谷から頂へ!大栂山
- GPS
- 05:39
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,112m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崩落地等 |
写真
感想
今年やり残した宿題である水晶谷出合以降の白川又川奥剣又谷遡行をソロでいこうと思っていたわけなんですが、先週の台風の影響が不安だったのとスッキリしない天気に気が滅入り、パッキングしたものの眠ってしまいました。
その後も、二度寝三度寝・・・
気付けば10時過ぎ。
このままではヤバい。
予定を変更し、白川又川の下流部をできるところまで走って遡行してみることにしました。
現地に着いたのは12時過ぎ。
もうこんな時間、一体どれだけのことができるのか?
河原を走り、渡渉を繰り返し、巨岩を乗り越えて進みます。
最初の淵に出くわしました。
できることなら泳ぎたくないので、左から巻きます。
よじ登って、クライムダウンしながら脚を大きく開いてトラバースしていきます。
トレランシューズのフリクションが心配です。
しかし、何とか泳がずに突破出来ました。
そこから徐々に岩が巨大になり、水流が強くなり、左右が切り立っていきます。
大きな崩落地を通過した先に待っていたのは、深く長い淵を持つゴルジュです。
奥では水量豊富な滝が轟音を鳴らして待ち構えています。
この淵を泳いでいって、寒さのあまり途中で力尽きたらどうなるか・・・
仮に泳げたとしても、あの滝を突破できるのか?
ましてや、このトレランシューズで!
このゴルジュにヘツれるような弱点は無い。
駄目だ。
泳力もクライミング能力も自信がない、装備も乏しい。
ということで、今回は引き返しました。
崩落地まで戻り、そこから遥か上の林道まで這い上がります。
引き返すには早いので、しばらく林道を走りながらプランを考えます。
そこで、谷の向かいにある大栂山へ登ろうと思い付きました。
先の大きな崩落地から再び谷底へ降り、反対側のルンゼから取り付いてゴリゴリ登っていきます。
藪もゴリゴリ漕いで、ようやく植林帯へ出ます。
見覚えがあるところへ出ました。
以前フジントコを目指して下ったところです。
尚も登り続け、林道に出ます。
そこからサクッと大栂山へ登り、再び下りて林道に戻りました。
しばらく林道を走った後、舗装された道へ出ました。
ロードに出てしまえば、あとはバスに乗ったも同然です。
ボーッと停車地まで走ってゴールです。
いつもの事ですが、車の無事を確認するとホッとします。
コメント
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samayoiさん
昨日、PEAKSにあった黒部の下ノ廊下をソロで遡行された記事を読んでいたことを
淵の写真を拝見しながら、思い出しました。
「いったい、どうやって進むのだろう」
そんな環境を行くことが、山での行動力の実力向上につながって行くんですね。
samayoiさんが車の無事からほっとするときには、新車も同じ気持ちでしょうね。
沢を進んでいると岩壁に囲まれて、詰んでしまったと思えるような場所に出たりします。でも、注意深く見ると進めたりすることもあるんですよね。
進めなかった場所をトレーニングや知恵で進めるようになることが、山登りの醍醐味なのかもしれないですね。
心配するほど、新車が落石でペシャンコになってるイメージが膨らんできて嫌ですね。
ほんと自分も車も無事でよかったです。
11枚目の写真はフジノトコではありません。関電取水堰です。
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