牧丘 差山・妙見山 日本一の巨峰の里〜窪平から周回

2017年09月24日(日) [日帰り]

• GPS: 06:54
• 距離: 19.2km
• 登り: 1,126m
• 下り: 1,125m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:22
• 休憩: 1:31
• 合計: 6:53

8:39 窪平バス停
9:41 9:41 フフ小楢山登山者駐車場
10:32 10:32 父恋し路分岐
11:09 11:09 一次の峠
11:18 11:19 見返りの岩
11:24 11:27 差山
11:43 11:46 妙見山
12:31 13:37 鼓川温泉
14:25 14:27 普門寺
14:35 14:51 高原フルーツ農園
15:32 窪平バス停

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

町田八王子高尾塩山　JR横浜線・中央本線　1,490
塩山駅窪平　山梨市営バス　牧丘循環線　100


起点・終点：窪平バス停

窪平山梨市駅　山梨市営バス　西沢渓谷線　200
山梨市町田　特急はまかいじ　1,663+1,450

コース状況／危険箇所等

・窪平から小楢山の登山口であるフフまでは、案内なし。ぶどう畑の入り組んだ道なので、事前に歩く道はよく調べておいた方がいい。すべて舗装路でけっこう急登。
・フフからの小楢山の登山道は長い林道歩き。傾斜もあってけっこうキツい。
・父恋し路・母恋し道の入口を通る林道は、地図にはないけど一次の峠まで通じている。
・一次の峠から鼓川温泉までの道は、要所に道標があり若干道が不明瞭なところはあるものの、ピンクリボンの目印が多く付けてある。
・一次の峠から差山までは、途中の見返りの岩を超えるところに鎖場があり意外と険しい。

その他周辺情報

○温泉　鼓川温泉　510(市外)

写真

9/24 8:14

塩山駅の南口。
1番のりばで山梨市営バスの牧丘循環線、窪平行きに乗る。
同じ1番のりばの西沢渓谷行きは長い行列になっているけど、窪平行きに乗る人は少ない。

9/24 8:39

窪平バス停。
ここまで100円。
山梨市営バスは安い！

9/24 8:43

打ち捨てられた農耕車。

9/24 8:45

さっそく牧丘を一望する眺め。

9/24 8:49

柿の色が変わり始めている。

9/24 8:49

柿畑に彼岸花。

9/24 8:50

振り返ると、塩ノ山。

9/24 8:51

おいしそうな栗が落ちてる。

9/24 8:51

見上げると、あそこから落ちたようだ。

9/24 8:57

ジャンボ鶴田農園の前を通る。

9/24 9:00

写真ではわからないけど、けっこうキツい登り坂。

9/24 9:08

道脇のぶどう畑は、おいしそう...

9/24 9:10

ここを右の細道へ。
間違えそうな分岐。

9/24 9:15

赤いぶどう。
どんな味だろう...

9/24 9:19

ここは袋をかけていない。

9/24 9:20

山には雲がもくもく。

9/24 9:21

山より巨峰。
おいしそうだな〜

9/24 9:28

ぶどう畑をずいぶん登ってきた。

9/24 9:34

今日歩くのはあの辺りかな。

9/24 9:37

窪平から1時間くらいでフフに到着。
ここまでで標高差400mくらい登るので意外とキツい。

9/24 9:41

フフ奥にある小楢山の登山口駐車場。
って、1台も停まっていない。
人気の小楢山でも、この南側からのコースは人気ないみたい...

9/24 9:41

ゲートを抜けると小楢山の登山道。

9/24 9:44

しばらく林道歩きが続く。
長い林道歩きがこのコースの不人気の理由だろう。
一応ここは一般車も通れるけど、それなりに悪路だし、すれ違うスペースがほとんどない。

9/24 9:58

座頭塚。

9/24 10:14

布袋岩。

9/24 10:25

何やら小屋がある。

9/24 10:29

写真ではわからないけど、けっこう急坂。

9/24 10:32

登山口から50分ほど。
ようやく父恋し路の分岐。
ここで標高1,200mを越えている。

9/24 10:33

苔の上に石仏。

9/24 10:38

山道に入るも、すぐに林道に出る。
父恋し路はこのまま林道を横断するが、今回はこの林道を行く。

9/24 10:50

この林道は手持ちの地図には載っていない。
問題なく一次の峠まで通じていたけど、地面の砂利はふかふかで、あまり歩かれている感じがしない。

9/24 10:51

目指す差山が見えてきた。

9/24 10:55

正面にむき出しの岩が...

