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Yamareco

記録ID: 1394818
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

権現岳ピストン 前日のモヤモヤを晴らす大展望

2018年03月04日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:38
距離
12.4km
登り
1,438m
下り
1,414m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:16
休憩
0:21
合計
6:37
距離 12.4km 登り 1,438m 下り 1,430m
5:33
5:34
2
5:36
5:37
14
5:51
95
7:55
7:56
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8:39
2
8:41
48
9:29
9:33
1
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7
9:43
9:48
2
9:50
9:52
30
10:22
10:23
17
10:40
10:42
8
11:27
5
11:32
11:33
1
11:34
11:35
9
天候 晴れ
風は稜線上で5〜10m/s程度
気温は稜線上でも2、3度
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・天女山入口ゲートの駐車場に駐車。トイレ等ナシ。
・午前3時くらいに到着で先着3台
・5時には残り1、2台の空き。
・周辺道路に凍結はなかったけど、八ヶ岳高原ラインの清里方面に、倒木が片側車線を塞いでいるところがあった。
コース状況/
危険箇所等
最初から最後まで積雪。トレースは終始あり、良く締まっていて、踏み抜くことはなかった。

スタートから3.5km程度は落葉樹林のダラダラとした緩斜面。標高1900m程度から本格的な登りに。
標高2000mを超えると、前三ツ頭まで標高差300mの急登が続く。
前三ツ頭から距離で数百メートル緩斜面を行くと再び急登。これを登り切ると三ツ頭。森林限界。
森林限界から上も雪は締まっていてアイゼンは良くきいた。

三ツ頭から標高差で数十メートル下り、いったん再度樹林帯に。ここが平坦で幕営適地。
ここからの登り返しはせいぜい標高差200m弱。灌木帯→岩稜帯。
山頂直下の南側斜面のトラバース距離10〜20mくらいが核心部。今回は踏み跡あり問題なかった。高所感もそれほどではない。ただ、この日のような高温だと雪崩やしないか怖い…。

キレット方面へのトレースは、うっすらと確認できた。
編笠山へのルート上には、この日に付けられたトレースがあった。
昨日の疲労が残るのと花粉症っぽい症状で足取りは重いが、最悪でも前三ツ頭までは行こうと思いながら出発。
2018年03月04日 05:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:05
昨日の疲労が残るのと花粉症っぽい症状で足取りは重いが、最悪でも前三ツ頭までは行こうと思いながら出発。
天の河原で富士山におはよう
2018年03月04日 05:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 5:48
天の河原で富士山におはよう
ダラダラとひたすら長い平坦路。
2018年03月04日 05:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:57
ダラダラとひたすら長い平坦路。
南アルプスにも朝日が。
2018年03月04日 06:15撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/4 6:15
南アルプスにも朝日が。
目指す三ツ頭にも朝が来た。
2018年03月04日 06:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 6:19
目指す三ツ頭にも朝が来た。
いよいよ傾斜が出てくる。
2018年03月04日 06:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:38
いよいよ傾斜が出てくる。
2000m超えた。ここまで2時間弱(遅
2018年03月04日 06:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:57
2000m超えた。ここまで2時間弱(遅
南ア、クッキリ。見るたびに昨日の山行を思い出す…。
2018年03月04日 07:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:28
南ア、クッキリ。見るたびに昨日の山行を思い出す…。
こんなところに幕営者が。
2018年03月04日 07:33撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:33
こんなところに幕営者が。
中々痺れる急登。トレースに感謝。
2018年03月04日 07:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:44
中々痺れる急登。トレースに感謝。
前三ツ頭からの南ア。ここからの眺望は格別だった。
2018年03月04日 07:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:52
前三ツ頭からの南ア。ここからの眺望は格別だった。
三ツ頭まではまだまだ…。気が滅入る(´Д`)
ここまでノーアイゼンで頑張ったけど、この先の樹林帯の中で、たまらずアイゼン装着。
2018年03月04日 07:53撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:53
三ツ頭まではまだまだ…。気が滅入る(´Д`)
ここまでノーアイゼンで頑張ったけど、この先の樹林帯の中で、たまらずアイゼン装着。
富士山から真っ直ぐ伸びる尾根の感じが良いね。
2018年03月04日 07:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:57
富士山から真っ直ぐ伸びる尾根の感じが良いね。
三ツ頭に到着!南八ツのオールスターがお出迎え。
2018年03月04日 08:40撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 8:40
三ツ頭に到着!南八ツのオールスターがお出迎え。
こっちからだと赤岳がすごく近くに見える。
2018年03月04日 08:45撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 8:45
こっちからだと赤岳がすごく近くに見える。
登り返しの全容。それほど時間かからなそうなので、ちょっとホッとした。
2018年03月04日 09:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:01
登り返しの全容。それほど時間かからなそうなので、ちょっとホッとした。
トラバースを一人下りてくるのが見える。
2018年03月04日 09:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:04
トラバースを一人下りてくるのが見える。
トラバースの直下。
2018年03月04日 09:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:17
トラバースの直下。
核心部とは言っても、この日の条件では特に問題なし。
もっ遅い時間だと雪崩が怖いかも…。
2018年03月04日 09:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:19
核心部とは言っても、この日の条件では特に問題なし。
もっ遅い時間だと雪崩が怖いかも…。
山頂は目と鼻の先
2018年03月04日 09:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:21
山頂は目と鼻の先
権現岳、冬季初!獲った!
2018年03月04日 09:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:25
権現岳、冬季初!獲った!
古い山頂標識もね。
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古い山頂標識もね。
キレット方面の偵察に向かいます。
2018年03月04日 09:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:31
キレット方面の偵察に向かいます。
雪は多くないね。
2018年03月04日 09:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:34
雪は多くないね。
トレースはうっすらと着いていた。
2018年03月04日 09:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:34
トレースはうっすらと着いていた。
源治梯子上部あたりまで行ってみた。
この程度の積雪状況なら、技術的には行けると思うが…あとは気持ちの問題(;'∀')
2018年03月04日 09:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/4 9:37
源治梯子上部あたりまで行ってみた。
この程度の積雪状況なら、技術的には行けると思うが…あとは気持ちの問題(;'∀')
ギボシ、格好いいな!
2018年03月04日 09:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:38
ギボシ、格好いいな!
縦走路方面からの権現岳
2018年03月04日 09:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:39
縦走路方面からの権現岳
名残惜しいけど、下山します。
2018年03月04日 09:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 9:43
名残惜しいけど、下山します。
三ツ頭までの尾根。
2018年03月04日 09:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:51
三ツ頭までの尾根。
三ツ頭からの南ア。ここも眺望良かったな。
雪団子が付く感じで、早々にアイゼンを外して、滑るように下る。
2018年03月04日 10:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:21
三ツ頭からの南ア。ここも眺望良かったな。
雪団子が付く感じで、早々にアイゼンを外して、滑るように下る。
天女山。あっという間に下りてきた。
2018年03月04日 11:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:31
天女山。あっという間に下りてきた。
下山は早かった。メチャメチャ暑かったけど(;^_^A
2018年03月04日 11:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:42
下山は早かった。メチャメチャ暑かったけど(;^_^A

装備

個人装備
ザック:グレゴリー バルトロ65 チェストバッグ:パーゴワークス スイングL ポーチ:グレゴリー クイックポケットS シューズ:スカルパ モンブランGTX ハードシェル:ホグロフス ロック スピリット ジャケット アンダーウェア:ファイントラック スキンメッシュT ベースレイヤー:アイベックス ウーリーズ150クルー ミドルレイヤー:パタゴニア キャプリーン サーマルウェイト(不使用) インサレーション:ノースフェイス ハイブリッドアルファベスト パンツ:ノースフェイス バーブパンツ タイツ:モンベル ジオラインMW アウターパンツ:ファイントラック エバーブレスフォトンパンツ(不使用) ウィンターグローブ:ブラックダイヤモンド ソロイスト ロブスター(不使用) グローブ:モンベル ウィンドストッパートレッキンググローブ グローブ:マッキンリー インナーグローブ 靴下:ファイントラック スキンメッシュ 靴下:スマートウール マウンテニアリング バラクラバ:ファイントラック メリノスピン(不使用) 帽子:ブラックダイヤモンド ビーニー ゲイター:アウトドアリサーチ クロコゲイター アイゼン:ペツル バサック チェーンスパイク ピッケル:ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ストック:ブラックダイヤモンド トレイル ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド スポット サングラス テルモス 地図(地形図) コンパス ファーストエイドキット 保険証 ナイフ ティッシュ 日焼け止め リップクリーム カメラ 時計:スント トラバースアルファ スマホ
備考 スポドリ500ml×3
柿ピー、フルグラ、麦チョコミックス
ブラックサンダーボルト

感想

前日に鳳凰三山を敗退したモヤモヤを晴らすべく、今シーズンの必須課題としていた権現岳ピストンを急きょ敢行。

前日の鳳凰三山→
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1394350.html

前日が数か月振りのテント装備によるラッセル込みの10時間行動だったので、体力的に若干の不安はありましたが、トレースは期待できたし、軽い荷物で行けるので、まあ大丈夫だろうと。

韮崎の道の駅で2時くらいまで仮眠を取った後、天女山駐車場に移動し、ダラダラ準備。気温が高く、昼間は雪がかなり緩みそうだったので5時過ぎに早々とスタート。

前日に夕方まで行動していたこともあって体は重く、遅々として進まず、特に前三ツ頭から三ツ頭まではホトホト嫌になりました…。
しかし、三ツ頭からの南八ヶ岳の眺望を目の当たりにするとそんな疲れも吹っ飛び、最後の急登も登り切ることができました。
稜線上はさすがに風も程々に吹いていましたが、そこまで寒くもなく、ベースレイヤーとハードシェルのみで行動できました。グローブも結局スリーシーズン用で済みました。

いずれやろうと思っている冬季キレット縦走の視察も兼ねていたので縦走路分岐の方も見てきました。雪はそれほど多くなく、技術的・体力的にもまあ行けそうかなという感じでした。あとは気持ちの問題ですが、やはり、まずは残雪期にでもお試しで日帰り縦走をやってみた方が良いかなといったところです。

登りは4時間半かかりましたが、下山は滑るように下りることができ、2時間で下山。
樹林帯は暑く、最終的には10度超という…。ハードシェルも脱いでべースレイヤーのみで行動。時間がまだ午前中だったので雪がシャバシャバにはならなかったものの、雪ダンゴはそれなりに付きました。
雪山は、下山が速くて済むのが良いです。


前日のモヤモヤをひとまず晴らすことができましたが、結局テン泊はできていません…。3月中にもう一回、鳳凰三山のリベンジなり、テン泊の山行計画を練りたいと思います。

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