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Yamareco

記録ID: 1401194
全員に公開
講習/トレーニング
磐梯・吾妻・安達太良

【冬山セルフレスキュー講習】安達太良山

2018年03月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
天候 2018/3/4(日) 晴れ(暖かい)
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
勢至平東端付近へ移動して講習開始
2018年03月04日 09:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:39
勢至平東端付近へ移動して講習開始
<ビーコンチェック>
1.代表者がsend、メンバーがsearchにして、メンバーは受信できているか確認
2.代表者がsearch、メンバーがsendにして、代表者は受信できているか確認
3.代表者のみsearchからsendにして入山
2018年03月04日 10:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:00
<ビーコンチェック>
1.代表者がsend、メンバーがsearchにして、メンバーは受信できているか確認
2.代表者がsearch、メンバーがsendにして、代表者は受信できているか確認
3.代表者のみsearchからsendにして入山
積雪断面観察のためにピットを掘ります。
斜面を鉛直に横150cm、縦150cm、奥行き100cm程度の断面が出るように掘り、90度の角度で両側面を掘ります。
2018年03月04日 10:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:22
積雪断面観察のためにピットを掘ります。
斜面を鉛直に横150cm、縦150cm、奥行き100cm程度の断面が出るように掘り、90度の角度で両側面を掘ります。
断面に直射日光が当たると、状態がどんどん変化してしまって正しい観察ができなくなる。ピット掘りの位置は日差しの向きも考慮すること。
2018年03月04日 10:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:22
断面に直射日光が当たると、状態がどんどん変化してしまって正しい観察ができなくなる。ピット掘りの位置は日差しの向きも考慮すること。
左側の側面を使うことにします。
2018年03月04日 10:24撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:24
左側の側面を使うことにします。
<断面観察>
断面に指を突いて凹み具合のチェックは、ピット側面で行います。
【理由】ピット正面を使って、面に垂直に凹みを作成したとき、与えた力のベクトルは積層を横切ることになるので、凹み具合がそれぞれの層の状態を正しく反映していないことになる。
2018年03月04日 10:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:29
<断面観察>
断面に指を突いて凹み具合のチェックは、ピット側面で行います。
【理由】ピット正面を使って、面に垂直に凹みを作成したとき、与えた力のベクトルは積層を横切ることになるので、凹み具合がそれぞれの層の状態を正しく反映していないことになる。
見た目にも粒径が異なり、同質な積層内でも境界面に近いか遠いかで凹み具合が異なります。
2018年03月04日 10:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:33
見た目にも粒径が異なり、同質な積層内でも境界面に近いか遠いかで凹み具合が異なります。
<バープテスト>
ピット正面に30cm角柱を作成
2018年03月04日 10:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:39
<バープテスト>
ピット正面に30cm角柱を作成
2018年03月04日 10:40撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:40
50cm程度の深さでショベルに乗せる
2018年03月04日 10:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:41
50cm程度の深さでショベルに乗せる
ショベルの下から叩く。弱層で剥がれる。
2018年03月04日 10:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:41
ショベルの下から叩く。弱層で剥がれる。
<コンプレッションテスト>
30cm×30cm×100cmの角柱を作成。
100cmを越える高さにしてはいけない。【理由】毎回同じ条件でテストを行うため。
2018年03月04日 10:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:43
<コンプレッションテスト>
30cm×30cm×100cmの角柱を作成。
100cmを越える高さにしてはいけない。【理由】毎回同じ条件でテストを行うため。
角柱にショベルを裏返しに乗せ、
2018年03月04日 10:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:43
角柱にショベルを裏返しに乗せ、
弱い力で5回程度→やや強い力で5回程度→強い力で5回程度、パンパンと叩いて破断具合をみる。
叩く力と回数は常に同じにすること。【理由】毎回同じ条件でテストを行うため。
2018年03月04日 10:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:44
弱い力で5回程度→やや強い力で5回程度→強い力で5回程度、パンパンと叩いて破断具合をみる。
叩く力と回数は常に同じにすること。【理由】毎回同じ条件でテストを行うため。
自分なりの【毎回同じ条件でテスト】を行い、自分なりのデータ積み上げから経験値を上げていくことで、確かな実験的検証データが得られ、積層断面と弱層や破断面と雪崩の関係性を理解する有益な知見となるはず。
2018年03月04日 10:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:45
自分なりの【毎回同じ条件でテスト】を行い、自分なりのデータ積み上げから経験値を上げていくことで、確かな実験的検証データが得られ、積層断面と弱層や破断面と雪崩の関係性を理解する有益な知見となるはず。
<アンカーの作成>
幅100cm程度、奥行き70cm程度のプラトーをつくる。2段踏み(平面をつくった上に周辺の雪を乗せ、さらに上から踏み固める)すること。
2018年03月04日 11:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:15
<アンカーの作成>
