御嶽山 2 (摩利支天山へ)


- GPS
- 09:05
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,276m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れのち曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好 一部渡河有り 落石注意箇所有り 細かい溶岩の積もった所は滑ります 熊出会い注意 施設中の湯が解体されたようです |
その他周辺情報 | 道の駅三岳等多数 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
ストック(折れかかった熊笹製)
カメラ
三脚
防寒ウェアー
(安価な)手袋
|
---|---|
備考 | 山用の手袋,雨用の帽子,透湿性のあるレインウェアーが欲しい。 |
感想
9月21日9:15付着信・・・明日の仕事が順延になりました。
同日19時27分付着信・・・明日は休みにして下さい。
エレの感想:またかぁ〜。それにしても、もっと速く休みの決断しやがれ。クソ野郎!
という訳で、まさかの連休になった。最初から連休って判ってたら縦走登山だって出来たのに、なんとKYなっ・・・って、する気もまだない事を考えて見ましたとさ。
んで、明日どうするんだ・・・。家でおとなしくしてるかぁ???。タダでさえ今日の休みが不本意だったのに、明日も休みというのは・・・実にまずい。
そうだ、登山に行こう!!!という感じで、悩んだ末、0:00過ぎくらいに、決断しました。外をみると、美しくオリオン座とシリウスが見え(明日は雨がどうのこうのと言っていた様な気もするが、前回の様には今更調べる気も起きず)更に場所選択も今更新しい場所を前調べするには、夜遅すぎるだろうと思い、登頂認定されていない恵那山にするか、再び御岳にするか悩んだ末、御岳に決めた。 (理由1:前回悪天候とは言え、目標も摩利支天様だったのに摩利支天様とはほとんど関係ないルート選択し、事実上敗退している事。 理由2:恵那頂上じゃ涼しくないだろう。 理由3:前回の情報収集で9月末から10月半ば位までは8合目からの紅葉がとても美しい事)
あれこれ考えいろいろと準備を済ませてたら、なんと1:00を回ってしまったので、前回より出発を30分遅らせ、3:30分出発目標にした。
また、懲りずにオール下道で、R19をぶっ飛ばし、2時間で94Kmを走破・・・。1時間辺り47Kmは前回より遅いだろ・・・。これが、下道のアカンところ。道の駅三岳 で着替えを済ませ、(前回は休館日のため利用出来ず)だがしかし、休憩と朝食とトイレの究極カスタマイズで7:30前には黒沢6合目に到着。7:41スタートした。
スタート直後に違和感を感じるが(重機が通った跡が有り、更地になっていた為、これから何か、建造するのかなぁ)前回の反省でせめて8合目までは全力ペースは避け、可能ならばまったり登り、8合目以降に体力を温存しよう・・・という目標に集中していた。(我ながら、冷静で謙虚だよなぁ)
幸運にも(後日調べ:御岳ロープウェイ 営業時間 8:30〜16:15だった為、)団体様と遭遇する事無く、8合目に到着出来ました。
前回より雲(ガス)が少なかった為、遠景中心に撮影しまくり(しかも短時間で)件の紅葉も少し撮影しました。前回の様な、強風は無く、寒さもあまり感じられないので、快適でしたよぅ。紅葉はというと流石に、シーズンinしたばかりなので、紅いのはちょっぴりで黄色いのは少しでという感じでしたが、見頃は9/30日辺りなのかなぁと勝手に想像してみました。8合目小屋(女人荘)の方2名とは、挨拶程度の会話に済ませ(朝早いのにご苦労様です)、休憩もほとんど取らずに、前回取れなかった、池方面(摩利支天様方面)に進む。
あーここで、筋肉に張りも無く、息もあまり上がって無いって幸せだよなぁ〜て思いながらペースを上げ過ぎない用注意しながら、歩いてたんだけど、ヤマレコマップで確認すると、現地案内板で確認するより、意外に距離もあり、難路なんだなぁと思いました。(真性高所恐怖症の人はこのルート、厳しいんじゃない???
