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記録ID: 134797
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

まさかの槍ヶ岳再敗退(あこがれの山探検隊)

2011年09月16日(金) 〜 2011年09月17日(土)
 - 拍手
e-sansaku その他1人
GPS
33:10
距離
31.5km
登り
731m
下り
724m

コースタイム

9/16(水)
5:30上高地BT(バス降車)〜5:45河童橋〜6:30明神(休憩10分)〜7:25徳沢〜8:25横尾(休憩20分)〜9:15槍見河原〜10:05槍沢ロッジ(休憩25分)〜10:35槍見岩〜11:20ババ平キャンプ場(休憩20分)〜12:40大曲〜13:20撤退決断&下山開始〜16:00槍沢ロッジ(宿泊)

8/18(木)
5:30朝食〜7:20槍沢ロッジ(出発)〜9:00横尾(休憩45分)〜10:40徳沢(休憩30分)〜12:10明神(休憩40分)〜14:00上高地VC(休憩20分)〜14:30河童橋〜14:40上高地BT(発)〜16:35松本(着)〜17:00美ヶ原温泉(泊)
天候 9/16(金)快晴
9/17(土)雨
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行きはさわやか信州号を利用。
帰りは上高地BTで出発直前のバスに飛び乗ることができた。
コース状況/
危険箇所等
1か月前に天候不良のため敢え無く槍ヶ岳を敗退した我が隊だが、再び挑戦する時がやってきた。
今回は天候が悪ければキャンセルするつもりで計画したが、出発間際になって台風が2つも発生し天気予報は悪化していく。悩んだ結果、我が隊は比較的天気が良好そうな初日に一気に上高地からヒュッテ大槍まで登頂することを決断した。但し、これは一日10時間となるロングコースなので、槍沢ロッジを11時30分までに出発することが必須条件となる。
いつもは休憩ばかりの軟弱な我が隊がこんなエキスパート並みのコースタイムを実現できるのか?果たして、その結果は・・・