幅100cm程度、奥行き70cm程度のプラトーをつくる。2段踏み(平面をつくった上に周辺の雪を乗せ、さらに上から踏み固める)すること。
スノーピケット
2018年03月04日 11:24撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:24
スノーピケット
断面はT字です。従来のスノーバー(断面L字)よりも引かれる方向に対して強固で変形しづらい。
2018年03月04日 11:24撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:24
断面はT字です。従来のスノーバー(断面L字)よりも引かれる方向に対して強固で変形しづらい。
T字の縦棒が斜面に向く方向で、奥から10cmの位置に、鉛直から12〜17度の角度で打ち込む。【角度の理由】実験的に12〜17度がいちばん破壊されにくかったそうです。
2018年03月04日 11:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:27
T字の縦棒が斜面に向く方向で、奥から10cmの位置に、鉛直から12〜17度の角度で打ち込む。【角度の理由】実験的に12〜17度がいちばん破壊されにくかったそうです。
2018年03月04日 11:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:27
2018年03月04日 11:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:27
ロープはこのままではなく
2018年03月04日 11:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:28
ロープはこのままではなく
スノーピケットに通した穴よりも下方へ引っ張られるようにロープ通過用の溝を作成する。ピッケルのピック側で細い溝を掘ること。【理由】ブレード側で太い溝を掘ると、プラトーが破壊されやすくなるため。
2018年03月04日 11:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:28
スノーピケットに通した穴よりも下方へ引っ張られるようにロープ通過用の溝を作成する。ピッケルのピック側で細い溝を掘ること。【理由】ブレード側で太い溝を掘ると、プラトーが破壊されやすくなるため。
2018年03月04日 11:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:29
上から雪を被せて踏み固める
2018年03月04日 11:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:29
上から雪を被せて踏み固める
スノーピケットのアンカー出来上がり
2018年03月04日 11:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:30
スノーピケットのアンカー出来上がり
2名が力いっぱい引っ張っても破壊されません。
2018年03月04日 11:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:30
2名が力いっぱい引っ張っても破壊されません。
スノーピケットを縦方向に打ち込めないときは、横方向に使ってアンカーをつくる。
2018年03月04日 11:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:35
スノーピケットを縦方向に打ち込めないときは、横方向に使ってアンカーをつくる。
スノーピケットが収まる溝を掘り、画像の方向に埋めて
2018年03月04日 11:37撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:37
スノーピケットが収まる溝を掘り、画像の方向に埋めて
同様にロープの通る溝を掘り
2018年03月04日 11:37撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:37
同様にロープの通る溝を掘り
同様に上から雪を被せて踏み固める
2018年03月04日 11:37撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:37
同様に上から雪を被せて踏み固める
2名が力いっぱい引っ張っても破壊されません。
2018年03月04日 11:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:38
2名が力いっぱい引っ張っても破壊されません。
土嚢袋アンカー
子供の頭の大きさ程度に雪を入れ
2018年03月04日 11:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:41
土嚢袋アンカー
子供の頭の大きさ程度に雪を入れ
ねじりあげて
2018年03月04日 11:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:41
ねじりあげて
根元でガースヒッチ
2018年03月04日 11:42撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:42
根元でガースヒッチ
余りをねじり上げて二つ折りして
2018年03月04日 11:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:43
余りをねじり上げて二つ折りして
二つ折りの上から数回転巻いたあと、二つ折りの間を通し
2018年03月04日 11:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:43
二つ折りの上から数回転巻いたあと、二つ折りの間を通し
出来上がり
2018年03月04日 11:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:43
出来上がり
プラトーを掘って埋め、
2018年03月04日 11:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:46
プラトーを掘って埋め、
スノーピケット同様に溝を掘り、
2018年03月04日 11:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:46
スノーピケット同様に溝を掘り、
2018年03月04日 11:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:47
上から雪を被せて踏み固めて完成
2018年03月04日 11:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:47
上から雪を被せて踏み固めて完成
荷重の最初は遊び分だけ下方へ引かれるが、遊びがなくなるとしっかり固定される。
