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Yamareco

記録ID: 1307309
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ハイキング
東北

【三陸作戦・山田町】霞露ヶ岳【戊15.6】

2017年11月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:17
距離
8.0km
登り
580m
下り
571m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:10
休憩
0:08
合計
2:18
13:22
67
漉磯海岸
14:29
14:35
20
霞露ヶ岳
14:55
14:55
21
分岐手前の鳥居
15:16
15:18
22
下山点
15:40
漉磯海岸
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
漉磯海岸に駐車スペースあり。
コース状況/
危険箇所等
標高ゼロメートルから岩の断崖をジグザグに登っていく。山頂標高が500余mということを考えたら結構急。
帰路は山頂から西側周りで下山。新・分県ガイド[改訂版]のルートではない黒破線を下ったが、そこは廃作業道で、下に行くほど荒れている。軽々に取るべきルートではなかった。
霞露ヶ岳も標高ゼロメートルから出発。
2017年11月05日 13:22撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
11/5 13:22
霞露ヶ岳も標高ゼロメートルから出発。
登山口がわかりにくいという記録があったが、それは昔の話と思われる。
2017年11月05日 13:24撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 13:24
登山口がわかりにくいという記録があったが、それは昔の話と思われる。
2017年11月05日 13:25撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:25
左に倒れているのかと思ったら右に倒れていた大木。
2017年11月05日 13:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:26
左に倒れているのかと思ったら右に倒れていた大木。
やはり日の光があると色合いが違う。
2017年11月05日 13:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 13:29
やはり日の光があると色合いが違う。
こちらも正体は岩の山
2017年11月05日 13:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:33
こちらも正体は岩の山
露出する岩肌が、この後の登りのキツさを暗示している。
2017年11月05日 13:34撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 13:34
露出する岩肌が、この後の登りのキツさを暗示している。
頭上の紅葉と、
2017年11月05日 13:38撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:38
頭上の紅葉と、
足元の紅葉に包まれてホンワカした気分。
2017年11月05日 13:38撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:38
足元の紅葉に包まれてホンワカした気分。
カラフルな紅葉
2017年11月05日 13:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:41
カラフルな紅葉
真っ赤な紅葉
2017年11月05日 13:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 13:42
真っ赤な紅葉
同じ半島にある多々羅山かな。
2017年11月05日 13:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 13:42
同じ半島にある多々羅山かな。
釣り人釣り船が行き交う恵み多き海
2017年11月05日 13:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 13:55
釣り人釣り船が行き交う恵み多き海
尾根の端に乗ってから若干緩やかになったが、傾斜は比較的急だ。
2017年11月05日 14:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:01
尾根の端に乗ってから若干緩やかになったが、傾斜は比較的急だ。
いわゆる偽ピーク
2017年11月05日 14:25撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:25
いわゆる偽ピーク
落葉の絨毯を踏みしめて、
2017年11月05日 14:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:27
落葉の絨毯を踏みしめて、
霞露ヶ岳山頂到達。
2017年11月05日 14:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 14:29
霞露ヶ岳山頂到達。
対岸にある十二神山と日光山。
2017年11月05日 14:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:31
対岸にある十二神山と日光山。
山田湾
2017年11月05日 14:32撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 14:32
山田湾
山頂の紅葉
2017年11月05日 14:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 14:33
山頂の紅葉
下山開始。
2017年11月05日 14:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:40
下山開始。
黄金色の世界
2017年11月05日 14:48撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:48
黄金色の世界
この鳥居を過ぎた先で、
2017年11月05日 14:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:55
この鳥居を過ぎた先で、
分岐がある。右側が新・分県ガイド紹介ルート、左側が破線ルート。
2017年11月05日 14:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:56
分岐がある。右側が新・分県ガイド紹介ルート、左側が破線ルート。
あまり深い考えも無く左へ。廃された作業道のようだ。
2017年11月05日 14:58撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 14:58
あまり深い考えも無く左へ。廃された作業道のようだ。
その先にも分岐があったが、そこで左に行くと行き止まり(地図の左側で戻っている所)。
2017年11月05日 15:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:01
その先にも分岐があったが、そこで左に行くと行き止まり(地図の左側で戻っている所)。
右の道に進むと先はあったが、段々と道が荒れてくる。
2017年11月05日 15:10撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:10
右の道に進むと先はあったが、段々と道が荒れてくる。
廃作業道は下れば下るほど荒れてくる。上の方で歩ける道だと思っても軽々に立ち入らない方が良い。
2017年11月05日 15:13撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:13
廃作業道は下れば下るほど荒れてくる。上の方で歩ける道だと思っても軽々に立ち入らない方が良い。
沢まで降りて暫く歩くと、
2017年11月05日 15:15撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:15
沢まで降りて暫く歩くと、
ようやく下山できた。
2017年11月05日 15:17撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:17
ようやく下山できた。
下山点でも分岐があり、また左に進んだが、その先が草ぼうぼうでとても歩けたものではない(地図の下で戻っている所)。
2017年11月05日 15:19撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:19
下山点でも分岐があり、また左に進んだが、その先が草ぼうぼうでとても歩けたものではない(地図の下で戻っている所)。
急がば回れだ。
2017年11月05日 15:34撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:34
急がば回れだ。
無事帰還。
2017年11月05日 15:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 15:40
無事帰還。
岩手の海よ、さらば。また会いましょう。
2017年11月05日 15:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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11/5 15:40
岩手の海よ、さらば。また会いましょう。
帰りは新幹線のため、余韻に浸る間もなく150km先の一ノ関へ。
今回は時間的余裕が無かった。もうちょっと昼間の長い季節に来よう。
2017年11月05日 19:32撮影 by  XQ2, FUJIFILM
11/5 19:32
帰りは新幹線のため、余韻に浸る間もなく150km先の一ノ関へ。
今回は時間的余裕が無かった。もうちょっと昼間の長い季節に来よう。

感想

三陸作戦最後の一峰は霞露ヶ岳。
道の駅やまだで昼食を摂ろうかとも思ったが、それほど空腹でもなかったので、トドヶ崎から直接漉磯海岸に向かう。
リアス式海岸に沿ったジグザグ道は紅葉見頃で、ゆっくり走りたい気持ちと早く登山口に着きたい気持ちの相克の中、1時間半程で現地に到着した。

この入り江も例に漏れず大津波に呑まれたわけだが、数台程度車をとめられるスペースが残っている。
そこから岩の岸壁へと登っていくのだが、短い距離にしては標高差が大きく、その傾斜をジグザグに上っていく。昼飯前で済ますにはちとハードだったか。
それでも晴れた空の下、青い海とカラフルな紅葉に包まれて、気持ちは穏やか。
そして、山頂から山田湾を眺める。沖合いに見えるのは十二神山。名前に惹かれるが、自衛隊の施設があるので自由には立ち入れない。

山頂までは無事着けた。しかし、その後、いろいろと紆余曲折があろうとは。
下山していくと鳥居の先に分岐がある。時間も押してきたし、ショートカットできた方が良いだろうと左へ。道は広く、轍もある。安心して歩いていたが、次の分岐で左に進むと森の中で行き止まり。
これはまずったなと分岐に戻り、右側へ進むが、だんだんと倒木や藪が増えてきた。今までも旧作業道的な道を下ったことはあるが、いずれも下り始めは道がちゃんとしていて歩いていけそうな感じ。それがある程度下ると、藪に埋もれたり崩れたりと酷い有様になる。黒破線になっている道は本当に要注意だ。
霞露ヶ岳の場合は、荒れているといっても道の名残はあり、歩こうと思えば歩ける状態だったので、何とか無事下山できた。しかし、それでも冷や汗をかく。低山だからこその慎重さというのは、やはり必要だなと改めて認識して岩手の山行を終えた。

【総括】
かくして二日にわたる岩手・三陸山行は無事終わったわけだが、福島双草地区での山行と比べてみると、まず、山そのものについてはルート定数、距離、標高差とざっと見て、一山一山のハードさが上回っていたように思う。そして、釜石から南へ陸前高田まで、北へ宮古までの並びは、いずれの街も山々で分離され、距離もあって移動にも一苦労だ。
ということを考えると、三陸沿岸部の山行は、はしごをするにしても、もっと地域を絞り込んで狭く深くじっくりと取り掛かるべきものだったと言える。
この反省は、次回がある時に活かしたいと思う。

今回、三陸沿岸部の状況を具に観察し、また、以前の街並みを写真や模型で顧みた。防潮堤の整備、土地の嵩上げは進み、かつての街の姿は年月を経るごとに変わっていくことだろう。
その変わり行く街並みを定点観測している地元の方も既にいらっしゃることと思うが、我々ビジターもラッキーな定点観測者になることができる。すなわち、かつて被災地と呼ばれた土地に来るたびに、ああ家が建った、人が戻ってきた、花が咲いた等と変化を感じることができる。その変化は昔の落ち着いた街並みを知る人からすれば物寂しくもあるだろうが、ゼロあるいはマイナスからプラスへの変化であるならば、それだけでも訪れるのが楽しくなるはずだ。
それはまた、時代と共に歩む壮大な営みであり、我々は時代の証人となる。
どこかから持ってきた土が落ち着いたら、人はそこに花の種を撒くだろう。花は次々と咲いて、いつしか花の名所があちこちにできる。その花々に彩られた街を夢見つつ、今後も折々に訪れて歩いて巡りたいと思う。

〜おしまい〜

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