記録ID: 1374277
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
天気に恵まれた雪の吾妻山縦走
2018年02月02日(金) 〜
2018年02月04日(日)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 48:23
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 2,004m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:07
距離 8.5km
登り 636m
下り 268m
2日目
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 10:44
距離 12.1km
登り 532m
下り 912m
いつか行きたいと思っていた吾妻連峰。計画を練るも休暇との兼ね合いもあり中々機会が取れなかった。積雪期の記録をインターネットで調べたがほとんど出てこない。無雪期の記録も参考にしながらなんとかこれなら行けるかなという計画を立てた。天候が核心と考えていたが、週間天気予報はあいにくの予想。ダメかなとも考え始めていた。
しかし直前の天気予報は段々と良い方に変わってきた。天気図からみると高気圧に覆われているというわけではないが、冬型が一次的に崩れて何とか天候は持ちそうな感じ。決行を決めたが、天気次第ではエスケープも頭に入れて入山した。
2月2日 朝グランデコへのバスに乗るため猪苗代駅を下車。青空にホッとしたが西吾妻山頂は雲に覆われている様子だった。グランデコについた時には空は雲に覆われていたが風は微風で問題なさそう。ゴンドラ・リフトを乗り継いでゲレンデトップからスノーシューをつけて出発した。
ゲレンデトップから西大巓までは樹林帯だがトレースは明瞭だった。しかし平日ということもあり途中でスノーシューの方1日に出会うだけだった。樹林帯の中は風がなく暑いくらいの上りだった。
西大巓の最後の登りの途中で樹林が切れ視界が開けてきた。西大巓を過ぎ風が出てくるにつれ、空は灰色から明るくなってきた。西吾妻山荘が見える頃になるとガスが晴れ、ほぼ快晴!西吾妻小屋は2階まで雪に覆われているものの、入口側は雪が飛ばされて深く掘れたようになっており、1階の扉の半分まで雪面から出ていた。
小屋の前にザックを置いて空荷で西吾妻山頂へ。モンスターが素晴らしい。しかし山頂ではあいにくガスに覆われ展望はなかった。
山頂へ行った後、少し先まで行って見たらトレースもあり(最初の計画では西吾妻小屋に泊まるつもりだった)少しでも先に進むことにした。ザックを取りに西吾妻小屋へ戻った後、中大巓への縦走路を歩く。飯豊山、朝日岳の眺めが素晴らしかった。少しでも行程を稼ぐため4時ごろまで頑張って人形石の側にテントを張った。風もなく、静かな夜となった。
2月3日 予定通り3時に起床。外は満月に近い月が輝いており、眼下には福島盆地の明かりが輝いていた。天気予報を確認すると日中はもつが夜より崩れてくる予報。頑張って慶應吾妻山荘を目指すことにした。
5時過ぎにテントをたたんで出発。ここからはトレースは全くない。夜明け前でヘッドランプでの行動だが、月明かりのため遠望が見通せる。藤十郎、東大巓を超えて行くが、雪はスノーシューをつけてくるぶし程であり快調。ところどころにスキーツアーコースの三角の標識が立てたれていた。しかし昭元山から樹林帯に入り、格段に雪が増えてきた。できるだけ開けたところを選んで歩くのだが、なかなかそうもいかない。烏帽子山の登りは樹林が開けていて少しホッとしたのだが、実際に取り付いてみると雪面がモナカ状となっていて一歩毎に潜る始末。やっと登り切った後の降りは樹林帯の迷路のようになっていて、コンパス・GPSを頻繁に確認しながら歩くので行程は捗らなかった。ニセ烏帽子への暗部についた頃にはヘトヘトになった。
