谷川岳衝立岩・中央稜
コースタイム
天候 | 曇&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北稜の下降支点はちと老朽化してます |
写真
感想
夜半に降った雨でコンディション的に不安があったが、とりあえず取り付きまで行ってみることにした。
南稜と同ルートで中央稜取り付きまで1時間10分かけてアプローチ。
前日の経験から水を2.5L背負っているためザックが重い…
岩の状態は湿ってはいるが乾き始めているようなのでGOとする。
南稜はkanemaruが全ピッチリードしたので、今日はMr.Hが全ピッチリード。
07:45スタート。
1P目
IV級のフェースだが最後の逆層部分がヌルヌルですごく悪かったのでビビる。
このコンディションでここをリードするのは相当恐い。
Mr.Hすげー
V級判定
2P目
普通のルンゼを普通に登る。
III級
3P目
kanemaru「ここ上のフェースに行くのかな?」
※中央稜は全然下調べしてこなかった…
Mr.H「いえ、右にトラバースするみたいです」
kanemaru「うそ、まじで。無理でしょう…」
どう見てもその先行けそうにないトラバース。
とてもルートに見えない…
でも数年前来ているMr.Hが記憶を辿り、ルート図を見て言うのだから間違いなかろう。
ということでMr.Hがトラバース。
見ていても恐い。
で、コールが聞こえたので自分も行く。
トラバース直後リッジに出たところで強風に煽られてさらにビビる。
稜に出てしまえば手がかりもスタンスもカチッと決まるところがあるので見た目よりは難しくはない。
III級A0とあるがふたり共フリーで抜ける。
IV-判定
4P目
核心のIV級A0またはV-のピッチ。
乾いていればおそらくどうということはないだろうが、チムニー上部がヌルヌルで手も足もかかりが悪く背中を押し付けても抜けるところが若干フレアー(V状)になっているため、めちゃくちゃ気をつかって登った。
ちょっとでも滑りそうなら何度でもスタンス、ホールドを取り直して抜ける。
中間でいいスタンスがあるのだが、そこにハーケンが打ってあるので足をかけるとA0になってしまうため載せられなかった。
これ抜いちゃった方がいいんじゃないだろうか?
このスタンスが使えたらもっと楽だったんだけど。
いずれにしろこのピッチは湿った状態でのリードは相当困難だろうなぁ。
乾いててV-なら濡れて滑るのでV+とする。
5P目
快適なフェース。
ここから岩質ががらっと変わってフリクションがすごい効く。
少しくらい湿っていても全然滑らない。
南稜の馬の背の岩質に似ている。
III級。
6P目
こちらも快適なフェース。
気持ちよく登れる。
濡れているのでIV級判定。
7〜9P
階段状の草つき、どろどろルンゼを延々登る。
ところによりそこそこ悪い箇所がある。
大体III+判定。
約3時間で終了点に抜ける。
湿った岩と強風のコンディションを考えればいいタイムだと思う。
下降は空中懸垂2Pを含む6Pの懸垂。
コップスラブから衝立前沢に下る途中、略奪点というポイントがルート図にあるが何のことか結局わからず。
猛烈な薮漕ぎを経てひょんぐりの滝に出ると雪渓橋が崩壊していた。
kanemaru
専門用語多数で意味不明多数=大衆の声(笑)
もっと、簡単に伝えろや (笑)
まあ、あくまでも個人の記録として書いてるだけなんで。。。
実際は非公開でもいいんですが、同じくらいのレベルの方が行くときの参考になればといいかなと思ってます。
わからないところはスルーしてもらう、ということで勘弁してください。
kanemaru
でも、ルート名がちがいますね。
「烏帽子沢奥壁・中央稜」ではなく、「衝立岩中央稜」です。
あ、そうなんですね
ご指摘ありがとうございます
修正しました〜
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