ベンセイシュクシュク「松代 妻女山」

2025年05月05日(月) [日帰り]

• GPS: 08:38
• 距離: 17.8km
• 登り: 701m
• 下り: 704m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:38
• 休憩: 1:09
• 合計: 8:47

距離 17.8km 登り 701m 下り 704m

6:27 スタート地点
6:34 松代駅(BS)
6:39 松代城
8:15 8:23 象山
9:25 越山
9:58 10:00 深山
10:31 10:46 鞍骨山
11:20 二本松峠
11:29 11:30 天城山
12:08 12:21 陣馬平
12:38 12:39 斎場山
13:13 13:44 妻女山
15:09 松代城
15:15 ゴール地点

天候

晴れ
北の風 1〜3m
少しだけ霞んでいた
北アルプス北部がソコソコ見えた
朝の気温は6℃ 日中は20℃を越えた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松代城北駐車場を利用した
かなり広い
GWの午後 下山時に半分埋まっていた
トイレ・靴洗い場・自販機有り
24時間営業のコンビニは500mほど離れている

松代城の南に2ヶ所広い駐車場が有る
そちらの方が登山口に少し近いが トイレまで200mくらい離れている
以上の駐車場は24時間解放で無料

松代城東駐車場は営業時間に制限が有る
象山神社駐車場は参拝者専用

コース状況／危険箇所等

松代城など散策してから 象山→奥象山→鞍骨山→斎場山→妻女山と回り 麓の車道を戻った

ほとんど尾根の明瞭な道で 分岐などには道標が完備している
緩やかな道で岩場は無い 鞍骨山の先で(比較すると)急なところがあり 固定ロープ？ガイドロープが張ってある

落葉広葉樹と針葉樹の多彩な混交林で 一部に植林が有る 林床にほとんど藪は無い

展望が良いのは 象山山頂・象山先の展望地・妻女山展望台など

花は少ないけど シュンラン・バイモ・ギンラン(ユウ？)などを見た

コース中にトイレは 真田公園・象山神社・妻女山山頂の3ヶ所有る
松代地下壕のトイレは営業時間外施錠

その他周辺情報

温泉はキャンセル 翌日に

上田方面に移動して 早朝の戸倉観世温泉を利用した
東信の名湯 300円
浴室に入ると 硫黄？が香り ふたつの浴槽から少しぬるめの湯が溢れている
以前は 少し緑を帯びて 泡付きもあったけど少し変わったような気がする

写真

5/5 6:30

松代城址北駐車場付近から
歩いた中盤以降の稜線
左がジャンクションピークの深山
右の出っ張りが妻女山

5/5 6:35

歩いていたら
旧松代駅の駅舎が有った

5/5 6:38

松代城は平城だった
城址は観光臭の無い
公園として整備されている
この南にも広い駐車場が有る
ただ トイレは真田公園まで
200mくらい離れている

5/5 6:48

城下町も雰囲気を守る
右は松代小学校
左は藩主真田邸の裏になる
表側も公園になっていて
トイレが有る

5/5 6:51

城下から
今日歩く尾根を望む

5/5 7:02

象山神社の境内に
咲き誇るシャクナゲ
神社の鳥居の外にも
トイレが有る

5/5 7:05

幕末の英雄の銅像が
一同に会する
象山神社の祭神が
佐久間象山であることを
ここに来て知った

5/5 7:06

神社の池の主？
無事カエル大明神

5/5 7:16

代官町駐車場(東駐車場)
ここは夜間閉鎖
トイレも無い

5/5 7:25

松代壕跡
先の大戦末期
大本営を移すため準備された
延長10kmを越えるトンネル
中に入れるけど営業時間外

5/5 7:30

麓にナナカマド

5/5 7:38

壕から戻って
東側の登山口から入山する

5/5 7:39

熊にも注意
火事にも注意

5/5 7:50

ジグザグに登って
尾根に出る
離山という道標を見て
行ってみる

5/5 7:52

象山表参道かと思ったら
水道施設で立ち入り禁止
離山というのは登山口の
地名のようだ

5/5 7:56

水道施設の裏に
廃屋のような東屋が有り
そこに登山口の道標が有る

5/5 8:01

ウコンウツギ？

5/5 8:05

ホタルカズラ

5/5 8:10

広場に藤棚
花は見頃

5/5 8:15

象山 山頂
サイレンか？
間近で時報など聞いたら
鼓膜が破れそう

5/5 8:16

山頂の藪の影に
三角点が有る

5/5 8:16

象山 山頂は見晴らし良し
東は間近に皆神山
その向こうは上信国境で
四阿屋山や湯ノ丸山付近か？

5/5 8:19

西は信越 火打山

5/5 8:19

戸隠山

5/5 8:20

さらに後ろ立山
白馬付近を見上げる
手前の尾根は小川村？

5/5 8:26

粛々といえば
カモシカの鳴き声は
聞いたことが無い
牛の仲間だから
モーとか言うのだろうか？

5/5 8:35

山頂の少し先にも
東を望む展望地が有る
皆神山と上信国境稜線

5/5 8:36

右はノロシ山

5/5 8:41

ふたつ目の水道施設
右に巻いて
扉は施錠してない
ここまで車道が上がって来る

5/5 8:49

アンテナが2ヶ所
建っていた

5/5 8:55

5/5 9:25

5/5 9:27

奥象山683m
右下に三角点も有り
展望は無い
マップでは越山とある

5/5 9:40

芽吹きの尾根に
よく歩かれてへこんだ道
大きなザックの人が
追い越していった

5/5 9:42

タケシマラン？つぼみ

5/5 10:00

ジャンクションピーク815m
稜線出合い
マップでは深山となっている
右折して西に進む

5/5 10:10

鞍骨山方向

5/5 10:16

ヤマツツジ？

5/5 10:17

アマドコロ？

5/5 10:24

北側 川中島方向が開ける
中央奥は火打山
左奥は戸隠山
右は飯縄山

5/5 10:27

火打山にズーム
右のちょこっと妙高が覗く

5/5 10:28

後ろ立山 白馬三山

5/5 10:33

鞍骨山 山頂
小広いと思ったら

5/5 10:35

鞍骨城址
本丸だった

5/5 10:41

鞍骨山の先
下りに固定ロープ
というかガイドロープが有る

5/5 10:50

タチツボスミレ？

5/5 10:56

クルマバソウ？

5/5 11:02

ヤマブキ？
ヤマブキソウ？

5/5 11:21

坂山峠
別名二本松峠？

5/5 11:22

坂山峠を振り返る

5/5 11:26

二股？になって
妻女山は右というか
直進する

5/5 11:32

パワースポット 坂山古墳
ここは元城山 山頂でもある

5/5 11:43

ハルリンドウかね
フデリンドウかな？

5/5 12:00

陣場平によってみる
上杉謙信陣城跡とある

5/5 12:02

謎のオブジェ
木の枝・竹筒・石？

5/5 12:04

広場に手作りのベンチが並ぶ

5/5 12:04

高句麗人 積み石塚古墳
少し盛り上がったそれ？

5/5 12:20

キジムシロ？
黄色い花もわからない

5/5 12:23

コンクリートの八角柱
謎のオブジェ その２

菱形基線測点
建設省とあった
謎が深まる

5/5 12:24

なぜここに 神奈川県が？

5/5 12:28

シモツケ？

5/5 12:35

五量眼塚古墳・
斎場山・妻女山
いろいろあるけど
現在の斎場山
戦国時代の妻女山らしい

5/5 12:36

斎場山 山頂

5/5 12:40

斎場山にスミレが１株

5/5 12:45

斎場山分岐まで戻った

5/5 12:51

イカリソウ

5/5 12:54

オオカメノキ？

5/5 13:03

つぼみが
ふたつ組になってるから
ナルコユリ？

シュンラン
右下の花は終盤
中央上は去年の種殻

ギンラン？
小さいから
ユウシュンラン？

バイモは終盤

バイモ
少し下から
コバイモが人気なのは
その小ささに有る

種になっている

5/5 13:07

斎場山入口
林道倉科坂線の駐車場に出る

5/5 13:06

斎場山と妻女山の説明
現地の表示は混乱を
増幅するばかり

5/5 13:10

トイレ有り

5/5 13:11

妻女山 山頂の詔魂社

5/5 13:23

五竜岳

5/5 13:23

鹿島槍ヶ岳

5/5 13:24

爺ヶ岳

5/5 13:31

右は火打山と影火打
左は戸隠山

5/5 13:36

妻女山 古戦場展望台
川中島古戦場の説明と川中島

5/5 13:33

展望台から
川中島を見下ろす

5/5 13:40

妻女山にも一輪のスミレ

5/5 13:56

妻女山散策路入口まで下りた

5/5 14:02

麓の車道を帰る
左が象山？
中央は奥象山？
中央右が深山
右端が鞍骨山

5/5 14:31

ツルニチニチソウ

5/5 15:01

真田公園の前まで戻った
瓦葺き門の右後ろが象山
高いところが深山

5/5 15:12

松代城址北駐車場
GWの午後で半分くらい
埋まっていた

5/5 15:21

靴洗い場有り
トイレ有り

5/6 5:16

翌朝 上田方面の
戸倉観世温泉を利用した

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

鞭声粛々〜 夜河を渡る〜♩

関係無いけど 会社員だったころ、直接の上司ではなかったが ○○勉と言う人物がいて、それが吠えると 我々下っ端は「勉声 粛ならず」とささやき合ったものである。

上杉謙信は機先を制すべく、妻女山の陣をひそかに引き払い 夜の千曲川を粛々と渡った。
軍師 山本勘助の献策を受けた信玄は 別働隊を発して挟み撃ちを狙ったが、妻女山はもぬけの殻、夜明けとともに不識庵の軍勢が武田に殺到する。
別働隊がとって返すと、川中島は大混戦におちいった・・・そんな 歴史スペクタクルを思いながら、象山から妻女山まで歩き、川中島の古戦場を眺めた。
強者共の夢 あたかも幻のごとく、静かな山で会った人は三人だけ。

松代の街も良かった。
松代城址は公園として整備され、真田邸他 藩士の屋敷、あるいは門などが残る通りに、城下町の風情が残る。
象山神社の祭神が、幕末の佐久間象山であることを知った。
象山の山中深く、先の大戦末期に 大本営を移すべく掘られた壕が、総延長10kmを越えると言い、営業時間内であれば 中に入ることもできる。
見処の多い街だった。

北風の心地良い一日になった。