象山〜鞍骨山〜天城山〜妻女山（周回）

2018年01月19日(金) [日帰り]

• GPS: 04:35
• 距離: 11.7km
• 登り: 628m
• 下り: 619m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:35

10:30 松代城北駐車場
11:10 11:15 象山
12:20 12:20 JP稜線出会
12:35 12:50 鞍骨山
13:15 13:15 二本松峠
13:20 13:20 天城山
13:50 14:05 斎場山
14:20 14:25 妻女山
15:05 松代城北駐車場

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越自動車道「長野IC」降車、
信号「長野インター南」を右折、国道403号線に入り
500m先で左折すると松代城北駐車場です（標識あり）
大型、小型と駐車場が分かれ、トイレ完備
観光シーズンオフで殆ど車なし

コース状況／危険箇所等

・象山登山口〜ジャンクションピーク
象山山頂までは標識がありますが、
以降鞍骨山までは、標識の類はなく、テープのみ
今の時期、藪に阻まれることなく歩けますが
踏み跡の薄い箇所、入り乱れている箇所は
方向を確認しながら歩く必要があります
・ジャンクションピーク〜鞍骨山
手書きの標識の貼り付けられた尾根に着くと
鞍骨山までは痩せ尾根の通過もある一本道
・鞍骨山〜天城山〜妻女山登山口〜国道403号線
鞍骨山直下は踏み跡が薄く、石混じりの急斜面、
滑落にご注意ください
天城山に近づくと、標識が賑やかになり
一気に里山ハイキングの雰囲気になります
尾根道も緩やかで危険箇所はありません
「斎場山」に寄ろうとして林道をそのまま行き過ぎてしまいました
標識からほんの数分の右側にあり、山頂標識も見えます
妻女山招魂社前から下った参道は国道に出る近道ですが
廃道のような藪になっていました

その他周辺情報

松代荘
国民宿舎ですが、日帰り温泉としても人気があり
平日でも駐車場がほぼ満車！
冷えた身体がじんわり、とても温まる、泥色温泉♪
https://www.matusirosou.com/onsen/

写真

1/19 10:28

尼飾山（左）と奇妙山が大きく見える駐車場をスタート

1/19 10:33

矢印に従って左折

1/19 10:38

松代（海津）城表門
大河ドラマでの人気も薄れ、桜の季節もまだなので、駐車場も城の付近も殆ど人影なし

1/19 10:40

松代小学校
子供の頃、二年間だけお世話になりました。弟をいじめる男の子を清掃時間に箒で追っかけまわしました(^^ゞ

1/19 10:41

文武学校
黒光りした床を雑巾がけした記憶がありますが、今は学校からは独立した存在になっているよう

1/19 10:42

白く塗られた土塀が城下町の静かな雰囲気を盛り上げています！こんな光景に心が安らぐのは年齢に関係しているのでしょう。

1/19 10:49

象山公園
記憶がありません

1/19 10:50

象山神社
子供の頃、良く遊んだ懐かしい境内(^.^)この辺りの雰囲気は全く変わりません。自分の心だけが年月の重みに押し潰されそうになります。

1/19 10:52

象山の稜線が目の前。子供の目線は低いので、こんなに低かったかと目を疑います。

1/19 10:53

佐久間象山宅跡
神社の横にあったのは知りませんでした

1/19 10:53

小さな木戸をくぐり抜け、道路を横断し

1/19 10:54

橋を渡ると

1/19 10:54

象山登山口

1/19 10:58

緩やかな綴れ織りの道です

1/19 10:59

枝越しに皆神山
この山も周回したいのですが、なかなか機会がありません。あんずの花咲く頃に行きたいもの。

1/19 11:00

こんな休憩所があったかどうか、記憶は定かではありませんが、遊びに来て、家に帰るのが遅くなり、叱られることも度々ありました(;_;

1/19 11:06

東屋
比較的新しく建てられたものだと思います

1/19 11:07

平坦な尾根を過ぎると

1/19 11:10

ちょっと小高い場所に象山山頂。向かいに特徴のある形のノロシ山。

1/19 11:17

足元に松代市街地

1/19 11:18

子供の頃、大広田と呼んでいた田園地帯。冬になるとスケートリンクが作られ、下駄スケートで滑りました。紐がしっかり結べず、うまく滑れなくて悔しかった思い出があります。

