夏沢鉱泉周辺の氷瀑

過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
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写真
感想
醤油樽の滝は、支点からスリングを6mくらい延ばせば60mロープ1本でもトップロープ可能。でも回収を考えると2本は必要。
先輩方と泊まりでアイスクライミングへ。
雷鳥さんとはなんだかんだ一緒に山に行くのは初めて(あんなに募集出してもらってたのにすみません)で、msatoさんとは1月の横岳杣添尾根以来。
自分が登ってみたかった醤油樽の滝に行けると聞いて、速攻募集に飛びつく。
自分のアイス経験は、霧積温泉で1回、赤岳アイスキャンデーで1回、岩根山荘で1回、計3回でトップロープのみだった。アックスは持っておらず、雷鳥さんに貸していただく(ありがとうございます)。アイゼンはリンクスを持っていたので、それを使用。
前泊は八ヶ岳山荘を使用。
初めてだったが、越沢の疲れもあり快眠できた。(だが、後でわかるがここでやらかしていたようだ、、、)
次の日早朝、車で桜平駐車場(中)まで移動。そこから林道を30分ほど歩き、河原木場沢に入る。そこから1時間程歩き、醤油樽の滝に着く。最近人気が出てきたそうだが、ラッキーなことに他パーティはいない。
まずは雷鳥さんがリードで登り、トップロープを張ってくれた。
左ルートを登ったが、滝は傾斜が緩くステップも豊富なので登りやすい。でも、そこそこ長さはあるので登ってて楽しい。クォークとノミックをそれぞれ使ったが、刺さる感触はノミックのがいい感じ。でも、そもそも傾斜が緩いので差はあまり感じられず。何本か登らせてもらいつつ、スクリューを打ち込む練習をしつつ、いろんなアイス道具のことを教えてもらったり、作法を教えてもらいつつ、その日は終了。
宿泊は夏沢鉱泉。夏冬通して泊まるのは初めてだったが、風呂あり食後のデザートあり、薪ストーブありのすごくいい小屋でした。滝も近くて、立地もいいし、また来たい。
二日目は夏沢鉱泉周辺の滝へ。
夏沢鉱泉に泊まっていた団体さんがG4へ行くそうなので、被らないようにG2へ。
G2は南沢小滝をもう少し小さくした感じのスケールだが、前日の滝より傾斜がキツい。ってかバーティカル。これは面白そうだ!
前日と同じ流れで雷鳥さんがまずリードで登ってトップロープを張ってくださる。雷鳥さんの登りを見てるとアックスの振りが綺麗で力強くてさすがだと感じる。音が自分とは違った。そして、トップロープでトライ。まずはクォークで。バーティカルではあったけど、ステップはわりとあったので、なんとか登れるが、上部の方で手が冷たくなりすぎて、気持ちが折れそうになる。手をシェイクしつつ、なんとかノーテントップアウト。下りてきた後に手に血流が戻ってきた時が今までにないくらい痛かった。その後、msatoさんがダイアゴナルムムーブでの登り方を教えてくださってので、それを試すために、同ルートをもう1本登る。今度はノミック。軸足を上げて、外足を入れて、軸足側のアックスを入れる。なかなか慣れないけど、確かにこれはやりやすい。そして、道具のせいなのかムーブのおかげなのか今度は手も冷たくならなかった。
そして、今度は中央右ルート付近の氷柱登りにトライ。さっき教わったムーブで登っていく。なんだこれやばい楽しい。でも、アイゼンの前爪がデュアルのせいか、安定して軸足が蹴り込めない。アックス頼りになってしまいすぐに腕がパンプする。ダイアゴナルのムーブだと、軸足の安定性が大事だから、前爪はモノポイントの方がよいようだ。そんな感じで登らせてもらい、寒かったので早めに退散。
その後、小屋から荷物を回収し、駐車場に戻り帰路につくはずが、自分が家の鍵を八ヶ岳山荘に忘れたことがわかり、とりにいく(雷鳥さん本当にありがとうございました)
そして、今後こそ帰路につき、解散。皆様、お疲れ様でした。すごく楽しかったです。
帰りの車内で雷鳥さんにアイスの話はじめいろいろな話を聞けてとても参考になりました。何から何までありがとうございました。
今回泊りがけでアイスに行って、自分はやっぱりもっとアイスができるようになりたい、体験で終わらせたくないと思いました。
今シーズンあと何回できるかわかりませんが、またご一緒させてください。
PS.ノミック買いました。
(道具の善し悪しや自分もやりたい山の方向性なんて完全にはわからない状態ではあるけれど、まずは自分の道具を買ってそれに慣れていくことが今の自分には大事かなと思いました)
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