予約できる山小屋
横尾山荘
まだ月が出ている5時半に上高地BTに到着。天気も良い上に予定より30分余裕ができた。
2011年09月19日 14:42撮影 by  PMB, SONY
9/19 14:42
まだ月が出ている5時半に上高地BTに到着。天気も良い上に予定より30分余裕ができた。
人気の少ない朝の河童橋。
2011年09月16日 05:49撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 5:49
人気の少ない朝の河童橋。
朝焼けの穂高連峰。
2011年09月16日 05:49撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 5:49
朝焼けの穂高連峰。
焼岳も美しい朝焼けだ。
2011年09月16日 05:50撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 5:50
焼岳も美しい朝焼けだ。
明神館辺りから見る明神岳。
2011年09月16日 06:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 6:18
明神館辺りから見る明神岳。
徳沢辺りから見る明神岳と前穂高岳。
2011年09月16日 07:16撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 7:16
徳沢辺りから見る明神岳と前穂高岳。
横尾辺りから見る前穂高岳。
2011年09月16日 07:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 7:59
横尾辺りから見る前穂高岳。
横尾から垣間見る涸沢。
2011年09月16日 08:26撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 8:26
横尾から垣間見る涸沢。
横尾橋。
2011年09月16日 08:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 8:29
横尾橋。
快晴の横尾橋は絵になる。
2011年09月16日 08:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 8:39
快晴の横尾橋は絵になる。
前回は見落とした槍見河原の道標。
2011年09月19日 17:06撮影 by  PMB, SONY
9/19 17:06
前回は見落とした槍見河原の道標。
今回はしっかり槍の穂先を確認する。
2011年09月19日 17:04撮影 by  PMB, SONY
9/19 17:04
今回はしっかり槍の穂先を確認する。
靄の無いワサビ沢は面白みに欠ける気がするが、天気は良い方がいい。
2011年09月16日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 9:39
靄の無いワサビ沢は面白みに欠ける気がするが、天気は良い方がいい。
何と10時!に槍沢ロッジに到着。前回より2時間も早い。我が隊もやればできるのだ。
2011年09月19日 15:47撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:47
何と10時!に槍沢ロッジに到着。前回より2時間も早い。我が隊もやればできるのだ。
前回の最終地点の槍見岩。
2011年09月19日 15:50撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:50
前回の最終地点の槍見岩。
槍見岩の上に見えるのはカブト岩らしい。
2011年09月19日 15:50撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:50
槍見岩の上に見えるのはカブト岩らしい。
本物の槍は槍見岩に登らずとも前後の登山道から垣間見えることを知る。
2011年09月19日 15:49撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:49
本物の槍は槍見岩に登らずとも前後の登山道から垣間見えることを知る。
ここからキャッシー隊員がスローダウンする。
2011年09月19日 15:53撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:53
ここからキャッシー隊員がスローダウンする。
ババ平キャンプ場に到着。
2011年09月19日 15:54撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:54
ババ平キャンプ場に到着。
視界が開ける。
2011年09月16日 11:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 11:24
視界が開ける。
へたり込むキャッシー隊員。あまりのハイペースにオーバーヒートしたようだ。
2011年09月16日 11:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 11:25
へたり込むキャッシー隊員。あまりのハイペースにオーバーヒートしたようだ。
噂のトイレ。中は確認せず。
2011年09月19日 15:55撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:55
噂のトイレ。中は確認せず。
美しい景色だが、ここに泊ることは我が隊には出来ない。さて、どうするか。
2011年09月16日 11:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 11:33
美しい景色だが、ここに泊ることは我が隊には出来ない。さて、どうするか。
槍ヶ岳まではあと5km。但し、きつい登りだ。
2011年09月16日 11:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 11:36
槍ヶ岳まではあと5km。但し、きつい登りだ。
明日の天気が悪いことから、とりあえず、キャッシー隊員をなだめて登山を続行する。
2011年09月19日 15:57撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:57
明日の天気が悪いことから、とりあえず、キャッシー隊員をなだめて登山を続行する。
大曲に到着。
2011年09月19日 15:59撮影 by  PMB, SONY
9/19 15:59
大曲に到着。
紅葉が始まりつつある。
2011年09月19日 16:00撮影 by  PMB, SONY
9/19 16:00
紅葉が始まりつつある。
景色は素晴らしいのだが。。。
2011年09月16日 12:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 12:53
景色は素晴らしいのだが。。。
キャッシー隊員は頑張ってくれるが、ふらふらで熱中症らしき症状が現われてくる。
2011年09月19日 16:00撮影 by  PMB, SONY
9/19 16:00
キャッシー隊員は頑張ってくれるが、ふらふらで熱中症らしき症状が現われてくる。
大変残念だが、我が隊はここで撤退を決断。
2011年09月16日 12:55撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/16 12:55
大変残念だが、我が隊はここで撤退を決断。
ふらふらでも槍沢ロッジまでは自力で下山しなくてはならない。キャッシー頑張るんだ!
2011年09月16日 13:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
9/16 13:05
ふらふらでも槍沢ロッジまでは自力で下山しなくてはならない。キャッシー頑張るんだ!
東鎌尾根の紅葉をしっかりと目に焼き付けておく。
2011年09月16日 13:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
9/16 13:55
東鎌尾根の紅葉をしっかりと目に焼き付けておく。
2時間半かけてようやく槍沢ロッジに戻る。よくやったぞ、キャッシー。夕方でも個室が空いていたので、キャッシー隊員にご褒美する。
2011年09月16日 17:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/16 17:39
2時間半かけてようやく槍沢ロッジに戻る。よくやったぞ、キャッシー。夕方でも個室が空いていたので、キャッシー隊員にご褒美する。
翌朝は雨。キャッシー隊員の疲労も大きく、霧なので万一の場合のヘリ救助も期待できないことから、再度下山を決断する。
2011年09月19日 16:05撮影 by  PMB, SONY
9/19 16:05
翌朝は雨。キャッシー隊員の疲労も大きく、霧なので万一の場合のヘリ救助も期待できないことから、再度下山を決断する。
上高地までの15kmの道程をいつものゆっくりペースで下山する。
2011年09月17日 07:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/17 7:52
上高地までの15kmの道程をいつものゆっくりペースで下山する。
横尾山荘名物のラーメンを頂く。
2011年09月17日 09:26撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/17 9:26
横尾山荘名物のラーメンを頂く。
連休初日で横尾は雨でも大賑わい。
2011年09月17日 09:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/17 9:47
連休初日で横尾は雨でも大賑わい。
キャッシー隊員も大分回復してきた。
2011年09月17日 09:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/17 9:47
キャッシー隊員も大分回復してきた。
徳澤園ではソフトクリームとカプチーノを頂く。
2011年09月17日 11:02撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/17 11:02
徳澤園ではソフトクリームとカプチーノを頂く。
キャッシー隊員の療養のため?に松本の美ヶ原温泉に泊ることにする。これは夕食に出た食用ほおづき。中々フルーティで美味である。
2011年09月17日 18:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/17 18:17
キャッシー隊員の療養のため?に松本の美ヶ原温泉に泊ることにする。これは夕食に出た食用ほおづき。中々フルーティで美味である。
翌日、すっかり元気になったキャッシー隊員と松本観光をする。
予想外の快晴に、山の稜線に立ちたいと喚くあきれたキャッシー隊員をなだめるのに苦労する。
2011年09月18日 11:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
9/18 11:57
翌日、すっかり元気になったキャッシー隊員と松本観光をする。
予想外の快晴に、山の稜線に立ちたいと喚くあきれたキャッシー隊員をなだめるのに苦労する。
撮影機器:

感想

3度目の槍ヶ岳挑戦とか、2年越しの槍ヶ岳とかは良く聞くフレーズであるが、我が隊はこれがどういう意味かを身を持って体験することになった。

再敗退の原因は、明らかに無謀なスケジュール設定にあった。ヤマレコには1泊で上高地から槍ヶ岳往復とか、日帰りで表銀座往復などの記事があふれているが、それは体力に十分覚えがある人の話である。

天候の問題があったとは言え、普段でも標準コースタイムから遅れてしまうキャッシー隊員に、標準コースタイムを超える速足と10時間のロングコースを強要することは完全に誤りであった。やはり、常に余裕を持ったスケジューリングが登頂成功へのカギなのである。

次回は来年以降のチャレンジとなるが、再び敗退しても構わないという気持ちで、キャッシー隊員に無用なプレッシャーを与えずにのんびりと登山したいと思う。そうすれば、いつかは夫婦仲良くあこがれの槍ヶ岳の山頂に立つこともあるだろう。

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コメント

ご夫婦登山は羨ましい!!
e-sansakuさん
こんばんわ、初めまして。楽しいレポートでした

槍ヶ岳残念でしたが、山は逃げませんし待っててくれますよ。 

私も以前にババ平辺りで撤退し、翌年に登りましたから。  一気に登るときついので横尾か槍沢ロッジに1泊するのがいいですよ。

ご夫婦で一緒に楽しまれてる雰囲気がよく伝わってきます。 私は一人者なので羨ましいですね!!

これに懲りずまたチャレンジしてくださいね
2011/9/19 20:55
コメント有難うございます
こちらこそ初めまして、satokunさん。

我が隊の情けない登山記録にコメント頂き、誠に有難うございます。

お勧めの通り、次回は最初から槍沢ロッジに泊ることにして、出来るだけ体力を温存することを心がけるつもりです。これから数年間は毎年恒例の槍ヶ岳チャレンジとなるかもしれません。


なお、来週晴れたら一人でも再チャレンジしたいとほざくキャッシー隊員には、今日から毎日ダンベル体操で筋トレすることを命じてありますので、来年にはパワーアップしたキャッシー隊員 をご紹介できるかもしれません。
2011/9/19 21:31
ビスターリ
まぁ そんなに焦ることないですよ。

筋トレはまず下半身強化のスクワットですね。
毎日少しずつ続けると効果あります

私もまた槍ヶ岳に登ってみたいと思ってます。

年齢も近そうなのでお互い頑張りましょう
2011/9/19 22:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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