い結果です。天気はちょっと残念だったけど。
そして何事も無く下山。
皆無事で本当にホっとしました。万一のことがあったら、会社にも顔向けできないし。
1年越しの富士山リベンジを果たせた喜びは勿論ありますが、
良い仲間に恵まれ、全員で登頂を果たせた事が何より嬉しい。
これまで、初心者に毛が生えた程度の僕によく協力してくれた皆に本当に感謝です。
今回は、僕自身全てがとても勉強になり、恐らく一生の思い出になる山行となりました。
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