←実は私も下方を直視するのは、いささか躊躇う程、怖かった)あと、大雨降り直後から数時間は、渡河しなければ、ならない所があるため、そこも注意が必要だと思います。もちろん、靴、ズボンに防水対策が施せる方には、該当しませんが、限度というものが、あると思います。川の流れている所は岩が茶色に変色していて(推定、鉄なので)思った以上に滑りません。あと、崩落している所なので落石注意。及び、滑落注意です。私は装備していませんでしたが、念のため、ヘルメットで頭をガードしておくと、良いのかもしれませんね。(私が通過中は一切崩落はしませんでしたが)まぁここいら辺の事は自己責任なので、各々宜しくお願いしますょ。
三の池到着は11:00少し前、てきとーに散策を済ませ、摩利支天どっちだー・・・今一つ判らん・・・。地図ではすぐ近くのはずなんだけどなぁ・・・って考えウロウロしていると、(えっ、人の声???)。わぁ今日このルートで初遭遇かぁ。しかしどこに居るんだか・・・状態だった。仕方なく、五の池方面に進みだすと、登山慣れしている屈強そうな一団を遠方に発見した。剣ヶ峰方面から下って来ている様だ。不本意にも、ここでいつもの、ルートロスト・・・(笑うしか無い)。気付くとハイマツの中にいて、ここが意外にも、危険ポイントだと、気付く。←岩場のハイマツ帯はその葉っぱが、邪魔してそこが岩があるのか、或るいは、空洞なのか、簡単に判断出来ない。よって、空洞に足を踏み外す危険性が高い。 精神を集中し何とか、ハイマツ地獄から脱出出来たときには、例の一団はルートを90度変えて、どこかに向かう様だった。その向かう先を参考に、私も向かったのだけど、五の池方面だった。案内板を発見し確認すると、15分位で行けるらしい。ので、これは良かった。なんせ、先ほどの脱出で疲労していたので、そこの近くに小屋があるのは、大いなる助けであった。
五の池小屋到着は11:27 先ほどの一団が小屋の外で休憩していた。軽い挨拶の後「おぅ、ひとりかぁ」とかつぶやかれ、何やら叱責されるんじゃないかと、思いながら、休憩していると、ストックに岐阜県、110の表示、更に標準装備でヘルメットにゴーグル+ヘッデン(ヘッドライト)。あぁ警察の方々だったのかぁ。道理で屈強そうな訳だと納得。一人の人が小屋に入らず、電話で会話していた。(決して盗み聞きする気ではなかったが)雨はまだ降りそうに無い。・・・・。
よ〜し。決定どぁ〜〜〜。摩利支天ちゃんにいくど〜〜。と決意する。(正直ここから、50分かかると確認済で、分岐境界点ギリギリだったので、再び敗退も覚悟していた)
ここから、登るのってねぇ・・・ぱんだ屋(五の池小屋の事)からしばらく丸見えで、チンタラチンタラ歩いてると、ちょっと恥ずかしい気がするのよね。更にソロの事を心配されている??かもなんで・・・。でも結構キツイ急登なんだよなぁ。結局最後の力を振り絞りモードで見栄はって、歩いちゃいましたょ。奥の手のアミノ酸補給もしたし、最善を尽くした。あっ、パンダ屋で水買っとくの忘れたw。まぁ何とかなるさね。