ニセ烏帽子へは案外とあっさりと到着、兵部の分岐のあたりには昼頃到着。なんとか日のあるまでに慶應吾妻山荘に到着できそうだ。家形山への尾根をゆるゆる登っていくと傾斜が落ちて平らになったのでGPSを確認すると山頂部の台地についたようだった。夏道ははっきりしないのでコンパスを見ながら樹林の中を縫って歩く。樹林を抜け、家形山の標識があるところまで来た時には本当にホッとした。
ケルンから五色沼分岐までは急なため慎重に下る。幸い雪は固くなく問題なく降りることができた。分岐の先の尾根からはトレースがあり、赤布の標識が付けられていてわかりやすい。途中でお会いしたパーティが今日初めて見かけた人だった。4時近くになったが幸い天気は持ってくれていた。慶應吾妻山荘に着くと、さっきお会いしたパーティがすでについていた。沢を下る冬道を使ったため早くついたらしい。
今日は私を除いて常連さんの方ばかりのようだった。しかし管理人の方も含め皆いい人ばかりで夜遅くまで色々な話に混じらせてもらった。
2月4日 今日は高湯までの下山のみ。朝ゆっくりと起き、小屋の朝食を頂くことに。常連さんの皆さんが「一番ご飯が美味しい小屋」というだけあり、絶品だった。食後も少しのんびりしてから小屋を出た。また来てみたいと思った。小屋から高湯温泉までは少し下るが、標布が付けられていて問題ない。下山後は高湯温泉で汗を流した。良い湯だった。
しかし直前の天気予報は段々と良い方に変わってきた。天気図からみると高気圧に覆われているというわけではないが、冬型が一次的に崩れて何とか天候は持ちそうな感じ。決行を決めたが、天気次第ではエスケープも頭に入れて入山した。
2月2日 朝グランデコへのバスに乗るため猪苗代駅を下車。青空にホッとしたが西吾妻山頂は雲に覆われている様子だった。グランデコについた時には空は雲に覆われていたが風は微風で問題なさそう。ゴンドラ・リフトを乗り継いでゲレンデトップからスノーシューをつけて出発した。
ゲレンデトップから西大巓までは樹林帯だがトレースは明瞭だった。しかし平日ということもあり途中でスノーシューの方1日に出会うだけだった。樹林帯の中は風がなく暑いくらいの上りだった。
西大巓の最後の登りの途中で樹林が切れ視界が開けてきた。西大巓を過ぎ風が出てくるにつれ、空は灰色から明るくなってきた。西吾妻山荘が見える頃になるとガスが晴れ、ほぼ快晴!西吾妻小屋は2階まで雪に覆われているものの、入口側は雪が飛ばされて深く掘れたようになっており、1階の扉の半分まで雪面から出ていた。
小屋の前にザックを置いて空荷で西吾妻山頂へ。モンスターが素晴らしい。しかし山頂ではあいにくガスに覆われ展望はなかった。
山頂へ行った後、少し先まで行って見たらトレースもあり(最初の計画では西吾妻小屋に泊まるつもりだった)少しでも先に進むことにした。ザックを取りに西吾妻小屋へ戻った後、中大巓への縦走路を歩く。飯豊山、朝日岳の眺めが素晴らしかった。少しでも行程を稼ぐため4時ごろまで頑張って人形石の側にテントを張った。風もなく、静かな夜となった。
2月3日 予定通り3時に起床。外は満月に近い月が輝いており、眼下には福島盆地の明かりが輝いていた。天気予報を確認すると日中はもつが夜より崩れてくる予報。頑張って慶應吾妻山荘を目指すことにした。
5時過ぎにテントをたたんで出発。ここからはトレースは全くない。夜明け前でヘッドランプでの行動だが、月明かりのため遠望が見通せる。藤十郎、東大巓を超えて行くが、雪はスノーシューをつけてくるぶし程であり快調。ところどころにスキーツアーコースの三角の標識が立てたれていた。しかし昭元山から樹林帯に入り、格段に雪が増えてきた。できるだけ開けたところを選んで歩くのだが、なかなかそうもいかない。烏帽子山の登りは樹林が開けていて少しホッとしたのだが、実際に取り付いてみると雪面がモナカ状となっていて一歩毎に潜る始末。やっと登り切った後の降りは樹林帯の迷路のようになっていて、コンパス・GPSを頻繁に確認しながら歩くので行程は捗らなかった。ニセ烏帽子への暗部についた頃にはヘトヘトになった。
ニセ烏帽子へは案外とあっさりと到着、兵部の分岐のあたりには昼頃到着。なんとか日のあるまでに慶應吾妻山荘に到着できそうだ。家形山への尾根をゆるゆる登っていくと傾斜が落ちて平らになったのでGPSを確認すると山頂部の台地についたようだった。夏道ははっきりしないのでコンパスを見ながら樹林の中を縫って歩く。樹林を抜け、家形山の標識があるところまで来た時には本当にホッとした。
ケルンから五色沼分岐までは急なため慎重に下る。幸い雪は固くなく問題なく降りることができた。分岐の先の尾根からはトレースがあり、赤布の標識が付けられていてわかりやすい。途中でお会いしたパーティが今日初めて見かけた人だった。4時近くになったが幸い天気は持ってくれていた。慶應吾妻山荘に着くと、さっきお会いしたパーティがすでについていた。沢を下る冬道を使ったため早くついたらしい。
今日は私を除いて常連さんの方ばかりのようだった。しかし管理人の方も含め皆いい人ばかりで夜遅くまで色々な話に混じらせてもらった。
2月4日 今日は高湯までの下山のみ。朝ゆっくりと起き、小屋の朝食を頂くことに。常連さんの皆さんが「一番ご飯が美味しい小屋」というだけあり、絶品だった。食後も少しのんびりしてから小屋を出た。また来てみたいと思った。小屋から高湯温泉までは少し下るが、標布が付けられていて問題ない。下山後は高湯温泉で汗を流した。良い湯だった。
天候 | 3日間晴れに恵まれました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高湯温泉からは福島駅行きバスが利用できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
グランデコスノーリゾート〜西大巓 樹林の中を進みますが、トレースがあり比較的楽に進めました。西大巓への最後の登りのところから樹林が切れ視界がひらけてきました。 西大巓〜西吾妻山〜人形石 視界が開けた高原状の尾根を歩きます。トレースがあり比較的楽に進めました。西吾妻山頂付近では樹氷の育ったモンスターが出迎えてくれました。 人形石〜昭本山 トレースはありませんでしたが、雪はよく締まっておりスノーシューにてくるぶし程。見晴らしが良いところです。 昭本山〜家形山 樹林帯の中を通過します。積雪は深くなり、スノーシューにて脛ぐらいのラッセルでした。烏帽子山の登りでは雪がモナカ状、降りは深い樹林に阻まれて大変苦労しました。また木々のため見通しが悪く、コンパス・GPSにて頻繁に確認しながら通過しました。 家形山〜五色沼分岐 急な降りです。滑落注意! 五色沼分岐〜高湯温泉 トレースありました。またテープによる道案内が高頻度にあり安心です。 *天候により積雪量は大幅に変化します。また登山者は少なくトレースに期待できません。地図・コンパス・GPS等を必ず持参して確認しながら歩いてください。 |
その他周辺情報 | 高湯温泉 花月ハイランドホテルを利用しました(700円) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
冬山用登山靴
冬山用アウター
中間着
下着
防寒用帽子(1)
目立し帽(1)
防寒着(1)
オーバー手袋(1)
防寒用手袋(2)
テルモス(1)
テーピングテープ(1)
ストック(2)
スパッツ(1)
スノーシュー(1)
健康保険証(1)
山行計画書(1)
メタクッカー(1)
事故カード(1)
筆記用具(1)
持病薬(1)
非常食(1)
時計(1)
日焼け止め(1)
カメラ(1)
携帯電話(1)
雪崩ビーコン(1)
地形図(1)
|
---|---|
共同装備 |
救急セット(1)
トランシーバー(1)
ガスバーナー(1)
ガスカートリッジ中(2)
スコップ(1)
ゾンデ(1)
テント(1)
|
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