ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1369609
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

白板山(北尾根・1187手前まで)

2018年01月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:39
距離
8.2km
登り
662m
下り
652m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:36
休憩
1:03
合計
8:39
距離 8.2km 登り 662m 下り 670m
6:45
9
道の駅みつまた
6:54
7:05
183
八木沢集落の神社(尾根取り付き)
10:08
10:29
125
1079.3
12:34
12:42
69
1187手前撤退地点
13:51
14:10
61
1079.3
15:11
15:15
9
八木沢集落の神社
15:24
道の駅みつまた
天候 雪→晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みつまた/街道の湯(60台程度)
 
 
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
・最初から最後まで登山道はなく、赤テープ・リボン類もありません。
・1079.3付近に2ヶ所ほど作業用の青テープが巻いてありました。
・ワカンは行きは尾根取り付きから1187手前まで、帰りは1079.3より下で使用
・1187手前でアイゼン&ピッケルに変更。帰りはアイゼンのみ1079.3まで使用

●道の駅みつまた〜1079.3
道の駅みつまた(街道の湯)駐車場から旧道を大島橋方面に進み、
八木沢集落の神社から尾根に取り付きます。
高低差470mほどラッセルすると平坦地に出ます。ここが1079.3。

●1079.3〜白板山
1079.3から鞍部まで下って送電鉄塔をくぐり登り返すと徐々に尾根が痩せ始め、
標高1090付近からナイフリッジになります。
左右ともに切れ落ちていると同時に、この付近は風の吹き方が複雑なのか
雪庇の張り出し方も複雑で滑落に要注意です。
1160の小ピークとP1187前後は雪壁となっており、
鞍部でアイゼン&ピッケルに変更しましたが、P1187が越えることができませんでした。
直登するとほぼ垂直の雪&薮の壁で登攀用具なしではkomemameがNG、
北側の急斜面のトラバースを狙うと胸〜顔まで埋まってしまい、
時間的にもきびしくなるためここで諦めました。
 
