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Yamareco

記録ID: 134745
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

中日川峠道(大久保平から上日川峠経由で古い峠道を周遊)

2011年09月18日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
11.1km
登り
840m
下り
834m
天候
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR塩山駅から二本木経由大菩薩登山口行き乗車、大久保平で下車。
コース状況/
危険箇所等
・大久保平バス停で下車後、『高原荘』方面を示す看板に従い側道へ入る。周辺は別荘地で、道が複雑に分岐しているので、地図を見ながら慎重に道を選択しながら進む。登山口までは車道歩きだが、標高差200mあるので案外疲れる。
・登山口(標高1080m)には、意外にも"塩山市"の道標が建っていた。少し奥にもう1ヶ所道標が建っているが、以後道標は無い。登山口から標高を50m上げる間に数箇所道を間違え易い所がある。特に下りでは注意が必要か。
・その後、道は侵食で深くえぐれている所が多く比較的明瞭。歴史を感じさせるが、今は通る人も無く荒れていて歩きにくい箇所もある。
・標高1475m付近は両側切れ落ちた細い尾根を渡る。付近の木に打ち付けられたプレートには微かに『戸渡』の字が読める。なるほどと思う。
・道が背の低い笹に覆われるようになると、間もなく中日川峠の分岐にでた。周辺には、分岐を示す小さなプレートやテープが巻かれた木が立っている。左へ僅かに下ると砥山林道。
・砥山西側の林道経由で上日川峠へ向かう。この林道は荒れ放題で、年々土砂崩れが酷くなっている。
・上日川峠から林道を引き返し、砥山から西へ延びる尾根上につけられた古い道を下ってみた。林道分岐から百数十mの間は、荒れたコンクリートで固められた道。突然行き止まりとなるが、南側に道の痕跡を認める。これを辿ると、以前整備された崩壊地にでて道を失う。尾根に沿って下るうちに再び道跡をに乗り、標高1275mで送電線鉄塔を過ぎると道は明瞭で歩きやすくなる。標高1180mで林道に出た。
・この林道は雨裂が1mの深さに及ぶ箇所もあり、完全に放棄された状態。真中沢を渡ると車も通れる状態となり、間もなく大久保平バス停に着く。

大久保平バス停からスタート。
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大久保平バス停からスタート。
大久保平バス停周辺。
大久保平バス停周辺。
『高原荘』を示す看板から側道へ入る。
『高原荘』を示す看板から側道へ入る。
大久保平別荘地を抜けて登山口まで来た。
大久保平別荘地を抜けて登山口まで来た。
登山口に建つ道標。道の利用頻度の割りに立派。
登山口に建つ道標。道の利用頻度の割りに立派。
道標の先に道が2本見えるが、右側を進む。
道標の先に道が2本見えるが、右側を進む。
長い年月の間に侵食が進み深くえぐれた道が続く。歴史を感じる。
長い年月の間に侵食が進み深くえぐれた道が続く。歴史を感じる。
中日川峠分岐。右から来た。左は日川尾根道。立木に分岐を示す小さなプレートが打ち付けられている。
中日川峠分岐。右から来た。左は日川尾根道。立木に分岐を示す小さなプレートが打ち付けられている。
砥山林道へ下りた所。分岐には道標が建っている。
砥山林道へ下りた所。分岐には道標が建っている。
林道の傍に立つ道標は文字がかすれつつある。
林道の傍に立つ道標は文字がかすれつつある。
砥山林道。
砥山の西側を巻く林道は通行止めとなっている。
砥山の西側を巻く林道は通行止めとなっている。
車の通らない林道は苔で覆われ、良い雰囲気だったが……。
車の通らない林道は苔で覆われ、良い雰囲気だったが……。
林道の途中から雷岩方面が見えた。
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林道の途中から雷岩方面が見えた。
林道崩壊地現場1
林道崩壊地現場2
10年余り前までは治山工事が行われていた。
10年余り前までは治山工事が行われていた。
砥山の西尾根、林道分岐付近。コンクリートで固められた道が延びていたが……。
砥山の西尾根、林道分岐付近。コンクリートで固められた道が延びていたが……。
以前整備された崩壊地跡。この崩壊地で道が寸断されていた。対岸の谷にも堰堤が見られるが荒れている。
以前整備された崩壊地跡。この崩壊地で道が寸断されていた。対岸の谷にも堰堤が見られるが荒れている。
降り立った林道は深い雨裂でズタズタ。
降り立った林道は深い雨裂でズタズタ。
下る途中も崩れた土砂が道を塞いでいた。
下る途中も崩れた土砂が道を塞いでいた。

感想

以前から気になっていた日川尾根の峠道を訪ねてみた。

迷路のような大久保平別荘地を抜けて中日川峠道の登山口まで行くと、"塩山市"の立派な道標が建っていてびっくり! しかし、奥にもう1本建っていたがそれだけ。その先にもう道標は無かった。やはり最近は人が歩いている形跡は見られない。それでも道形が比較的良く残っているのは、長い歴史の間に道が侵食により深くえぐられたためか。急坂を避けるために頻繁に屈曲している様は味わい深いものがある。全体を通して藪は無いので、廃道状態の道としては歩き易いと思う。

一方、砥山西尾根上の道は、林道との分岐地点ではコンクリートで固められていたが直ぐに途切れ、続く道形もはっきりせず踏み跡も薄かった。崩壊地で寸断されている箇所もあり、状態はあまり良くない。下部の林道部分もひどく荒れており、あまり良い印象は残らなかった。

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