木曾御嶽山（飛騨頂上-継子岳）【結婚記念日は出会いの山へ】

2017年11月12日(日) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,171m
• 下り: 1,155m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 1:38
• 合計: 7:20

6:09 濁河温泉
6:18 6:22 御嶽小坂登山口
6:40 6:41 仙人橋
6:51 6:51 小坂口七合目
7:09 7:09 湯ノ花峠
7:30 7:35 のぞき岩
8:03 8:04 小坂口八合目・お助け水
9:21 9:28 飛騨頂上
9:30 10:10 五の池小屋
10:46 10:57 継子岳
11:20 11:25 五の池小屋
11:25 11:28 飛騨頂上
11:54 12:13 小坂口八合目・お助け水
12:26 12:26 のぞき岩
12:44 12:44 湯ノ花峠
12:57 12:57 小坂口七合目
13:04 13:05 仙人橋
13:19 13:20 御嶽小坂登山口
13:27 13:27 濁河温泉
13:29 ゴール地点

天候

11/11 開田高原とか麓は晴れていたが、チャオスキー場を過ぎた頃には雪が舞い始める。濁河温泉はかなり降っており、19時過ぎには道路も一面真っ白
11/12 朝から快晴！山頂は多少風が強かったが、冬期では普通レベル。11時過ぎにはほぼ風も収まった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆アクセス、駐車場
▽小坂口登山口（濁河温泉）
・濁河温泉までの道中、既に積雪が一部ありました。今後はノーマルタイヤ不可です
・11/12の早朝は道路も真っ白で、日陰はアイスバーン
・12月より、チャオでスタッドレスの検問が始まるそうです。また時間規制もあり注意が必要です
・下呂温泉側からの道は一部災害通行止めとなっているようです
・詳細は「旅館御岳」のHP参照
https://www.ryokan-ontake.jp
・本日は6時時点で先行1台のみ！（道中出会ったのは2組3名のみ。本日の入山者は計5名だったと思われます）

コース状況／危険箇所等

☆道の状況（2017年11月12日現在）
※これからの時期、状況は一日で一変します。以下はあくまで参考程度にお願いします
※本日はアイゼン・ピッケル・ワカン・軽アイゼン・チェーンスパイク全て持参しましたが、チェーンスパイクのみ使用しました
▽濁河温泉⇆お助け水（8合目）
・登山口から雪がありますが、8合目まではほぼ2、3センチ程度orスケートリンク
・下りはチェーンスパイクが有効でした
▽お助け水⇆飛騨頂上
・雪が多少深くなり、岩はほぼ埋まっています
・西風が強くなる箇所です
▽飛騨頂上⇆継子岳
・雪はさらに深くなり、多いところで脛くらい
・風はさらに強くなります

☆登山ポスト
・小坂口登山口にあり
・登山届は、付近の宿の方が毎日チェックしています。義務ですので、必ず提出しましょう

その他周辺情報

☆登山後の温泉
♨旅館 御岳
・前泊の旅館。日帰りもやっています
・ここの渓谷露天風呂はとてもよかった。混浴ですが、女子は湯あみ着のレンタル（200円）があります
・男女別の内湯と露天もあります
https://www.ryokan-ontake.jp
♨朝日荘（本日入湯）
・おそらく、濁河温泉の中で最も高級な宿。秘湯を守る会加盟宿
・常に日帰り入浴が可能かわかりませんが、聞いてみたところ、今なら大丈夫とのこと（14時頃）。おそらく夏・秋の繁忙期は無理でしょうね（HPには、日帰りは14時から16時と書いてある）
・源泉掛け流しのナトリウム一炭酸水素塩・硫酸塩温泉。湧出口は析出物がビッシリ
http://asahisou.com/spa.html
♨御嶽明神温泉 やまゆり荘（以前入湯）
・茶褐色の濁り湯。源泉掛け流し
・残念ながら囲いが無駄に高く、せっかく御嶽の勇姿を眺めながらの露天風呂の魅力が半減されています
・それでも泉質・雰囲気・人の少なさはどれも最高
http://www.kis.janis.or.jp/~yamayuri/onsen.html

☆飲食店
▽時香忘
・木曽に来たら必ずと言っていいほど立ち寄る蕎麦の名店
・夜明け蕎麦、木蕎麦、イカスミ蕎麦といった、他では決して食べられない蕎麦がたくさん
・オーナー夫婦の体調がよろしくないため、定休日が多くなっています（写真参照）
http://www.i-turn.jp/soba-kiso-zikobou.html
▽青い塔
・伊那谷名物元祖ソースカツ丼の有名店
・オープンと同時に入ったのですぐ食べることができましたが、ものの30分で満席。人気の理由がよくわかる旨さでした
https://hitosara.com/0002124709/

