奥日光2日目 庵沢外山滝
- GPS
- 01:39
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,414m
- 下り
- 2,194m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
発車前に運転手さんに降りる場所を伝えておくとよいでしょう |
コース状況/ 危険箇所等 |
地形図に載っている「庵滝」の滝マークが「外山滝」です 庵滝は庵沢に入ってちょっと行ったところにあります 庵滝までは踏み跡もはっきりしている方なのでそれなりの経験者なら問題ないでしょう その先は手強い場所もあるのでそれなりの装備必要 残置ハーケンは古いモノがありよく確認しましょう(簡単に抜けてしまったところあり) GPSのログが途中取れていなかった場所あり(一番肝心なところ) 暴れているところもあるので参考程度に考えてください |
写真
感想
奥日光2日目
前日は早めに就寝したおかげで(っと言っても夜中に1度目が覚めてしまったが)
まぁまぁ体調はよかった
トイレに行くとすでに早朝便のバスが来ていてほぼ満車状態
みんな小田代ヶ原に撮影に行く人たちばかりだ。。。
霧が出ているので今日の天気は期待できる
5時半のバスに乗り弓張峠の先のヘアピンカーブのところで途中下車
ここに入って行くのは今年2月以来。その時の記録↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-100041.html
入口から45分くらいで庵滝に到着
暫く撮影してから庵滝を巻く・・・のだが
陽が滝に当たり始めてきたので再び撮影タイム
青空と虹と白い水流がとても綺麗
再び高巻き開始
冬に来た時は左岸のチムニー状ルンゼを登ればいいのかと思っていたらチャンと巻き道が出来ているじゃないか。。。
庵滝銚子口に降り立つ。最初の滝は左から登ったが、水流右側は階段状になっているのでそちらから行っても面白そうだ
連瀑帯が続きとても綺麗な渓相である
1か所だけ見た目より手強いところがあったが概ね歩きやすいところではあった
ゴーロ状の流れを歩いて行くと核心部であるゴルジュ帯にたどり着く
みなまる師匠はここを直登して行ったのだが
師匠が行った当時と渓相がだいぶ変わっていた。。。
最初はシャワークライムを試みたが、水量が多くあと一歩のところでホールドが見つからず段々水の冷たさに耐えられなくなり引き返す
ここは師匠と同じように倒木を利用して登ろうと言うことになり
みんなで倒木を立ててみる。丁度良い長さの倒木になると結構大きく水を含んでいるので重たいのなんの。。。4人で持ち上げても厳しい。。。
師匠は水流に掛けたが、我々は右岸に立てて登った
さて、ここからが大変である
次のCS滝・・・っという滝なのだがどこがチョックストーンなのだ?
岩なんて無いジャン!
とりあえず突っ張って水流に取りつく
しかし、ここもあと一歩ってところでホールドが見つからず
先ほどの滝以上に水量が多くあえなく撤退。。。。
水が冷たく震えが止まらない。。。
一旦戻って高巻き出来そうなところを探してみようと言うことになり
最初の滝上にあったちょっと怪しい残置ハーケンにロープ通して懸垂降下・・・ちょっと待った!
BALさんが降下する寸前にハーケンが動いたことに気が付いた
新たにハーケンを打ちこんだ。。。だが、
この絶壁、よく見ると階段状になっているから登れるのではないか?っとアタックしてみる
最初は良かったが、高度を上げるにつれ厳しくなってきてホールドを探すのも一苦労。。。登っている最中に外山滝が見えた。だが、もう下を観る余裕もない
高度があがるにつれ体の動きも堅くなる。。。こえーよぉ〜〜
一瞬手が滑った時、死を覚悟してしまい、そういや昨日工務店からかかってきた電話すっとぼけてしまったなぁ。。。仕事に穴開けてしまうなぁ・・・
(後でみんなにそのことを話したら「普通は家族の事思い出すでしょ!」っと突っ込まれてしまった。。。)
こんな絶壁フリーで登るなんてバカだ。。。途中支点取れそうなところが(きっと)あっただろうに、そんなこと考える余裕がなかったのはなんとも情けない。。。
お陰で後続の確保が困難になってしまい、フリーで登れなんてとても勧められない
危険なので大巻出来そうな場所から登ってきてもらうことにした
先ほどの撤退した滝の上くらいかな?そこから外山滝をしばらく眺めて体の震えを治める。。。もう手に力が入らない。。。。
さて、後続は大高巻きにどれくらい時間がかかるかわからない
だからと言って、今いる場所にずーっと居ても仕方が無いので外山滝を目指す
ここからダイレクトに降りることもできないので先に見えるガレルンゼが降りられそうなのでそこまでトラバースしていく
よく見ると踏み跡があったりするのだなぁ。。。
ガレルンゼを降下して途中のテラスから外山滝の全貌を眺める
パッと見、「滑川大滝」をキューっと狭めたような感じでなかなかの美瀑
暫く撮影して後続を待っていたが、まだ来られそうもない
後続には悪いが、先に滝前まで降りられるルートを探そう
ガレルンゼを下りきっても沢床に降りられそうにない
次に撮影した大岩の上から滝前に降りられそうだが・・・厳しいかな?
ガレルンゼに戻りなんとか沢床に降りられた
外山滝前衛を大岩をへつって滝前に立つことが出来た。。。
しかし、大滝ってのは下から見るとその落差が縮まって見えるので今一迫力に欠ける。。。
先ほど全貌を眺めていたときはその大きさに
「この滝、みなまる師匠は登っちゃったのかよ?ムリだ!」っと思ったが
滝前に立つと意外と登れてしまうのではないかと錯覚してしまう
実際ホールドはけっこうあるので登れなくはないようだ。。。だが、私は師匠のような真似はできません(汗)
暫く滝前で撮影をしていたがまだ後続が来ない。。。
不安になり来た道を登り返して迎えに行く・・・
先ほどトラバースしてきたところでみんなの姿が見えてやっと安心できた。。。
みんなを滝前に案内して撮影タイム
外山滝を満喫したので撤収
本当なら外山滝を巻くか直登して遡行を続けて前白根まで詰めあげたかったのだが
我々は滝が目的だったのでここで引き返す
帰りはみんなが高巻きしてきたルートを戻る。。。このルートもかなり厳しいところばかり。よく登ってこられたなぁ。。。
最終的に戻ってきたところはゴルジュ帯に入る手前で自分だけがシャワーで登った小滝がある場所だった。。。
ここまで戻って来られたらあとは厳しいところはほとんどないので一安心。。。
庵滝を巻き外山沢まで戻ってきた
来た道とは別でしっかりした踏み跡をたどって行くと林道まで戻ることが出来た
林道を歩いているとバスが通り過ぎるのが見えた。。。orz
仕方が無いので小田代ヶ原のバス停まで歩く
バス停に着いて荷を下ろし何とも言えない違和感を確かめに行った
小田代ヶ原ってこんなに水があったっけ?
っと言うのも、オイラここに来る時はほとんど雪の時しかないから
普段の姿がどんなんだったか覚えていないのだ。。。
TVの撮影隊みたいな人に「なんの取材に来たんですか?」っと訊くと
「小田代ヶ原に水がたまるなんて珍しい光景だと言うことで取材にきました」っと
そう、そうなんです。なんとも言えない違和感とはこの水のことだったのだ!
バスを待っている間この珍しい光景を堪能する
バスは満車になっているかと心配だったが空いていてバス停で待っていた人みんな座ることが出来ました
赤沼駐車場に戻り、降りる際運転手さんに「無事戻ってこられたね。よかったよかった」って、朝乗ったバスの運転手さんだった。
あの絶壁で落ちていようものならこの運転手さんにも迷惑かけてしまっていたのだろうな・・・って思うと背筋がゾクゾクっとした(汗)
とりあえず着替えを済まし昨日の夕食で入った中禅寺湖畔のお店に行く
食後また「やしおの湯」に行こうかってことだったのだがそれぞれ翌日の目的が違ったのでここで解散することになった
とても充実した2日間でした
終わり
コメント
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ovakataさん はじめまして
日曜日の朝 3〜4台隣に止まっていた者ですし、
帰りの最終バスでご一緒だった者です。
青いTシャツを着ていました。
ヤマレコのメンバーさんだったのですね!!
あの奥に素晴らしい滝がある事は聞いておりましたが
行って見たいですね !!
umetyanさん はじめまして
コメントありがとうございます
スミマセン、覚えていなくて。。。(汗)
拝見させていただきました
早朝の小田代ヶ原キレイですねぇ〜
靄がかってとても幻想的です
是非見に行ってください・・・なんてとても簡単に言えるような場所じゃなかったですので
行かれる場合は気をつけてください
初めて見ました。<(^^;
Gさんの初オフが庵滝でした。懐かしい〜
なんちゃん どーも
オイラも初めてですw
Gさんの初オフは「天女」でした
あれからもう7年ですって。。。
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