その他周辺情報 【温泉】
街道の湯(600円)
道の駅みつまたよりスタート。尾根の末端まで旧道を進みます
2
道の駅みつまたよりスタート。尾根の末端まで旧道を進みます
八木沢集落の神社より尾根に取り付くことにします
八木沢集落の神社より尾根に取り付くことにします
取り付きより早々にワカンを装着
取り付きより早々にワカンを装着
ラッセル準備(photo komemame)
ラッセル準備(photo komemame)
いきなり腰ラッセル(photo komemame)
いきなり腰ラッセル(photo komemame)
病み上がりのカラダに堪えるわ(photo komemame)
病み上がりのカラダに堪えるわ(photo komemame)
さらに病み上がりたてホヤホヤのkomemame
1
さらに病み上がりたてホヤホヤのkomemame
尾根に乗るまでの急登ラッセル1
尾根に乗るまでの急登ラッセル1
尾根に乗るまでの急登ラッセル2
尾根に乗るまでの急登ラッセル2
ここで尾根に乗りました
ここで尾根に乗りました
いったん落ち着きました
いったん落ち着きました
立派なサルノコシカケ
1
立派なサルノコシカケ
振り返ると青空が見えてきました
振り返ると青空が見えてきました
西斜面のため日の入りが遅くて寒いなぁ
西斜面のため日の入りが遅くて寒いなぁ
枝に積もった雪を眺めながら
枝に積もった雪を眺めながら
雪の段差を乗り越えるのにひと苦労
雪の段差を乗り越えるのにひと苦労
こーゆーところね
2
こーゆーところね
ようやく日が入り始めました
ようやく日が入り始めました
なかなか良い雰囲気の尾根になってきました
なかなか良い雰囲気の尾根になってきました
日が当たり始めてテンションも上がって来ましたよん
日が当たり始めてテンションも上がって来ましたよん
このエリアの雪尾根の雰囲気ですな
このエリアの雪尾根の雰囲気ですな
(photo komemame)
ワカンで膝ラッセルがデフォルト
1
ワカンで膝ラッセルがデフォルト
一歩一歩がシンドイですが…
一歩一歩がシンドイですが…
雪質は適度な湿り気もあり嫌になっちゃう感じではありません
雪質は適度な湿り気もあり嫌になっちゃう感じではありません
出発のタイミングでは雪が降ってましたが、苗場山方面はすっかり青空
2
出発のタイミングでは雪が降ってましたが、苗場山方面はすっかり青空
愛しい太陽の光
バフバフ
平坦になったところに出ました
平坦になったところに出ました
ここが1079.3。ここでしばし休憩
1
ここが1079.3。ここでしばし休憩
休憩後、まずは鞍部まで下ります
1
休憩後、まずは鞍部まで下ります
樹林の間から白板山
樹林の間から白板山
(photo komemame)
北側の眺望が開け飯士山が見えました
3
北側の眺望が開け飯士山が見えました
奥には八海山
鞍部に立つ送電鉄塔の下をくぐります
鞍部に立つ送電鉄塔の下をくぐります
登り返します
雪の量が増えます
1
雪の量が増えます
うりゃ〜
ペースはなかなか上がりません
ペースはなかなか上がりません
上越国境稜線。左から八海山〜中ノ岳〜巻機山〜柄沢山
3
上越国境稜線。左から八海山〜中ノ岳〜巻機山〜柄沢山
前の写真の続き。柄沢山〜檜倉山〜大烏帽子〜朝日岳
2
前の写真の続き。柄沢山〜檜倉山〜大烏帽子〜朝日岳
眼下には神立のスキー場
眼下には神立のスキー場
ゲレンデをアップで(photo komemame)
1
ゲレンデをアップで(photo komemame)
尾根が痩せ始めました
尾根が痩せ始めました
正面は1060の小ピーク
正面は1060の小ピーク
腿ラッセルで痩せ尾根を進みます
3
腿ラッセルで痩せ尾根を進みます
右が白板山、真ん中に1187
右が白板山、真ん中に1187
飯士山の存在感
手前は足拍子とか荒沢山
1
手前は足拍子とか荒沢山
ちょっとやっかいな感じになってきました
ちょっとやっかいな感じになってきました
目の前に白板山
ナイフ気味になってきました
ナイフ気味になってきました
ちょっとビビり気味のkomemame
ちょっとビビり気味のkomemame
ここで先頭を交代
2
ここで先頭を交代
ナイフリッジ。この辺り風の吹き方が複雑で雪庇の向きがてんでバラバラ(photo komemame)
ナイフリッジ。この辺り風の吹き方が複雑で雪庇の向きがてんでバラバラ(photo komemame)
ナイフリッジ。左右切れ落ちているので慎重に(photo komemame)
ナイフリッジ。左右切れ落ちているので慎重に(photo komemame)
歩いてきた尾根を振り返ります
1
歩いてきた尾根を振り返ります
どこ歩こうか
結局真上を進みました
1
結局真上を進みました
なかなか気が抜けません
なかなか気が抜けません
この辺りから風も吹き始めます
この辺りから風も吹き始めます
ナイフリッジが終わると鋭峰を2つ越える必要があります
ナイフリッジが終わると鋭峰を2つ越える必要があります
1060の小ピークをクリア
1060の小ピークをクリア
1060の小ピークより雪煙舞う武能
3
1060の小ピークより雪煙舞う武能
タカマタギと日白山
2
タカマタギと日白山
鞍部まで下ると雪壁が現れたため、アイゼン&ピッケルに
1
鞍部まで下ると雪壁が現れたため、アイゼン&ピッケルに
この辺りもナイフリッジとなっていました
2
この辺りもナイフリッジとなっていました
足元も不安定
直登するとほぼ垂直の雪&薮の壁で登攀用具なしではkomemameがNG。北側の急斜面のトラバースを狙うと胸〜顔まで埋まってしまい、時間的にもきびしくなるためここで諦めました
1
直登するとほぼ垂直の雪&薮の壁で登攀用具なしではkomemameがNG。北側の急斜面のトラバースを狙うと胸〜顔まで埋まってしまい、時間的にもきびしくなるためここで諦めました
戻ります
戻り始めるとどんどん晴れてきました
3
戻り始めるとどんどん晴れてきました
巻機山〜柄沢山
こちらは苗場山
越えられなかった1187を振り返ります
1
越えられなかった1187を振り返ります
逃げ足速いぞkomemame
1
逃げ足速いぞkomemame
朝日岳〜武能〜茂倉
1
朝日岳〜武能〜茂倉
帰りは歩きやすい
1
帰りは歩きやすい
おー素晴らしい!
1
おー素晴らしい!
張り出した雪庇
縦位置でも
美しい雪稜1
美しい雪稜2
美しい雪稜3
苗場山の手前には一条の雲
1
苗場山の手前には一条の雲
振り返ります。真ん中の1187が核心でした
1
振り返ります。真ん中の1187が核心でした
最奥は平標かな
鞍部の送電鉄塔までの下り
鞍部の送電鉄塔までの下り
もっさり
1079.3までの登り返し
1079.3までの登り返し
しんどいなぁ
エッサーホイサー
エッサーホイサー
帰りも1079.3で休憩
帰りも1079.3で休憩
東谷山が見えました。奥は平標
東谷山が見えました。奥は平標
ここでアイゼンからワカンに変えて…
1
ここでアイゼンからワカンに変えて…
一気に下山
下りは新雪を踏んで…
下りは新雪を踏んで…
ガンガン下ります
ガンガン下ります
(photo komemame)
眼下には輝く清津川の水面
眼下には輝く清津川の水面
尾根から外れます
尾根から外れます
いい湯だな〜
尻セーディング
八木沢集落の神社まで戻ります
八木沢集落の神社まで戻ります
ここでワカンを外します
ここでワカンを外します
八木沢十二神社というらしい
八木沢十二神社というらしい
雪覆道を進みます
雪覆道を進みます
道の駅みつまたに到着。お疲れ様でした!
道の駅みつまたに到着。お疲れ様でした!

