霊仙山周回〜誰も居ないコントラストもない世界〜

2018年01月05日(金) [日帰り]

• GPS: 05:51
• 距離: 10.6km
• 登り: 866m
• 下り: 849m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:39
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:50

9:17 落合登山口
9:22 9:25 今畑登山口
10:09 10:14 笹峠
11:02 11:09 近江展望台
11:23 11:25 南霊仙
12:09 12:43 霊仙山最高点
12:57 13:08 霊仙山
13:38 13:38 榑ヶ畑道七合目・お猿岩
13:42 13:43 榑ヶ畑道六合目
13:57 13:59 榑ヶ畑道五合目・見晴台
14:05 14:05 榑ヶ畑道四合目
14:10 14:10 大洞谷源頭
14:14 14:15 榑ヶ畑道三合目
14:20 14:25 汗ふき峠・榑ヶ畑道二合目
15:03 15:03 落合登山口
15:07 ゴール地点

天候

曇り、山頂付近は濃霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

落合登山口付近の路肩スペースに駐車。除雪した雪塊により駐車スペースの確保が通常より困難かも。幸い今回は他の登山者もおらず往来に支障のない場所に停めることができた。登山口へのアクセスは、R306多賀町久徳交差点を東へ入り県道17号を河内風穴方面へ。対向困難でガードレールもない為、運転は慎重に。

コース状況／危険箇所等

西南尾根コースの登山口と落合集落を抜けた榑ヶ畑方面への登山口にそれぞれポストあり。但し登山届の用紙や筆記用具は常備していないようで、あらかじめ作成済みの登山届を投函する必要があります。

その他周辺情報

最寄りのコンビニはセブンイレブン多賀大社前店。R306沿い。
https://goo.gl/maps/2AuUi5mvnq42

写真

1/5 9:19

落合地区の廃村跡付近の路肩に駐車。停める場所探すのに少々難儀しました。

1/5 9:22

ちょっと戻ってここからスタートです。登山ポストありますが筆記具や用紙はありませんので、自宅にて記入して投函する必要があります。私は事前にコンパスで提出済。

1/5 9:24

西南尾根コースからレッツゴー♪

1/5 9:25

いきなり倒木が通せんぼ。

1/5 9:32

しっかりしたトレースがあるので今日は楽勝かな！？

1/5 9:34

少し登ると割としっかりした建物が数軒。

1/5 9:35

どうやらお寺のようです。

1/5 9:36

時代を感じる土蔵もありました。

1/5 9:52

激しく通せんぼ。

1/5 9:54

こういう植樹林の中を歩くのも嫌いじゃないです。

1/5 10:02

少しずつ霧氷が着き始めました。

1/5 10:09

樹林を抜けると広ーい場所に出ました。

1/5 10:10

ここが笹峠ですね。

1/5 10:13

笹峠から一旦樹林へ下り、霊仙山頂方面へ登り返す。正面の斜面を登るのか。。。上部はガスってます。

1/5 10:17

木の合間から遠くに見えるは御池岳。ひときわ白い。

1/5 10:28

ところどころにしっかりした道標あり。

1/5 10:31

霊仙山のテーブルランドに向けて激登り中。
スノーシューのしっかりしたトレースがあったのでツボ足で行けました。下り方向に付いているようです。

1/5 10:31

ありゃー、御池岳も藤原岳もガスの中に隠れてしまいました。

1/5 10:31

近江盆地を見下ろす。琵琶湖までは見えないかな。

1/5 10:53

テーブルランドの端っこに乗っかり、斜度が緩やかになりました。が！！スノーシューのトレースがここで途絶えてました。雪降って消えたのか、テーブルに乗っかったところで引き返したのか？どちらにしてもツボ足じゃ厳しいのでワカンを装着して一人ラッセル開始。

1/5 11:27

テーブルの南端にある南霊仙から最高点まで何と2kmもあるんですね。稜線沿いには雪庇ができていて股から腰くらいまで埋まる場所もありました。ワカンでなんとか進軍。

1/5 11:48

もはやエビの尻尾なんてもんじゃなくモンスター化してます。

1/5 11:56

原型をとどめていないほど発達。

1/5 11:56

しっかし、ガスが濃くなってホワイトアウトに近い状態。自分の足元の雪面すら遠近感が掴めず、起伏を越えるのに難儀します。

1/5 12:10

テーブルランド上にはルートを示すものは全くなく視界も悪いのでGPSに入れてきた過去のトレースが頼りです。途中で西側に逸れたのを何とか修正して1時間以上掛かってテーブルの北端へ。これは人工物っぽい。