というノリでしばらくすると、やたら足の速い兄貴に遭遇する。展望台方面から降りてきたんだけど、・・・摩利支天様頂上が近くにあるのに、展望台??って必要???と思い、無視して、兄貴の後を追う事にした。Yes.ストーカーモードですょ(笑)。が兄貴早すぎるじぇ。情けない事にどんどん離されていく・・・。
この高低差追いつくには、相当体力消耗すんだろなぁって考えてたら・・・思いがけず追いついた。えっ???という感じだったのだけど、こここそが、摩利支天様の山頂だったのね。感無量である。とても寒いし風速キツイし(帽子飛びそう。風速15m超かなぁ)眺望は360度だし(ちょっと雲が多いんだけど)
って思ってたら、兄貴即離脱してしまった。(気ぃ使わせたかなぁ。ゴメンです。)ここから見える剣ヶ峰は特に圧巻だった。他
周囲の写真も撮りまくり、珍しく、三脚設置して、地鶏もした。後、剣ヶ峰方面に黙祷・・・。現時点ではこれにて、大願成就です。剣ヶ峰に入れない以上詮無き事です)まぁ短い時間でしたがネ・・・。
さーて持ち時間も少ないので戻るかぁ・・・と歩いていると。遠方に黒い動物を確認する。???ネコ科???熊???。
まぁ撮ってみないと判断つかないかぁと思い、×20ズームカメラで撮影。・・・・・。あークマだよあれ。しかし首の辺りが旨いこと撮影出来ないんだよねぇ。
粘って何枚も撮影・・・。しかしたとえ距離があっても・・・碓か奴の行動速力って・・・時速50kmは軽く超えてくるんじゃなかったか・・・。と思い、撮影を中断し離脱する事にした。ちょっとアタフタしたが・・・。とここで氷柱(つららと読む)登場。ガァー。撮影撮影w。いや、離脱せーっのwww。
こんな時期に氷柱とはねぇ・・・。わりと新鮮な驚きでしたょ。一体ここの気温何度なんだ???。そもそも、これ去年からの繰越??あるいは新規?。
とりあえずだ、この事(クマ遭遇)は近くのぱんだ屋にだけは、報告しとかないと、マズい??と思い(も少しすると慰霊の為登山するヒトが増える可能性あるんじゃないか??)、摩利支天様下山後立ち寄り・・・「寒いからどうぞ中に入ってください」……だそうです。あらっ、又気を使わせてしまったか・・・。で、話だけではちょっとあれなんで、ラーメンを注文。出来上がるタイミングで写真見てもらいました。「え〜〜!こんな標高高い所で珍しい〜〜。」+「でか〜〜。」だそうです。黒沢8合目から三の池に向かう道中では、過去に目撃談は有る様でした。氷柱撮影時間と、クマ撮影時間とのタイムラグが3分しか無い事で、だいたいの場所はイメージしてもらえた様です。まぁ確かに、食べ物欲しさに、人里に降りて来る奴が逆に、標高上げるって、珍しいのかなぁって思った次第です。
正解の可能性は非常に薄いがこの場所での珍しい熊は個人的に摩利支天様の化身と思う事にした。(エッヘンw)
こんな事している間に・・・なんと、風向き及び雲行きが怪しく・・・。毎度毎度だけどもアフォかぁワシw。
早々に五の池小屋を後にし、黒沢8合山荘を目指す。(体力は↓↓↓なんだけど)・・・残念な事に降りだした。ちょっと急展開過ぎないか??
