記録ID: 1347430
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
霊仙・伊吹・藤原
小谷城
2017年12月31日(日) [日帰り]
Ssakana
ritou_no_kai
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:49
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 318m
- 下り
- 315m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 3:50
9:29
13分
JR北陸本線河毛駅
9:56
10:12
18分
清水谷小谷城戦国歴史資料館
10:40
10:40
2分
金吾丸跡
10:42
10:42
5分
車道終点
10:47
10:49
3分
虎御前山展望所
10:52
10:55
1分
御馬屋跡
10:56
10:56
5分
首据石
11:01
11:03
4分
赤尾屋敷跡
11:07
11:15
3分
桜馬場跡
11:18
11:23
13分
本丸跡
11:36
11:41
13分
山王丸跡
11:54
11:54
3分
本丸跡
11:57
11:57
5分
首据石
12:02
12:02
3分
虎御前山展望所
12:05
12:05
6分
車道終点
12:23
12:24
6分
出丸跡
12:31
12:33
3分
小谷城址ガイド館
12:36
13:00
10分
セブンイレブン湖北小谷店
13:19
JR北陸本線河毛駅
大阪駅7:30発の近江塩津行きの新快速に乗り，河毛駅に9:17に到着。途中の米原で列車が切り離され，前の4両だけが長浜方面に向かった。ともかく列車に乗るという約束をして乗り込んだが同行の3人とも無事に河毛駅に着くことができた。
帰りは河毛駅13:21発の上り列車に乗り，大阪駅に15:13着。
帰りは河毛駅13:21発の上り列車に乗り，大阪駅に15:13着。
| 天候 | くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
写真
河毛駅の上りホーム側（東側）に駅舎がある。河毛駅コミュニティーハウスと書かれている。
河毛駅コミュニティーハウス内には小谷城の歴史概要，小谷場跡各所の案内などの掲示がある。
河毛駅コミュニティーハウス内には脇坂安治の幟もあった。賤ヶ岳七本槍の脇坂安治生誕地は長浜市小谷丁野町とある。
河毛駅コミュニティーハウスの東側広場には浅井長政とお市の方の座像。
河毛駅から県道265号線に出て東へと歩いてゆく。歩き始めたときは小雨模様。
県道265号線と263号線の交差点，北陸自動車道の小谷城スマートインターチェンジの近くに小谷城跡への道標あり。
虎御前山への登り口にある虎御前山城についての説明板。虎御前山城は1572年に織田信長が小谷城を攻めるために造成した付城（陣城）。
12/31 9:41
虎御前山への登り口にある虎御前山城についての説明板。虎御前山城は1572年に織田信長が小谷城を攻めるために造成した付城（陣城）。
県道265号線が国道365号線にぶつかる直前の道路標識。小谷城跡へは国道365号線との交差点を右折すればよいことを確認できる。
12/31 9:46
県道265号線が国道365号線にぶつかる直前の道路標識。小谷城跡へは国道365号線との交差点を右折すればよいことを確認できる。
国道365号線脇の小谷城戦国資料館への案内板。この案内板の先から左の道へと入っていった。
城下町大谷市場跡の石柱や説明板の下の用水路には鯉が泳いでいた。
大谷市場跡付近ではまだ小雨が降っていた。私自身は傘を持っていなかったが，ソフトシェルのフードをかぶるだけでそんなに問題がない程度の雨。
12/31 9:54
大谷市場跡付近ではまだ小雨が降っていた。私自身は傘を持っていなかったが，ソフトシェルのフードをかぶるだけでそんなに問題がない程度の雨。
小谷城戦国歴史資料館に近づいてきた。広い駐車スペースと資料館の背後に小谷山。小谷山城は小谷山の頂上にあるのではなく，右手の一段低い尾根の上に主要部があった。
12/31 9:55
小谷城戦国歴史資料館に近づいてきた。広い駐車スペースと資料館の背後に小谷山。小谷山城は小谷山の頂上にあるのではなく，右手の一段低い尾根の上に主要部があった。
大晦日の本日は小谷城戦国歴史資料館は閉館しているが，入口にはいくつもの幟が立てられている。
清水谷より歩行者ルート（小谷山登山道）の案内に従って追手道（おってみち）から小谷山城跡へ
磯野屋敷跡の説明板。磯野屋敷跡は追手道入口の北側。磯野丹波守員昌は猛将として知られる浅井家の重臣。姉川の合戦では浅井隊の先鋒を務め，合戦の前半は織田軍を打ち破って進撃した。
12/31 10:09
磯野屋敷跡の説明板。磯野屋敷跡は追手道入口の北側。磯野丹波守員昌は猛将として知られる浅井家の重臣。姉川の合戦では浅井隊の先鋒を務め，合戦の前半は織田軍を打ち破って進撃した。
清水谷の平地から山道に入るところに獣害防止用の門扉がある。門扉を開け，通った後は再び門扉を締めて先へ進んだ。
大嶽城（おおずくじょう）まで2600mの表示。大嶽城というのは小谷山の最高所部分を指す。小谷城の主要部は小谷山南東部の尾根上にある。
12/31 10:14
大嶽城（おおずくじょう）まで2600mの表示。大嶽城というのは小谷山の最高所部分を指す。小谷城の主要部は小谷山南東部の尾根上にある。
歩道から車道にいったんぶつかるところの少し手前の登山道（歩道）の様子。
歩道からいったん車道にぶつかる。車道には出ずに歩行者ルートに沿って歩いてゆく。大嶽城まで2446mの表示。
歩道からいったん車道にぶつかったところ。番所跡まで約1.2kmの表示。
大嶽城まで2446mの表示と2200mの表示の間の追手道の歩道
大嶽城まで2446mの表示と2200mの表示の間の追手道の歩道
大嶽城まで2446mの表示と2200mの表示の間の追手道の歩道
間柄峠の説明板。大永五年（1525年）に六角定頼が小谷城の浅井亮政を攻めた際，越前から来援した先鋒真柄備中守が布陣したのが間柄峠であるとの説もあるようだ。
12/31 10:25
間柄峠の説明板。大永五年（1525年）に六角定頼が小谷城の浅井亮政を攻めた際，越前から来援した先鋒真柄備中守が布陣したのが間柄峠であるとの説もあるようだ。
再び車道にぶつかるところ。ここは車道のヘアピンカーブ部。大嶽城まで2067mとある。
車道に再びぶつかったところは展望台になっており，「望笙峠」と書かれている。
金吾丸と書かれた石柱。メインの歩道から外れて金吾丸へのこの木段を登って行くことにした。
金吾丸跡。大永五年（1525年）に六角定頼が小谷城の浅井亮政を攻めた際，越前から来援した朝倉金吾宗滴が布陣したところが金吾丸と言われているようだ。
12/31 10:39
金吾丸跡。大永五年（1525年）に六角定頼が小谷城の浅井亮政を攻めた際，越前から来援した朝倉金吾宗滴が布陣したところが金吾丸と言われているようだ。
金吾丸跡から下りて来たところ。ここで歩道のメインルート（追手道）と再び合流。
虎御前山展望所。目の前に織田方の本陣があった虎御前山が見下ろせる。ここに家族連れがおられた。大晦日のこんな日に小谷城に来るのはよほど歴史好きでないと来られないように思う。
12/31 10:46
虎御前山展望所。目の前に織田方の本陣があった虎御前山が見下ろせる。ここに家族連れがおられた。大晦日のこんな日に小谷城に来るのはよほど歴史好きでないと来られないように思う。
番所から虎御前山展望所まで120m，虎御前山展望所から本丸まで280mの表示。
虎御前山展望所に浅井家の家紋の幟。長政の時代に浅井家が用いた家紋はこの「三つ盛り亀甲に花菱紋（みつもりきっこうにはなびしもん）」と考えられている。
12/31 10:48
虎御前山展望所に浅井家の家紋の幟。長政の時代に浅井家が用いた家紋はこの「三つ盛り亀甲に花菱紋（みつもりきっこうにはなびしもん）」と考えられている。
「御茶屋」跡付近に「ウラジロノキ」のネームプレートが架けられた木
番所から御茶屋跡まで160m，御茶屋跡から本丸まで240mの表示。御茶屋跡から大嶽城まで1550mとある。
馬洗池と御馬屋の説明板。名称通り馬小屋があったかどうか不明とする案内書もあるが，説明板には「西隣に土塁で囲った馬屋があり北の柳の馬場に通じており馬関係の一画である」とある。
12/31 10:52
馬洗池と御馬屋の説明板。名称通り馬小屋があったかどうか不明とする案内書もあるが，説明板には「西隣に土塁で囲った馬屋があり北の柳の馬場に通じており馬関係の一画である」とある。
御馬屋の馬洗池。説明板には「馬洗池は涌水ではないが往時は年中水が絶えなかったという」とある。
「首据石」。天文二年（1533年）一月，浅井氏初代の亮政は，敵方の六角氏に内通した家臣の今井秀信の首をここにさらしたと伝えられる。
12/31 10:55
「首据石」。天文二年（1533年）一月，浅井氏初代の亮政は，敵方の六角氏に内通した家臣の今井秀信の首をここにさらしたと伝えられる。
首据石より右に行けば赤尾美作守屋敷址。家臣の屋敷では最も本丸に近く，浅井長政最期の地となった。
浅井長政自刃の地の説明板。浅井長政が自刃したのは天正元年（1573年）九月一日と伝えられる。
黒金門跡の手前の左側には桜馬場跡。このあたりで単独の若者の姿も見かけた。
桜馬場跡の説明板。桜馬場は南北に細長い曲輪で，南端が展望台のようになっているのでそこまで行ってみることにした。
2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」のロケの様子の写真が置かれている。
2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」のロケの様子の写真が置かれている。桜馬場では長政とお市が小谷城から琵琶湖を眺める場面が撮影されたようだ。
12/31 11:08
2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」のロケの様子の写真が置かれている。桜馬場では長政とお市が小谷城から琵琶湖を眺める場面が撮影されたようだ。
桜馬場から西南西側眺望の説明板。琵琶湖に浮かぶ竹生島や小谷城の支城があった山本山など。
小谷城の桜馬場より西南西に山本山。山本山の頂上の三角点の標高は324.4m。小谷城の支城・山本山城があった。
大広間跡の手前（黒金門跡）左に「史蹟 小谷城址」の石柱。この石柱はそれなりに古くからありそう。
大広間跡。大広間跡の平らな部分は長さ約85m，幅約35mとある。
大広間の北端に本丸の説明板。大広間の北側の石垣の上に本丸があったようだ。
本丸跡からいったん大広間跡に下りてさらに北側に連なる曲輪へ。「本丸跡付近」と書かれた道標。大嶽城まで1310mの表示。
京極丸と小丸の絵図入り説明板。京極丸は浅井氏が北近江守護の京極氏の居所として用意した曲輪との説明。
小丸跡付近。小丸は小谷城落城のときに浅井久政が自刃したところと言われる。
山王丸へは雪がついた石を乗り越えながら坂を登る。落城時に石垣が崩された跡であると説明板にはあった。ここの石垣には大きな石が用いられていた。
12/31 11:33
山王丸へは雪がついた石を乗り越えながら坂を登る。落城時に石垣が崩された跡であると説明板にはあった。ここの石垣には大きな石が用いられていた。
山王丸の絵図入り説明板。山王丸は小谷城の詰の丸（つめのまる）で，主要部では最上部の標高約400mにある遺構。
山王丸跡付近の「注意！！蜂の巣あり」の張り紙。この時期は木の葉も落ちていて枝も良く見えるが，蜂の巣も見当たらない。さすがに雪の時期は蜂もいないはずだが。
12/31 11:38
山王丸跡付近の「注意！！蜂の巣あり」の張り紙。この時期は木の葉も落ちていて枝も良く見えるが，蜂の巣も見当たらない。さすがに雪の時期は蜂もいないはずだが。
小丸跡の説明板。往路ではこの説明板をなぜか見逃していたようだ。
本丸跡まで下りて来た。本丸跡近くの大広間跡でも見学者をみかけたように記憶している。
番所跡を過ぎ，車道終点まで下りて来た。車道終点より金吾丸へは登らずに追手道の歩道を歩いて下りてゆくことに。
望笙峠の車道とぶつかるところを通り過ぎ，もう一つの車道とぶつかるところ（大嶽城まで2446mの表示）まで下りて来た。ここから車道に出て出丸跡を目指す。
12/31 12:19
望笙峠の車道とぶつかるところを通り過ぎ，もう一つの車道とぶつかるところ（大嶽城まで2446mの表示）まで下りて来た。ここから車道に出て出丸跡を目指す。
出丸跡にも浅井氏の「三つ盛り亀甲に花菱紋」の幟が立てられている。
出丸跡から南側へと下りてゆく小道。ここを下りてゆくことにした。
出丸跡から小道を下りてゆくと車道を横切るところがある。車道の登り方向。
出丸跡から歩道を下りきったところ。「出丸砦登り口」の案内板もある。
下りきったところは戦国ガイドステーション，小谷城址ガイド館の近く。
出丸跡から下りて来たところは農業用水水源地域保全対策事業の説明板もあった。
小谷城址ガイド館前には高時川からの農業用の用水についての説明板もある。浅井久政の時代から用水争いがあり，高時川に井堰を作ったようだ。
