記録ID: 128325
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
鳳凰三山
2011年08月14日(日) 〜
2011年08月15日(月)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 28:00
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 2,081m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
青木鉱泉8:30→ドンドコ沢経由鳳凰小屋(テント泊)14:30→ 翌4:00鳳凰小屋発→地蔵岳5:00→休憩20分→観音岳7:00(休憩20分)→薬師岳8:00→南御室小屋10:00→夜叉神峠登山口12:30
天候 | 2日とも天気良好。一時曇程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.y-c-k.com/tozan.html 帰り:夜叉神峠登山口から山交タウンコーチでJR甲府 http://yamanashikotsu.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
まず、インターネットで色々鳳凰の山小屋やコースについて調べていくと、どうも薬師岳小屋と鳳凰小屋に絡んだ怪情報を散見できます。ここでは正直に私の感想をコメントします。 まずドンドコ沢からの上りについては地図でチェックすれば一目瞭然ですが、結構急勾配が続きます。今まで持ったことの無いレベルの荷物を担いで登る予定の人は覚悟した方がよいと思われます。私も初テントで60リットルザックに満載18kgでスタートしましたが、残り2時間は20歩いては呼吸を整えると言った感じでした。ただし途中に滝が4つほどあり、これには癒されます。 青木からちょっと行ったところに5-10m程度の沢を横断します。この部分は沢に出てからそのまま沢を登るのではなく、横断するので注意ください。沢に出たら反対岸の登山道を探すようにしてください。ちょっと上流側にありますが赤いテープが木に巻いてあるので木がつくと思います。 コースは中から上部付近になるとガレ場が多くなり、高さ1m位をよじ登るくらいの段差が結構有りました。重い荷物にはかなりこたえます。 途中1箇所明らかに間違えそうな箇所がありました。目の前に平たい大きな岩がありそこに矢印が書いてあるのですが、左右どちらとも判断できる紛らわしい表示なのです。白糸の滝を過ぎたあたりだと記憶しています。答えは右なのですが、一見すると右は木の根の下が大きな落ち込みとなっており、左は確かな踏み後があります。左に行くとそのうち大岩の上まで行くことになります。ご注意ください。 このコースはかなり細かい間隔で赤いペンキと赤いテープで方向を指示してくれているので判別しやすいのですがこの箇所だけは迷いました。歩いていて赤丸や矢印が見当たらないようでしたら位置を確認した方が良いです。 鳳凰小屋では水は結構出ていました。冷たく美味しい水です。この小屋のテント場はは15張り程度のスペースだと思います。でもトイレは新しく良い方だと思います。電灯が無いのでライトは忘れずに持っていってください。またビール350mlが600円と高い!(仕方ないか?)さらにバッチが800円?高いぞ!鳳凰小屋!と言いつつビールを2本平らげました。 翌朝、鳳凰小屋からの地蔵はただひたすら登るだけなのですが、後100m登る辺りからコースと言うより砂場のような場所をひたすら登ることになります。よく見ると細い痕があるのですが、眼前に迫ったオベリスクを見ると吸い込まれるようにまっすぐ上りたくなるものです。オベリスクの写真を参照ください。オべ下の白い砂場のことです。 地蔵岳で休憩した後は残りの2つのピークを経由して下りに入ります。このピークを歩くと右に甲斐駒、北岳、仙丈岳、更に左に富士山と見ることができて気持ちよいです。ただ私の場合、早朝寝起きのハードアクティビティで結構余裕が無かったです。 南御室小屋では水とトイレがあります。薬師岳小屋をパスして一気にここまで来た方が良いです。ここで登山バッチ(500円)を購入しました。 南御室をでると40分ほど緩やかなのぼりが苺平まで続きます。この苺平、、果物の苺とどう関係があるのか、、、全く意味不明です。ただ森林の中の平地と言う感じで全く味気ないベンチも見当たらなかったかな? 後はなだらかな下りが続きます。しかもかなりの距離です。すれ違う人に「・・・は後どのくらいですか?」なんて何回も聞かれました。集中力が切れてしまうんだろうな?たぶん途中に良い休憩ポイントや山小屋が無いからだと思います。見晴らしもそれほど良くないし、、、 南御室小屋から夜叉神登山口までは約3時間程度を見ればよいと思います。急な下りも少ないですし、反対に登ることを考えても体力と気力が続けば小3くらいの子供でも行けると思います。ただ水場が無いのでたっぷりと用意していくことをお勧めします。 帰り際に温泉につかりたいのですが、この辺は鉱泉がよく出るようで、とにかく汗を流したいと言うのであれば登山口前の売店が民宿を経営していて日帰り入浴できるので、ここで入る事をお勧めします。バスに乗って途中下車してまた後から来るバスに乗り甲府まで行くと乗り継ぎ時間が合わなくなり思った以上に遅くなる可能性があります。 まとめ コース:夜叉神からのコースは緩やかで上り下りに負担は少ない。ただし山頂まではただひたすらシラビソの森の中を歩くといった感じで面白みにかけます。 ドンドコ沢はきついが滝があり、沢の音が常に聞こえるのでちょっとした楽しみがあります。 朝日を望むのであれば鳳凰小屋からアタックした方が時間的に良いかなと思います。薬師岳小屋は水が無いのであまりとまりたくない上、その下の南御室からはちょっと距離があります。 小屋:3つの小屋がありますが、設備的に○なのは鳳凰小屋だと思います。 以上、私の感想です。 |
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