観音山・熊伏山（静岡県・長野県）

2017年11月30日(木) [日帰り]

• GPS: 07:38
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,290m
• 下り: 1,290m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:50
• 合計: 7:39

距離 15.9km 登り 1,636m 下り 1,636m

5:29 遊歩道入り口
5:40 辰之戸集落跡
5:46 水準点
5:50 5:52 鯖地蔵
6:26 6:32 観音山所能登山口
8:09 所能登山口分岐
8:16 観音山ヘリポート
8:20 8:28 観音山
8:32 8:33 観音山ヘリポート
8:37 所能登山口分岐
9:23 ・1428
9:54 10:00 鶏冠山
10:35 1470m峰
11:10 ・1560
11:22 11:23 前熊伏山
11:36 12:00 熊伏山
12:12 12:13 前熊伏山
12:29 青崩ノ頭
12:35 青崩の頭
12:57 青崩峠
13:00 13:01 建次屋敷跡
13:08 遊歩道入り口

写真

早朝に出発して国道152号線から林道青崩線へ。

塩の道登山口の前にある駐車場に到着。

険しい道のりになりそうなので、テキパキと準備して出発。

まずは、こっから所能登山口まで歩きます。

木地屋の墓、何をする人か知らない（書いてあるけど）

磐田市民にはおなじみ、しっぺい君の墓。ちなみに他にも墓があるので、ここのはたぶんニセモノ（というより、しっぺい君自体が昔話ですから）

足神の水。浸かろうかと思ったが、よく考えたらいまは冬だった。

さば地蔵。ネーミングがナイス。

国道152号線に合流。

最後に疲れた足で舗装路を歩くのはシンドイので、序盤に歩いてしまおうという作戦なのだ。

深いね（でもないか）

出発してから小一時間ほどで、観音山の所能登山口に到着しました。今日はムリせず一時間ごとに小休止します。

観音山に向けて出発。

明瞭な登山道なのに、早くも道を外してしまったヤツが一名。

一定の傾斜がずーっと続く感じなので、極端にキツイわけでもないものの、逆に休まるときもないという感じ。

荒れてるとまでは言いませんが、葉っぱなどが堆積していて、ちょっとだけ歩きにくい。

中盤から、尾根伝いにひたすら登る。

冬山のお供、甘酒。

パワー回復で後半戦に突入。

最後のほうは斜面がキツイので、ややトラバースっぽい感じで。

山頂につながる稜線が見えてきました。

田中式熊捕獲檻。危うく捕獲されそうになる（ウソ）

ようやく稜線に取り付きました。

最後の登りが、かなりキツイんですけど。

ヘリポートのある広場に出ました。ヘリで助けに来てくれるのを待ってようかと思いましたが、そもそも呼ぶ手段がないのであきらめます。

麓から乗ってきたのだろうか（違うと思うよ）

いまは使われていない、世界真光文明教団の小屋。

ここに集まって修行してたのね。

小屋のちょっと先に広くなっている場所があり、そこが山頂のようです。

ということで、観音山に無事到着。

三等三角点「観音山」。

ちょうど座るのに最適な基礎工事跡があるので、座って休憩させてもらう。というか、そもそも観音山って世界真光文明教団の持ち物なの？

ようかんうめぇな！

今日は一日中曇りの天気予報なので、展望には期待しておりません。

サッサと先に進む。

恵那山とか、恵那山とか、恵那山とか、そんな感じ（恵那山しか知らない）

何山？

飛び蹴りでヘシ折る。

こんな季節にちょっとうれしい、きのことの出会い。

落ち葉の堆積した斜面が、鬼のようにスベリやすくて泣きそうです。

落ち葉がなかったとしても、脆い花崗岩の斜面がもっとスベリやすくて泣きそうです。

細かいコブが次々と行く手を阻む。

痩せ尾根にホッとしてしまうほど、歩きにくい稜線であります。

ひたすら尾根伝いの境界見出標に沿って歩くので、道迷いの心配はありません。

ザンネンながら紅葉は終わっております。

