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Yamareco

記録ID: 1298119
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ハイキング
甲信越

冠着山(姨捨山)/崖崩れで県道が通行止

2017年10月27日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.9km
登り
377m
下り
376m

コースタイム

出発11:35−県道ヘアピンカーブ12:05−1170m圏コブ12:40−登山道合流12:45−冠着山頂上13:05〜14:15−鳥居平登山口14:40−ゴール15:15
天候 無風快晴
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野自動車道の麻積ICで降り、県道12号線、494号線でJR冠着駅を通り、古峠で聖高原から上がって来る県道498号線に合流する。
ここから戸倉上山田方面に2, 3km程進めば鳥居平の冠着山登山口に着くはずだが、崖崩れが起きて倒木で道路が塞がれ、古峠から先は全面通行止。仕方ない古峠に駐車する。
コース状況/
危険箇所等
古峠から道の無い西尾根を通って冠着山に登り、一般登山道を南に下って鳥居平の登山口に降りる。後は県道を歩いて古峠に戻る周回ルートとした。
西尾根は1170m圏コブの5分程先で一般登山道に合流するまで、微かな踏跡があるのみだが、藪漕ぎは不要。赤テープが散見される程度だが、尾根筋を進むのでルートは分かり易い。
1170m圏コブの先で合流すれば、良く踏まれ、道標の完備した登山道が山頂と鳥居平登山口の間に通じている。
昨年5月に登った五里ヶ峯の頂上から、戸倉上山田温泉街越しに見た冠着山。三角錐で格好良く、登高意欲をそそられた
2016年05月20日 09:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 9:00
昨年5月に登った五里ヶ峯の頂上から、戸倉上山田温泉街越しに見た冠着山。三角錐で格好良く、登高意欲をそそられた
県道498号線は古峠から東が通行止。北側山腹を巻く林道冠着山線も通行止
2017年10月27日 11:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 11:32
県道498号線は古峠から東が通行止。北側山腹を巻く林道冠着山線も通行止
仕方ない、ここから西尾根を登ることにする。林道側の看板裏から尾根の北斜面を突き上げる
2017年10月27日 11:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 11:34
仕方ない、ここから西尾根を登ることにする。林道側の看板裏から尾根の北斜面を突き上げる
10m程登れば尾根上に出る。藪は無く、丈の低い叢を進む。微かな踏跡が断続的に続いている
2017年10月27日 11:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 11:42
10m程登れば尾根上に出る。藪は無く、丈の低い叢を進む。微かな踏跡が断続的に続いている
時々藪っぽくなるが、たいした藪漕ぎではない。珍しく赤テープを見る
2017年10月27日 11:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 11:51
時々藪っぽくなるが、たいした藪漕ぎではない。珍しく赤テープを見る
標高1000m付近で縦筋状の露岩となる。高さ10mもないし、傾斜は緩く、手掛かりも豊富なので簡単に突破できる
2017年10月27日 11:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 11:59
標高1000m付近で縦筋状の露岩となる。高さ10mもないし、傾斜は緩く、手掛かりも豊富なので簡単に突破できる
標高1040m付近で県道に出る。県道が北側に大きく飛び出たヘアピンカーブ地点だ
2017年10月27日 12:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:07
標高1040m付近で県道に出る。県道が北側に大きく飛び出たヘアピンカーブ地点だ
カーブ突端から北に伸びている通行止めの林道に2, 30m程入ってから、再び尾根筋を登る
2017年10月27日 12:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:07
カーブ突端から北に伸びている通行止めの林道に2, 30m程入ってから、再び尾根筋を登る
黄葉に陽が当たってきれいだ。気分まで明るくなる
2017年10月27日 12:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:14
黄葉に陽が当たってきれいだ。気分まで明るくなる
5, 6本の太い幹が一塊になって巨木を成している。根は同じなのかしら、何という木なのかしら
2017年10月27日 12:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:21
5, 6本の太い幹が一塊になって巨木を成している。根は同じなのかしら、何という木なのかしら
北側が開けて千曲市越しに長野盆地が開けている。足元には高速道とJR篠ノ井線が、遠くに頚城山塊が望める
2017年10月27日 12:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:25
北側が開けて千曲市越しに長野盆地が開けている。足元には高速道とJR篠ノ井線が、遠くに頚城山塊が望める
既に葉を落として冬姿の林を進む
2017年10月27日 12:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:27
既に葉を落として冬姿の林を進む
巨大なシダを縫いながら登る。この西尾根は千曲市と筑北村の境なので、その境界標識を辿って行けば良い
2017年10月27日 12:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:31
巨大なシダを縫いながら登る。この西尾根は千曲市と筑北村の境なので、その境界標識を辿って行けば良い
1170m圏コブまで上った。ここにはフェンスで囲まれたコンクリート建造物が建っていた。何かしら?
2017年10月27日 12:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:40
1170m圏コブまで上った。ここにはフェンスで囲まれたコンクリート建造物が建っていた。何かしら?
このコブから木の間越しに雪化粧した鹿島槍ヶ岳が見えた。左は爺ヶ岳
2017年10月27日 12:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:42
このコブから木の間越しに雪化粧した鹿島槍ヶ岳が見えた。左は爺ヶ岳
コブから5分程で、古峠以来の道標に会い、この裏から登山道に飛び出す
2017年10月27日 12:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:46
コブから5分程で、古峠以来の道標に会い、この裏から登山道に飛び出す
良く踏まれ、良く管理された登山道で、ちょっとした急坂では木の階段が設置されている
2017年10月27日 12:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 12:58
良く踏まれ、良く管理された登山道で、ちょっとした急坂では木の階段が設置されている
途中に展望台があり、ベンチと展望案内板が置かれていたが、木々が伸びていて、あまり眺望は良くない
2017年10月27日 13:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:00
途中に展望台があり、ベンチと展望案内板が置かれていたが、木々が伸びていて、あまり眺望は良くない
冠着山頂上の一角に着いた。可愛い祠がお出迎え
2017年10月27日 13:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:06
冠着山頂上の一角に着いた。可愛い祠がお出迎え
山頂にはトタン張りの社が建っている。鳥居の位置から推測すると、東側が表参道で、今回は裏参道から登って来たことになる
2017年10月27日 13:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:07
山頂にはトタン張りの社が建っている。鳥居の位置から推測すると、東側が表参道で、今回は裏参道から登って来たことになる
山頂には石碑が多いが、山名板や山名杭は一切ない。四角い台座の上に大きな山座同定盤が載っている
2017年10月27日 13:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:51
山頂には石碑が多いが、山名板や山名杭は一切ない。四角い台座の上に大きな山座同定盤が載っている
この山座同定盤の真ん中に、山名、謂れ、伝説等が刻まれている。ここが冠着山の山頂であることを確認できるのはこれだけ
2017年10月27日 13:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:09
この山座同定盤の真ん中に、山名、謂れ、伝説等が刻まれている。ここが冠着山の山頂であることを確認できるのはこれだけ
三角点のみがポツン。よくこの脇に、三角点の案内杭が立ち、さらに山名杭が乱立している山頂が多いが、ここはすっきりしている
2017年10月27日 13:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:09
三角点のみがポツン。よくこの脇に、三角点の案内杭が立ち、さらに山名杭が乱立している山頂が多いが、ここはすっきりしている
南西方向に、大沢山(左)と、十数年前に登った四阿屋山(右)が見える
2017年10月27日 13:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:48
南西方向に、大沢山(左)と、十数年前に登った四阿屋山(右)が見える
北には戸隠連峰。高妻山が一段高い。鋸歯状の山並みは西岳からP6。右端の雪山は雨飾山と思われる
2017年10月27日 13:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:50
北には戸隠連峰。高妻山が一段高い。鋸歯状の山並みは西岳からP6。右端の雪山は雨飾山と思われる
北西には北アルプス北部の唐松岳、天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華山まで望める
2017年10月27日 13:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 13:49
北西には北アルプス北部の唐松岳、天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華山まで望める
山頂の北側に回り込むと、北アルプス北部が、さらに五龍岳、鹿島槍ヶ岳まで見えてきた
2017年10月27日 14:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:10
山頂の北側に回り込むと、北アルプス北部が、さらに五龍岳、鹿島槍ヶ岳まで見えてきた
頂上には1時間以上も長居した。さあ、下山だ。良く踏まれた明るい道をのんびり下る
2017年10月27日 14:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:16
頂上には1時間以上も長居した。さあ、下山だ。良く踏まれた明るい道をのんびり下る
上りに使った西尾根ルートとの合流点。直進すれば1170m圏コブだが、ここは道標に従って左折
2017年10月27日 14:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:26
上りに使った西尾根ルートとの合流点。直進すれば1170m圏コブだが、ここは道標に従って左折
数分も下ると、山道は終わって林道となる
2017年10月27日 14:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:29
数分も下ると、山道は終わって林道となる
県道が通じている鳥居平まで降りてきた。冠着山登山口として案内地図や道標が完備されている
2017年10月27日 14:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:39
県道が通じている鳥居平まで降りてきた。冠着山登山口として案内地図や道標が完備されている
ここには広い空地があり、たっぷり駐車可能。頂上からのんびり下っても25分しかか掛からなかった
2017年10月27日 14:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:39
ここには広い空地があり、たっぷり駐車可能。頂上からのんびり下っても25分しかか掛からなかった
県道を古峠まで歩く。途中に、崖崩れで倒木が道路を塞いでいた。これでは車は通れない
2017年10月27日 14:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 14:50
県道を古峠まで歩く。途中に、崖崩れで倒木が道路を塞いでいた。これでは車は通れない
古峠まで戻ってきた。通行止めの柵の向こうで愛車が待っている
2017年10月27日 15:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 15:13
古峠まで戻ってきた。通行止めの柵の向こうで愛車が待っている
車で県道を西に進み、一本松峠から大池へと降りる。途中、冠着山の頂上が望めた。右手前の西尾根を辿り1170m圏コブを越えて登った
2017年10月27日 15:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 15:52
車で県道を西に進み、一本松峠から大池へと降りる。途中、冠着山の頂上が望めた。右手前の西尾根を辿り1170m圏コブを越えて登った
さらに下り、千曲市郊外から冠着山が良く見えた。当初は、写真左端の1040m圏コブから東尾根を詰める予定だったが、結果的には写真右側の西尾根を登った
2017年10月27日 16:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 16:21
さらに下り、千曲市郊外から冠着山が良く見えた。当初は、写真左端の1040m圏コブから東尾根を詰める予定だったが、結果的には写真右側の西尾根を登った
長野自動車道の姨捨SA上から千曲川越しに、昨年5月に登った鏡台山(左奥)と五里ヶ峯(右手前)が見えた。後者の頂上から冠着山を見て、今日の山行を思い付いたのだ
2017年10月27日 16:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/27 16:07
長野自動車道の姨捨SA上から千曲川越しに、昨年5月に登った鏡台山(左奥)と五里ヶ峯(右手前)が見えた。後者の頂上から冠着山を見て、今日の山行を思い付いたのだ
撮影機器:

感想

去年の5月に戸倉上山田温泉の東側に聳える五里ヶ峯と鏡台山に登った。前者の頂上から西側に、温泉街を隔てて冠着山が望まれたが、三角錐の鋭鋒で、なかなか格好が良い。よし、今度はあの山に登ろう、という事で、今回の山行となった。

県道498号線が聖高原から冠着山の南側を巻いて上山田に降りている。この途中の鳥居平登山口ならば、1時間少々で往復できるらしいが、これではつまらない。
そこで、鳥居平に車を置き、そこからMTB(自転車)で上山田方面に少し走り、途中から1040m圏コブ(前冠着山と呼ぶらしい)に登り、東尾根経由で頂上に立つ周回ルートを組んだ。

ところが、実際に行ってみると、長雨や台風のためか崖崩れが起きて倒木で道路が塞がれ、古峠から東は全面通行止で鳥居平まで車が入れない。困った、どうしよう。
仕方ない、古峠から西尾根を登って頂上に立ち、鳥居平に降りてから県道を歩いて戻る、といった周回ルートに急遽変更。

事前に計画した東尾根は表参道のようで、明瞭な登山道が通じているらしい。
これに比べて、西尾根は微かな踏跡が断続的にあるだけで、一般登山道とは言えない。しかし、忠実に尾根筋を辿れば良いので、ルート探索に気遣うことは少なかった。さらに、特に藪漕ぎを強いられることも無く、一か所だけ小さな露岩を越えるのに緊張した程度だった。

一般登山道だけなら、のんびりはできるけど、飽きてしまったかも知れない。県道の通行止、と言ったトラブルのために、急遽、西尾根ルートを採る羽目に追い込まれた。でも結果的には、距離は短かったが西尾根を選んだことで変化が生まれ、充実感が数倍にも膨らんだ。

天候にも恵まれ、紅葉を愛でながらの楽しい山行でした。

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