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Yamareco

記録ID: 1347547
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

【奥医王山(石川・939.1m)】見上峠を起点に反時計回りで周回

2018年01月01日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:05
距離
13.0km
登り
818m
下り
816m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:51
休憩
0:12
合計
7:03
8:31
21
8:52
8:52
80
10:12
10:15
102
11:57
11:57
5
12:02
12:07
79
13:26
13:26
21
13:47
13:47
26
14:13
14:14
25
14:39
14:40
15
14:55
14:56
19
15:15
15:16
18
天候 曇り時々雨または霰(あられ)、雪
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆見上峠
林道入り口付近のため池の畔に駐車スペース有(15台ほど?)
最寄りの公共交通機関は、「医王山スポーツセンター」バス停(北陸鉄道)
※本数は平日3本/日、土休日2本/日
コース状況/
危険箇所等
◆見上峠〜菱池小原登山口
案内標識に従って行き、菱池小原集落を過ぎ、左手に溜め池が見えると登山口がある。
菱池小原集落から先は積雪があり、スノーシュー装着。

◆見上峠〜奥医王山山頂
全般的に積雪あり。
下部は、深いU字状の溝の道になっている。
底部が雪解けで空洞になっており、スノーシューでも大きく踏み抜くことがある。
上部は、尾根伝いに行く山頂部にかけて、アップダウンがあるが、間違って北側の尾根に迷い込まれないように注意。

◆奥医王山山頂〜夕霧峠
深い積雪。
山頂から横谷に向かう道と間違わないように注意すること。
悪天候時は、特に地形、来た方向、これから向かう方向を意識すること。
見返りの大杉付近から夕霧峠にかけては、急な傾斜。緩い傾斜だと思って行くと谷筋に下りるので注意。

◆夕霧峠展望台(休憩箇所)
夕霧峠展望台の1階は、休憩箇所になっていて通年利用できるが、凍結して開けにくい(開かない)ことがある。

◆夕霧峠〜白兀山
深い積雪。
基本尾根伝い。夕霧峠から登ったところにある蛇尾山山頂を過ぎ、一旦鞍部から登り返すと横に平らな尾根に出るが左に折れるように進むこと。
そのまま尾根伝いに行くと、ナカオ新道に向かう道になる。