12/31 12:31
小谷城址ガイド館前には高時川からの農業用の用水についての説明板もある。浅井久政の時代から用水争いがあり，高時川に井堰を作ったようだ。
三姉妹のふるさと近江湖北の顔はめ看板。2011年の浅井三姉妹の大河ドラマに関連して設置されたもののようだ。
2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」放映記念の大兜モニュメント
2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」放映記念の大兜
小谷城址ガイド館から国道365号線に出たところにセブンイレブン湖北小谷店。
セブンイレブン湖北小谷店の店内には机と椅子が置かれており，買ったものをその場で食べることもできる。もうお昼も過ぎたので腹ごしらえすることに。
1
12/31 12:43
セブンイレブン湖北小谷店の店内には机と椅子が置かれており，買ったものをその場で食べることもできる。もうお昼も過ぎたので腹ごしらえすることに。
ペペロンチーノを買って電子レンジで温めてもらい，店内で食べた。
セブンイレブン湖北小谷店を後にして河毛駅へと歩き始める。セブンイレブン湖北小谷店は国道365号線の郡上南交差点にある。
国道365号線を歩いていると目指す河毛駅コミュニティハウスへの表示もある。ゆっくり歩いていると河毛駅13:21発の上り列車に間に合わなそうな感じ。
12/31 13:03
国道365号線を歩いていると目指す河毛駅コミュニティハウスへの表示もある。ゆっくり歩いていると河毛駅13:21発の上り列車に間に合わなそうな感じ。
最後は電車に間に合わせるために駆け足になったが，河毛駅に到着。
大阪では宝塚在住の同行メンバーに案内してもらって露天神社（お初天神）へ。
曽根崎道祖神と書かれたお初と徳兵衛の石造りのモニュメント。堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」の情死事件を近松門左衛門が「曽根崎心中」で題材にした。
12/31 15:43
曽根崎道祖神と書かれたお初と徳兵衛の石造りのモニュメント。堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」の情死事件を近松門左衛門が「曽根崎心中」で題材にした。
本殿前の左の石柱には「人咸蒙恩�髻廖けΔ寮价譴砲蓮崢褌侈�禁厭」と彫られている。
最後に同行メンバーで何か食べてから解散することにした。結局はやはり宝塚在住の同行メンバーに案内してもらって一蘭梅田阪急東通店でラーメンにした。
12/31 15:58
最後に同行メンバーで何か食べてから解散することにした。結局はやはり宝塚在住の同行メンバーに案内してもらって一蘭梅田阪急東通店でラーメンにした。
一蘭梅田阪急東通店はやや混んでいて席が空くまで少し待つことに。入口の自販機で「ラーメン＋半熟塩ゆでたまご」の券を買った。
一蘭はカウンターに隣との仕切りがあり，ちょっとした個室感覚なのが特徴。味の濃さや麺の固さをシートに記入する。
一蘭のラーメンのカウンター。店員さんがすだれを上げて麺やスープの希望を聞いてくれたりラーメンを出してくれたりする。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
飲料
地図（地形図）
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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|---|
感想
河毛駅から小谷山の麓まで小雨模様であったが，清水谷にある小谷城戦国歴史資料館のあたりからは雨が止んで助かった。麓から山上に行くにしたがって少しずつ足元に積もっている雪が増える状況。
大晦日にもかかわらず，少数ではあるが，家族連れや単独の若者などがいた。ある程度歴史に興味がある人達であろう。
本丸から山王丸のあたりは雪ですべって転ばないように気をつけながら下る。メンバーのうち私だけがストックを使って下りた。昨日一昨日と六甲山全山縦走をした影響で，下りでは左ひざがやや痛い。ストックがあるのはとても助かる。平地を歩くときはすねのあたりの筋肉がやや痛いが坂道では痛くない。
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