『マヤ遺跡ガイドウォーク』〜摩耶山を再発見‼

2018年02月02日(金) [日帰り]

• GPS: 02:29
• 距離: 1.9km
• 登り: 46m
• 下り: 290m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:48
• 休憩: 0:31
• 合計: 2:19

14:05 摩耶ロープウェー星の駅
14:28 14:48 摩耶山史跡公園
15:39 15:50 摩耶ロープウェイ虹の駅
16:24 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

摩耶ケーブル下駅に13時集合

写真

2/2 13:15

ガイドウォーク参加者だけの摩耶ケーブル臨時便が出ます

2/2 13:19

ケーブル駅長さんお手製の雪だるま
説明をしてくださるのはガイドの慈(うつみ)さん

2/2 13:19

ケーブル虹の駅舎は大正14年に建設され、今も現役です

2/2 13:21

昔はポンプで水が上から流れていた名残

2/2 13:24

『千万弗展望台』
建物もあったそうで撤去された時に埋めたのでその分の高さが持ち上がってるなんて驚きです！

2/2 13:26

見過ごしそうな階段
右側が当時のまま
左側はその上から新しく作った階段

2/2 13:27

ロープウェイ虹の駅では
摩耶遺跡のパネル展示

2/2 13:38

ロープウェイから見える旧摩耶観光ホテル おなじみの景色

2/2 13:50

ロープウェイ星の駅の2階
いろんな摩耶山グッズが並んでます

2/2 13:52

星の駅から望む旧摩耶観光ホテル

2/2 13:52

掬星台では神戸高校の生徒達
耐寒マラソンの日でした

2/2 13:53

トランシーバーを全員に貸し出してくれます これで説明もバッチリ聴けます

2/2 14:16

『弘法清水』
摩耶山にはところどころに湧き水
があります
どこかわかります？

2/2 14:16

アップで。
これは見逃がすわ〜〜！
でもこちらは飲まない方がいいです。飲むならオテルド摩耶の近くの水場がいいです

2/2 14:21

摩耶山には水道が無かったので
この中に湧き水や雨水を溜めて使用して暮らしていました

2/2 14:25

八十八番
旧天上寺の裏でぐるっと一周すると八十八ヶ所巡りができます

2/2 14:25

この石垣も一つ一つ、麓から運ばれてきたものです

2/2 14:28

石段が約300段あります。
これも一つを3〜4人で担いで運んできたものです

2/2 14:30

三本杉

2/2 14:30

『旧天上寺』
本堂跡

2/2 14:36

提灯や行燈がこの上にあったんです。
海からもその光が見えるので船乗りさんが目印にしていました。

2/2 14:38

2/2 14:39

2/2 14:41

『天上寺塔頭群跡』
二段になってます
蓮華院、王蔵院、大乗院などの塔頭があり、険しい山岳寺院の面影が残ります

2/2 14:42

向かって右手に、最初に水が溜まり、上澄みが左に流れ、さらに左に流れた綺麗な水を使っていた名残です

2/2 14:44

五右衛門風呂

2/2 14:45

古いジュースの瓶

2/2 14:46

『旧摩耶の大杉』
幹周り8m 樹齢1000年とも言われていますが、今は残念ながら枯れています
この大杉はコーナンからも見えるとか

2/2 14:55

神戸高校の合宿施設の跡地

2/2 15:01

『仁王門』

2/2 15:05

『アメヤ跡』
水槽に湧き水を溜めてラムネや果物を冷やしてました

2/2 15:10

仁王門からの丁石
一丁

2/2 15:14

『ほうけんとう』

『峠茶屋跡』

2/2 15:20

ここは私有地ですので
鉄棒(?)も作られてます（笑）

2/2 15:22

耐寒マラソンの神戸高校生徒が続々と降りてきて、かつての賑やかな時代を取り戻したかのようです

2/2 15:23

お地蔵さん

2/2 15:26

『摩耶花壇跡』の向かいにある土台の骨組み

2/2 15:27

摩耶花壇の中にある青いのは
この持ち主が作ったストーブです

2/2 15:28

摩の横にはアサヒビールのマーク
壇の横に三ツ矢サイダーのマーク

2/2 15:29

なんと摩耶花壇の地下に入れるなんて！ガイドウォークの特権ですね

2/2 15:30

潜っていきます

2/2 15:30

登山道からは見られない姿です
ソーラーパネルは重機を使う電源用に昨年末に設置されたそうです。

2/2 15:31

摩耶ケーブル開業時に宿泊施設として開業していました

2/2 15:34

地下一階、地上二階の洋館です

2/2 15:35

2/2 15:35

油絵の世界みたい

2/2 15:40

展望台
何の為かというと
旧日本海軍が神戸港に集まった
観艦式を見る為だけに作られたもの

2/2 15:41

この上から観艦式で船がサーチライトを一斉に夜空に向けて放つ様子を眺めていたんです

こちらがその当時の様子
(朝日新聞DIGITAL より抜粋)