1/5 12:11

でっかいモンスターを退治してみたら、ここが霊仙山の最高点でした！

1/5 12:12

1198m。三角点のある山頂よりもここのほうが4m高い。

1/5 12:45

まっちろけの世界。

1/5 12:45

最高点で進行方向が北西側に折れ、カレンフェルトのゴツゴツ帯を歩いて行きます。

1/5 12:48

モンスターのアーチ。中をくぐり抜ける。

1/5 12:53

またまた人工物っぽい。

1/5 12:54

モンスター退治して山頂方面分岐点だと判明。いざ山頂＆三角点へ。

1/5 12:57

分岐の道標から数分で山頂の標柱に到達！やっと着いたわー（汗）

1/5 12:57

それにしても霊仙山の文字板の部分だけ雪が着いていない。風向的にも風下側ではありますが、あまりにも綺麗なので今日ではないにしても最近誰かが来たのかもしれませんね。

1/5 12:57

反対側はすごいことなっていますが。

1/5 12:58

三角点も発見。雪を払って標石が露わになりました。

1/5 12:58

二等三角点。点名「霊仙山」1083.45mにタッチ♪

1/5 13:20

下りは榑ヶ畑コースから。メジャールートなれど雪に埋もれているせいか、コースを示すものは全く見当たらず。ひとまずGPSのトレースに沿って尾根と尾根の間の窪地を降りていく。

1/5 13:37

標高を下げると少しずつ視界がきくようになってきました。

1/5 13:41

窪地状なんで新雪が吹き溜まって深い深い。

1/5 14:10

途中で尾根筋に乗換えなきゃいけなかったのに、沢筋を下りすぎて強引にトラバースして復帰。雪山は割とどこでも歩けるのがありがたい。

1/5 14:14

本道に復帰して一安心。三合目ですか。

1/5 14:18

ワカン着けたままサクサク下って二合目の汗フキ峠へ。榑ヶ畑方面はここで分岐。車の停まっている落合登山口へ下ります。

1/5 14:26

汗フキ峠からの下りはかなり雪面が荒れていますので慎重に下りました。

1/5 14:30

沢のほとりまで下りきると斜度は緩みます。
このピンクテープのところで左岸側へ渡渉。ロープが渡っているのですぐに判ります。さすがにワカン着けたままで渡渉するわけにもいかずここで外しました。

1/5 14:37

しばらく歩くとまた右岸へ戻る渡渉。マーカーに注意していれば見落とすことはないかと思います。

1/5 14:45

三度目。またまた左岸側へ渡ります。ここは丸太橋が架かっていますが、何とも心許ない。。。

1/5 14:59

時間は15:00ちょうど。登山口に出てこの先は林道歩きです。

1/5 15:01

落合の集落。人の気配は全くありません。

1/5 15:02

建物はしっかりしているようですが。。。

1/5 15:02

これなんかまだ使えそうだ。

1/5 15:02

除雪された路面に出ました。駐車地はすぐそこです。

1/5 15:05

なぜかこの建物だけ真新しい。霊仙落合荘。夏山シーズンは営業するのかもしれません。

1/5 15:06

そして行きと逆方向から車のところに戻ってきました。
周回コース完結！！

今日歩いたルート。南霊仙から霊仙までの区間と、下山に使った榑ヶ畑ルートの4合目付近で大きくコースを外してリカバリーしていますのでGPXデータ利用される方はご注意下さい。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 靴 ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 時計 ツェルト ストック カメラ コンロ コッヘル ライター ナイフ ザックカバー 日よけ帽子

備考

ゲイターを忘れた為、踏み抜きには気を遣う必要があった。

感想

tonzablow

年明け登山の第三弾。Uターンラッシュで高速が混んでそうなので今日も鈴鹿の山へ。昨日の綿向山と同じく霊仙山も鈴鹿の山のなかではメジャー級なのに、これまで一度も行ったことがない未踏の山でした。滋賀県側からアクセスする登山口には何となく足が向かなかったので。。。
正月三が日も終わった平日のせいか、今日この山に登ったのは私一人だったみたいです。西南尾根ルートは南霊仙までしっかりしたトレースが付いていたのですが、そこから霊仙最高点までは全くトレースがなく、股から腰の深さまで埋まる稜線を2km近くラッセルしてなんとか辿り着きました。稜線に登り上げてからはルートを示すテープ類は全くなく、ホワイトアウトに近い状況の中でGPSのデータを頼りに歩いてきました。今日は視界は悪かったものの、比較的風が穏やかだったのと気温も低くなかったのが幸いでした。