玄岳 氷ヶ池までのんびりハイキング、のはずが・・・
- GPS
- 03:45
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 710m
- 下り
- 689m
コースタイム
11:50山頂-12:00氷ヶ池分岐-(進むのを断念して引き返す)-12:05氷ヶ池分岐-12:15山頂
12:15山頂-(進むのを断念して引き返す)-12:30山頂
12:30山頂-12:35氷ヶ池分岐-13:00熱海新道分岐-13:40玄岳ハイクコース入り口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9:35 熱海駅-(東海バス ひばりが丘行き)- 9:52 玄岳ハイクコース入り口 登山口:玄岳ハイクコース入り口バス停の奥 下山口:同上 |
コース状況/ 危険箇所等 |
熱海駅から玄岳ハイクコース入り口までは東海バスの路線があります。比較的本数も多く、10〜30分間隔で運行されているようです。 玄岳ハイクコース入り口から玄岳山頂への道はよく整備されており、特に危険な個所はありません。 玄岳山頂付近から氷ヶ池へ下りる道は、山頂からの道と山頂手前の氷ヶ池分岐からの道の2つありますが、どちらも急斜面です。そのうえに、9月という時期が災いしてか、笹が密生していました。足元の地面の状態が全くわからないため、下りとすると非常に恐怖を感じます。 これは先には進めないと判断。途中で下るのを断念して、引き返しました。 |
写真
感想
ぽっかり1日空いてしまったので、山に行って湖巡りをしてこよう、と思い立ち
・電車やバスなどの公共交通機関で行ける近場
・湖沼がある
これらの条件を満たす熱海の玄岳・氷ヶ池へ行く事にしました。
しかし標高798mの低山と侮ることなかれ、氷ヶ池まで到達できず、撤退を余儀なくされました・・・。
バスを降りると、そこはまだ住宅地の中。しかし、非常に急斜面となっています。この急な坂道を登っていくのですが、この時点ですでに疲れが出てきてしまいました。
10分ほど歩いて、ようやく登山コースに入ります。
登山コースは少し暗めの森の中。足元には石がごろごろしているものの、比較的歩きやすい道になっています。ただ、歩いていても人に出会わない。結局私は最初から最後まで登山コース内で人に会う事はありませんでした。意外とマイナーな山なのでしょうか?
途中では、標語の書かれた看板を目にします。
『自然は友達』
『緑の風は心の詩』
『緑のシャワーでリフレッシュ 身も心も元気じるし 帰る時私は新品です!』
と、登るにつれてだんだんパワーアップしていきます(笑)。
歩き始めて1時間半ほどで山頂に到達。相模湾・駿河湾に加え、目の前にひろがる富士山の雄大な風景は見ていて飽きません。人がいないので、こんなに素晴らしい景色が楽しめる山頂広場を、ずっと独占していました。
ちなみに、空に目をむければ、グライダーで飛んでいる人が大勢いました。
景色を堪能したあと、山頂からお目当ての氷ヶ池を目指すのですが、ここからが試練の始まり。
氷ヶ池分岐から下る道は急斜面で、2回すべってしまいました。
それでもなお進もうとしたものの、身の丈ほどの笹が密生し、足元は何も見えず。45度に近いのではないかと思わせる急斜面で、これ以上進んだら大変なことになる。と判断し、この道はあきらめました。
ふたたび山頂に戻り、今度は山頂から氷ヶ池へ下りる道に挑戦。
ところが、こちらも身の丈ほどの笹やススキ(だと思う)に覆われていました。
それでも傾斜が緩やかなら・・・と思いましたが、しばらく歩くとこちらも急斜面に。
今日の目的は、どちらかというと氷ヶ池に行く事だったんですが・・・。
単独行なうえに、人に全く会わないこの状況では怪我でもしたら大変です。止むなくこちらも引き返し、来た道を戻るしかありませんでした。
最後の手段として、熱海新道と交差するところから新道を歩いて行く、という考えもうかびましたが、こう色々と裏目に出ているときは下手に挑戦しない方が良い。と思い、氷ヶ池到達を諦めることにしました。
そんな感じで、身も心もくたくたになって下山する私の前に、再び現れたメッセージ。
『緑のシャワーでリフレッシュ 身も心も元気じるし 帰る時私は新品です!』
ちょっと元気になりました。
今回の敗因ですが・・・
1.リサーチ不足
帰ってからインターネットで詳しくしらべると、氷ヶ池-玄岳頂上間は急斜面で植物が密生しているという情報はありました。事前に知っていれば対応は取れたかもしれません。これは致命的です。
2.靴の寿命が近い
この日の靴はアウトドア時に履いていた靴だったんですが、あまりに滑るので、よくみると底がだいぶ減ってきていました。
これでは使用に耐えられないかも。
3.時期
敗因1ともかぶりますが、9月では夏草が伸びきってしまいます。違う時期ならもう少しなんとかなった・・・のかも知れません。
4.疲労
実は前の日は駅伝に参加して、ちょっと疲れていました。打ち上げで飲んだりしてたし。
体調が万全だったかと言えば、そうではなかったです。
正直、今までで一番危険を感じました。昨夏苦しんだ燧ケ岳でも、ここまで危険は感じなかったかも。
急遽思い立った登山だったので、そのツケを払わされる格好になったと思います。
今回の反省を生かすとともに、今後も引き際は早めに見極めたいと思います。
小生もお手軽登山を行おうと、2012.3.26に玄岳に登ってきました。運転免許を持っていないので、函南側から登るとなると駅からの出発になり、駅to駅(函南駅→熱海駅)となりました。この模様をYouTube にUPしましたので、よかったら見て下さい。前半と後半に分かれています。
前半のURL
http://www.youtube.com/watch?v=HCA4JAyQ1Ys
後半のURL
https://www.youtube.com/watch?v=3u7m7ITJAtc&feature=plcp&context=C479b230VDvjVQa1PpcFNh1h_2sqs7wpdCgdtqoS18-cbhnwMEX6Q%3D
kan_mikamiさんはじめまして。
コメントありがとうございます。
動画も拝見しました。とても参考になりました。
玄岳北斜面のササは刈り取られたみたいですね。山頂のカンバンも新しくなっていますし、いくらか整備されたようですね。
しかし、富士山が見えなくて残念でしたね。
玄岳山頂からの富士山は見事なので、是非またチャレンジしてみてください。
私も今度こそ氷が池に到達せねば・・・。
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