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Yamareco

記録ID: 1381279
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

至仏山(途中敗退) 雪洞&山スキー

2018年02月10日(土) 〜 2018年02月11日(日)
 - 拍手
Satoshi884 その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
28:11
距離
20.7km
登り
1,155m
下り
1,151m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:20
休憩
0:00
合計
4:20
距離 8.1km 登り 700m 下り 79m
11:05
175
戸倉
14:00
85
津奈木橋
15:25
1650m付近(幕営地)
2日目
山行
5:09
休憩
1:17
合計
6:26
距離 12.6km 登り 454m 下り 1,075m
8:45
85
1650m付近(幕営地)
10:10
10:11
45
10:56
11:32
25
11:57
23
12:20
13:00
50
1650m付近(幕営地)
13:50
75
津奈木橋
15:05
6
ゲート
15:11
戸倉
天候 10日 晴れ、11日 雪のち吹雪
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ゲート前のスペースに駐車
コース状況/
危険箇所等
津奈木付近の積雪は2m程
スノーシャット内もギリギリスキーで滑走可能
その他周辺情報 下山後はぷらっと館の温泉(500円)が良いが、食事はかなり下った白沢付近でないとお店がない
ゲート
ここからスキーを履き出発!
2018年02月10日 11:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 11:10
ゲート
ここからスキーを履き出発!
2月なのに春山のように暑い…
湿った雪が重い
2018年02月10日 11:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 11:21
2月なのに春山のように暑い…
湿った雪が重い
日陰はちょうど良い
2018年02月10日 11:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 11:41
日陰はちょうど良い
最初のスノーシャット
2018年02月10日 11:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 11:42
最初のスノーシャット
雪庇が2m近くありでかい!
2018年02月10日 11:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 11:51
雪庇が2m近くありでかい!
スノーアンモナイト
2018年02月10日 12:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
2/10 12:36
スノーアンモナイト
暑くてスノーアンモナイトも大量発生中
2018年02月10日 12:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 12:36
暑くてスノーアンモナイトも大量発生中
2時間半ほどの林道歩きの末、ようやく津奈木に到着
2018年02月10日 14:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:04
2時間半ほどの林道歩きの末、ようやく津奈木に到着
相談の結果、雪崩の危険性もなさそうなので、鳩待峠へは向かわず、冬季ルートの尾根で行くことに
2018年02月10日 14:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:04
相談の結果、雪崩の危険性もなさそうなので、鳩待峠へは向かわず、冬季ルートの尾根で行くことに
暑くてハードシェルは全部脱ぎっぱなし
2018年02月10日 14:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:19
暑くてハードシェルは全部脱ぎっぱなし
冬は好きなルートを通れるのがいい
2018年02月10日 14:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:23
冬は好きなルートを通れるのがいい
2018年02月10日 14:28撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:28
尾瀬ブルーが美しい
2018年02月10日 14:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 14:36
尾瀬ブルーが美しい
人が入っていないのがいい
2018年02月10日 15:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 15:04
人が入っていないのがいい
15時半なので、見晴らしも良いここで雪洞を作ることに!
2018年02月10日 15:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
2/10 15:33
15時半なので、見晴らしも良いここで雪洞を作ることに!
雪洞堀はなかなか体力いります
2018年02月10日 16:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
2/10 16:10
雪洞堀はなかなか体力いります
奥には日光白根山が見えます
2018年02月10日 16:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 16:18
奥には日光白根山が見えます
夕陽がきれい
2018年02月10日 16:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 16:18
夕陽がきれい
だいぶ掘れてきましたが、居住空間としてはまだまだ
2018年02月10日 17:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/10 17:24
だいぶ掘れてきましたが、居住空間としてはまだまだ
4時間かかりようやく完成
2018年02月10日 19:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
2/10 19:21
4時間かかりようやく完成
棚や堀も作り、快適な住居となりました。
水用の雪も壁からとれるので楽!
2018年02月10日 19:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/10 19:22
棚や堀も作り、快適な住居となりました。
水用の雪も壁からとれるので楽!
次の日、夜から雪が降り5cmくらいの積雪
2018年02月11日 08:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
2/11 8:38
次の日、夜から雪が降り5cmくらいの積雪
天気微妙ですが、至仏目指しスタート
2018年02月11日 08:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 8:56
天気微妙ですが、至仏目指しスタート
だんだん吹雪いて来ました
2018年02月11日 09:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 9:42
だんだん吹雪いて来ました
今日はここには誰も入っておらず、とても静か。。。
2018年02月11日 10:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 10:11
今日はここには誰も入っておらず、とても静か。。。
積雪も30cmを超え、スキーでもこのラッセル
2018年02月11日 10:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 10:43
積雪も30cmを超え、スキーでもこのラッセル
オヤマ沢田代
吹雪であまり視界が効きません
2018年02月11日 10:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 10:59
オヤマ沢田代
吹雪であまり視界が効きません
稜線上なので、樹氷ができています
2018年02月11日 11:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:04
稜線上なので、樹氷ができています
寒いけど、樹氷がきれい
2018年02月11日 11:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:04
寒いけど、樹氷がきれい
これ以上進んでも尾瀬も見えないので、ここで引き返すことに
2018年02月11日 11:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:21
これ以上進んでも尾瀬も見えないので、ここで引き返すことに
シールを外して
2018年02月11日 11:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:24
シールを外して
滑走モードに切り替え
2018年02月11日 11:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:29
滑走モードに切り替え
ここからまた雪洞まで引き返します
2018年02月11日 11:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 11:36
ここからまた雪洞まで引き返します
トレースは吹雪で消えてましたが、読図できているので問題なし
しかしスキーの下りは早い
2018年02月11日 12:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 12:01
トレースは吹雪で消えてましたが、読図できているので問題なし
しかしスキーの下りは早い
あっという間に雪洞まで戻ってきました
2018年02月11日 12:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 12:23
あっという間に雪洞まで戻ってきました
最後に雪洞を破壊し
2018年02月11日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 12:45
最後に雪洞を破壊し
落とし穴にならないようにします
2018年02月11日 12:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 12:47
落とし穴にならないようにします
ここからの滑走で尾根を一本間違ってしまいましたが、無理やり元に戻り
2018年02月11日 13:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 13:17
ここからの滑走で尾根を一本間違ってしまいましたが、無理やり元に戻り
林道まで帰ってきました
2018年02月11日 13:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 13:56
林道まで帰ってきました
林道は平行かとお思ってましたが、意外と傾斜がありスイスイ滑って戻れました
2018年02月11日 14:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/11 14:10
林道は平行かとお思ってましたが、意外と傾斜がありスイスイ滑って戻れました
スノーシャットまで戻り
2018年02月11日 14:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 14:44
スノーシャットまで戻り
橋まで来ました
2018年02月11日 14:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 14:54
橋まで来ました
ゲートまで少し登り返して到着!
2018年02月11日 15:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/11 15:08
ゲートまで少し登り返して到着!
撮影機器:

装備

個人装備
ハードシェル アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック スコップ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ スキー板 シール シュラフ シュラフカバー シュラフマット 歯ブラシ コッヘル スプーン ろうそく ゾウ足 行動食 非常食 ガスヘッド ガス缶
共同装備
共同食

感想

今回は雪洞をやってみたいということで山に行ってきた。
場所は谷川や鹿島槍を検討していたがいろいろあって山スキーもでき、人の少ない静かなところということで至仏山にすることにした。
天気は南岸のあと冬型ということで微妙だったが、雪洞目的なので問題なしということで決行した。
林道に雪がないとスキーで歩けないため心配していたが、1m程の積雪でスノーシャットの中まで雪があり、まったく問題なかった。ただ、南岸の吹き戻しの南風で2月と言うのに春山のような気温となったため、その暑さがつらかった。
林道は微妙な登りのため、地味につらい。ただ、スノーモービルとスノーシューの方がトレースをつけてくれていたため、まだ歩きやすかった。
当初、雪崩を警戒していたため、津奈木からの冬のショートカットルートではなく鳩待峠まで向かうつもりだったが、雪の状態が良かったため、1866mを直登することにした。ここからは斜度が結構あるので、スキーでの直登は厳しいところがあるものの雪が湿っていたため、シールが効いて割りと登りやすかった。
このころになると青空がでて、雪の白、イヌブナの黒と尾瀬ブルーがなんとも美しかった。
1650mあたりで15時半をまわったため、日光白根、谷川、燧が良く見える場所で雪洞を掘ることにした。
雪洞はまず1m程下に堀り、その後水平より若干上に向かって2m程掘って、右に3m掘ると言う具合に掘っていった。掘削はTKさんと交代で行ったが、かたい雪の層がありなかなか掘り進めず、かなりの重労働。右ひじが腱鞘炎のようになり痛くなった。しかも直径1cmほどの低木が現れ掘るのを邪魔をする。
掘った雪の量も膨大で、シートを使って雪洞の外に排泄するのも結構大変。厚めのシートだったが、重い雪を載せて引っ張っているうちに一部が破れてしまうほどだった。
大枠を掘った後にでてきた枝の処理や座れるよう穴を掘ったりして結局、4時間かかってようやく完成した。
完成した雪洞は苦労した甲斐あり、物置の棚があったりなかなか快適なものができた。
雪洞内で夕食として鍋をつつきながら、ウイスキーでいっぱいやった。
夜から雪がチラついたため、翌朝は5cm程の積雪だった。
景色も微妙で前日飲みすぎて出が遅くなったため、いけるところまでにしようということで出発した。
1866mのピーク付近まででるころになると天候が悪化し時折吹雪くようになってきた。斜度も結構ある上、スキーでも30cmほどもぐる積雪となりなかなかしんどい。
まあ、視界は100m程効いているので読図できるし、気温も-10℃ないくらいなので、とりあえず進んでいった。
悪沢岳の稜線、オヤマ沢田代まででてくると風が強く、シラビソ?ツガ?に樹氷が形成されていた。時間的に小至仏までいけそうだったが、まったく視界がないのと、小さなピークをまたぐことになるため、そのピーク上で大休憩をとり引き返すことにした。
そこからはスキーのシールをはずし、滑走モードで下山開始。さすがはスキー、のぼりとは比べ物にならない速度で下っていく。途中、TKさんと合流し、スノーモービルの方と話しながら降りたものの、1時間足らずで雪洞ポイントまで戻ることができた。
デポした荷物をパッキングし、雪洞が落とし穴にならないよう破壊して下山した。下山中、読図ミスで尾根を1本間違ってしまい、かなりの苦労の末、沢をトラバースしてなんとか林道へ降りてきた。
その後の林道は、予想以上にスキーで快適にすべることができ、登り3時間かかったところを1時間程でゲートまで戻ってくることができた。

今回は尾瀬の景色を見ることはできなかったものの、念願の雪洞、静かな雪山、そして山スキーを堪能することができ、大満足の山行だった。

最後に、今後のために雪洞で重要ポイントを記載しておく。
・積雪は2mは必要。
・斜度はスキーで言う中級斜面くらいがちょうどよさそう
 (急すぎると雪洞の幅がとれない)
・排雪用のシートは必須でブルーシートくらい厚く大きいものが必要
・潅木切断用にのこぎりが必要(重要)
・トイレは風除けの壁をつけておくと良い
・スコップは小さいほうが雪洞内でのとり回しが良い
・90°ターンのところに座れるよう穴を掘っておくと快適
・雪がきれいなら壁から雪を取れるので雪の収集袋は不要

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