自分なりに急ぎ足で下山するが、なかなか、止む様子は無い・・・が三の池エリアを突破した辺りで、ようやく、収まった。
まぁ今回は軽防水仕様に適応済だったので、頭は濡れるが、上着はOKだったしズボンも買った時は防水仕様だったし、靴もOutDryって書いてあるし・・・そ言う意味では、初めて防水&防寒仕様に適合出来たのではないだろうか。欲を言えば、レインコートに透湿製をもたせた上級品にグレードアップ出来たらサイコーなんだろうけどね。
でまた、いつもの変モードに突入するわけです。2度目の電話着信・・・なんでこんなタイミングなんだかtt。電話に夢中になり、うっかりそこで熊笹製ストックを忘れ、8合目の女人荘の近く迄行ってしまった。あれ?両手がフリーじゃん?って気付いて、戻ると、なんと、それに気づいた女人荘の方登場っ。
「ロープウェイ利用の方デスカ??」 ちょw。 違うよ黒沢6合目だょ。 「あぁ良かったもすぐロープウェイもうすぐendなんで。 現れたのに戻るなんてどして?」
さっき電話してたら、忘れ物したんだよ。すぐそこだよ。「あぁ良かった」 いや良くない・・・雨がーー。って会話した後、杖を無事回収。
なんだかなぁ〜。まぁ世話になったから、また、小屋によって、熊の会話で切り出すと・・・やはりレアなケースのようでした。 また話だけじゃ何なんで、おしるこを注文。食べてる間にさっきまでいた人たちみんな居なくなってしまった。んぁ?話だけの方が良かったか?(まぁこちらとしては、ここいら辺で金落とすのも目的の一つなので、まぁいいかなぁなんて思った)
さて、もう体力、時間ともに制限時間一杯状態・・・急いで下山すべしだ。疲れているなりにそこそこ早足での下山のつもりだったのだけど・・・7合目小屋(杖とか聖水とか百草丸売ってる所)あぁ、もうほぼ閉店状態だぁ。良かった〜。って通過しようとした刹那・・・あっ、ちょっとロープウェイ行く人?と聞かれ、いや六合目と返す。(最終便16:30が迫っていたから、普通は六合目向かうと告げると会話は終了する)だが、しかし、おばちゃんの話は終わらない。
なんと「ロープウェイ乗らなきゃいけないのに間違って6合駐車場に向かってしまったしとがいるらしいから、もし道中出会ったら、ロープに戻らず、駐車場で待っていて欲しいと伝言してくれ」と言う事だった。・・・
はぁ、まぁ伝言くらいはやってやるぜぇと思いながら、念のため、例の熊の話をしておいた。すると、駐車場の近くでも今日目撃情報があったらしい。
ちょつと待てやこのクソババア。もうロープに間に合わない奴の話と、これから熊に遭遇してしまうかもしれない状況と比べて、なんで言伝が優先情報なんだ???。 時間はあまり掛けれないが思考がグルグルと・・・。エスケープルート考察―7合目下迄来たが、登り返し、池方面まで戻り、岐阜県方面に下山する・・・。 あぁ〜、こんなアフォな事してたら、他の熊に食われるんじゃまいか???。「熊鈴持ってる? 使ってね!!」と言われる。
全くの余談だが、つい2〜3分前のエレの思考←人と遭遇し慣れた熊が(エサ等にありつけるぞ! ラッキ〜って思ってたら・・・)熊鈴の音聞いたらさ。
熊にここにいるよ〜って教えてる様なものだから、付けない方が良いだろ(キリッ)。がここは、おばちゃんの言に従い、鈴装備で下山する事にした。
道を間違えたおバカさんの事を考えると、急がなくてはいけない。気は急ぐが、もはや、体力が余り・・・。そして雨も本降りになると頭のガードが帽子だけなので、降られ続けるのもマズい。 更に上に熊。下にも熊。【ゾーンディフェンス禁止だー!!!】という状況。なんか今日は色々とあるねぇ〜・・・。
最初は急いでいたんだけど、途中でやっぱり疲れてしまって、ペースダウン。色々と、心配な事は有ったが、駐車場の近く迄来れた。
再び更地を見渡す。・・・ここ前何だっけなぁ・・・。ピコーン。思い出したゼ!中の湯だ!!!。(僅か10日前にここ来てるんだからもっと早く気付けょボケ!)
という事なんですけどね(笑)。しかし道標やバス停など、至る所に表示のある中の湯がなくなってしまうとは・・・。もしかして建て替えるのかなぁとも思いながら、写真撮影し・・・。いつもの・・・雨が大降り?になって来やがりましたょ。結局、ルートミスしてしまった方とは、会えず(念のため着替えは後回しにし、もう一つの駐車所も確認し、ロープウェイとの分岐道まで急いで下ってみたが会えなかった。(まぁきっと、お仲間と電話連絡ついて、合流できたんだろ)さて、着替え等は道の駅みたけ ですればいいやと思い急ぎ下るが・・・予想はしていたが、タイムアップで、買い物は出来ませんでした。また次回があれば、立ち寄ることにしよう。
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