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Yamareco

記録ID: 1282469
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳 稲子岳南壁左カンテ

2017年10月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
hnhn その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:13
距離
12.8km
登り
1,309m
下り
1,286m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:27
休憩
5:39
合計
8:06
7:22
11
7:33
7:34
40
8:14
8:14
36
8:50
8:51
3
8:54
8:54
5
14:56
14:56
25
15:21
15:22
6
15:28
15:28
0
15:28
ゴール地点
10:15取りつき到着
10:45クライミング開始

13:30二人ともトップアウト
天候 晴れ!途中、ちょうどよい眺めのところまで登ったときにちょっとガスってしまったのが残念でしたが、トップアウトしたらまた晴れ間が出てきました。
気温も高く風もなく、クライミングに最適でした。
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜に東京から約4時間で稲子湯駐車場にIN。急ぐこともなかろうと、6時起床で7時過ぎ出発。
帰路は渋滞が頻発し、16時すぎに稲子湯出発後、約5時間で帰京。
コース状況/
危険箇所等
久々の一般登山道歩きやすいアプローチ道。前日の雨のためか少々濡れていたものの、北八ヶ岳らしいと思いしっとりした森の中を歩きました。

取り付きまでは、「しらびそ小屋40分−中山峠40分」の木の看板がかかった緑のロープから。ほんとうはもっと手前から入ることも考えていたのですが、どこだろ、どこだろと歩いていたらあっという間に看板のところに到着してしまいました。

看板からは踏み跡明瞭。しかしガレ場にかかったところで、トラバースすべきガレ場を、誤って登っていってしまいました。WEBなどで、ガレたところを登っている人がいたよね・・・という記憶違い。GPSで確認した結果まったくの方向違いであるとわかり、トラバース復帰。下山時に確認したら、ガレ場渡り以外は、クライマーズ道とはいえ踏み跡明瞭でした。
その他周辺情報 稲子湯で日帰り湯をいただきました650円。泉質は硫黄感あふれ素晴らしいのですが、シャワーなく、蛇口も湯と水をそれぞれ押して使う旧タイプ。しかも湯量が非常に細く、髪や体を洗うには無理があり、湯おけからの汲み湯でしのぐ状態でした。汚れた体をしっかり洗うなら、車を走らせ、少し先にある「八峰の湯(ヤッホーのゆ)500円」に行くとよいと思います。安いし。
稲子湯から出発。今日はトレランの「KOUMI100」というのが開催されているらしく、ランの人がいっぱい。
2017年10月08日 07:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 7:20
稲子湯から出発。今日はトレランの「KOUMI100」というのが開催されているらしく、ランの人がいっぱい。
林道。こんな穏やかな道は久々だ。て、先週は上高地から徳澤まで歩いたっけ。
2017年10月08日 07:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 7:30
林道。こんな穏やかな道は久々だ。て、先週は上高地から徳澤まで歩いたっけ。
トロッコ軌道。
2017年10月08日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 8:20
トロッコ軌道。
ミドリ池まで1km切ってからだいぶ歩いたけど、まだ0.6kmもあるのかブー、と弱音。
2017年10月08日 08:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:24
ミドリ池まで1km切ってからだいぶ歩いたけど、まだ0.6kmもあるのかブー、と弱音。
まだ長っ!と思ったけど案外早く着いた。
2017年10月08日 08:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:24
まだ長っ!と思ったけど案外早く着いた。
ミドリ池と稲子岳。
2017年10月08日 08:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:53
ミドリ池と稲子岳。
ミドリ池から30分ほどで着いた看板。ここから取り付きにアプローチ。
2017年10月08日 09:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:30
ミドリ池から30分ほどで着いた看板。ここから取り付きにアプローチ。
踏み跡明快。
2017年10月08日 09:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:31
踏み跡明快。
ガレ場だ。
2017年10月08日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:32
ガレ場だ。
ほんとはこの向きにまっすぐトラバースすればよかったのに。
2017年10月08日 09:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:33
ほんとはこの向きにまっすぐトラバースすればよかったのに。
なぜか登り始めた。ここを上り詰めたら・・・ニュウか中山だったのかな?
2017年10月08日 09:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 9:40
なぜか登り始めた。ここを上り詰めたら・・・ニュウか中山だったのかな?
青空に始まりかけの紅葉が美しい。
2017年10月08日 09:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:40
青空に始まりかけの紅葉が美しい。
gpsを見てルート回復。
2017年10月08日 09:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:47
gpsを見てルート回復。
岩壁登場。右側へ回っていきます。取り付きを探しながら。
2017年10月08日 10:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 10:04
岩壁登場。右側へ回っていきます。取り付きを探しながら。
クライマーの声が聞こえてきた。
2017年10月08日 10:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 10:14
クライマーの声が聞こえてきた。
全貌見えた!前にはわかるだけで2パーティはいっているみたい。先行パーティのスタートを見つつ、装備。
2017年10月08日 10:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 10:15
全貌見えた!前にはわかるだけで2パーティはいっているみたい。先行パーティのスタートを見つつ、装備。
1ピッチ目。わたくしリードです。右から左に渡る1歩に一瞬躊躇だけど、フリクションが効くので大丈夫でした。後は安心。
2017年10月08日 10:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 10:56
1ピッチ目。わたくしリードです。右から左に渡る1歩に一瞬躊躇だけど、フリクションが効くので大丈夫でした。後は安心。
1p目切ったところの支点。ピカピカペツルと、古いボルトが2つ。全部使って支点づくり。
2017年10月08日 11:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:16
1p目切ったところの支点。ピカピカペツルと、古いボルトが2つ。全部使って支点づくり。
1p目を登ってきた師匠、休みなくつるべで2p目リード。凹角沿いに行く。
2017年10月08日 11:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 11:28
1p目を登ってきた師匠、休みなくつるべで2p目リード。凹角沿いに行く。
2p目、私がフォローで登っていったら、どうしても回収できないカム3番。ちなみに私のもの。こないだ壊れたのをメーカー新品交換してもらったばかりなのに。
2017年10月08日 11:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 11:44
2p目、私がフォローで登っていったら、どうしても回収できないカム3番。ちなみに私のもの。こないだ壊れたのをメーカー新品交換してもらったばかりなのに。
がっちり咬んでしまい私にはどうしても外せなかったので残置覚悟したけど・・・師匠が降りて、取ってきてくれました感謝。
2017年10月08日 11:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:51
がっちり咬んでしまい私にはどうしても外せなかったので残置覚悟したけど・・・師匠が降りて、取ってきてくれました感謝。
続いて3p目、私リードで登った15m短いところ。チムニー沿い右側易しい方で登りました。落石リスク高そうにみえたけど、そんなにぼろくなかった。
2017年10月08日 12:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:22
続いて3p目、私リードで登った15m短いところ。チムニー沿い右側易しい方で登りました。落石リスク高そうにみえたけど、そんなにぼろくなかった。
続いて4p目。ロープのばして最終ピッチ直前まで行ってもらいました。ロープがだいぶ重くなったみたい。
2017年10月08日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:33
続いて4p目。ロープのばして最終ピッチ直前まで行ってもらいました。ロープがだいぶ重くなったみたい。
ちなみにその時の支点。ピカピカペツルが2つ設置してありました。
2017年10月08日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:30
ちなみにその時の支点。ピカピカペツルが2つ設置してありました。
前パーティが最終ピッチに取り付き中(左側)
2017年10月08日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:33
前パーティが最終ピッチに取り付き中(左側)
ガスって来ちゃった。
2017年10月08日 12:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:36
ガスって来ちゃった。
さあ最終ピッチ。また私リードで。カム使いながら、短いけど楽しい登りでした。
2017年10月08日 12:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:56
さあ最終ピッチ。また私リードで。カム使いながら、短いけど楽しい登りでした。
5P目上から。
2017年10月08日 13:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:14
5P目上から。
すぐ上にあるザレを詰めます。ロープの外に出ないように。
2017年10月08日 13:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:41
すぐ上にあるザレを詰めます。ロープの外に出ないように。
登山道側には、この黄色を外して入ります。
2017年10月08日 13:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:42
登山道側には、この黄色を外して入ります。
道が付いている。
2017年10月08日 13:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:43
道が付いている。
青空ならよかったけど・・・
2017年10月08日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 14:02
青空ならよかったけど・・・
踏み跡明瞭。
2017年10月08日 14:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 14:07
踏み跡明瞭。
行きに間違えたガレ場わたり。次は間違えない。
2017年10月08日 14:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 14:12
行きに間違えたガレ場わたり。次は間違えない。
15時半帰着。明るい内に戻れるとは思ってなかったんだけどねーw。たまにはこんな順調旅もよいものです。
2017年10月08日 15:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 15:28
15時半帰着。明るい内に戻れるとは思ってなかったんだけどねーw。たまにはこんな順調旅もよいものです。