9/24 10:55

下を通るのは怖いくらいに、ちょっと傾いている。

9/24 10:58

木の合間から下界の眺め。
御坂の山は雲だらけ。

9/24 10:59

崩れているところがあった。

9/24 11:02

道の真ん中に鹿の角。

9/24 11:08

ここが、一次の峠。

9/24 11:09

一次の峠。
変わった名前。
二次とか三次とかあるのだろうか...

9/24 11:15

一次の峠から差山はすぐ、かと思っていたら、鎖場。

9/24 11:17

足場が悪く段差も大きいので、鎖に体重を預けて登る。
けっこう険しいな...

9/24 11:18

鎖を登ると山頂、かとおもったら、見返りの岩。

9/24 11:19

その名の通り、振り返ると眺めがいい。
向こうは大沢山。

9/24 11:24

もうひとつ隣りのピークが差山。
三角点があるけど、この三角点は妙見山という名前。

9/24 11:27

差山は展望のない山頂。
味気ないので先に進もう。

9/24 11:31

途中の小ピークに富士見台があった。

9/24 11:33

富士見台からの眺め。
甲府盆地が見える。

9/24 11:33

肝心の富士山は、もくもくの雲の中。

9/24 11:42

突然に道を塞ぐ巨岩。

9/24 11:43

この岩の上が妙見山の山頂だった。

9/24 11:43

妙見山。
ピーク感はあまりない。

9/24 11:44

でも眺めが少しあって、休憩するには良さそうなところ。

9/24 11:50

急斜面は岩と木の根で歩きにくい。

9/24 11:50

妙見尊祠の案内が気になるが、踏み跡も見えないし、距離がわからんのでパス。

9/24 11:50

ごんばちの方へ。

9/24 12:04

途中アンテナがある場所から少し展望。
そして、ここから先は急斜面の下り...

9/24 12:21

若干道が不明瞭だが、ピンクリボンを辿ってこの柵まで来れば一安心。

9/24 12:22

柵を抜けると、草藪...

9/24 12:24

草藪を抜けると、ズボンがこんなことに...
払っても落ちないので、一粒一粒つまんで取る。
あ〜面倒！
まったく見事な生存戦略だこと！

9/24 12:29

草藪を抜けたらすぐに舗装路になり、車道に出る。

9/24 12:31

そして、すぐ近くに鼓川温泉。
まだ先は長いけど、山はここまでなのでひとまず汗を流す。

9/24 13:19

温泉後に併設の食事処で昼食。
とろろそば大盛り。
が、温かいやつだった...
でも田舎風の太麺そばで、なかなかおいしい。

9/24 13:37

鼓川温泉からの眺め。
意外と高い場所にあり、標高は800mくらいある。

9/24 13:43

メタボバイバイロードって...

9/24 13:44

栗がおいしそう。

9/24 13:46

ぶどう畑が多いので、なかなか見晴らしがいい。

9/24 13:46

メタボバイバイロードは、道標の裏面におもしろい標語が書いてある。

9/24 13:48

山間の牧丘。

9/24 13:54

西源寺。

9/24 13:56

菅神社の見事な鳥居。

9/24 13:59

ぶどう畑の先に妙見山。

9/24 14:02

道の先には小田野山。

9/24 14:09

牧丘の全体図。

9/24 14:10

道標の裏面に...

9/24 14:23

普門寺。
ちょっと寄り道。

9/24 14:23

石段がキツい...
でも両脇に彼岸花。

9/24 14:26

ヒガンバナとアゲハチョウ。
マツムシソウとクジャクチョウのように、定番の組み合わせ。

9/24 14:27

普門寺。
背後の小田野山は古い城跡らしい。
この普門寺から登れるらしいけど、案内はない。

9/24 14:30

お天神山見晴らし台、と書いてあるので行ってみる。
大きな蜘蛛の巣がたくさんある...
風呂に入ったばかりだし、慎重に破壊しながら進む。

9/24 14:32

お天神山見晴台からの眺め。

9/24 14:33

ここはスカイツリーと同じ高さらしい。

9/24 14:36

近くの農園に入って、もぎたての巨峰を頂く。
これで250円。安い！
そしておいしい！
牧丘の巨峰は濃厚な甘さがたまらん。

9/24 14:43

さらに試食用の巨峰もどっさりくれた。
もうお腹いっぱい。

9/24 14:51

入ったのはここ、高原フルーツ農園。

9/24 14:53

牧丘の巨峰はこんな感じ。

9/24 14:54

どこまでもぶどう畑。

9/24 15:08

朝通った道に出てきた。

9/24 15:08

六地蔵の石幢。

9/24 15:15

朝にも通った急坂を下って...

