赤岳(ツルネ東陵からキレット越えを目指すも体調不良で出合小屋で撤退)


- GPS
- 25:53
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 500m
- 下り
- 487m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:12
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:55
天候 | 3月2日:雪 3月3日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日から当日にかけての降雪で新雪が15cm程度積もっていましたが、ずっと古いトレースは判別可能なレベルでした。 出会小屋近くなっての渡渉は局部的に川面が空いている箇所が有り踏み抜き注意です。 出合小屋も含めてほとんどの区間でDocomoの電波はかろうじて通じていました。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、たかねの湯(\820)を利用 |
写真
感想
そろそろ八ヶ岳の東面の積雪も増えて来た様なので、以前から気になっていた積雪期のツルネ東陵からのキレット越えにトライしてきました。当日は先週に引き続きの南岸低気圧で関東でも再び降雪の予報でしたが、自宅で起床した3時の時点では多少の降雪はあるものの積雪にはなっていなかったので予定通り出発したものの、中央高速が八王子からずっとチェーン規制で、美し森の駐車場について支度を終えて歩き始めたのは予定から大幅に遅れた10時近くになってしまいました。
しかも予報に反して雪は一向に止むことは無く、太陽の見えないモチベーションの上がらない環境の中で単調な林道歩きをしばらく続けるうちに、どうにもお腹の調子が冴えず、ほとんど行動食も受け付けず、かろうじてハイドレーションで水分だけは摂りながら、これではシャリバテになると思いつつペースが上がらないまま、軽いラッセルとは言え、4時間掛けてやっとのことで出会小屋にたどり着きました。
さすがにこの状態でツルネまで明るい内に乗っ越すことは無理と判断して、早々に小屋にお世話になる事に決め込みました。まずはシュラフに潜り込んで食べるよりも眠ることにしました。3時間近くぐっすり眠って多少楽になったので日没前から早速夕飯の鍋を作ってみたものの、相変わらずおなかの調子が冴えずにほとんど食べられず、楽しみのワインも一口すすっただけでまたシュラフに潜り込んで眠ることにしました。
その後トイレに行きたくて夜中目が覚めて外に出てみると、雪は止んで月が出ていました。この時点では未だ気力だけは残っていたので、翌日は3時出発で当初予定のコースを進むつもりでいました。もうひと眠りして、予定通りに夜半過ぎに起床して温かいカフェラテを飲んだまでは良かったのですが、相変わらずまるで食事が喉を通らず、さすがにこれ以上エネルギー補給が出来なければ動けなくなる可能性があるし、そもそもこれから待ち受ける核心部での踏ん張りが効かなくなる気危険性が高いと考えて、このまま撤退を決意しつつ、明るくなるまで寝たり起きたりを繰り返していました。夜が明けて明るくなって来ると気分もほぐれて昨夜の鍋の残りを何とかかき込むことができたので、ボチボチ荷物を畳んで復路も3時間掛けてゆっくりと何とか無事に下山することが出来ました。
今回の山行では、往路は誰にも会いませんでしたが、復路では土曜日で天候も良かったので、2パーティー計5名の登山者とすれ違いました。なので次のまとまった降雪があるまではかなりしっかりしたトレースが出来上がっていると思います。
それにしても体調管理の重要性を身をもって知らされた山行でした。合わせて、いつも以上に陽の光の有ると無いとではモチベーションに大きく差が出ることも思い知らされました。下山後は翌日から酷い下痢に悩まされ医者に診てもらったところ、お腹にガスが溜まる感染性胃腸炎の一種だそうで、この記録を記している6日現在も最終的な風邪症状に移行して次の三連休のリベンジが危うい体調が続いています。と言う訳で、無理をせず早目の撤退は正解だった様です。
後日YAMA HACKに取り上げられました。
「あなたが「撤退」を決めたきっかけは? 」
https://yamahack.com/2319/3
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