◆白兀山〜しがらくび
積雪、登山者も多くトレースあり。前山から北側の尾根に迷わないようにすること。
しがらくびにかけて急傾斜の下りとなる。

◆しがらくび〜見上峠
林道歩き
01 見上峠
着いた時は、2台だけであった。
正月、こんな天気で、閑散としていた。
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01 見上峠
着いた時は、2台だけであった。
正月、こんな天気で、閑散としていた。
02 見上峠
反時計回りで行ってみることに。
理由:時計回りだと、最後、菱池小原から県道を延々と登るのが辛いから。
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02 見上峠
反時計回りで行ってみることに。
理由:時計回りだと、最後、菱池小原から県道を延々と登るのが辛いから。
03 小菱池地区手前の県道
菱池小原地区に繋がる道路との分岐。
ヘアピンカーブを曲がらずに、真っ直ぐ行く。
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03 小菱池地区手前の県道
菱池小原地区に繋がる道路との分岐。
ヘアピンカーブを曲がらずに、真っ直ぐ行く。
04 魚帰地区
「うおがえり」と読みます。
こんなふうに標識があるので、菱池小原を目指して行く。
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04 魚帰地区
「うおがえり」と読みます。
こんなふうに標識があるので、菱池小原を目指して行く。
05 菱池小原地区
集落を過ぎて、除雪されなくなった途端、スノーシューのお世話になることにしました。
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05 菱池小原地区
集落を過ぎて、除雪されなくなった途端、スノーシューのお世話になることにしました。
06 菱池小原登山口付近
こんな溜め池が見えたら、山腹に登山口があります
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06 菱池小原登山口付近
こんな溜め池が見えたら、山腹に登山口があります
07 菱池小原登山口
送電線巡視路「越美幹線」の標識が目印です
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07 菱池小原登山口
送電線巡視路「越美幹線」の標識が目印です
08 小原尾根
深いU字溝地獄から抜けてようやく歩けるように
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08 小原尾根
深いU字溝地獄から抜けてようやく歩けるように
09 小原尾根
巡視路の分岐、確か魚帰あたりに下りる
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09 小原尾根
巡視路の分岐、確か魚帰あたりに下りる
10 小原尾根
人が付けたトレースよりも、歩きやすいところを選んで足あとを付けてくれるけど…。
行きつく先は、エサになります。
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10 小原尾根
人が付けたトレースよりも、歩きやすいところを選んで足あとを付けてくれるけど…。
行きつく先は、エサになります。
11 小原尾根
送電線の鉄塔に出ました。
中間点はまだ(><)
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11 小原尾根
送電線の鉄塔に出ました。
中間点はまだ(><)
12 小原尾根
下りのタイムとは言え歩いてきたのはコースタイムにして30分ばかり。
見なきゃよかった。
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12 小原尾根
下りのタイムとは言え歩いてきたのはコースタイムにして30分ばかり。
見なきゃよかった。
13 小原尾根
蟻ヶ腰と呼ばれるところでしょうか。
それまでの坂道から一転、平坦な道に。
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13 小原尾根
蟻ヶ腰と呼ばれるところでしょうか。
それまでの坂道から一転、平坦な道に。
14 小原尾根
左から尾根がせり出してきた。下山時は迷い込まないように注意。
モノトーン調の世界に慣れてきた。
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14 小原尾根
左から尾根がせり出してきた。下山時は迷い込まないように注意。
モノトーン調の世界に慣れてきた。
15 小原尾根
寒さが伝わるかな
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15 小原尾根
寒さが伝わるかな
16 小原尾根
あられが降りこんできて、ますます雪の世界に。
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16 小原尾根
あられが降りこんできて、ますます雪の世界に。
17 奥医王山手前
モノトーンの世界でも、際立つ人工物。
あれは、(展望の利かない)展望台ではないか?!
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17 奥医王山手前
モノトーンの世界でも、際立つ人工物。
あれは、(展望の利かない)展望台ではないか?!
18 奥医王山
やった、着いたー!
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18 奥医王山
やった、着いたー!
19 奥医王山
山頂標識は、地元の山の会で設置されたようです
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19 奥医王山
山頂標識は、地元の山の会で設置されたようです
20 奥医王山
誰もいない…ということはトレースがない。
横谷の方へ行きそうになる。
「確か山頂手前は階段で急だったはず」と不確かな記憶で、おかしいと思い出し、夕霧峠への道へ。
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20 奥医王山
誰もいない…ということはトレースがない。
横谷の方へ行きそうになる。
「確か山頂手前は階段で急だったはず」と不確かな記憶で、おかしいと思い出し、夕霧峠への道へ。
21 奥医王山
基本尾根伝い、多少雪庇があっても、ルートを外さないようにと思い進んでいく。
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21 奥医王山
基本尾根伝い、多少雪庇があっても、ルートを外さないようにと思い進んでいく。
22 夕霧峠手前
ここの上部で、ホワイトアウト状態となり迷う。
「こっちだと思うけど」と目を凝らしてみると、イオックスアローザのリフトがかすかに見えた。
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22 夕霧峠手前
ここの上部で、ホワイトアウト状態となり迷う。
「こっちだと思うけど」と目を凝らしてみると、イオックスアローザのリフトがかすかに見えた。
23 夕霧峠
喜びいさんで来たけど、寒い、腹へった。
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23 夕霧峠
喜びいさんで来たけど、寒い、腹へった。
24 医王山展望台(夕霧峠)
展望台に登る気はさらさらなく、1階の休憩所へ。
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24 医王山展望台(夕霧峠)
展望台に登る気はさらさらなく、1階の休憩所へ。
25 医王山展望台(夕霧峠)
やっとのことで開いた!
雪が吹き込んで固まっていたようだ。
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25 医王山展望台(夕霧峠)
やっとのことで開いた!
雪が吹き込んで固まっていたようだ。
26 医王山展望台(夕霧峠)
家にあったおせちを少し詰め込んで持ってきた。
カレーメシに、スープ。
生き返った!
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26 医王山展望台(夕霧峠)
家にあったおせちを少し詰め込んで持ってきた。
カレーメシに、スープ。
生き返った!
27 蛇尾山
夕霧峠から上がったところ。
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27 蛇尾山
夕霧峠から上がったところ。
28 蛇尾山
何が嬉しいって、ピンクリボンがあったこともそうだけど、久々に色のついたものを見たこと!
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28 蛇尾山
何が嬉しいって、ピンクリボンがあったこともそうだけど、久々に色のついたものを見たこと!
29 白兀山
ここもかなりの積雪。
そして、誰もいないが、その先からトレースがしっかりとついていた。
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29 白兀山
ここもかなりの積雪。
そして、誰もいないが、その先からトレースがしっかりとついていた。
30 しがらくび
林道まで来ると、早くも達成感が!
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30 しがらくび
林道まで来ると、早くも達成感が!
31 西尾平
ここの中でも休憩ができる。
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31 西尾平
ここの中でも休憩ができる。
32 林道
ここで記念写真
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32 林道
ここで記念写真

感想

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 今年は、奥医王山を初山にしました。久々に地元・石川県に戻って迎えた正月。白山と共に医王山は、毎日家から見ることができます。医王山は、伝説や民話も豊富であり、金沢周辺の人たちにとても親しまれている山。今回は、見上峠を起点にグルッと周回してきました。

 「きっと駐車場は一杯に違いない」と向かった見上峠は、なんと自分とあと1台だけ。正月でこの天気、足が遠のいたのでしょうか。冬の医王山は、過去には遭難された方もいるので侮れません。気を引き締めてスタート。

 菱池小原登山口からの登山道は、過酷でした。もともとは溝の深いU字道。底部が雪解け水で空洞になっているため、踏み抜き地獄でした。人のトレースはあるにはありましたが、やはり同じところを行っていたようです。ふと登山道の隣の土手に目をやると、クマと思われる真新しい足あとがあり、それが上手い具合に歩きやすいところに足あとを残しています。
「これは罠に違いない(笑)」
”熊野新道”と喜んではいけません。”熊野”と言ったら古道しかない、と思い、あえて踏み抜き地獄を行きました。

 奥医王山までは、人のトレースを頼りに。あとは、尾根伝いを基本に行きました。迷うことはありませんでしたが、下りだったら迷いそうかな、というところはありました。

 今回の核心部分は、奥医王山から夕霧峠間でした。
 まず、奥医王山山頂。登ってきた小原尾根、これから行く予定の夕霧峠のほか、横谷、栃尾と合わせて4つのルートが合流しています。横谷に行きそうになりました。前に登った時の記憶でおかしいと思い、GPSで確認、事なきを得ました。もっとも、間違ったとしても、横谷に下ってしまえば湯涌まで歩いていけるので、万が一にはならないとは思いますが…。
 見返りの大杉付近から夕霧峠にかけての急傾斜。急傾斜は積雪があったので、ザクザクをスノーシューを履きながらでも難なく降りることができましたが、東に緩やかな尾根と間違えそうに。ちょうど、ホワイトアウト状態に近かったので、近景の確認もしづらく、5分ほどどこに下りるか決めかねていました。チラッと、夕霧峠のすぐそばにあるスキー場のリフト施設がボヤッと浮かんできたのでここだと思って下りることができました。
 そして、夕霧峠。休憩所の扉が、雪と氷で固まって最初開かなくて焦りました。扉をドンドンと隅から隅までまんべんなく叩いて、揺らして…やっとのことで体入る分開きました。開かなかったら、その後の行動に大いに影響があったでしょう。中では、ゆっくりと暖かいものを食べて、着替えをして、リセットできました。とは言え、誤って着替えを濡らしてしまい、持ってきたフリーズジップジャケットを”肌着”にして、濡らした着替えのTシャツは、頭に巻いて、濡れて凍ってしまったタオルマフラーの替わりにしました。「災い転じて福となす」ではありませんが、これが至って快適でした。

 夕霧峠からは、体もあたたまったし、空腹も満たされたので、余裕を持って行けました。

 決して良くない天候で、晴れていれば見えるはずであった景色を見ることができませんでしたが、それだけに、モノトーン調の別世界は、魅力でした。
 今度は、ぜひ晴天のときに。

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