補助ロープなし、赤テープはごく一部、すべて自分で判断して進まなくてはなりません。

ヘタにコブを巻こうとしても、斜面に枯れ葉が堆積していて油断するとズルッとスベリます。今回、心臓が止まりそうになることも数回ありました。

足元がボロボロ崩れる脆い地質なので、木の枝をつかみながら登らないとかなりキビシイです。

今回歩いた中で、もっとも厳しかった脆すぎな急斜面。手をかけられそうなところを見つけても、ボゴッと崩れる始末。参った参った。

実際の距離以上に遠い、熊伏山への道のり。

観音山から一時間ほど歩いてきたものの、まだ2kmほどしか進んでおらず、ガックリうなだれる。

ズルズルの急坂はいいのだが、つかまる場所がまったくないってのが切ない。

鶏冠山を通過。水窪の百山の中でも一番大変な山になると思われます。

そうだね、山だね。

マジでこの下りカンベンしてくれ。

見るからにボロボロ崩れそうな場所。ここを進もうと思ったが早々にあきらめた。

鶏冠山を過ぎてから突如現れる、スパッと切れたガケのような急斜面。しかも、ルートを間違えて進退窮まれり。素直に戻りゃいいのに、ムリヤリ通過しようしてバカを見る。

結局、最後のほうはけっこう危険な方法で、なんとか尾根筋に戻れた。

ヤブが出てくると、ようやく難所は終わりであります。

この辺の山域でよく見かける、火の用心プレート。

道中、木の枝に「鶏冠山」のプレートが。どっちが本当の鶏冠山なんだろう。

行く手を阻む枝に暴れる。

かわいいコケがふっさふさ。

なんでこうなるの？

マメに休憩を取って計画通り進んでいるので、今回は体力にも余裕があって体調バッチリ。

ようやく熊伏山が近くなってきました。

でも、登り返しはやっぱり脚がだるい。

ついに前熊伏山までやってきました。

あとは軽快にヒタヒタ歩く。

ついに熊伏山への縦走が終わりました。

一等三角点「熊伏山」。

あいにくの天気ですが、深南部の稜線がキレイです。

風はほとんどないものの、かなり気温が低くてジッとしているとちょっとサブイです。

楽しい楽しいお弁当タイムなのだ。

やっぱ米うめぇな！

みんな大好き黒法師岳。

みんな大好き黒沢山。

微妙な感じで樹林帯に阻まれて展望がイマイチ。

長居すると身体もこころも冷え切ってしまうので、ゴハンを食べたら下山します。

前熊伏山を通過。青崩峠方面に下ります。

いままで歩いてきた道を思えばラクチン。

深南部の稜線。

けっこうスベるよ、ココ。

青崩の頭まで下ってきました。

以前、反射板が建っていた土台。

四等三角点「青崩峠西」。

青崩の頭のすぐ先に展望の良い場所があります。

聖岳とか赤石岳あたりかな。

もう、何の山だかサッパシわかんね。

手すりや階段が出て来ると一気に歩きやすくなります。

こんな立派な階段を本当にありがとう。

いくら枯れ葉が積もっていても、こんだけ傾斜がゆるいと逆にフカフカで歩きやすいんだな。

崩れまくっている青崩れ。

青崩峠まで下ってきました。

青崩峠であります。

フムフム、なるほど（本当は読んでない）

ここまで来ればゴールまであとわずか、塩の道をテクテク歩きます。

哀しい逸話が残る建次屋敷跡地。

風情があると言えば聞こえはいいが、デコボコしていて歩きにくいだけの石畳。

みんな大好きヌタ場。

武田信玄の腰掛け岩。たぶん座ったことなんてないと思う。

こういうのを見ると、どうしても飲まずにはられない。

やっと終わりなのだ。

塩の道。

ということで、観音山から熊伏山への縦走路は予想以上に苦戦させられましたが、ひさびさに手応えのある山歩きでした、おわり。

感想

bk138

水窪の100山＆静岡の百山で
未踏の観音山へ行くことにしたものの、
観音山単独ではボリュームが少ない気が。


なので、熊伏山まで縦走してみた。


だが、情報を集めているうちに、
観音山〜熊伏山の縦走は
そう簡単な話ではないらしい。


チビってもいいように
紙オムツを履いてったおかげで
パンツが汚れることはなかったが、
盛大に漏らしました（ウソ）





おわり