2018年03月04日 11:48撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:48
荷重の最初は遊び分だけ下方へ引かれるが、遊びがなくなるとしっかり固定される。
束ねた枝でアンカー
中央にクローブヒッチ
2018年03月04日 11:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:51
束ねた枝でアンカー
中央にクローブヒッチ
両脇でクローブヒッチ
2018年03月04日 11:53撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:53
両脇でクローブヒッチ
同様に埋める(角度は60度以内!)
2018年03月04日 11:56撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:56
同様に埋める(角度は60度以内!)
上から雪を被せ踏み固めて完成
2018年03月04日 11:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:57
上から雪を被せ踏み固めて完成
<適切なショベルは?>
断面観察できるよう平面が出せる、以外の条件として、掘りやすいかどうか。肩が曲線のものは足で踏めないので固い雪面を掘れない。
2018年03月04日 11:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:44
<適切なショベルは?>
断面観察できるよう平面が出せる、以外の条件として、掘りやすいかどうか。肩が曲線のものは足で踏めないので固い雪面を掘れない。
肩が直線のショベルは踏んづけることができるのでgood
2018年03月04日 11:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:45
肩が直線のショベルは踏んづけることができるのでgood
<ビーコン捜索>
グリッドサーチの方法
2018年03月04日 13:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:06
<ビーコン捜索>
グリッドサーチの方法
まず、いちばん短い距離が表示される位置を大雑把に見極め、
2018年03月04日 13:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:06
まず、いちばん短い距離が表示される位置を大雑把に見極め、
左右に0.7〜0.8[m]ずつ(埋没深さによって数値は変わります)、雪面で1.5[m]程度の幅となる位置を決めて
2018年03月04日 13:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:07
左右に0.7〜0.8[m]ずつ(埋没深さによって数値は変わります)、雪面で1.5[m]程度の幅となる位置を決めて
手でサッと溝をつけて左右方向の埋没範囲を決定。
2018年03月04日 13:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:07
手でサッと溝をつけて左右方向の埋没範囲を決定。
同様に上下方向もサーチして
2018年03月04日 13:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:07
同様に上下方向もサーチして
埋没範囲を決定
2018年03月04日 13:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:08
埋没範囲を決定
<プロービング>
プローブは鉛直に行うことが基本。最初は重力に任せて落とすように刺し、そのまま押し込む。
2018年03月04日 13:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:08
<プロービング>
プローブは鉛直に行うことが基本。最初は重力に任せて落とすように刺し、そのまま押し込む。
救助人数が多いときはグリッドプロービングを行う。
4名が横一直線に並び、
2018年03月04日 13:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:09
救助人数が多いときはグリッドプロービングを行う。
4名が横一直線に並び、
各自の左右のつま先位置でプロービング
2018年03月04日 13:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:10
各自の左右のつま先位置でプロービング
「左」「右」の号令で抜けのないように
2018年03月04日 13:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:10
「左」「右」の号令で抜けのないように
ヒットしなかった場合、端の人が一足分だけ前進し、
2018年03月04日 13:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:10
ヒットしなかった場合、端の人が一足分だけ前進し、
2018年03月04日 13:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:10
残りの人も同じだけ前進して、再度「左」「右」の号令でつま先プロービング
2018年03月04日 13:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:11
残りの人も同じだけ前進して、再度「左」「右」の号令でつま先プロービング
救助人数が少ないときは、スパイラルプロービング
2018年03月04日 13:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:12
救助人数が少ないときは、スパイラルプロービング
中心から外へ向かって渦巻き状に25cm間隔でプロービングしていく。
2018年03月04日 13:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:12
中心から外へ向かって渦巻き状に25cm間隔でプロービングしていく。
<V字コンベアベルト>
先頭の人が掘った雪を2列目から3列目にかけてコンベアのように後方へ送る。
2018年03月04日 13:48撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:48
<V字コンベアベルト>
先頭の人が掘った雪を2列目から3列目にかけてコンベアのように後方へ送る。
先頭は体力消耗が激しいので、疲労しないうちに時計回りに回転して役割交代する。ショベルを振り回すので、当たって怪我しないよう、適度な距離を取ること。
2018年03月04日 13:48撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 13:48
