絶景の大冒険！笹倉温泉〜空沢山〜火打山北面台地

2018年03月04日(日) [日帰り]

• GPS: 12:07
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,292m
• 下り: 1,279m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:03
• 休憩: 0:04
• 合計: 12:07

2:17 スタート地点
4:24 4:24 第二ゲート
7:32 7:36 空沢山
11:26 11:26 展望台
11:35 11:35 焼山登山道入口
13:30 13:31 第二ゲート
14:24 ゴール地点

天候

終日快晴
気温高すぎ。手元の温度計で２０℃超え！？
夜明けまでが快適だった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

笹倉温泉の端っこに駐車させていただいた。
下山後はもちろん温泉。

写真

我ながら生真面目なトレース

休憩がてら、三脚立ててパチリ

もぐもぐタイム で、ポンもち♪

ヘッデンなしでも満月の明かりで地形が分かるレベル

渡渉できるポイントを探してかなり歩いた。
雪面から川面までは3mほどもある。
岩が続いててもとても下りれないし上がれない。。
やっと見つけたブリッジ。
行けるかなぁ...気温上がっても戻れるかなぁ(・・;)

念のため、渡渉して上がって来た場所にリボンを残置

さあここからは稜線歩き♪

背後には鉾ヶ岳、権現岳、そして放山

鉾ヶ岳、権現岳

だんだんと空が色づいてきた。

新雪のときのようにはいかないけど...

だんだんと陽が当たってきたよ！

この日何度見たかわからない飛行機雲

権現岳のかっちょいい尾根

ダブル・飛行機

今日はおとなしくしていてね♪

満月と、特徴的な駒ヶ岳と鬼ヶ面山

シュカブラがあるけど今日はおだやか

糸魚川の街と日本海

空沢山へ向けてGO

稜線に上がればご来光が見れると思ってたけど、
東側にもうひとつ尾根があった(笑)

でも確実に陽が当たり始めている

この、もうすこし感が好き

焼山のてっぺんにもご来光

シュカブラはあるけど多くはない

まだまだ几帳面なトレース

ずっと見えていたきれいな高松山

奥には昼闇山

綺麗やわぁ♪

どこをみても

なめらかな質感

放山からの稜線を振り返る

あら！トレースがある！
のちに、空沢山の山頂に前日っぽいトレースを発見

一定の噴煙な焼山。
ほんと、お願いだからそのままで。

高松山から焼山

そして焼山から火打山

一部表面が氷化していた。

ポコポコしてて、カーリングできそう？(笑)

それにしても焼山が近い。。

お向かいさんを眺めながら登っていこう。

太陽も出てきた！

氷のビッグウェーブみたいな雪庇があった♪

そして空沢山の山頂付近に到着。
広くて、テント張るのによいかも♪

ゆっくり朝ごはんでも食べよう

いちごサンドとホットレモン♪

重たいものを置いて、ちょっと先まで行ってみよう。

火打山まで行く気満々だったが

車にアイゼン忘れた状況ではここを超えるのはキビイ...

この辺は普通に行けそうだな

とりあえ、行ってみようか。

日が出て間もないけど、もう雪が腐り始めている。。

焼山のこの溝は、

やっぱり溶岩が流れたとかなんだろうか

高松山と昼闇山
ヒルクラ山と読みます。

溝というか地割れというか。。

火打山までの稜線。
核心部はいきなりか。

ナイフリッジっぽくなったところの先、
登るなら東側の急斜面をよじ登るしかないが、、

ワニ革っぽい雪面

アイゼンないとここ往復はちょっとなぁ。。
しかも上の雪庇がぽろぽろ落ちてきてるし.....

とりあえず自撮ってお茶を濁す！

良い天気や♪

スキーであの辺行く人いるいたいだけど、、
雪崩たらアウトなんじゃ。。(・・;)

うーん。。アイゼンあってカチカチのときなら。。

さて、このへんから、帰り道を探しはじめた。
なんてったって、往路の渡渉ポイントはこの気温ではかなり厳しそう。下りてダメだったら登り返すしかない。

あ、あっちに荷物置いてきたんだった( 一一)

このあたりでは川は完全に雪の下だな。。

BCの人たちはこの尾根で火打山に上がるらしい

マジですか(・・;)

火山活動を感じちゃうこの感じ

と、物音が。。
ん？( ,,`・ω・´)ンンン？

なんだちみは！

カモシカさん？

ガシガシ下っていった

そうかここから下りちゃうか。。

とりあえず、荷物を取りに戻らねば。

北面大地に下りたとして、最後のほうは雪崩に要注意やな。。

時間の経過とともに急速に崩れだしている

近そうで遠い

ここからなら下りられそうだな。。

と、その前に、せっかくだから真下からのぞうていこう

(・・;)やはりすごい迫力

そして北面台地へ、見返すとすごい斜度やな

あちこちでプチ雪崩が起きている。

微妙にトラバースしながら降りていく

それにしてもすごい景色

ここも別の惑星レベルだったか！

どうにか下まで降りてきた！

ここから帰り道もだいぶある

良く下りてきたもんだ(笑)

急速に腐っていく雪。
脇ではぽろぽろとなんか落ちてくる。。

自分のトレースしかない幸せ

じゅ、14度(・・;)

火打山川もあるいて通過♪

太陽ビカーン！

火打山の北面
よく見ると

Σ(゜д゜lll)ガーン

北面台地より時計回りで
●

●●

●●●

よーーーーく見るとトレースがあるw

焼山の例の溝！
すごい深いんですけどw
這い上がるのが大変だった。

景色が良くて

広い広い台地を好きなように進む

今日はありがとうございました。

右手には朝登った稜線が

さらに続く
でもそっちでは川渡れなかった。。

この二座の存在感もすごい

落ち着いたらランチにしようかな

二王子を彷彿とさせる滑らかさ

よろっと

ランチランチ

ベンチかと思った(+_+)

池之平が見えた。
あの先をどうにか下ると、朝のルートに合流できるが

ちょっと上から見てたより急なのかもなぁ
ちょうどスノーモービルが来てルートわかったので、朝のトレースには戻らないで行くことに。

ソロなのに煮込みハンバーグ
しかも二個（笑）

戻しておいた、モンベルのリゾットも投入しちゃう

もうあちこちで崩壊が進んでいる

やはり残雪期といった趣

焼山は見納め！

すごいよねきっと。。

マジか(・・;)

はーー長い！

朝のトレースなのに！

やっとゴールが見えた！

ちょっと帰りが心配だったトラバースポインツはスノーモービルのおかげでアッサリ（笑）

もうすぐだー！
夜中も撮った場所でパチリ♪

水量すごい

橋を渡って、

さらに雪原を進むと

ついたーーー(^^)/

下山後はもちろん笹倉温泉♪
お湯最高！！

感想

TAKSPEED

厳冬期はギリ終わっちゃったけど、この時期に火打山を歩きで日帰りできないものかと思い、笹倉温泉からスタートした。

火打山川の渡渉では渡れる場所がなかなか見つからず、夜明けを待たずに撤退というのも頭をよぎった。
まだまだ雪が多すぎて、岩などあってもとてもじゃないが渡れない。
今回は上流側でブリッジを見つけたが、下流側に渡渉可能な場所があるかは不明。

結局、火打山川を越えるために、ピストンではなく周回を選んだのだ。
アイゼンを車に忘れたのがとにかく悔やまれるが、
あれだけ気温が上がってしまったのなら、アイゼンがあってさらに先へ進んだとしたら、それはそれで危なかったのかもしれない。

どうやって進むか、どこなら通れるか、無事に帰るにはどうすれば良いのか。決まった道をただ歩くだけじゃなく、自分で考えて進み、そこにしかない絶景を眺める積雪期にしかできない山歩き。

こういうの本当に楽しくて好きだと実感した。
もちろん、安全第一でね！

コメント

chee2005

これぞ山歩きだね！
雪を、尾根を、観察しながら、ピークだけじゃない、絶景を求めて。

糸魚川には、日本とは思えない個性的な山々が多いよね。私も気になる山がいっぱいあるよ！

しかしトレースがきっちりしてるなぁ！…私なんて、撮ったり食べたり(笑)で、トレースがフラフラしまくりだよ(^_^;)

TAKSPEED

Re: これぞ山歩きだね！
狙ったピークには届いてないのに、
清々しいことこの上なし！（笑）
夏にコレやろうとは思わないけど、冬の醍醐味だよね♪
トレース、ちーちゃんもキッチリすれば転ばなくなったりしたりなんかして...？|　|д･) ｿｫｰｯ…

kazuksp

いいですねー！
雪の火打、焼山いいですねー！
日帰りでこんな山に行けるなんて素晴らしいー。実は糸魚川出身で、子供の頃は火打や焼山を仰いでいたのですが、山を始めたのは故郷を離れてからだったので、今は苦労して渋滞の高速道路で山に通ってます(^^;) 糸魚川にいる頃から山をやっていればよかったー(>_<)
また帰省した時に、地元の山に行ってみたいと思います。素敵な記録ありがとうございました！またよろしくお願いします。(^^)

TAKSPEED

Re: いいですねー！
そう言うもんですよね(^◇^;)
私は北海道出身ですが、当時はさっぱり山に興味ありませんでした（笑）
冬は人が入らない山域なだけに、情報も少なく難しいですが、
景色は素晴らしかったです！

kibako

魅惑的溝
TAKSPEEDさま　はじめまして
ここはちょっと信じられない絶景山域ですよね。
焼山の溝を見て、「あそこは神様の庭。いつかは行ってみたい」
と闘志を燃やしてましたが
まさか行った方がいたとは・・・
凄いレコですね(^_-)-☆堪能させていただきました。

TAKSPEED

Re: 魅惑的溝
ありがとうございます( ^ω^ )
いざ行って見るとその大きさにたじろぎました。
とは言え超えないと帰れず（笑）
この山域は特徴的な地形が多くて興味が尽きません♪