☆宿泊施設
▽旅館 御岳
・「秘境の渓谷露天風呂」が有名な、濁河温泉の名旅館
・他の旅館よりも多少リーズナブルですが、料理・サービスともかなり良い。土産物屋の日本酒の品揃えが豊富
・屋上に星空観察天文台があり、また晴れている日はツアーも催しているそうです
・冬季限定のKAMAKURA BARオープンしました
・宿のHPで露天風呂に入ってる女性モデルがとてもカワイイ。それだけで行きたくなる
https://www.ryokan-ontake.jp

☆その他の観光地
▽木曽馬の里
・そば打ち体験や乗馬などが出来るようです
・ライブカメラが設置されており、御嶽の状況を確認するのに有用
・見渡した限り木曽馬はいなかった。シーズンオフなのでしょうか
http://kisoumanosato.or.jp
▽自然湖
・1984年の王滝村を震源とする長野県西部地震の際に、御嶽山が崩れたことにより出来た湖
・上高地の大正池を彷彿とさせる絶景です
http://www.ontake-adv.com/sizenkotoha.html

写真

11/11 8:13

八ヶ岳PAにて
紅葉と虹

11/11 10:22

木曽に来たらほぼ立ち寄る名店「時香忘」

11/11 10:50

テラスには鳥がたくさん

11/11 10:55

夜明け蕎麦
木曽の夜明けをイメージしたとのこと
闇夜の黒は極粗挽き田舎蕎麦、夜明けの白は更科蕎麦

11/11 10:55

1日10食程度限定とのこと

11/11 11:00

イカスミ蕎麦
極粗挽き寒ざらし熟成蕎麦をイカスミとあえた蕎麦
とても旨かった
イタリア人も絶賛したとのこと

11/11 17:43

オーナー夫婦の体調のため、定休日が多くなっています

11/11 12:00

木曽馬の里へやってきました

11/11 11:59

ここでの目的は、毎日のように眺めているこの場所でライブカメラに映ること

11/11 11:54

成功！

11/11 11:58

御嶽が見えていないのは残念でしたが、良い記念になりました

11/11 13:33

続いてやってきたのは「自然湖」
1984年の長野県西部地震で御嶽山の山体崩壊が起き、その大量の土砂が王滝川を堰き止め、深い森が沈んだ天然湖

11/11 13:30

立ち枯れが、上高地の長野県大正池を彷彿とさせる

11/11 13:29

奥まで歩いて行けます

11/11 13:06

大正池同様、立ち枯れは年々減少し、土砂も流入し続けているそうです

11/11 13:13

11/11 13:27

アクセスは悪いですが、是非とも訪れてみてください

11/11 13:16

昔は列車が走ったおり、その後道になったそうですが、現在はこの通り

11/11 13:57

御岳湖
いい色です

11/11 14:45

本日の宿泊地、濁河温泉へ向かう途中
チャオを過ぎた辺りで雪が舞い始めました

11/11 14:58

旅館御岳
冬季限定の「BAR KAMAKURA」も雪を待っています

11/11 15:33

まずは渓谷露天風呂へ

11/11 15:35

渓谷沿いの階段を

11/11 15:35

計160段下ります（帰りは当然上り）

11/11 15:36

温泉成分で角がなくなった階段

11/11 15:58

こちらが混浴露天の一部
誰もいない時に撮ることができました
ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉だそうです

11/11 16:27

宿から見る景色
すっかり雪景色となりました

11/11 18:05

飛騨牛のすき焼きが旨かった！
このあと揚げ物と焼き物と食事とデザートも

11/11 19:34

今年もケーキをその場で仕上げてくれました

11/11 19:41

宿の方から、「BAR KAMAKURAで食べたらどう？」と言われ、持っていくことに
ここの宿の方々はとても親切でした

11/11 19:44

恥ずかしかったですが、良い記念になりました

11/12 6:07

翌朝、雲ひとつない快晴です
継子岳と摩利支天が綺麗に見えています

11/12 6:13

旅館御岳に車を置いておかせてもらい、登山口までは徒歩で
1台分のトレースが

11/12 6:22

登山届けを出してスタートです

11/12 6:27

先行の1台はソロの方のようです

11/12 6:29

このコース、とても深い森の中を歩けて気持ちいいです

11/12 6:40

仙人橋

11/12 6:54

タヌキでしょうか

11/12 6:56

ジョーズ岩（人喰いざめ）

11/12 7:22

蛙岩（無事帰ろ）

11/12 7:31

のぞきからは摩利支天の寒々とした姿が

11/12 7:40

凍結箇所多数あり

11/12 7:42

42番まで、100m間隔に設置されており分かりやすい

11/12 7:58

チェーンスパイクは早めに装着してもいいかも

11/12 8:03

8合目（お助け水）
水場はありません

11/12 8:05

かなり爪の鋭いウサギのようです

11/12 8:10

成長を始めたスノーモンスターの合間を

11/12 8:15

8合目から少し上で北アルプスの展望が開ける箇所があります

11/12 8:15

乗鞍・笠・薬師

11/12 8:31

エビのシッポと摩利支天

11/12 8:36

小坂口登山道は西側のため、夜明けは遅いです
トワイライトカラー

11/12 8:37

11/12 8:45

8:45
やっと夜明けです！

11/12 8:46

日が出ると一気に気温が上がります

11/12 9:01

風雪に耐える石仏

11/12 9:05

素晴らしいトラバース路

11/12 9:11

ここにトレースをつける喜び
冬山の醍醐味です

11/12 9:16

五の池小屋まであと少し

11/12 9:21

飛騨山頂に到着

11/12 9:26

全てが凍てついています

11/12 9:27

とても威厳のある狛犬です

11/12 9:30

継子岳と継子II峰と四ノ池

11/12 9:31

冬眠寸前の三ノ池

11/12 9:31

摩利支天
本日は日曜なので登りません

11/12 9:37

南アルプス
右端には富士山も頭を出しています

11/12 9:37

八ヶ岳

11/12 9:37

右が剣ヶ峰
静かに手を合わせます

11/12 9:39

ほぼ同時刻に登られた方に撮っていただきました

11/12 9:39

11/12 9:51

昨日の残りのケーキをここで

11/12 9:58

11/12 10:01

摩利支天と五ノ池

11/12 10:07

五ノ池越しに白山

11/12 10:08

五の池小屋は冬季閉鎖中
支えの木が何本も
テラスの板は抜かれています

11/12 10:11

では継子岳へ

11/12 10:13

ここからは積雪アップです

11/12 10:21

11/12 10:25

雷鳥の足跡があったのですが発見できず
その後、元気に暮らしているのでしょうか

11/12 10:26

ハイマツ越しの摩利支天

11/12 10:27

お気に入りの岩へ

11/12 10:27

岩の上からの展望
白山

11/12 10:36

継子岳への稜線から振り返る御嶽が大好きです

11/12 10:37

針の山と継子岳

11/12 10:38

継子II峰と南アルプス

11/12 10:38

針の山と摩利支天

11/12 10:39

針の山を行く
ここら辺がこの稜線のハイライト

11/12 10:41

11/12 10:42

気付けば風もかなり収まってきました

11/12 10:43

雄大な御嶽

11/12 10:44

寒さも忘れて見入ってしまいます

11/12 10:45

11/12 10:46

継子岳より北アルプス

11/12 10:48

11/12 10:49

11/12 10:51

北アルプスの名だたる名峰が揃い踏みです

11/12 10:53

11/12 10:59

11/12 11:09

雄大な御嶽と、身も心も小さな私

11/12 11:15

11/12 11:16

11/12 11:18

11/12 11:22

飛騨山頂に戻ってきました

11/12 11:23

最後に三ノ池を目に焼き付けて

11/12 11:25

さて下りますか

11/12 11:57

8合目で宿のおにぎり弁当を
凍ってはいませんでした

11/12 12:11

タヌキ

11/12 12:12