9/24 15:17

ジャンボ鶴田農園。

9/24 15:26

黄色の田んぼ。
果樹栽培に転換したのは戦後のこと。
それまでは畑作が主流だったらしい。

9/24 15:27

牧丘のマンホール蓋は、もちろん巨峰。

9/24 15:35

窪平に戻ってきた。
バスの時間まで20分くらい。
コーラでも飲みながらひと休み、と思ったら、周辺に自販機がまったくない！

9/24 16:13

帰りは山梨市営バスの西沢渓谷線で、山梨市駅。

9/24 16:16

駅前にぶどう。

9/24 16:16

あまりおいしそうには見えないけど、けっこう見事に実っている。

9/24 16:56

帰りの電車は...

9/24 16:57

はまかいじ。
乗り換えなしで帰れるので楽チン。

9/24 18:22

町田に着くと、お神輿が通っていた。
街中のお祭りは大変そう。

9/24 18:31

そして、町田天満宮。
狭い敷地に出店と人がびっしり...

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

今週は、小楢山の裾に広がる日本一の巨峰の里、牧丘。
目当てはもちろん巨峰だけど、ついでに小楢山に連なる差山と妙見山を歩いた。
低山歩きは時期的にまだ早過ぎるけど、巨峰の里は巨峰があるうちに歩いておきたいところ。

前日土曜は天気が悪かったので、日曜午後の帰る頃には大渋滞は必至。
なので、今回は電車とバスでのアクセスにした。
基点は駅からのバス便がある窪平。
バスの本数は少ないけど、窪平は西沢渓谷方面のバスも停まるので、帰りの時間に応じて使い分けることができる。

窪平からフフ奥の小楢山登山口までは、ぶどう畑を眺めながらの舗装路歩きを1時間強。
牧丘の特徴ともいえる標高400mあたりから標高800m過ぎまで広がるぶどう畑。
景色はいいけど傾斜もきつい。

フフ奥の小楢山登山口からはそのまま小楢山への登山道を行く。
父恋し路の分岐まで標高差400mくらいで1時間弱。
展望のない長い林道で傾斜もきつく、一番のがんばりどころ。

父恋し路の分岐でようやく林道を離れるが、少し登るとまたすぐに未舗装の林道に出る。
父恋し路はこのまま林道を横断して山道に入っていくが、今回はこの林道を歩いて行く。
地図にはない道だけど、一次の峠まで起伏も少なく問題なく通じている。
ただ、地面の砂利も踏まれていない感じなので、人も車もほとんど通らないようだ。
岩がちな急傾斜地なので、崩れやすいのかもしれない。
実際、道が半分ほど埋まるくらいに崩れているところが一ヶ所だけあった。

一次の峠まで来れば、差山はすぐ、かと思っていたら、突然に鎖場。
距離は短いけど足場が悪く、鎖に体重を預けないと登れない程で、意外と険しかった...
鎖場を登りきると山頂、かとおもったら、見返りの岩という場所。
名前の通り、振り返ると大沢山の眺めがいい。

もうひとつ隣りのピークが差山の山頂。
でも差山の山頂は展望なし。
三角点があるけど、この三角点の名称は妙見山。
地図によって、差山と書かれていたり妙見山と書かれていたりするのはこのためだろう。

差山から短く下って富士見台を過ぎ、さらに下ると正面に巨岩が立ちふさがる。
この岩の上が妙見山の山頂。この岩の登りは難しくない。
妙見山からは南面の展望が少しあり、休憩には良さそうなところ。

妙見山を過ぎると、段々と急な下りになっていく。
歩く人は少ないらしく、時折道が不明瞭なところもあるが、要所に道標がありピンクリボンもたくさん付けられているので安心。
アンテナが建っているところから少し展望があり、そこからは先はさらに急坂。

動物除けの柵を抜ければ、すぐに舗装路に出て、車道に出るとすぐ近くに鼓川温泉。
鼓川温泉から窪平までは、山間の集落とぶどう畑を眺めながら。
もちろん途中で農園に寄って巨峰を頂く。
やっぱり牧丘の巨峰はおいしい！

毎年ぶどう産地を巡ってみるのも面白そうかも。
山梨に次ぐぶどう産地は、長野。

○すべての写真（Googleフォト）
https://photos.app.goo.gl/CxTJrSLfcDecRHjO2

○関連〜ぶどう産地シリーズ
・2016年9月　栃木　旧大平町　https://yamare.co/962253
・2015年8月　山梨　勝沼　https://yamare.co/703882
○関連〜小楢山
・2016年7月　焼山峠から　https://yamare.co/909928
・2012年10月　母恋し路・父恋し路　https://yamare.co/239100