1/19 11:22

建物が見えて来ました

1/19 11:23

動物除けの柵があり、戸を開閉して通過

1/19 11:23

登山道は左
標識等はなく、ここからは地図とテープが頼り、右は未舗装ですが、車が通れそうな道

1/19 11:28

小さな電波塔が二基あります

1/19 11:49

急坂を経て、植林帯の中の緩やかな巻道。数日前の雨で濡れていて、細く斜めの踏み跡が滑り易いので滑落注意（落ちても数メートル下で藪に引っかかりますが）

1/19 11:53

どうやら峠のような地形のなだらかな場所に出そう

1/19 11:54

分岐
踏み跡は左が明瞭なのですが、右に緩く下る踏み跡が気になり、GPSで現在地を確認。やっぱりこんな時はGPSが最強！顕著な尾根を一本登ればジャンクションで、迷う心配はないと安心しきっていましたが…

1/19 12:00

左へ進むと、徐々に傾斜がきつくなり、それにつれ踏み跡も入り乱れて来ました。でも、簡単に修正できるので登りは安心！

1/19 12:14

写真では分かりにくいですが凄い急坂！アキレス腱が良く伸びます(^^ゞ本日最難度の急斜面、雪もなく、凍結していなくてラッキーでした(^^)v

1/19 12:16

向かう尾根の先に、天城山が見えているのではないかと思います

1/19 12:19

ジャンクションピークに到着！手書きの標識が懐かしいです(^^)/鞍骨山を経て鏡台山に向かった日もこんな日差しの暖かな日でした！

1/19 12:20

日だまりの尾根道は最高(^^♪例年なら雪が積もっていそうなのに、今年は全くなく、嬉しいです。

1/19 12:24

天城山の背後に茶臼山

1/19 12:28

善光寺平
飯綱山は今日は雲の中

1/19 12:29

予報通り、期待通り、晴れ上がりました♪

1/19 12:33

長野市街地の右に流れる千曲川

1/19 12:36

鞍骨山山頂に到着

1/19 12:37

鏡台山に繋がる尾根
大河ドラマで有名になった直江兼続が入城した伝説があります

1/19 12:38

広々とした平地
規模の大きな山城だったようです

1/19 12:38

天空の山城
以前は何も標識らしいもののない寂しい山頂でしたけれど、立派な標識が建ちました…

1/19 12:54

山頂直下は踏み跡が分かりにくく、壊れた石垣など、石混じりの急斜面、おまけに濡れていて滑り易くなっていました。滑落注意です。向かって右側の尾根に巻き気味に向かうべきなのをすっかり忘れていました。左下の植林帯を直に下らないようご注意ください。

1/19 13:03

こんなに空が蒼いと、つい鉄塔写真を撮りたくなります

1/19 13:04

気持ちの良い自然林の尾根道(^^♪里山歩きは止められません(^^ゞ

1/19 13:14

二本松峠
深く掘れた道の様子に生活道だった面影が偲ばれます。尾根道は登山者が通るので健在ですが、あちこちで、峠を越える道が廃道になって行くのは淋しいです。

1/19 13:14

天城山へは尾根を直進

1/19 13:17

標識が次々に現れ、賑やかになりました

1/19 13:21

天城山山頂

1/19 13:22

坂山古墳
山頂に墓を造るのは莫大な人件費がかかったことでしょう。それだけに大豪族の墓だったのでしょうね。

1/19 13:22

パワースポット
気力、体力を頂けたかも(*_*;

1/19 13:33

この季節に違和感を覚えるような青々とした笹

1/19 13:33

時折、大きな看板が目立ちます

1/19 13:34

林道に合流
車が結構通っている様子

1/19 13:41

足に優しい落ち葉ふかふかの未舗装道

1/19 13:47

左奥に冠着山の頭がちょっぴり

1/19 13:48

看板の下に「斎場山」とあるので行ってみました。老いを憂いながら歩いていると、うっかり通り過ぎてしまい、引き返しました。この標識から、本当にすぐです！

1/19 14:04

斎場山
上杉謙信が陣を張った場所がここなんですね。地元として知っておいても無駄ではないと思います。

1/19 14:17

登山ポストに到着
この登山口から歩き出していれば、斎場山を通り過ぎるミスはしなかったでしょう（いつも何かしらミスをやらかしていますから、言い訳）

1/19 14:18

広い車道
駐車は脇に余裕です。観光シーズンもオフだからか、車で来る観光客も皆無。

1/19 14:20

妻女山招魂社

1/19 14:20

妻女山の案内と招魂社の謂れ

1/19 14:21

見晴らし台

1/19 14:22

見晴らし台脇に案内板があります

1/19 14:23

つい上杉謙信になった気分で采配を振るうべく、地図を見つめてしまいます(^^ゞ

1/19 14:23

当時は、殆ど民家のない、一面芦の茂るずぶずぶの沼地だったのでは？いや、美味しい長芋の産地なので砂地の広がる川原だったのか？

1/19 14:26

さようなら
自分なりに合戦を想像し、勝手に楽しませてもいました。展望台は誰でも武将になれる「つわものどもの夢の跡」

1/19 14:34

動物除けの柵
招魂社前の石段が参道らしく見え、下って来ましたが、通る人が居ないようで、ジャングルと化していました。

1/19 14:35

柵を通り抜けるとすぐに鳥居があり、間違いなく参道です。横はもう住宅街。

1/19 14:36

清野小学校はここにあったのですね

1/19 14:38

国道403号線
車だと数分で通過してしまうのに、歩くと30分(*_*;長い時間がかかります(-_-;)しかも日差しがあるのに北風が冷たく、山中より俄然寒くて、震えながら風に向かって進軍(T_T)

1/19 15:00

橋を渡るとゴールは目前

1/19 15:01

松代にも神田川があります。「あなたはもう忘れたかしら♪」と歌いだしてしまいそう…

1/19 15:05

駐車場に到着
トイレ完備、大型と小型の駐車場所が分けられている広い駐車場。観光シーズンは混むかもしれませんが、今はがら空き、また使わせてもらおうと思います。

感想

kyom4

「兎追いしかの山小鮒釣りしかの川」でお馴染みの「故郷」ですが、
子供時代にこんな経験をした人も随分少なくなっていると思います。
海津城（現在は松代城と呼ばれているようです）の堀で
アメリカザリガニや鮒を釣り、
河東線の線路土手や神田川土手でネビロを摘みました。
ザリガニは何にでも食らい付き、面白いように釣れ、
ネビロは父親の好きな酒（焼酎）のつまみで、採って帰ると喜ばれ、
今は亡き父親の思い出が連綿と繋がって来ます。

象山神社や象山、離山、大広田には友だちの家が点在、遊び廻りました。
まだ立ち入り禁止になっていなかった大本営跡も
度胸試しの絶好の遊び場で、怖いもの見たさに近所の遊び仲間に
くっついて探検しに行き、飛び出す蝙蝠に脅されて逃げ帰りました。
怖がりのくせに怖いもの見たさの原点かもしれません。
自分の故郷と言えば、先ず松代を思い浮かべるほど、
自然の遊び場に溢れた環境で多感な子ども時代を過ごした松代は、
短い二年間でしたけれど、永遠に幸せだった自分の心の故郷です。

その象山に再び登ろうと思い立ったのは数日前。
ガソリンが又じわじわと値上がりを始め、
景気が回復しているなどとはどこか遠くの世界の話で
奥多摩、奥武蔵の山々に出かけるのを躊躇。
近所の山を捜していて見つけたのは懐かしい山の名前でした。

せっかくなので、懐かしいジャンクションピークを再訪し
鞍骨山、天城山、妻女山を経て周回する事にし
松代城北駐車場に車を置かせて頂きました。
観光シーズンならともかく、今は殆ど空車状態で問題ないと思います。

地元ですので、方角が目視で分かりますし、尾根は一本、
迷うことはないと高を括っておりましたが
ジャンクションピークに登り上げる取り付きの
峠のように見える場所で方向を取り違えそうになり、
携行していたGPSのお陰で事なきを得ました。
簡単そうに思えても、標識のないコースは侮れません。

「古きを訪ねて新しきを知る」の言葉通り
見渡すと、松代にはまだまだ登ってみたい山がありました。
今年は雪が少なく、その分リスクも少ない感じですから
近々、晴天の日を選んで、又出かけてみたいと思います。