記録ID: 1284473
全員に公開
沢登り
大雪山
トムラ西沢(パンケトムラウシ川)沢登り
2017年10月07日(土) 〜
2017年10月08日(日)
NamuC
その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 15:58
- 距離
- 18.3km
- 上り
- 1,576m
- 下り
- 1,590m
コースタイム
天候 | 10/7:本州からのびる気圧の谷の中。日中は曇りで時々晴れ間。夜中雨降っていた。 10/8:日本海に中心を持つ高気圧の圏内。終始晴れ。トムラPは若干風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
10/7:西沢出合ーCo1350左岸C1 車で雨量計まで入る。同時入山のもう1Partyと協力して片方の車を短縮登山口に置いておく。この林道は歩くととてもだるそうなので正解だった。雨量計から先の林道は藪茫々で崩壊気味。西沢出合は流量と橋で気づける。入渓。さすがにこの時期は水量が少ない。発寒川と同程度と昔の記録に書かれていたがその通りだ。しばらくは穏やかな渓相だがCo930に6mほどの滑滝。手がかりなく登れそうにないので右岸を巻く。sLは右岸ルンゼ状を詰めて大巻きしていたが、右岸すぐの所を木をつかんで小巻することもできる。懸垂下降可能。これを超えるとカウンナイを彷彿とさせる立派な滑。960二股先までずっと続く。960二股は確認容易。ここからがこの沢の核心である連瀑帯。まず出てくるのがCo1000白蝶の滝。簾状できれい。左岸からとりつく。下部逆相気味で滑りやすく、上部は微妙なHS使いつつ大きなムーブを強いられる。そのうえ全体的に浮石が多く脆い、なかなかの難易度。全荷だと厳しいので全員空身。ピンは少し遠いが左岸にある。50mロープなら懸垂下降もできるだろう。うまくやらないとシャワーになると思う。白蝶の滝すぐ先にCo1030の20m枯滝。下部から水が染み出している。もちろん直登不可なので左岸巻き。草付きの急斜面を上がり、bush帯をtrvって抜ける。草付きとtrvはかなり急で掴むもの微妙な所もあり難しいが、抜けた先、落ち口まではなんも。この滝上で水は枯れる。テンバだが、この時期はよほどの大雨でもない限り水流れないと思うので、この先河原っぽい所はどこでも張れそう。もちろん凸凹で至極不快だろうが。さてここからも段差、滝がひたすら続く。1080に2段の段差、ガバ多いが微妙にハングなのでM空身にした。1100は10mほどの枯滝。順層で簡単だが高さはある。1140に釜持ち3mF。直登不可、右岸巻く。1170に25m枯滝、直登不可なので右岸巻き。草付きを上部の木が生えている所まで上がり、あとはtrvるように落ち口上まで。1030の巻きに比べると容易だが長くてだるい。この滝上にタラくて快適そうなテンバがあった。1230に5mCSF。傾斜ゆるく問題にならない、直登。1250位に水流。1030下から水運んでこなくてよかった。1260にも枯滝。1250の30mFとかいうやつだろうか。直登不可、大きく右岸を高巻く。1290にハーフパイプ状7mF、下部の取りつきからハーフパイプに上がる所が厄介。1320に8mF、右岸も左岸も巻ける。右岸は草付き上がってbush帯trv、左岸は岩場を微妙なバランスで超えて落ち口に出る感じ。まぁ写真見たほうが早い。1330にチムニー状垂直滝。一見直登不可そうだが空身で行けば何とかなる。チムニーの中はH豊富。右岸巻きもできると思う。1340にのっぺりとした感じの8mF、右岸巻き。小さく落ち口に出ようとすると怖いtrvになるので、上の木の生えているあたりまで大きく巻くといい。これを超えてようやく1350のテンバ。左岸の草地に張れるが思ったより狭い。5人Partyとかだと厳しそう。それにしても滝が多かった。とても疲れたので今日は早めに寝る。 10/9:1350ー1520二股ー夏道合流ートムラPー短縮登山口 4:00起き。夜は雨降っていたようだが外を見てみると快晴、素晴らしい。1370に7mF、右岸よりを直登。最後チムニーに足突っ込んで落ち口に出る、難しい。そのうえすぐにきれいな釜持ち5mF、登れないので右岸巻き。1390辺りに5mF、登れず右岸巻く。すぐ上に最後の1400滝。なんか上に白いのが見えるが...とりあえず左岸よりを直登。上に出ると見事にブリッジ上の雪渓。沢中は通過不可、この先左に曲がったところにも滝があるようなので、雪渓と合わせて右岸を高巻きする。巻き自体は問題ない。この辺からは雪がある。一昨日とかのだろうか。紅葉と雪の中の沢登りというのは初めてだ。1400の滝を超えた後は特にポイントはない。沢も開け、テンバ適地がたくさん、トムラも見えてきた。水もこの辺は普通に流れているし困らないだろう、何より景色よく快適そう。1520二股、1550二股を確認し詰めに入る。1590辺りに雪渓あったが沢幅も広く特に問題にならない。やはり乗越点は1520二股でいいだろう。最後は万年雪渓の残る大きな沢型を詰めあがるといいと思う。辺に左股に入ってしまい無駄なbush漕ぎが発生した。あとは夏道歩くだけ。トムラまでも一瞬。十勝から裏、表まで大雪が一望できる。素晴らしい。写真撮って下る。夏道なので何も書くことはないがドロドロで長くてだるかった。コマドリ沢の辺りはよく道迷いが起こるらしいがまぁそれはそうだろうという感じ。短縮登山口までダーッと下る。車回収してトムラウシ温泉でゆっくりして新得で豚丼食べて帰札。お疲れさまでした。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉:大人¥500。広々、露天風呂付きで快適。宿泊したかった。 ドライブイン大雪園:豚丼¥850。肉厚、とてもおいしかった。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ハーネス
ヘルメット
沢足袋
安全環付カラビナ×3
カラビナ×3
確保器(ATC)
自作スリング(1.5m×2
2m×2
3m×1いずれもリング状に加工)
ソウンスリング×3
携帯
ラジオ
ナイフ
笛
コンパス
時計
シュラフカバー
銀マ
ロールマット
ナイロンシート
雨具
防寒具
毛下
細引き(φ6mm×10m)
ヘッドランプ
ライター
ポリタン
個人鍋
ブキ
地図
デポ旗
レスキューシート
非常食(3000kcal)
メタ
|
---|---|
共同装備 |
医療
修理具
スーツェル
EPI
|
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