2/2 15:46

旧摩耶観光ホテルの模型
ロープウェイ虹の駅にて

2/2 15:55

立入禁止なのにすでに1人誰か侵入してる足跡が‼

2/2 15:56

私達は鍵を開けてもらって降りていきます

2/2 15:58

冬だと木々の葉が落ちて姿が見やすくなります

2/2 15:57

2/2 15:58

西側
私達が入れるのはここまで

2/2 15:58

ほんのり雪が残っていていい感じです

2/2 16:01

2/2 16:07

さらに下に降りてきました

2/2 16:08

2/2 16:08

2/2 16:08

北側

2/2 16:12

2/2 16:13

丸窓の桟もあったり無かったり

2/2 16:14

壁の一部がもうすぐ落ちそうです

2/2 16:14

全員にヘルメットを貸してくれます

2/2 16:15

2/2 16:16

2/2 16:17

2/2 16:17

現在は40代の方がオーナーになっているそうです

2/2 16:19

アール・デコ様式美

2/2 16:20

2/2 16:21

最後に使われたビール瓶やケースもそのまま残されています

2/2 16:26

虹の駅から見た神戸市内
奥の方は大阪方面

2/2 16:30

本日の参加者には日付の入った記念バッチがもらえます

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ60 パナソニック

感想

saorine

廃墟マニアの間ではとても人気のある軍艦ホテル(旧摩耶観光ホテル) 私有地であるのに不法侵入が絶えない為に、いっそ公開すれば？と昨年3月から「摩耶山再生の会」の慈(うつみ)さんがガイドをしながら、摩耶の色んな遺跡を紹介してくれるガイドウォークに参加してきました。

公開してからは不法侵入も激減したそうで成果は得られているようです。(SECOMの力も大きいかも。監視カメラがすぐに灘警察署に繋がっています)

摩耶ケーブル下駅で受付を済ませ、ケーブル＆ロープウェイと乗り継いで摩耶山へ。
そこから明治〜大正〜昭和〜平成の時代に残る遺跡探索。
摩耶山へは数え切れないくらい訪れているのに知らなかった事だらけで、ススッと歩いて通過するだけでは気づかない事も、しっかりとそしてユーモアを交えて笑いを取りながら説明してくださるので、尚更面白かったですね。

『旧摩耶山天上寺』
昭和51年の放火による火災で焼け残ったのは山門ですがその屋根が台風により傷み、危ないからと一時通行止めになっていましたが、屋根の部分を撤去し、軽いブリキに変えての今の姿です。

天上寺を同じ場所に再建しようとなると道路の通っていない場所ですから、建材を運ぶのにもお金がかかり過ぎるという理由から摩耶山の北側に引っ越しています。

『摩耶花壇』の前は登山道になっているので
“上に” 現れている建造物は目にしてはいましたが、まさか地下があるなんて知りませんでした。これがまたかなりいい味出てます。ジブリの世界です♪♪

『旧摩耶観光ホテル』は今も少しずつ崩れてきているのでこの姿を目にする事が出来るのはおそらく数年間しかないんじゃないか…と慈さんはおっしゃっていました。
建物の中には入れませんが、周りからでもすぐ近くから眺める事が出来たので満足です。
おまけに葉っぱが落ちている冬が全様が現れて見やすいので、冬はおススメだそうですよ。

このように持ち主がいて現在私有地となっている『摩耶花壇』と『旧摩耶観光ホテル』(←軍艦ホテルの別名もある) へ入れるのがこのガイドウォークの魅力のひとつです。
また緑の茂った季節に参加してみるのも楽しそうですね。

ps. ガイドウォークの前に立ち寄ったシンズバーガーのランチ、美味しかったです(^^)

コメント

mtmut

勉強になりますね！
知らないことが色々あって興味深いです。
「マヤ遺跡ガイドウォーク」に参加したような気分になりました(^^)

saorine

Re: 勉強になりますね！
いつもコメントありがとうございます(^^)
足を止めてじっくりと見ると色んな発見があってとても楽しめました♪♪
山を歩く楽しみがまた一つ増えましたね。

hobbit

廃墟ツアー
そういう場所があるとは
摩耶ホテルの歴史は災難続き・・
都会のすぐそばに
時間が止まった場所があるなんて不思議な感じです。
ドキドキします。
倒壊事故があったらいけないし
遺構を守るのはたいへんなこと。

壊れゆくものを記憶に留めることができて
良かったですね。

saorine

Re: 廃墟ツアー
hobbitさん、こんにちは。
そうですね、正に時間が止まった という表現がぴったりと会いますね。

お城や城跡なども気になりますがこのような現代遺産も興味が湧いてしまいます。