先頭は体力消耗が激しいので、疲労しないうちに時計回りに回転して役割交代する。ショベルを振り回すので、当たって怪我しないよう、適度な距離を取ること。
埋没した人を掘り出すだけでなく、横たえてCPRを行い、さらにシート担架を作成できる平面をつくらなければならない。
2018年03月04日 14:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:07
埋没した人を掘り出すだけでなく、横たえてCPRを行い、さらにシート担架を作成できる平面をつくらなければならない。
<シート担架と搬送>
ツェルトに防水シート、エアマット。銀マットよりもエアマットのほうが快適だそうです。無ければシュラフや空にしたザックを使用する。
2018年03月04日 14:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:17
<シート担架と搬送>
ツェルトに防水シート、エアマット。銀マットよりもエアマットのほうが快適だそうです。無ければシュラフや空にしたザックを使用する。
(あれば)防水シートで包み、
2018年03月04日 14:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:18
(あれば)防水シートで包み、
ツェルトを左右からゆっくり丁寧に「せーの」で持ち上げて要救者を中央へ寄せ、上から片方にくるくると巻き込む。
2018年03月04日 14:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:25
ツェルトを左右からゆっくり丁寧に「せーの」で持ち上げて要救者を中央へ寄せ、上から片方にくるくると巻き込む。
肩、腰、脛の位置の両側6か所に、カラビナ(ペットボトルキャッぷも可)を芯にしてスリングでクローブヒッチ固定。6か所のうち1〜2か所は120cm程度の長めのスリングを使用する(あとで連結するときにこの長さが必要となる)。
2018年03月04日 14:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:26
肩、腰、脛の位置の両側6か所に、カラビナ(ペットボトルキャッぷも可)を芯にしてスリングでクローブヒッチ固定。6か所のうち1〜2か所は120cm程度の長めのスリングを使用する(あとで連結するときにこの長さが必要となる)。
スリングの縫い目はカラビナ芯にクローブヒッチで固定する脇あたりにくるように結ばないと、シートベントで連結するときに邪魔になるので、後戻り作業とならないよう最初から注意すること。
2018年03月04日 14:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:29
スリングの縫い目はカラビナ芯にクローブヒッチで固定する脇あたりにくるように結ばないと、シートベントで連結するときに邪魔になるので、後戻り作業とならないよう最初から注意すること。
シートベントで左右連結→さらに上下を連結する。
足元のツェルト余りはねじりあげ、メインロープの中心位置でクローブヒッチ固定、
2018年03月04日 14:36撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:36
シートベントで左右連結→さらに上下を連結する。
足元のツェルト余りはねじりあげ、メインロープの中心位置でクローブヒッチ固定、
メインロープは脛→腰→肩の順に、各カラビナ芯の上からクローブヒッチで連結していく。
2018年03月04日 14:40撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:40
メインロープは脛→腰→肩の順に、各カラビナ芯の上からクローブヒッチで連結していく。
担架完成
2018年03月04日 14:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:41
担架完成
2018年03月04日 14:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:41
カラビナ芯の位置にビレイ用カラビナを装着
2018年03月04日 14:42撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:42
カラビナ芯の位置にビレイ用カラビナを装着
120cm20mm幅(幅が広いほうが肩に食い込まない)スリングを通し、肩に担ぐ。
2018年03月04日 14:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:44
120cm20mm幅(幅が広いほうが肩に食い込まない)スリングを通し、肩に担ぐ。
※以前はたすき掛けと習ったが、万一担架が滑落したさいに巻き込まれるのを防止するために現在は片方の肩で担ぐ、となっているそうです。
2018年03月04日 15:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 15:05
※以前はたすき掛けと習ったが、万一担架が滑落したさいに巻き込まれるのを防止するために現在は片方の肩で担ぐ、となっているそうです。
2か所のアンカーから流動分散
2018年03月04日 15:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 15:11
2か所のアンカーから流動分散
2018年03月04日 15:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 15:11
1/3引き上げシステム
2018年03月04日 15:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 15:21
1/3引き上げシステム
左の人を立ち木に見立てて搬送時のビレイを実演。流しながら取り、立ち木でターンする位置へ動く。搬送に合わせて立ち木の位置をどんどん入れ替えていく。
2018年03月04日 16:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 16:12
左の人を立ち木に見立てて搬送時のビレイを実演。流しながら取り、立ち木でターンする位置へ動く。搬送に合わせて立ち木の位置をどんどん入れ替えていく。
<簡易半雪洞>
掘ったブロックを積み上げて
2018年03月04日 14:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 14:09
<簡易半雪洞>
掘ったブロックを積み上げて
ツェルトを被せて固定するだけ
2018年03月04日 12:34撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 12:34
ツェルトを被せて固定するだけ
人ひとり横たわるサイズなら10分程度で製作できる。
2018年03月04日 12:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 12:33
人ひとり横たわるサイズなら10分程度で製作できる。

