セドノ沢左俣↗↘源次郎沢右俣↗
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,217m
コースタイム
天候 | 晴のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
高い山の稜線が雪や氷で覆われ始めるこの頃、ヒルの居なくなった地元丹沢に戻ってきました。
10月中旬並みの気温とのことで、復活していないといいな。吸血されたらいやだな。
・水無川本谷の最終堰堤右岸にはピカピカの鎖が設置されており、楽に巻けるようになっていました。
また、本谷F1までは踏み跡が付いており、ハイキングの装備でも楽勝で到達できます。
キャニオニング?なのか何かのアクティビティを主催する人が整備したのでしょうか。ありがたく使用させていただきました。
・セドノ沢左俣は、書策新道までなら、10m大滝以外は特に問題ないと思います。
・大滝は、出だしは簡単そうですが、中段から右上のハーケン(細いシュリンゲも垂れていた)までが、ビレイヤーが居ないと多少不安なので、右岸を巻きました。
・巻きは、一旦右岸涸沢まで大きく戻り、涸沢を登り、途中からセドノ沢との尾根に乗ります。地面が岩になったあたりから右へとトラバースしますが、薄い踏み跡があり、スリップしなければ問題ないと思います。
・源次郎沢は、表示されている遭対協のフォールナンバーが、過去に発刊されているガイド本と異なっていると感じます。
従来のF2とF3の間にあった(左の大きな岩を登って越えていた)ヒョングリ様のノーナンバーの滝がF3となっており、以降番号が1つづつ多くなります。
ただ、この新F3は、大岩が転がってずれたのか、既に滝ではなくなって(というか以前とは形が変わって)おり、大岩もぐっと斜度が増して側壁との間を突っ張らないと登れなくなっていました。
・右俣の出だしにある従来のF5は、F6の看板がついていますが、以前はこの看板のあるところがきれいなフェイスで、ボルトが何本か打ってあった様な気がしますが、今は藪と枯葉に覆われた感じで登るのが躊躇されました。巻きも左から落ち口に斜上する明瞭なものがほぼ消失しており、いつずり落ちるか恐怖のトラバースでした。
滝の右壁をきちんとビレーしながら登るか、右岸を高巻くなら大きく巻いて懸垂で降りた方が良いと感じるのは、腰抜けだからでしょうか。
・終盤のチョックストーン涸滝(F10)は、できれば(どちらかというと必ず)、ラバーソールのシューズで、ビレイして登りましょう。
以上3つの滝以外は特に注意するところは無く、地元での今年最後の沢登りを静かに、こじんまりと楽しむことができました。
あと、ヒルの被害には遭いませんでした。
追記・補足
昨日本記録をアップした後で、上記記載の源次郎沢のフォールナンバー表示板を設置されたのが、同沢の最新ガイドである「丹沢の谷 200ルート」(山と渓谷社刊)の著者の方であるということを知りました。
本日同書を拝見したところ、今回遡行した両沢の一昨日時点の状況が正確に記載されており、内容に信頼がおけることを確認致しましたので追記させていただきます。(2017.11.6)
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