魚野川水系三国川芋川ジロト沢左俣

2017年09月09日(土) [日帰り]

• GPS: 16:10
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,599m
• 下り: 1,601m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 16:10

7:23 スタート地点
23:34 ゴール地点

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

全体的にツルツルのヌメヌメの滝が多く、高巻き多用。登るとなると気合いが必要そう。スラブ状大滝は乾いていればクライミングシューズか快適なので、クライミングシューズも持参するとよい。
残置のプロテクションはほとんどないのでハーケン、灌木にスリングのプロテクションを多用。カムは使える場所は多くないですがあると便利。
下山路は急斜面でかなり多くの場所にロープが設置してありますが、滑りやすく結構悪い。また沢を下るので沢靴で下山しましたが、一度、登山靴に履き替えることを推奨します。ルートは概ね明瞭ですが、所々不明瞭な箇所もあり、ルートファインディングが必要。

コースタイム
7：26駐車場 → 7：32滝沢出合 → 10：18二俣（左俣出合）→ スラブ状大滝150ｍ（4Ｐ）終了14：01→ 14：35略奪点下〜多段60ｍ滝（2Ｐ）終了16：44 → 17：10突っ張りの釜 → 17：20遡行打ち切り右岸支尾根を詰める → 17：35展望台 17：50 → 18：26雨量計測施設 → 19：04重松越路分岐点 → 22：00ジロト沢再入渓 → 23：21駐車場

装備
50mロープ×2本（2人パーティーなら1本でも良さそう。）、カム1セット、ハーケン8枚くらい

写真

林道の終点には大きな堰堤があります。右の斜面にある登山道を行きます。

朝陽が差し込み幻想的で綺麗です！

静かな沢筋を遡行して行きます。

ナメ滝も快適に登ります。

遠くに右俣が見えてきました！ここからでもかなりの迫力です。

右俣はすごい迫力です。まるで天から水が落ちてくるようです。

布晒ノ滝はハングしていて、見ていても登るルートが思い浮かびません…。右俣の遡行はかなり難易度高そうですね…(>_<)

スラブ状大滝100m。クライミングシューズに履き替えて登りました。左岸、右岸どちらからでも登れるようですが、左岸からが良いように思います。

出だしは草付きでやや濡れていて悪かったです。日和ってYamaさんにリードをお願いしちゃいました(>_<)
出だし1ピッチ目と最後の4ピッチ目の草付き、藪漕ぎが核心ですね。

2、3ピッチ目は、クライミングシューズなら快適なスラブです。ただ、残置プロテクションはないので、リスを探してハーケンを打ちながらのクライミングになります。
ガイドブックでは、初心者がいる場合はロープを出した方がよいとありますが、落ちたらタダでは済まなので、初心者でなくてもロープは出した方が良いと思います…(^^;

それにしても大きなスラブです。こんな所にこんなに大きなスラブがあるとはちょっと驚きです。

60m大滝2ピッチ、結構ヌメっていて悪いですね。2ピッチ目をリードして、最後は左の灌木帯に逃げましたが、雪国特有の下向きの灌木で腕がパンプしそうでした…。

略奪点からの右俣、どこから見てもすごい迫力ですね。それにしても略奪点は最高にいい眺めの場所です！
この後は時間との勝負で撮影の余裕なし…(^^;

感想

kazuksp

「東北・上信越・日本アルプス 沢登り銘渓62選」では、初級の易しい沢とされていますが、越後の沢としては初級という感じで、もう少し難しい印象です。
布晒ノ滝を擁する右俣やスラブ状大滝は見事で、一見の価値あり！ゴーロ、スラブ、藪漕ぎと変化に富んでいて面白いルートでおすすめです。
高巻きや藪漕ぎや下山路が意外に悪く、慣れていないと時間がかかります。今回も大残業になってしまいました…(>_<)