感想

黒姫山に登った後はボロボロ。
食あたりによる熱が引いたと思ったら、すぐに再び39度以上の熱が出て、
検査では陰性だったものの症状は完全にインフルエンザ。1週間以上苦しみました。
さらに今度はkomemameも先週末から正真正銘のインフルエンザに(うつしてないよ!)。
そんな感じで殺伐とした2週間を過ごしていましたが、
ようやく2人とも体調が戻ってきて山に行くことができそう。

折しも、週末の悪天が続いていて、なかなか行きたくても行けなかった
上越国境周辺に今週末は何とか日差しが見られそうな感じです。
以前より地形図を見ながら日帰りできそうな尾根を探していて
目を付けていた白板山へ行くことにしました。
今年のこのエリアはたくさんの雪が積もっていて、
ラッセルで怠けたカラダにビシッと喝を入れられそうだし…。

取り付きから1079.3まではあまり変化のない尾根を延々と二人でラッセル。
1079.3に着いた時は、「まだここ!」と思わず叫んでしまいました。
でも、うまく言葉にできないんだけど、
このエリアの尾根のもっさりした雰囲気が独特で、
なんだか「戻ってきた」という感覚になるんだよなぁ。

ここから先は尾根が痩せると同時に眺望も得られるようになり、
上越国境稜線や苗場山、眼下に神立のスキー場を見下ろしながら進みました。
尾根はさらに痩せて左右が切れ落ちたナイフリッジとなり、
通過するのに緊張感はありましたが、美しい雪稜が印象的でした。
白板山の手前に2つ鋭峰があり、2つ目の1187の手前で行き詰まります。
単独だったら行けたのですが、komemameが拒否。
病み上がりたてホヤホヤで本調子ではなく気持ちが小さくなってたのでしょう。
ここで引き返すことにしました。
尾根乗り損のくたびれ儲け(←言いたいだけ)でした。
 
 

胃腸炎からのインフルで約2週間引きこもり。
寝ているだけでも辛かった。
でも、熱が下がると山の空気が吸いたくなりました。

病み上がりでふらふら、おなかにも足にも
ぜんぜん力が入らなかったけど、
たっぷりの雪を踏めて気持ちが良かった。

ただ、痩せ尾根から先はちょっと弱気になりました。
撤退を決めたところは、雪に埋もれた岩と木で
私にはとても乗り越えられそうにありません。
怖いし、体がふらついて不安定だったし、やたら冷えるし。
danyamaは行こうとしていましたが、
私はさっさと逃げ出しました(笑)。

帰りはらくらく、またまた気持ちよく歩いて帰りました。
山は何よりのクスリ。すっかり元気になりました。


おしまい

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1012人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら