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ヤマレコ

記録ID: 1373059 全員に公開 雪山ハイキング甲信越

黒山(先日のリベンジ)

日程 2018年02月02日(金) [日帰り]
メンバー
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
6時間30分
休憩
0分
合計
6時間30分
S岩谷(道の駅三川)07:5008:00尾根取付き09:40稜線(台地)10:30送電線下11:50山頂西側ピーク12:10黒山山頂13:00送電線下13:10鉄塔 4214:20岩谷(道の駅三川)G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
小休憩含む
ルートは記憶に基づくもので実際のルートとは差異があると思われます
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図 [pdf]

写真

道の駅三川から一段上がった岩谷の駐車場から出発
2018年02月02日 07:50撮影 by Canon IXY 640, Canon
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道の駅三川から一段上がった岩谷の駐車場から出発
先日踏み跡をたどった林道は除雪されていた
どこまで除雪されているかは不明
2018年02月02日 07:53撮影 by Canon IXY 640, Canon
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先日踏み跡をたどった林道は除雪されていた
どこまで除雪されているかは不明
林道入り口から左へ進み斜面に取付く
2018年02月02日 08:00撮影 by Canon IXY 640, Canon
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林道入り口から左へ進み斜面に取付く
雑木の林を進む
2018年02月02日 08:25撮影 by Canon IXY 640, Canon
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雑木の林を進む
久しぶりの踏み跡を振り返る(^_^)/
2018年02月02日 08:32撮影 by Canon IXY 640, Canon
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久しぶりの踏み跡を振り返る(^_^)/
青空と霜のコントラスト
2018年02月02日 09:16撮影 by Canon IXY 640, Canon
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青空と霜のコントラスト
3
樹間から北股岳が望まれた
2018年02月02日 09:27撮影 by Canon IXY 640, Canon
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樹間から北股岳が望まれた
杉の皮が剥がされている 熊剥ぎ?
2018年02月02日 09:01撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の皮が剥がされている 熊剥ぎ?
霧に浮かぶ白髭山
2018年02月02日 09:28撮影 by Canon IXY 640, Canon
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霧に浮かぶ白髭山
空はさらに青さを増す
2018年02月02日 09:28撮影 by Canon IXY 640, Canon
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空はさらに青さを増す
1
マンダロク山
2018年02月02日 09:31撮影 by Canon IXY 640, Canon
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マンダロク山
3
白髭山〜荒倉山の連なり
2018年02月02日 09:35撮影 by Canon IXY 640, Canon
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白髭山〜荒倉山の連なり
中央奥は北股岳
右中央列は蒜場山
2018年02月02日 09:38撮影 by Canon IXY 640, Canon
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中央奥は北股岳
右中央列は蒜場山
北股岳アップ
2018年02月02日 09:38撮影 by Canon IXY 640, Canon
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北股岳アップ
1
左から朳差岳〜大日岳(西大日岳)
飯豊連峰パノラマ合成写真
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左から朳差岳〜大日岳(西大日岳)
飯豊連峰パノラマ合成写真
1
諏訪峠〜白髭山〜荒倉山
下部中央は阿賀野川の流れ
2018年02月02日 09:41撮影 by Canon IXY 640, Canon
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諏訪峠〜白髭山〜荒倉山
下部中央は阿賀野川の流れ
マンサクの花がほころび始めた
2018年02月02日 09:51撮影 by Canon IXY 640, Canon
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マンサクの花がほころび始めた
カモシカのトレース
2018年02月02日 09:58撮影 by Canon IXY 640, Canon
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カモシカのトレース
送電線の下を横断
2018年02月02日 10:28撮影 by Canon IXY 640, Canon
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送電線の下を横断
杉の原生木(1)
2018年02月02日 10:35撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(1)
杉の原生木(2)
2018年02月02日 10:35撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(2)
杉の原生木(3)
2018年02月02日 10:36撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(3)
杉の原生木(4)
2018年02月02日 10:37撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(4)
杉の源生木(5)
2018年02月02日 10:38撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(5)
杉の原生木(6)
2018年02月02日 10:38撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(6)
杉の源生木(7)
2018年02月02日 10:39撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(7)
杉の源生木(8)
2018年02月02日 10:41撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(8)
杉の源生木(9)
2018年02月02日 10:44撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(9)
杉の源生木(10)
2018年02月02日 10:45撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(10)
杉の源生木(11)
2018年02月02日 11:07撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の源生木(11)