昼過ぎですがまだ霧氷が見られました

11/12 12:29

のぞきからの摩利支天

11/12 13:17

登山口に帰着

11/12 13:18

継子岳が白く輝いています

11/12 13:19

駐車場は0台！

11/12 13:39

温泉は濁河温泉の最高級宿「朝日荘」
秘湯を守る会加盟宿です

11/12 14:03

ナトリウム一炭酸水素塩・硫酸塩泉

11/12 14:03

露天

11/12 14:47

宿泊した旅館御岳で土産購入

11/12 14:47

氷雪貯蔵酒、勿論購入
旅館御岳の敷地で一冬越すようです

11/12 15:01

15時過ぎですが、日陰はまだこの通り
今年初の雪道運転だったので、超慎重になりました

11/12 15:06

チャオより継子岳

11/12 15:06

反対側には乗鞍岳

11/12 15:42

渋滞を避けるため、今日は遅く帰ります
前日も寄った木曽馬の里に立ち寄り、ライブカメラに映ります

11/12 17:33

夕食は勿論ソースカツ丼
伊那の有名店「青い塔」へ

11/12 17:11

馬刺し

11/12 17:13

ソースカツ丼（ロース）

11/12 17:13

ソースカツ丼（ヒレ）
なかなかこれほど美味いソースカツ丼は食べられないでしょう

11/12 22:10

今回のお土産

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

Xperia Z5 Compact SO-02H docomo SONY

感想

Kazu405

結婚記念日3周年山行は、出会った山へ。
御嶽山剣ヶ峰は現在登れませんが、北御嶽の名峰継子岳へ。
今年の6月残雪期にも訪れている、我々の中での定番の山となっています。

本当は11月11日に登りたかったのですが、吹雪予報のため、ずっと泊まってみたかった濁河温泉に前泊し、晴れが約束されている12日に決行することとします。

今回泊まったのは「旅館 御岳」。
濁河温泉の中でも一番デカイ建物で、団体客用かな？とも思いましたが、従業員の方々が皆さんとても親切で、結婚記念日であることが伝わると色々と嬉しい気配りをしてくださいました。
そしてなんといっても温泉。
混浴の渓流露天風呂は特にオススメです。
濁河温泉には他にも泊まりたい宿はありますが、再訪したい宿がまた一つ増えました。

さて翌朝。
予想通り朝から雲ひとつない快晴。
路面はかなり凍結しており、ここまで来ることのできなかった車もあったのではないでしょうか、駐車場はまさかの先行1台のみ。
これは静かな山行が期待できそう。

思っていたよりは積雪もなく、せっかく持ってきたワカンは全く出番なし。
これからですね。
とはいえ、8合目を過ぎ森林限界を超えるとそれなりに冬らしい風が吹き付けてきます。
オーバーグローブをはめても指先が痺れ、耳と鼻は千切れそう。
でもそれが心地よい。
山が一番厳しく、それでいて一番美しい季節。
今年もこの素晴らしい季節がやってきたことを実感。

今シーズンの雪山一発目としては結構厳しい山行となりましたが、これからも色々な山や旅行を一緒に楽しめたら良いと思います。

コメント

FRESCHEZZA

おめでとうございます♡
Kazu405さん、おはようございます〜

お二人の出会いの山は御嶽山だったんですね
って、まだ３周年だったんですか

素敵な記念旅行＆山行になって良かったですね
ケーキはちょっと恥ずかしいですが

因みに我が家の出会いの山は穂高ですが、結婚以来28年、二人で一緒に登ったことは皆無です

末永くお幸せに〜

Kazu405

Re: おめでとうございます♡
FRE様、ありがとうございます

そうなんです。まだ3年なのです。
よく驚かれます

奥様との出会いは穂高ですか！
それはステキですね。
たまにレコで拝見する奥様、FRE様はちょっと厳しいコメントを書かれていますが、
お互いを理解し、信頼し合っているということが伝わってきます
我々もFRE様ご夫婦のような関係を目指し、
28年後も山を歩けるような夫婦になりたいと思います

今後ともよろしくお願いします！

hirok

早３年
kazu405さん、こんばんは

大変遅コメ、失礼します。
FREさんと真逆の感想なのですが、
もう結婚されて3年経ったのですね。
ヤマレコで結婚発表レコを見たのが
ついこの間のような気がします。
そのレコが確か鷲ヶ峰だったので、
てっきり出会いの場は鷲ヶ峰と思っていました。

それにしても毎回夫婦でレベルの高い山行に
チャレンジしていますね。
これからも安全登山で楽しんでください。

Kazu405

Re: 早３年
hirokさん、おはようございます。

覚えていてくださりありがとうございます。
鷲ヶ峰は、所属している山サークルで、事あるごとに登っている「聖地」的存在の山でして、結婚記念パーティーみたいな会を八島の山荘で開いて頂きました。
もう20回くらいは登っているかと思います。

やっぱり御嶽はいい山です。
入山者は減り、この時期になるとさらに減り、自分好みの山行が楽しめます。
それでもやはり、剣ヶ峰に登れないのは悲しいですね。