感想

3連休で北岳バットレスに臨むはずだったのに、初日の雨天、師匠の急仕事などが重なり、北岳は諦め。じゃあ代わりに・・・と検討した結果、春に逃した稲子岳南壁に赴きました。3連休の山予定が1日だけになったのはちょと残念だけど、たまにはいいか。
クライミングは、拍子抜けするほど困難なく終えることができました。私は1,3,5ピッチ目をリード。トポでは細かく刻むと全7ピッチだが、1−2と5−6をつなげた結果5ピッチになりました。
落石や岩の剥がれに気をつける必要があるけれど、先週赴いた前穂正面壁の方がもっとやばかったので、相対的に気持ちは楽。剥がれそう・・・と思われたフレークも、意外やしっかりと張り付いていたりなど、多く人が入っているルートなのだと実感しました。
取り付き時点で、前にはわかるだけで2パーティ。直前のパーティには、ほぼ間を開けずにスタートした感じでした。我々の後も4人組パーティが入りましたが、前も後も、若干の渋滞が発生しつつもそれほどストレスなくに済みました。我々は途中、カム回収のロワーダウンなども行ったのですが、それがために後行パーティに迷惑を掛けることもなく。いろいろな意味で順調にトップアウトできました。

反省点は。
最終ピッチは7mの短いクラックルートでしたが、ここでまたも私はロープを交差させてしまい、重たくしてしまいました。短いピッチで助かりましたが、足股の下にある2本のロープの居場所をきちんと把握し流れを考えてクリップすることがどうもまだできず。また、ルートの流れと適切なぬんちゃくの長さをまだ考えて適切なスリングを使うこともできませんで、ロープを屈曲させてしまう。
「ここみたいな易しいルートで繰り返し練習することだね」と師匠からの指導を拝受いたしました。がんばりまふ。

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