信越五岳トレイルランニングレース2011
新潟県
長野県
koh-san33
体力度について
- GPS
- 20:42
- 距離
- 111km
- 登り
- 4,384m
- 下り
- 4,187m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
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大会プロデューサーのトレイルランナー石川弘樹氏によるコース解説、Google Earthのコース図を見ながら、ユーモアを交えた話を聞いてすっかり完走気分に。
ウェルカムパーティー、出場者に加えて、そのアシスタント(家族、友人)、ペーサー、大会スタッフなどで結構な人数。でも食べ物、飲み物(ビール、ワインに加えて鏡割りの日本酒も有り)は十分ありました。
この先少し行ったところで蜂の大群に襲われ、数名が刺された模様、幸い私は無事切り抜けられましたが。
こんな感じの走りやすい林道が続き、ついペースアップ。しかし、これが後で効いてきます。斑尾エリアは抑えてゆくというのがこのレースの鉄則らしい。
斑尾山頂上への本格的な登りにかかる前の1A(第1エイド)、スタートから18.5kmに2時間10分(トイレタイム10分ほど含む)。
袴岳手前の2A(23.9km)、スタートから3時間14分。この先の道は通り過ぎたばかりの台風15号の大雨で随所がずっぽりとシューズがはまり込むぬかるみ状態...
袴岳からの走りやすい林道を下りきり、信越本線の下をくぐると3A(38.5km)、スタートから5時間20分。ちょっと疲れを感じたところ...
黒姫高原の4A(51.5km)、7時間14分。ここは笹寿司が出ます。笹の葉に包まれた酢飯の上にシイタケやタケノコが乗っていて、素朴な味わい。
長い林道の後、急坂を下ると吊り橋。一度に二人しか渡れない。この先、発電所の導水管横のつづれ折りの急登があり、そこで足をかなり使ってしまい、その先から歩きが増える。
乙見湖のダムサイトが5A(66.6km)、9時間55分。ほぼ予定通りながら、そろそろバテてきていて、少しの登りでも息が上がるようになってきた。ここにはあらかじめ後半に必要なものを送ることができ、ヘッドランプにハンドライト、そして少し迷った末、Garminの充電セット(クレードルとEneloop)を持って行くことに。
ここからペーサーを付けることができますが、私は単独行。さぁ、何とか明るいうちに次の6Aに着きたい。
ここにはあらかじめ後半に必要なものを送ることができ、ヘッドランプにハンドライト、そして少し迷った末、Garminの充電セット(クレードルとEneloop)を持って行くことに。
ここからペーサーを付けることができますが、私は単独行。さぁ、何とか明るいうちに次の6Aに着きたい。
6Aに向かう途中で暗くなり、ヘッドランプ装着。80km手前の古池の周りでは池に落ちないようにそろそろと。6A(81km)、13時間40分。道路沿いにあり、何となくハセツネの第2関門の月夜見に似た感じ。かなり気温が下がってきて、寒さに震えが出てくる。また空腹を感じていたが、温かいみそ汁とシャリ玉を5〜6個食べて落ち着く。残り30�辧∪�限時間の22時間までには8時間あり、歩いても完走できるので、後はとにかく前に進もうと開き直る。この先はパワースポットの戸隠神社エリア、割と平坦であったので、ぼちぼち走れた。
6A(81km)、13時間40分。道路沿いにあり、何となくハセツネの第2関門の月夜見に似た感じ。かなり気温が下がってきて、寒さに震えが出てくる。また空腹を感じていたが、温かいみそ汁とシャリ玉を5〜6個食べて落ち着く。残り30�辧∪�限時間の22時間までには8時間あり、歩いても完走できるので、後はとにかく前に進もうと開き直る。この先はパワースポットの戸隠神社エリア、割と平坦であったので、ぼちぼち走れた。
7Aの写真を取り忘れ(14時間42分)、これは最終エイドの8A(92.3km)、15時間47分。この先コース中最高標高点の瑪瑙山(1,748m)への登りが控えており、最高にブルーな状態。エイドで戸隠そばをいただいて、いざ最後の難所へ。続きは「感想」で。
感想
8Aから先は最後の難所である瑪瑙山への登り。コース中盤に差し掛かって以降、ずっと重く心に覆いかぶさっていたが、いよいよだ。約500mのアップながら相当な急登、おまけにガスが出てきて、ルートを示すマーキングも見づらくなり、先行する人が視界から消えると、コースがどうなっているかよくわからなくなってくる。
山頂手前に誘導の人がいて、この先ゲレンデを横切り、丸太階段を登って、急登をこなせばそこが山頂、あと1キロほどですよ、と教えられ、ようやく安堵。
しかし、山頂からのゲレンデの下りもガスでルートがよくわからず、追いついてきた人と、こっちでいいんですかね〜? と会話しながら進む。
下りきると再び登りで、途中に100kmの標識、コース案内の時にはそこを過ぎればもう登りはないとのことだったが、依然登りは続く。うんざりしかけたところで、前方から人影、登りはすぐに終わります、その先はほぼフラットです、あと少し、がんばって! と昨日から聞き慣れた声が。何と逆走する石川弘樹さんに激励され、おじさま大感激!
石川さんの言うとおり、すぐに登りは終わって下りに入り、その先はほぼフラットな林道。しかし、もう走っても「欽ちゃん走り」がせいぜい... あえぎあえぎスキー場の上部らしきところに出ると眼下にゴール会場の明かりが見えて、係りの人の指示に従い、まっすぐゲレンデを下ってグリーンカーペットのゴールゲートをくぐった。20時間40分53秒、初めてハセツネに出た時を4時間上回る自己最長の稼働時間&距離、何とか辿りつけた...
【ここからが感想】
スタート前は、何とか完走できれば、と思っていたが、いざゴールしてみるとやはり色々と考えてしまうところはある(笑)。ロングトレイルとはいえ、やはりロードのウルトラマラソンに似た部分はあり、ゆっくりめに入って、とにかく止まらず動き続ける、というところは変わりませんね。
それにしてもサポートが本当に充実した大会で、エイドに入るとき、出るとき、スタッフから必ず声援があり、コース上も多数の誘導スタッフが、それこそ深夜熊の出そうな場所にさえ立っていて、励ましの言葉とともに的確なコース指示があり、相当過酷なコースながら、不安なく進むことができた。きっと出場者の数以上のスタッフ・ボランティアが関わっていたと思われる。
出場者のレベルもそこそこ高い、そりゃ何て言ったって110kmですからね。これからますます人気が出るだろうが、UTMBのようにある程度資格制限をそろそろ設けてもいいのではないだろうか。
キツかったけれど、充実した大会でした^^
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