装備

個人装備
冬山一般装備 ハーネス カラビナ スリング(ナイロン120cm幅20mm_他ダイニーマ等複数) ビーコン プローブ ショベル

感想

冬山セルフレスキュー講習会@安達太良山
主催:茨城県山岳連盟、日本山岳・スポーツクライミング協会
主管:茨城県山岳連盟(遭難対策委員会)
講習内容:雪山のセルフレスキュー(雪崩のメカニズム、雪質観察、弱層テスト、行動判断、埋没体験、ビーコン・プローブによる捜索法、アンカーの設置と引き上げ引き降し、搬送法など)
参加者:受講生13名、講師2名

3年ぶり5回目の受講。
セルフレスキュー技術は経験や試行錯誤によって更新されていくため、定期的に知識や技術の最新情報を得ることが望ましい。3年ぶりに受講させていただき、更新された技術や、新しい・知らなかった知識を得ることができた。「要救者を助けたい」という気持ちは、個々の技術のみでなく、状況に応じて総合的な判断や指示を的確かつタイムリーに積み重ねて、はじめて叶うものである、という認識を強く持つことができたのが、いちばんの収穫であった。
素晴らしい講習会を開催してくださった、茨城県山岳連盟、遭難対策委員会のN井講師、M下講師、大変ありがとうございました。



・ビーコン捜索訓練は「宝探し」ではない
・心肺停止からの蘇生
 ”雪崩完全埋没者の生存曲線” Brruger H, et.al.; Nature 1994, Resuscitation 2001
 18分後で91%、35分後で34%
 ※参考 えいちてぃーてぃーぴー://www.sangakui.jp/medical/cat20/post_3.html
 データの定義と取扱いにご注意下さい。
・雪崩発生、埋没から15〜35分以内に捜索→掘り出し→CPRを行うために、どうあるべきか?
・救助者の人数、スキル、属性、関係性から、指示者/被指示者と役割分担
・掘る作業は大変で時間を要する。ビーコンプローブ探索と並行して進める。

★後日、平成29年3月27日那須雪崩事故の検証委員会最終報告書をDLして閲覧した。特に救助活動に関する記載は、雪崩事故現場の現実を追体験できる。一読をお薦めしたい。
えいちてぃーてぃーぴー://www.pref.tochigi.lg.jp/m01/documents/20171015_houkokusyo.zip
☆ひさしぶりに茨城県山岳連盟関係者の皆様とお会いして、以前と変わらず接してくださったのが本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

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