若い木は梢が尖がっていて勢いを感じさせるが、原生木は丸まっているものが多い
2018年02月02日 10:37撮影 by Canon IXY 640, Canon
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若い木は梢が尖がっていて勢いを感じさせるが、原生木は丸まっているものが多い
真っ白な北股岳の稜線
2018年02月02日 11:08撮影 by Canon IXY 640, Canon
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真っ白な北股岳の稜線
マンダロク山の登路が妖しく誘う
2018年02月02日 11:11撮影 by Canon IXY 640, Canon
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マンダロク山の登路が妖しく誘う
トレースを振り返る
2018年02月02日 11:31撮影 by Canon IXY 640, Canon
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トレースを振り返る
杉の原生木(12)
2018年02月02日 11:36撮影 by Canon IXY 640, Canon
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杉の原生木(12)
国勢調査のテープが巻いてあった
2018年02月02日 11:37撮影 by Canon IXY 640, Canon
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国勢調査のテープが巻いてあった
一群の杉林
2018年02月02日 11:41撮影 by Canon IXY 640, Canon
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一群の杉林
山頂は近い
2018年02月02日 11:45撮影 by Canon IXY 640, Canon
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山頂は近い
1
木漏れ日
2018年02月02日 11:46撮影 by Canon IXY 640, Canon
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木漏れ日
1
菅名岳 右端は鳴沢峰
2018年02月02日 11:53撮影 by Canon IXY 640, Canon
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菅名岳 右端は鳴沢峰
1
曲がった木に積もった雪
2018年02月02日 11:56撮影 by Canon IXY 640, Canon
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曲がった木に積もった雪
1
ホーキブナ 奥は粟ヶ岳
2018年02月02日 11:58撮影 by Canon IXY 640, Canon
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ホーキブナ 奥は粟ヶ岳
踏み跡無き雪を踏んで山頂へ向かう
2018年02月02日 12:05撮影 by Canon IXY 640, Canon
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踏み跡無き雪を踏んで山頂へ向かう
2
飯豊連峰北部の遠景
2018年02月02日 12:10撮影 by Canon IXY 640, Canon
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飯豊連峰北部の遠景
2
穢れなき黒山山頂 奥は菅名岳
2018年02月02日 12:13撮影 by Canon IXY 640, Canon
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穢れなき黒山山頂 奥は菅名岳
2
五頭連山 中央が菱ヶ岳 
見慣れた表側とは様相が相違し戸惑う
2018年02月02日 12:14撮影 by Canon IXY 640, Canon
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五頭連山 中央が菱ヶ岳 
見慣れた表側とは様相が相違し戸惑う
上記写真のアップ
2018年02月02日 12:15撮影 by Canon IXY 640, Canon
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上記写真のアップ
さらば黒山
2018年02月02日 12:20撮影 by Canon IXY 640, Canon
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さらば黒山
越後平野遠景秋葉丘陵の向こうにはうっすらと佐渡ヶ島
2018年02月02日 12:20撮影 by Canon IXY 640, Canon
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越後平野遠景秋葉丘陵の向こうにはうっすらと佐渡ヶ島
1
黒々とした山域の向こうには染み一つだに無き飯豊連峰主稜が横たわる
2018年02月02日 12:22撮影 by Canon IXY 640, Canon
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黒々とした山域の向こうには染み一つだに無き飯豊連峰主稜が横たわる
2
少し傾いた陽が当たるマンダロク山は趣はあるが、上部稜線の登攀は緊張を強いられるところだ
2018年02月02日 12:42撮影 by Canon IXY 640, Canon
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少し傾いた陽が当たるマンダロク山は趣はあるが、上部稜線の登攀は緊張を強いられるところだ
木の影が長くなった
2018年02月02日 12:54撮影 by Canon IXY 640, Canon
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木の影が長くなった
鉄塔のナンバー確認に向かう
2018年02月02日 12:56撮影 by Canon IXY 640, Canon
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鉄塔のナンバー確認に向かう
鉄塔へは兎の足跡を追った
2018年02月02日 13:00撮影 by Canon IXY 640, Canon
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鉄塔へは兎の足跡を追った
鉄塔のナンバーは42
2018年02月02日 13:07撮影 by Canon IXY 640, Canon
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鉄塔のナンバーは42
阿賀野川の流れ
2018年02月02日 13:09撮影 by Canon IXY 640, Canon
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阿賀野川の流れ
1
気になるカタガリ山
右端の尖がった山
2018年02月02日 13:10撮影 by Canon IXY 640, Canon
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気になるカタガリ山
右端の尖がった山
最後は竹林になった
2018年02月02日 14:14撮影 by Canon IXY 640, Canon
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最後は竹林になった
薬師堂脇に出た
2018年02月02日 14:17撮影 by Canon IXY 640, Canon
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薬師堂脇に出た
撮影機材:

感想/記録

前回登ったのは、一回り以上も前の春だった。ところどころ残雪が残っていて、ナツボウズやカタクリの花が咲いていた。標高は低いが、樹間越しに五頭山・マンダロク山・蒜場山・飯豊連峰等の展望がある。今度は冬に登ってみたいと思いながら時は過ぎた。新年は絶対に山で迎えようと思っていたのだが、それも叶わなかった。ならば日帰りで行ってみようかと先日出かけたら、スノーシューは壊れ、ストックのリングは夏用のものだったという体たらくで、早々の撤退となった。今回は、そのリベンジである。

今回は、先日計画した薬師堂付近から尾根を辿ることにした。ちょっと杉林を歩いて斜面に取付く。尾根に乗るまではどこから取付いても同じだろうと、安易に取付いたら途中で急斜面にぶち当たって汗を絞られる。喘ぎ喘ぎ登ると左手に歩きやすそうな斜面が伸びていて、帰りはそこを降りようと思う。今シーズン初めてのラッセルに体も順応していないし、ルートファインディングも今一だ。

杉林と雑木林の境目を登る。ルートは単純だが、直登出来ずにキックターンしながらの登りでペースは上がらなかった。樹間越しに真っ白な飯豊連峰や蒜場山、阿賀の山々が眺められる。その中でもマンダロク山の鋭い稜線が登頂意欲を誘う。しかし、今登っているコースは、岩場や痩せ尾根は無く、雪崩の起きそうなところもない。ようやく水平部に乗ったが、遅々として進まず、すでに2時間が過ぎた。頂上までは4時間の行程か。やれやれ。

急に膝の筋肉が攣りそうになった。これは今までにも経験がある。本当に筋肉が固まったら激痛に襲われ、しばらくの間動けなくなるのだ。まだ半分位しか登っていない。やっぱり問題は体力か。膝の筋肉を拳でトントン叩いてほぐすと痛みが緩んだので出発。なだらかな丘陵地帯のような林の雪原を進む。雪の深さはストックを逆さにして突き刺すと、ゆうに1mは越える。スノーシューの沈みは30cmくらい。しかし、静謐そのものの雪原を歩くのは気分のいいものである。

送電線下を過ぎると杉の林になる。杉林といっても植林した杉ではない。いわゆる原生木、将軍杉のような古木だ。木の先端が丸まっているのがその証拠だ。阿賀の山で杉の原生木は珍しくはないが、これだけの数が集まっているのを見るのは初めてだ。これは全く予想していなかったうれしい誤算である。これらをルートに取り入れれば登山客は圧倒的に増えるのではないかと思う。イメージが豊かであれば、○○杉などと気の利いた名を命名出来るのだが全然思いつかない。発想は貧困だ。ここからまた登りが始まる。

標高500mのピークに登ると左手に杉の木が並ぶ尾根があり、右手の雑木林の先が標高527mの黒山山頂である。まず左手の先端まで進む。見晴らしは良くないが、それでもマンダロク山や菅名岳等の展望が得られる。阿賀野川の流れ、越後平野に一筋の秋葉丘陵。その向こうにはうっすらと佐渡ヶ島が浮かぶ。折返して黒山山頂へなだらかな広い尾根を進む。小広い黒山山頂。真っ白な山頂に足跡をつけたくなくて端をぐるりと回る。左手に五頭山。いつも見る方向とは逆方向だ。直ぐには五頭山と気付かず、納得するまで少しの間を要する。前方に二王子岳から北股岳の連なり。大日岳辺りは雲がかかっている。いつもその辺は、なかなか晴れないのだ。

下りは、送電線までは出来るだけ踏み跡をたどる。送電線に出て、三川側へ送電線鉄塔のナンバーを確かめに立ち寄る。ナンバーは42だった。左手前方、蒜場山の向こうに白い三日月形が見えた。三日月の下部が灰色の雲のようなものに覆われて、宙に浮いているように見える。いくら風が強くて、悪天候が続くところだといっても、今の時期に地肌が出ていることは考えられない。白い三日月は大日岳、それも西大日岳に違いない。

あらためて考えてみると、標高500m足らずの里山で、木々の枝葉が気にはなるが、実に360度の展望を誇る山であることに驚く。地図上では会津磐梯山も見えている。もちろん枝葉の茂る時期は無理で、晩秋から早春までの期間限定という制限付きである。鉄塔からしばらくして、また踏み跡に復帰して下る。

最後の下りは、登山口の右手を目指して下った。すると予期していなかった竹林になった。密な竹林で、これはまずいと思ったがなんの支障もなく薬師堂の脇に下りることが出来た。今回のルートが最良だ、と言うつもりはないが、積雪期に自分で思い描いたルートを歩いてみると、じわじわと
ちょっとした達成感が味わえる。誰彼となく、行ったよ!と自慢したくなるような気分。

スノーシューを外していると、おじさんが寄ってきて「どこへ行ってきたの」と聞く。「黒山へ」とそちらの方を指さすと「ああ、上の山か」という。う〜ん、確かに村の“上”の山だ。地元の人は、その位置関係から「上ノ山」といっているようだ。山頂に三角点が有るので、地理院の「点の記」で調べれば分かるだろう。ただし、それが正しいかどうかは分からない。地域で呼んでいる俗名などが記載されていることもあるらしい。

駐車場で帰り支度をしていると、また、地元の人に話しかけられる。今度は、気を利かせて、先ほど聞いた「上の山」ですと答えると、「ああ、黒山ね」という。こっちは山の名前はどうでもいい。登ったという事実が大事なのだ。「あそこの平らな辺りで官軍と戦闘があった」「ここは昔、会津藩だったんだ」と話は思わぬ方向に展開した。

会津藩だったというのは分かっているが、黒山で戦闘があったというのは知らなかった。山に登っていると、胡散臭そうに見られることもあるが、野菜をいただいたり、お茶飲みに誘われたり“歓待を受ける”こともある。まあ、そんなことも、山の楽しみである。たった一言二言のふれあいだが、それが一人ぼっちの山行に彩りを添えてくれた。心に残る山行である。
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